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今週の「百獣戦隊ガオレンジャー」は、第25話「三代目 鬼姫参上」でした。
百獣戦隊のメンバーは赤・青・黒・黄・白の5人。そこに先週から、ガオシルバーが加わりました。
さっそく、「パ~ッと、お祝いのパーティーくらいやりたいな!」と浮かれるレッド。
「心を癒し、人と人との溝をも埋める。それは、歌! いっつ、からおけ!」
間違ったテンションで絶叫するイエローに従って、カラオケパーティーを開くことになりました。
そう決まったところで、街に怪人が現われます。さっそく出動するガオレンジャー。
しかし、あっというまにピンチに陥ります。そこに、さっそうと助けに来るガオシルバー。
赤「シルバー、来てくれたのか」
銀「お前たちに会いに来たんじゃない。風が俺を呼んだだけだ」
シルバーが敵を追っ払ってくれた後で、カラオケパーティーのことを話す百獣戦隊。
「カラオケ…、音曲の宴か?」
平安時代の人間でありながらビリヤードの名手であるガオシルバーですが、カラオケについては分かっているのか分かっていないのか微妙な反応です。
ともあれ、「今は音曲を楽しむ気にはなれない」などと断わられてしまいました。
しかし、1人になってから女の子と楽しくデュエットしている自分を妄想して、やっぱり考え直すガオシルバー。
「もう1度さそってくれたら、うんと言おうかな。そうだな、あまり拒むのも悪い」。
そして、「そうと決まれば」と歌の練習を始めますが、その後は何の連絡も来ません。
「もう誘ってくれないのかな…」。ガオシルバーはスネてしまいました。
その頃、街では人間がネコ語しか喋れなくなるという事件が発生。シルバー以外の5人は、さっそく現場に駆けつけます。
被害者A「ニャオニャウニャオニャウ」
被害者B「ミャウミュウミャウミュウ」
ガオレッドによると、被害者たちは「カラオケしてたら、こんな声になっちゃった」と言っているそうです。
「何で分かるんだよ」と問われて、誇らしげに答えるガオレッド。
「俺は獣医だ」
ともあれ、ガオレンジャーは、被害者が歌っていたカラオケボックスの調査を開始します。
黄「ここは…! いいカラオケルームだ」
赤「確かに、イイ! 新曲も充実している」
そして、「事件が起きたときの状況を忠実に再現するんだ」と言って、カラオケを始めるガオレンジャー。
案の定、5人全員ネコ語しか話せなくなってしまいました。
そこで正体を現わす今週の怪人・カラオケオルグ。
カラオケオルグが変身したカラオケマシンで歌うと、ネコ語しか喋れなくなってしまうのです。
罠にハマった5人は、変身の掛け声「ガオアクセス!」も「ニャオアクセス!」としか発音できません。
叫ばないと変身できないので、生身のままで戦うしかありません。すぐにボコボコにされて、絶体絶命のピンチです。
そこに、またまた助けに来るガオシルバー。
「俺を誘わないからこんな目に」などとまだスネていますが、カラオケオルグを1人で秒殺してくれました。
カラオケオルグが死ぬと、声も元に戻ります。「治った治った」と大喜びのガオレンジャーは、その辺の被害者A・Bと何ら変わりません。
シルバー1人いれば地球の平和は守れそうです。
そして、巨大化戦闘。申し訳程度にガオレンジャーが活躍して、今週の戦いは終わりました。
最後に、ガオシルバーと会話して友情を深めます。
赤「また、いっしょに戦ってくれるよな」
銀「オルグあるところ風が吹き、その風は必ず俺を呼ぶ」
そう言い残して、いずこともなく去っていくガオシルバー。
「アンタ…。アンタ、格好いいよ!! 嗚呼…ッ!」
なぜかイエローが絶叫して、次回に続くのでした。