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毎週日曜日に好評放送中の「百獣戦隊ガオレンジャー」。それに登場するのは、5人の正義の戦士たちです。
ガオレッド | 獣医。動物の心が分かる(自称)。 |
ガオイエロー | 自衛官。口癖は「がっでむ」。 |
ガオホワイト | 虎殺しの父に育てられ、武術専門学校に通う少女。 |
ガオブルー | フリーター。口癖は「ネバギバ」。 |
ガオブラック | 力士の夢に挫折して花屋になった男。 |
そして、ブルー(男)とブラック(男)の愛の軌跡を描きつつ、この5人が悪い怪人を理屈抜きで爆殺して歩く物語が展開されます。
ところが、ガオレンジャーには強力なライバルが存在します。
名はロウキ(狼鬼)。
その戦闘能力は、百獣戦隊を圧倒的に上回ります。ガオレンジャーが森喜朗ならば、ロウキは小泉純一郎だと言えるでしょう。
さらに、ガオレンジャーと同じように、ロウキも巨大ロボットを所有。巨大ロボの戦闘能力もまた、ロウキの方が上です。
ところが、先週放送された第21話のクライマックス、その巨大ロボ同士の戦闘中のことです。
突然、死ぬ間際におじいちゃんの顔が見えるように、空中にトゲトゲ頭のロボットの姿が浮かび上がりました。
ガオゴッドと名乗るソイツは、ロウキに「思い出せ…思い出すのだ…」と呼びかけてきます。
「何を思い出せというのだ?」。ロウキが困惑したそのスキに、すかさず必殺技を叩き込むガオレンジャー。ダメージを負ったロウキは逃げ出してしまいました。
そのエピソードを受けて、今週は第22話「巨牛、壊れる!!」が放送されました。
ガオレンジャーは、いつものように秘密基地でくつろいでいます。
張り手の練習をするブラック。お祭りで売ってるピーヒョロ笛で遊ぶホワイト。知恵の輪が解けなくてイライラしているイエロー。
そこで、ガオゴッドの話になります。深夜に全裸で水浴びしていた変態男などの手がかりから、「ロウキの正体はガオの戦士の仲間なのだ」と強引な論理で決めつけるガオレンジャー。
場面は変わって、とあるグラウンド。今週の怪人・芝刈機オルグが、芝を刈っています。
そこに、我らがガオレンジャーが駆けつけます。
赤色「何やってんだ、オルグ!」
怪人「え~っ、芝刈ってるに決まってんだろ」
黄色「フザけた野郎だ」
赤色「行くぞ!」
ただ芝を刈っていただけの怪人に、問答無用で襲いかかるガオレンジャー。
ところで、動物をモチーフにする百獣戦隊は四つん這いで走ります。しかし、そんな走り方をグラウンドですると、芝がメチャクチャになってしまいます。
芝刈機オルグ「やめろー、芝掘るなぁー!」
ガオブラック「あっ、ごめんなさい」
あわてて掘った穴を元通りに埋め直す、律儀なブラック。
ともあれ、善戦むなしく敗北した芝刈機オルグ。戦隊シリーズ25年の伝統に従って、巨大化します。ガオレンジャーも巨大ロボを持ち出して、巨大化戦闘に突入します。
しかし、芝を刈るための装備は充実している芝刈機オルグ。芝刈り用カッターで巨大ロボの足を破壊して、立てなくしてしまいます。
でも、足がダメなら手があります。
巨大ロボ、逆立ち。
そして、逆立ちしたまま必殺技を発射。めでたく芝刈機オルグを爆死させました。
そこに、今度はロウキが登場。
「お前は戦士の仲間だったんだ!」と説得しようとするガオレンジャーですが、ロウキは悪の幹部に洗脳されているので聞く耳を持ちません。
そこに、再び登場するトゲトゲ頭ことガオゴッド。「ロウキ、思い出せ。思い出さんのか!?」と、偉そうに説教します。
でも、ロウキの強固な洗脳は解けません。
トゲトゲ頭はスゴスゴと退場。ロウキも去っていってしまいました。
そんなこんなで、次回第23話「狼鬼、死す!?」に続きます。