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当サイトは、東映スーパー戦隊シリーズ最新作「百獣戦隊ガオレンジャー」を応援しています。
放送開始から11ヶ月。そろそろ次の戦隊に興味が移りそうな時期ですが、ガオレンジャーもまだ最終決戦が控えています。
矢吹ジョーが真っ白に燃え尽きたり、シンジくんが世界の中心でアイを叫んだり。それまで続けてきた物語にどうオトシマエをつけるのかという意味で、最終回は大事です。
戦隊シリーズで印象に残る最終回と言えば…。
「五星戦隊ダイレンジャー」。1度は倒した悪の組織が50年後に復活。すでに老人になった戦隊メンバーに代わってその孫たちが新しいダイレンジャーになり、再び戦いが始まるという幕切れ。
「激走戦隊カーレンジャー」。悪の組織・宇宙の暴走族ボーゾックの構成員たちは無事に更生。焼肉屋になったり、アイドルを目指したり、小学校に入って義務教育をやり直したり…。幹部や怪人たちが新しい道を歩き始めて終わるハッピーエンド。
「太陽戦隊サンバルカン」……については、うどんアタック!(仮称)さんの昨年5月11日に先を越されておりましたので、そちらをご覧ください。
ともあれ、「ガオレンジャー」も間もなく最終決戦。ラスボスとの対決、憎めない悪の幹部の運命、戦隊解散後のメンバーの再就職等々、気になるところです。
しかし、「戦隊基地壊滅」や「メンバー戦死」をすでにやってしまった上に、壊れた基地は1週間で復旧させ、死人はその週の内に生き返らせているガオレンジャー。
最後を締められず、動物型ロボに引っ張られてオモチャが売れただけの戦隊として歴史に名を残さないか心配です。
ともあれ、ここ1ヶ月ほどの放送をざっと振り返り、ラスト5話の放送に備えたいと思います。
第42話「鬼忍者侵略!」
戦隊の魅力の1つに、女幹部のこっ恥ずかしい衣装があります。ところが、「ガオレンジャー」の女幹部・ツエツエさんは非常に露出度が低く、全国のお父さんをガッカリさせ続けていました。
しかし今回、ついに彼女が網タイツの「くの一姿」を披露。聖なる泉に触れて悩ましく悶える姿(?)のオマケ付きで、お色気満載でした。
ところで、ガオレンジャーの隊員には、メインの戦闘員6名以外に、彼らを後方支援する「巫女」がいます。具体的には、彼女はとても料理が上手で、ガオレンジャーの食事を作ってくれたりします。
そこに目をつけた悪の大幹部・ラセツ様。「ぜひ一度、巫女が作ったお弁当を食べてみたい」と思います。そして、女幹部・ツエツエさんに命がけの作戦を実行させます。
まさかお弁当のためだとは知らないツエツエさん。人類滅亡のための一大プロジェクトを任されたと信じて、半死半生になりながら巫女の誘拐に成功します。
それを追いかけてきたガオレンジャーは、ラセツ様を追い詰めます。しかし、ラセツ様は瀕死のツエツエさんの体を盾にして必殺技を防御、巫女を連れて逃げ去ってしまいます。
そして、お弁当のために使い捨てにされたツエツエさんはあえなく死んでしまいました。
第43話「獅子、灼熱する」
前回、巫女を連れ去られてから何も食べていないガオレンジャー。基地で「ひもじいよー」「ひもじいよー」と嘆いています。…どうやら、巫女に作ってもらう以外にご飯の調達方法を知らない模様です。
そんなこんなで、ガオレンジャーは(主に食欲のため)巫女の奪還に乗り出します。しかし、罠にかかって絶対脱出不可能の異世界に閉じ込められてしまいました。絶体絶命のピンチです。
そうして邪魔者のいなくなった現実世界で、「私に毎日お弁当を作れ」と、ラセツ様は巫女に迫っていました。
ところで、ガオレンジャーが操る巨大ロボは、意思を持った巨大な動物たちが合体した姿です。その動物たちは、ガオレンジャーがいなくても活動できます。
そんなわけで、巫女を助けにさっそうと駆けつける動物たち。巨大ロボのサイズからは豆粒ほどに見えるラセツ様に容赦なく巨大攻撃を仕掛けて追っ払いました。
しかし、巫女は助かってもガオレンジャーは異世界に。途方に暮れる巫女ですが、そこで突然、彼女が作った卵焼きが光り出します。
その卵焼きを食べた巨大動物はパワーアップ。異世界にワープして、ガオレンジャーを救出してくれました(なぜ卵焼きが光ったのか、どうして「脱出不可能」の異世界に行って帰れたのか、一切説明はありません)。
ともあれ、巨大動物と卵焼きがあればガオレンジャーいらない気がしました。
第44話「亀岩、落ちる」
ラセツ様の策略にハマって、今度は変身アイテムを壊されたガオレンジャーの5人。生身で戦わなければならず、大ピンチに陥りました。
その危機に、6人目の戦士・ガオシルバーが駆けつけました。唯一変身できる最後の希望の戦士です。
「ここはひとまず、俺に任せておけ!」。格好よく言い放ち、ラセツ様に斬りかかるガオシルバー。かっこいいです!
