クリムゾンの安らぎ
オリジナル
エロ作家として知られるクリムゾン先生も若いころは、エロ同人を描きながら少年漫画家を目指しておられました。
その際、雪月花正大(せつげつかまさひろ)のペンネームで『マガジン』などに投稿しており、佳作の受賞時にはMMRイケダによるクリムゾン先生へのダメ出しという貴重なシチュエーションも存在します。
個人的には、もしもクリムゾン姉の陵辱エロ同人を作るなら、攻めキャラにはイケダがふさわしいと思います(もしくはMMR全員による輪姦。たぶん1時間イクのを我慢したらマガジンで連載できるとかそういう展開。まあ、最近だったら、MOODYZのスタッフにだまされてAVに出演させられるクリ姉とかも良いと思いますけど)。
ともあれ、当時のエロ同人のあとがきには、「以前わたしはマガジングランプリを獲得してマガジンに担当がいましたが、最近になって私の担当者はジャンプの編集者にかわりました。そのうち赤マルジャンプなどに掲載されたら、読者アンケートのはがきを是非送ってください。これは本当におねがいします。(笑)」なんて記述もありました(2001年10月発行の『蝕み4』)。
で、この受賞作『安らぎの女神が残酷なおくりもの』を「できるだけ多くの人に読んでもらいたいです」ということで同人誌にして頒布したのが、『クリムゾンの安らぎ』になります。
しかし、その後もクリムゾン作品が赤マルジャンプに掲載されることはなく、「商業作家になるつもりはありません。商業作家は出版社や担当などとの連携がめんどうなので」という宣言も出て、結局、クリムゾン先生はWEBで週刊連載した少年漫画的なコミックスを自費出版するという『蒼い世界の中心で』の境地に至り、さらにそれに自腹マネーをブチ込んで(想像)テレビアニメ化してしまうという流れになります。
【註記】
昔は、サークル名はクリムゾン、作家名はカーマインという使い分けがあって、姉とか弟とかアナスタシア・シェスタコワとかもややこしいのですが、今回は適当に流しています。
いちおう公式設定としては、藤子不二雄先生のAとFのように、クリムゾン先生には姉と弟がいて、『公主陵辱』『翻弄する魔道士』は姉単独、『繰り返す悪夢』『蝕み』は弟単独の作品だという話です。
『繰り返す悪夢 三』のあとがきの記名などから、雪月花正大=弟と解釈する向きもあるのですが、『クリムゾンクロニクル』の記述(弟は02年春にエロ同人を引退)と03年のエロ同人『RUN』の記述(「こんなにマジメにネームを考えたのは、かつて投稿してたとき以来です」)などから、雪月花正大も姉弟の共同名義と解釈する方が整合性はあるかもしれません。
なお、『安らぎの女神が残酷なおくりもの』の一部設定は、『蒼い世界の中心で』のキラーの設定の原型になっています。
また、2ちゃんねる研究のzenhiteiさんが巨乳女子大生だと考えられているのと同じように、クリ姉は『BLACK CAT』のセフィリアのようにグラマラスかつスーパーモデル系のウルトラセクシー美女だというのが通説です。