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平成20年3月4日 「なんだってー!」と「なんですってー!」の使い分け

 昔、マガジンに「MMR」という漫画がありました。

 「イースター島に超古代文明を築いた超古代人は日本人の祖先だったんだよ!!
 「な 何だって───!?」

 ……といった内容から、「MMR」といえば「なんだってー!」というイメージですが、実は、たまに「なんですってー!」と叫ぶこともあります。

『MMR』 第09巻155頁

 そう、「MMR」の隊員は講談社の社員
 当然、ビジネスマナーは完璧なので、たとえ破滅の危機に驚愕していても取材先では敬語を忘れないのです。



 また、リーダーであるキバヤシへの口のきき方は、

 ・ナワヤ
 ・ナワヤ以外の隊員
: タメ語
: 敬語

 ……という序列なので、キバヤシの台詞に対しては、ナワヤ以外の隊員は「なんですってー!」と叫ぶのが本来の形ですが、

『MMR』 第13巻131頁

 叫び声がバラバラだと決まらないので、4人の時はナワヤの「なんだってー!」に揃えているようです。

 もちろん、ナワヤが参加しない時は、

『MMR』 第11巻048〜049頁

 ちゃんと敬語になります

 つまり、下っ端の隊員たちは、人類滅亡の恐怖におののきながらも、いちいちナワヤの存在によって「なんだってー!」と「なんですってー!」を使い分けているのです。



 ……と、ここで終わればキレイにまとまったのですが、実は1回だけ、ナワヤがいるのに「なんですってー!」と叫んだ例外があります。

  ↓断言中のキバヤシの足
『MMR』 第07巻131頁

 えっと、これについては、「実はこのときのナワヤには地球外生命体が憑依していたんだよ!」とか、「ナワヤとタナカを入れ替えるとカタワになる!」とか、いろいろ考えてみたのですけど、あまり面白い説明にならなかったのでやめておきます。
 まあ、普通に「タナカが間違えた」とかでいいんじゃないでしょうか(ネギを振り回しながら)。

 そんなこんなで、社会人たるもの敬語は大事というお話でした。

 そういえば、最近の「問題提起コミック」シリーズでは、リーダーのスズキが、4人の部下のうちナワヤにだけ「さん」付けなのですが……。

『少年マガジン』 2007年10号 203頁

 副編集長のスズキが、いまだにヒラ編集のナワヤに敬語を使う理由は、年上の部下というやつかと推測されます。
 この辺、読者のチビッコが混乱しそうな気もしますけど、正しい敬語のためなら読者への配慮など要らぬ!という判断なのでしょう。

 ネットアイドルちゆはナワヤさんを応援しています。

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