平成15年2月17日 | ビートネオンが龍騎のキャラソンを配信 |
カラオケに行くと、「この曲が配信されてるなんてスゴイ!」「この曲が入ってるのに、あの曲はダメなんて…」といったことが、よくあります。 たとえば、“セガカラ”に配信されている「ミスター味っ子」の曲。オープニング主題歌の「ルネッサンス情熱」が入っていないのに、マイナーなイメージソング「味皇料理会会歌」はあります。 「遠くフランスにいる下仲よ…。聞こえるか、この我々の心の歌声が。『くちへん』に『未だ』と書いて味と読む。重ね求めよ、料理の工夫。 腕だ! 心だ! (中略) 精進せいよ!」という間奏の台詞までバッチリ歌詞表示されて親切です。 また、最近では、仮面ライダー関係の主題歌でなぜか唯一どこからも無視されていた「仮面ライダーZX」の「ドラゴン・ロード」が“HyperJoy”に配信されたのが良かったです。 そんな感じで、アニメや特撮の曲なんて、イメージソングはおろか、主題歌でさえなかなか配信されないのが普通です。 ところが先日、“ビートネオン”が「仮面ライダー龍騎」のキャラクターソングを2曲も入れてくれました。配信されたのは、仮面ライダーナイトの歌と、仮面ライダー王蛇の歌。 嬉しいことですが、ちゆとしては、仮面ライダーゾルダの歌が配信されなかったのが残念です。 仮面ライダーゾルダは、「龍騎」に登場した4人目のライダー。変身するのは金持ちでハンサムでナルシストなスーパー弁護士です。キャノンやランチャーなど、強力な飛び道具をたくさん持ち、剣やムチで戦っている敵を遠くからバシバシ砲撃して倒します。 必殺技は「エンドオブワールド」。全火力による一斉砲火で、全身にダイナマイトを巻いた老人の集団がガソリンスタンドに突っ込んだような規模の大爆発を起こします。他のライダーの必殺技は単なるキン肉ドライバーだったりするので、かなり凶悪です。 そして、何よりちゆが魅力を感じるのは、そのゾルダを演じる役者・涼平さんのキャラクターです。 身長188cm。本業はモデル。NTT DOCOMOなどのCMにも出演した彼ですが、公式ホームページのプロフィール欄には、「好きなアニメ:ガンダム・バイファム・エルガイム・ザブングル・ボトムズ」と明記されています。 また、涼平さんはガンダムのゼータプラス(単なるゼータではなく、ゼータプラス)に並々ならぬ執着をお持ちで、ことあるごとに「ゼータプラスが好きだ」「ゼータプラスが好きだ」と発言しておられます。 特にスゴかったのは、「電撃ホビーマガジン」に掲載されたトーク。 同じコーナーで、他のライダーを演じる役者さんは撮影秘話などを話しているのに、涼平さんは自ら改造したプラモデルを持ち込んで解説を始めてしまいます。 「このハロは基本的にティターンズのカラーなんですよ」 「改造のポイントは手ですね」 「グリップできるようにMGジムクェルの手首に替えてあるんです」 「糸鋸で一部分切断して、ヤスリで削ってクラフト用ドリルで穴を」 「画期的でしょ? これはぜひバンダイさんで商品化して欲しい」 写真集のプロフィールでは「自他共に認めるおもちゃフリーク」という言葉遊びで誤魔化していましたが、こいつは真性です。 ちなみに全然関係ありませんが、かつて仮面ライダーブラックを演じた役者さんは特撮オタク過ぎて他の出演者から避けられており、「いっしょに撮るのがイヤ」という理由で、新しく撮影する予定の場面を以前のフィルムの使い回しで済まされたという伝説があります。 さて、そんな涼平さんが熱唱しておられるのが、仮面ライダーゾルダのイメージソング「消えない虹」。 「あかね色の」という歌い出しで、いきなり「あっかっねっ色っのっ♪」と素敵に軽快なスタッカートを炸裂させるなど、さすが涼平と唸らせる見事な仕上がりです。レコーディングに7時間かけたというだけのことはあります。 その独特の高音・リズム感・音楽センスに、繰り返し聞いているとイントロだけで笑ってしまうようになります。 トークライブにて、涼平さんご自身が「1日3回以上聞かないでください、脳がおかしくなるので」と仰られたそうですが、まったくその通りです。 ネットアイドルちゆは「消えない虹」のカラオケ配信を応援しています。 |