そして、あっさりひっくり返されて、変身を解かれて、ついでに変身アイテムを落としてしまい、それをラセツ様に踏み壊されて、再変身できなくなってしまいます。
…かっこわる!
そうして、生身で戦うハメになったへっぽこ6人組。「心を1つにすれば勝てる」と終戦間際の大日本帝国のような精神論を支えに戦いますが、もちろん勝てるハズがありません。
おまけに、そのままで十分勝てるのに、ラセツ様は巨大化。絶体絶命です。
その危機にガオレッドは、「腹の中に入ったって大暴れしてやる! 食ってみやがれえぇぇぇ!!」と叫びながら特攻します。
最後まで諦めない戦士の描写なのか恐怖で気が狂った男の描写なのか分かりませんが、とにかく全長60m前後の化け物に丸腰で突貫では犬死にあるのみです。
案の定、レッドはラセツ様にパクリと食べられてしまいました。
しかし幸運にも、まだ口の中にあるうちに、駆けつけた巨大動物たちがラセツ様を攻撃。レッドを吐き出させてくれました。
壊された変身アイテムも巨大動物が超能力で直してくれて元通り。ついでに巨大動物が合体したロボで、めでたくラセツ様を瞬殺しました。
やっぱり、巨大動物がいればガオレンジャーいりません。
第45話「闘い終わらず」
年末の大掃除ということで、ガオレンジャーは秘密基地の復旧作業に追われています。
一方、それに参加せず、緑に包まれて1人お昼寝中のガオシルバー。そういう時だけ一匹狼なのもどうかと思います。
その頃、悪の本拠地では、男幹部・ヤバイバさんがたそがれていました。
元々、指導者が「大幹部1名、幹部2名(男女1人ずつ)」の零細組織。女幹部と大幹部を続けて失い、ヤバイバはひとりぼっちになっていたのです。
仲間を失った怒りをガオレンジャーにぶつけようと、ヤバイバの復讐戦が始まります。首尾よく巫女を人質にとり、「俺の言うことを聞け」とガオレンジャーを脅すのです。
ところが、この圧倒的優位な状況から何をするのかと思いきや、ヤバイバさんは巨大ロボを踊らせるように命令します。
ヤバイバ「情熱的に踊れッ!」
困惑しながら、とにかく巨大ロボを踊らせるガオレンジャー。確かに醜態ですが、もっと他の復讐方法がある気がします。
青「うまく踊れてるのかな?」
赤「大丈夫だ! …と思う」
白「そうよ。十分情熱的だわ」
ともあれ、そんなヤバイバさんはガオシルバーに洗面器で殴られて敗北。サービスの入浴シーンを挟んで、次回に続くのでした。
第46話「正月が襲う!」
以前、巫女がさらわれて敵の本拠地に連れて行かれたことがありました。そこで、その時の記憶をたどって、敵本拠地を一気に奇襲・せん滅という作戦を立てるガオレンジャー。
それなら大掃除の前に行っておけという気もしますが、とにかく「つり橋」「硫黄のにおい」といった手がかりをたどりながら、確実に敵本拠地に迫って行きます。
慌てたのは、敵の方です。何人かの幹部を失い、残存戦力は男幹部1名と怪人1名、戦闘員若干名。いま殴り込まれては、手も足も出ません。
そこで、男幹部・ヤバイバは作戦を立てます。怪人がお正月にちなんだお正月対決を挑んでガオレンジャーを足止め、その間に戦闘員が本拠地の周辺一帯を土木工事で荒野に変えて手がかりをなくすのです。
そんな策略があるとも知らず、怪人にお正月勝負を挑まれたガオレンジャー。無視すればいいのに、しっかり挑戦を受けてしまいます。
ところが、羽つき・カルタ・コマ回しと3連敗すると、ガオレッドは「もう我慢ならん!」と逆ギレ。肉弾戦に切り替えて、怪人をブチ殺しました。
ともあれ、そんなお正月勝負の間に、ヤバイバは作業を完遂。本拠地の周囲は地平線まで見渡す限り何にもない荒野になってしまい、ガオレンジャーは手がかりを失って途方に暮れるだけ。
奇襲作戦は失敗。つくづく使えない連中だという感じが強調されたところで、次回に続くのでした。
さて。
第51話で最後なので、残る放送は5回。第47話で最後の怪人と対決し、48~51話まで4週にわたって最終決戦が繰り広げられると思います。
ちなみに、これまで倒された歴代の幹部は目の化け物と耳の化け物と口の化け物。この3名が復活・合体して巨大な顔の化け物になる展開が予想されますが、まさかそれがラスボスという安直な方法は採らないと信じたいところです。
ネットアイドルちゆはガオレンジャーを応援しています。