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日曜日は「百獣戦隊ガオレンジャー」について書くことが非常に多いのですが、広い世の中には特撮ファンでない人もいる可能性もないことはないですし、いつも同じネタを繰り返すのは気が引けます。
そこで今日は違う話題を…と思ったのですが他にネタが見つからず、今日も元気にガオレンジャーです。
さて。五人で戦うヒーローには、役割分担が存在します。
熱血リーダーのレッド・クールなナンバー2のブルー・紅一点のピンク・ガキのグリーン・デブでカレー好きのイエローが最もスタンダードな形ですが、ガオレンジャーの場合は、熱血リーダーのレッド・クールなナンバー2のイエロー・紅一点のホワイト・ガキのブルー・筋肉バカのブラックという構成になっております。
そのガキのブルーと筋肉バカのブラックが第一話から妙にベタベタしておりまして、夢見るやおい少女ならば同人誌の一冊や二冊作れそうな勢いです。どうしてガキと筋肉バカがラブラブなのでしょうか、今日放送された第四話「二人でネバギバ!!」でその謎が明かされました。
実は、高所恐怖症のブラックがビルの谷間を飛び越えそこなって墜落死しそうになったとき、励まして引っ張り上げてくれたのがブルーだったのです。以下はその回想シーンで、ビルから落ちそうなブラックの手を、ブルーがかろうじて掴んでいるところです。
青「ブラック、しっかり捕まってろ!」
黒「…もう駄目だ」
青「諦めるな! ネバーギブアップ、ネバギバだ!」
黒「ネバギバ!?」
青「命はリセットできないんだぞ。最後の最後まで頑張るんだ!」
黒「ネバギバ!」
青「ネバギバ!」
二人「ネバギバ!!」(ブラック、助かる)
…ちょっと変な人たちに見えなくもないですが、絶壁から落ちそうな友人を「ファイトいっぱぁつ!」と叫びながら引っ張り上げる人もいますし、友人が墜落死しそうな時には普通のリアクションなのでしょう。とにかくその出来事があって以来、筋肉バカのブラックはガキのブルーをお慕い申し上げているというわけです。
第四話のエピソードは、この仲良しの二人が喧嘩して仲直りして絆を深めるという話でした。もちろん仲直りした後の戦闘では、友情の絆が生み出す素敵な合体攻撃が悪い怪人に炸裂します!
ブラック「ブルー!」 ブルー「オッケィ!」 刃物を構えたブルーをブラックが人間魚雷のように投げ飛ばして攻撃。
ブラック「ブルー、今だ!」 ブルー「うん!」 刃物を構えたブルーをブラックがジャイアントスイングで振り回し、人間金属バットのようにして攻撃。
…ブルーはモノ扱いです。
話は変わって、今回もう一つの見どころが敵の女幹部・ツエツエさんです。
基本的には「鬼は内、福は外」のかけ声で怪人を巨大化させる役どころなのですが、特撮の女幹部の宿命で全裸より恥ずかしいコスプレをしています。
そのツエツエさん、役者さんが慣れてきたのか吹っ切れたのか、今日は特にとても嬉しそうでした。何か人間として大切なものを見失ってしまったようにも見えます。ちなみに、以下は紅一点のホワイトとの戦闘中の会話です。
ツエツエ「小娘ちゃぁん、あたしに逆らおうとするなんて千年早いわよ」
ホワイト「おばさんこそ、無理すると腰痛になっちゃうわよ」
ツエツエ「オバサン? ゴージャスなお姉さまとお呼びっ!」
ネットアイドルちゆはツエツエを応援しています。