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今日の「百獣戦隊ガオレンジャー」は第41話「サンタが来た」でした。

物語は、サンタの格好をした怪人街で子供たちにプレゼントを配っている場面から始まります。

怪人の名前はクリスマスオルグ。陰謀の匂いを感じ取ったガオレンジャーは、さっそく出動しますが…。

子供1「おじちゃん、邪魔。プレゼントがなくなっちゃう」

子供2「ちゃんと並んでるんだからね。割り込みはよして

子供たちのバッシングに少々傷つきながら、めげずにガオレンジャーは配布物の検閲を開始します。

すると、包みの中から「チッチッチッ」という機械音が。とっさに「時限爆弾だ、みんな伏せろ!」と叫び、包みを放り投げます。しかし、中身は単なる目覚し時計でした。

子供3「なんだよ、何でもないじゃないか」

子供4「うそつきー

子供たちのブーイングはさらに加熱。どんどんガオレンジャーの立場がなくなっていきます

それでもどうにか自分たちこそが正義であり、コイツは悪い怪人であると証明すべく、検閲を続けるガオレンジャー。

黒「…何も細工してないみたいだ」

赤「だけど、こいつはオルグだ。みんな、騙されるんじゃない!

白「そうよ、この人は鬼なの。知らない鬼からモノをもらっちゃいけないって言われてるでしょ!」

ついに証拠を発見できず、ガオレンジャーは逆ギレ状態で子供たちに訴え続けます。

子供5「アタマかたいね。おばさんの発想だね

子供6「帰れ!

子供7「帰れ!!

子供8「帰れ!!!

とうとう子供たちの帰れコールが始まり、正義の味方としてのアイデンティティーを失ったガオレンジャー。

結局、「何も悪いことをしてない奴を倒すわけにはいかない」ということで、怪人を放置して引き上げてしまいます


しかし、ひとりムキになったのはガオレッド。「尻尾をつかんでやるぞ」と、クリスマスオルグの尾行を開始します。

ところが、この怪人は行く先々で子供たちにプレゼントを配るだけ。

その行動が「オルグの風上にも置けない」と悪の幹部にリンチされたり、大幹部のラセツ様に「オルグと人間は共存すべきだ」と直訴したり…。そんな彼の姿に、ガオレッドは感動します。

ガオレッド「俺もアンタと同感だ。人間とオルグの和平の道、俺にも手伝わせてくれ!

しかし、クリスマスオルグはその申し出を断ります。レッドが変身アイテムを持ち、いつでも戦えるように構えているからです。

クリスマス「私は武器と言えるものは、何一つ持っていないのです。あるのは、これだけ」

そう言って彼は、汚らしい靴下を取り出します。もしもの時に、匂いで相手を卒倒させるための自衛アイテムなのだそうです。

ためしにその辺の野良犬に使ってみると、効果てきめん。あまりの悪臭に、野良犬はぶっ倒れてけいれんしてしまいました

しかし、和平のためには、そんな自衛アイテムさえ不要だと言うクリスマスオルグ。その靴下をレッドに手渡します。

レッドもお返しに、自分の変身アイテムを「友情の証だ」と預けてしまいました。

クリスマス「いっしょにラセツ様のところへ行って、和平の話し合い、して頂けますか?」

ガオレッド「もちろんだぜ、親友

一方その頃、街では子供たちが次々と行方不明になっていました。レッド以外のガオレンジャー4人は、秘密基地のテレビでそのニュースを知ります。

青「あっ、さっきの生意気なお子様たちだ」

白「私のコトおばさん呼ばわりした子もいる!」

失踪したのは、クリスマスオルグのプレゼントを受け取った子供ばかり。やっぱりアイツは、悪い怪人だったのです。


…しかし、そんなことは全く知らないガオレッド。悪の大幹部・ラセツ様の元に和平の使者として赴きます。

ガオレッド「人類を代表して、ここに宣言する。もう戦いはよそう」

そして、自分たちが互いの武器を預け合ったことを話し、オルグと人間は分かり合えると強調。そんなレッドを前に、ラセツ様は感動したフリをします。

ラセツ様「お、お前たち…!

ガオレッド「分かって…くれるのか

ラセツ様「うんうん、感動した!

そして、泣きながらガオレッドに抱きつくラセツ様(演技)。クリスマスオルグ・ガオレッド・ラセツ様は3人で肩を組み、友情と感動の涙を流し合います

平和が訪れたと信じ切って、すっごいイイ笑顔で喜ぶガオレッド。そのスキに手足を拘束されてしまいました

クリスマス「クックック…。こうもうまく騙されるとはな」

ラセツ様「クリスマスオルグよ、よくやった。さすがはオルグ界一の演技派

クリスマス「いえいえ。ガオレンジャーのリーダーがここまで単細胞だったからこそでございます

しばらく間抜けヅラで呆けていたレッドも、ようやく状況を理解します。

ガオレッド「……おのれ、だましたな!」

クリスマス「へっ、悪いな親友

ラセツ様「だまされるお前が悪いのだ

逆上してラセツ様に挑みかかるレッドですが、変身アイテムもなく、手足も不自由では勝てません。

そこに、テレビで事情を知った青・黒・白・黄が到着。レッドを救出するのかと思ったら、これもあっさり罠にハマり、4人そろって身動きがとれなくなってしまいました。

そこでついに、クリスマスオルグが正体を現します

クリスマス「俺はクリスマスオルグではない。クルシメマスオルグだったのだ!

そして、スノー手裏剣、クルシメ銃、ツリー剣などで攻撃。動けない4人を一気に追い詰めます。

ガオレッド「あの野郎…。武器いっぱい持ってるじゃねぇかよ!

ブチ切れたレッドは、反撃の策を思いつきます。そう、先ほど友情の証に受け取った異常に臭い靴下です。その匂いで敵を卒倒させ、見事、変身アイテムを奪還します。

赤「俺の友情を踏みにじった貴様だけは、絶対に許すわけにはいかない!」

怒りの必殺技で、一度は親友と呼んだ男をブチ殺すガオレッド。行方不明の子供たちも無事に帰ってきて、めでたしめでたしで次回に続くのでした。