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今週の「百獣戦隊ガオレンジャー」は第33話「少年が祈る。」でした。
ガオレンジャーは、なぜか真っ暗な部屋に4人輪になって突っ立ちながら作戦会議。1人だけ輪から外れたレッドも、不自然に屈んだ姿勢からニョッキリ立ち上がりながら発言します。
妙に演出がはっちゃけてると思ったら、今回の監督は舞原賢三さん。「エコエコアザラク」やら「アナザヘヴン」やら「木曜の怪談」やら「怪奇倶楽部」やら「雀魔アカギ」やら「仮面天使ロゼッタ」やら「千年王国3銃士ヴァニーナイツ」やらを撮ってこられた方です。
そんなこんなで、リストラ直前の旧幹部のエネルギーを吸い取ってパワーアップした新幹部がアッサリ倒されるお話でした。
さて。
今週の「タイムショック」に、ガオレンジャーチームが出演しました。プログラム改変時の番組宣伝用特番とは言え、先日の「仮面ライダーアギト」に続いてのゴールデンタイム進出です。
クイズの間にミニドラマが挿入され、「ガオレンジャー」番外編のような雰囲気。その設定から役と素の境界をさまよう役者さん達の姿が面白いです。
まず、1人目の回答者はガオブラック。
質問「ガオレンジャーになって良かったことは?」
ガオブラック「安定収入が得られることです!」
そしてブラック、自分の年収は400万円だとカミングアウト。実は、ブラック役の酒井さんはことあるごとに収入の話をされる方で、ご自身のホームページの日記にもしょっちゅう金の話が出てきます。
4月17日
昨日、ギャラが入った。
初ギャラ!?...耳を疑ったあなたの為に、もう一度!
「初ギャラだ~~~!!」
なんと驚くなかれ、去年12月からの準備及び撮影を含めた期間、私は私財(そんなモン全くねえが...)を削り、オルグと戦っていた訳です。
オルグにやられる以前に私は自らの罪によって葬られるところだった訳です。(業界では、大抵3月後にギャラは振り込まれるのでこの場合に限らず、東映の支払いが遅かった訳ではない。去年及び一昨年の競馬でツッ込みすぎた酒井の自業自得が招いた当然の事態と言える....)
子供の夢をブチ壊してくれる内容ですが、ちびっ子は役者さんのホームページなんて読まないからいいのかな……と思っていたら、ゴールデンタイムで「安定収入」言い放つとは。
ともあれ、ガオレンジャーになる前は競馬とパチンコで食いつないでいたというギャンブラー酒井さん。ブラック役から素に戻ってクイズに挑み、見事に10問正解。400万円をゲットしました。
続いての回答者はガオホワイト。「1000万円もらえたら、ホワイトタイガーを飼いたい」とコメントします。
そういえば、「兄弟拳バイクロッサー」でバイクロッサー・ギンを演じていた役者さんは愛車を猛スピードでブッ飛ばして交通事故で他界されました。
本当に飼われるなら、「麗しの白虎・ガオホワイト、家で飼っていたホワイトタイガーに食われて死亡」なんて三面記事にならないよう、お気をつけください。
そこに突然、悪の女幹部・ツエツエ様が乱入。金のためにガオレンジャーと和解して、ツエツエ様みずからクイズに挑みます。
「自信がない」と不安で涙目になりながら、どうにか7問正解でホッとするツエツエ様。35歳だけど萌えます。
次の回答者は、1000年の眠りから蘇ったという設定の戦士・ガオシルバー。本編と違ってメガネをかけての登場です。
問題「アントニオ猪木の得意技は、”かかと落とし”と”延髄斬り”のどっち?」
シルバー「十六文キック!」
…やはり、平安時代の人間には厳しかったのでしょうか。というか役者さんアホです。
ともあれ、新聞のテレビ欄に「超美形ガオレンジャー登場」と書いてあったのは彼のことだったようで、手堅くお姉さま方のハートをキャッチしたシルバー役・玉山鉄二さん。メガネに悩殺された方々が押し寄せて、公式ホームページのカウンタもギュンギュン回っています。
そして、最後の回答者はガオレッド。ジャンルはアニメ問題です。
そう難しくないクイズだとは言え、「クレヨンしんちゃんの声優は矢島晶子さん」とか知っておられます。9問正解で300万円獲得。ついでにレッド役・金子さんにはアニオタ疑惑が浮上して、好感度アップです。
そうして、無事に合計950万円を獲得したガオレンジャー。最後はプロデューサーの元に駆け寄り、プロデューサーを胴上げします。
賞金の行方が気になりますが、年収400万円のブラックにボーナスは出るのでしょうか。
ネットアイドルちゆは、影が薄かったブルーとイエローも応援しています。