本文
百獣戦隊ガオレンジャーの仲間に、「パワーアニマル」と呼ばれるメタリック光沢の巨大動物たちがいます。
第1話から出ているのは、ガオライオン・ガオイーグル・ガオシャーク・ガオバイソン・ガオタイガー。この5体が合体して、巨大ロボ・ガオキングになります(DX超合金・百獣合体ガオキングは6000円)。
また、その基本5体とは別に、ガオキングが装備する剣やら槍やらに変形できるオプション用アニマルも存在します。
ガオエレファント(超合金は1500円)、ガオジュラフ(同じく1500円)、ガオベアー&ガオポーラー(2体セットで3000円)、そしてガオゴリラ(2000円)。
安いものをたくさん買わせる「質より量」作戦ということで、しめて1万4000円です(まだ増える予定)。目下の疑問は、どうしてガオコングではなくガオゴリラなのかという点でしょうか。
さて。
先々週、そのパワーアニマルの一体・ガオエレファント(漢字で書くと牙吠象)が、強力な敵の新幹部・ロウキに誘拐されてしまいました。それを受けて、本日放送されたのは第17話「象が消えて…」。
強敵・ロウキに2週続けて負けた百獣戦隊は、トレーニングを開始します。とりあえず町内をジョギングする青・白・黒の3人。
その途中に偶然立ち寄った売店で、「鬼ヶ平高原に巨大象が出現」というスポーツ新聞の記事を発見します。
「もしかして、ガオエレファントのことかも」。トレーニングのことなどマッハの速度で忘却した白と青は現場に向かうことに。「日帰り鬼ヶ平高原バスツアー」に参加して、観光バスに乗り込みます。
しかし、それは実はニセ情報。売店のおばちゃんは敵の女幹部・ツエツエさんの変装だったのです。
さらに、日帰りツアーも敵が仕組んだ罠。もちろんバスガイドは敵の女幹部・ツエツエさんの変装です。名乗った偽名が杖野杖子で視聴者にはバレバレですが、白と青は全く気がつきません。
一方、白&青のお出かけを知った他のメンバー。
赤「よりによって二人組ガキんちょユニットで!?」
信用ゼロの白(17歳)と青(19歳)を助けるため、さっそく走って鬼ヶ平高原に向かう残り3人。お一人様7500円の日帰りバスツアーの白&青とは一味違うストイックな移動。大人です。
その頃、鬼ヶ平高原で待ち構えていた怪人に襲われて苦戦中の二人組ガキんちょユニットは青春真っ盛り。
青(男)「すまない。こんな罠におびき寄せられたのも、俺が軽率だったから…」
白(女)「ううん、ガムシャラに突っ走るところがブルーのいいところよ」
これでフォローしてるつもりなのでしょうか。しかし、バカなのでこの一言で元気づけられたブルーは快心の反撃。
青「ホワイトのことなら勇気100倍!ネバギバだぜぇ!」
それは愛の告白と解釈してよいのでしょうか。だとしたら浮気です。
ともあれ、そうして敵を半殺しにしたところに、ちょうど駆けつける大人3人。まるでモロボシダンのような素晴らしいタイミングです。
赤「ガキんちょユニットにしちゃ上出来だぜ!」
遅れて来たわりに保護者気取りで偉そうですが、とにかく5人そろわないとできない締めの必殺技で怪人を倒します。
そこに強敵・ロウキが登場。彼が登場すると急に場がシリアスになり、ちゆニュースに書くことがなくなって困ります。
この強敵・ロウキも、ガオレンジャーと同じような「パワーアニマル」を持っています。ガオウルフ・ガオリゲーター・ガオハンマーヘッドと、セレクトはややマニアック。
そしてその3体が合体して、悪の巨大ロボ・ガオハンターが誕生します。名前は往年の戦隊の名敵役・バイオハンターシルバみたいで格好いいです。ちなみに身長62メートル・体重6600トン。超合金は5000円。
ガオハンターの圧倒的な火力の前に、百獣戦隊はあえなく敗北。これで3連敗です。やっぱりトレーニングを途中ですっぽかしたからでしょうか。
挙句の果てにパワーアニマルの一体・ガオジュラフまで誘拐されてしまい、落ち込むガオレンジャー。しかし、そこはリーダーのレッドが盛り上げます。
赤「こんな時こそ俺たち5人、力を合わせて頑張ろうぜ。ブルー、ネバギバだろ!」
青「うん…! ネバーギブアップ」
白「ネバーギブアップ!」
そして盛り上げ系のBGMが流れ、締めのナレーションが入ります。
「三体の魔獣は、ガオハンターという邪なる王に合体しました。はたしてガオレンジャーはロウキに勝つことができるのでしょうか。皆さん、応援してください。がんばれガオレンジャー、負けるなガオレンジャー!」
そんなこと頼まれてしまいましたら、ちゆの言うことは一つしかありません。
ネットアイドルちゆはガオレンジャーを応援しています。