嫁姑バトル漫画「羅刹の家」で知られるレディコミ作家・井出智香恵先生の娘は、香代乃先生という少女漫画家です。
香代乃先生は、言語感覚やキャラクター造形のワンダーっぷりに定評があり、「美メン」と書いて「ビーメン」と読ませたりします。
さて、先日スタートした香代乃先生の連載は、その「美メン」という造語をなぜか強烈にプッシュしている漫画「美メン華族」。
優秀な男性と子作りするために人間界にやってきた巨乳の魔女・めるもが、華族荘という建物で4人の美メンと同居する物語です。
要するにひなた荘に美形男がいっぱいの「ラブひな」みたいなものですが、その「美メンたち」の内訳は……。
- (1)星くん
- 名前は「星」と書いて「キラリ」と読みます。戦隊モノでデビューした役者で、「美しさは罪」が口癖のナルシストです(最近の少女漫画では、特撮俳優も憧れの男性の一種らしいです)。
- (2)ヤン先生
- 現代日本が舞台の物語なのに、この人だけ顔が平安貴族。もちろん、眉毛も全部剃り落としてからポツンと描き直す平安メイクです。
- (3)ウエンツ丹波くん
- 米国人とのハーフ。スネ夫が武装錬金したような髪型が特徴です。
- (4)力丸くん
- 初対面の相手に向かって「天才なのでアインシュタインと呼んでください」と自己紹介するスゴイ奴。「天才なのでアインシュタイン~」という理屈もよく分かりませんし、本名より遥かに長いアダ名は純粋に呼びにくそうです。その後も「天才」とは設定だけのアホ言動を連発します。
これが美メンだ!
さあ、この中から1人選んで子作りしろと言われても……。全員ツラは整っているのに常識がないのがキツイです。
ネットアイドルちゆは「美メン華族」を応援しています。