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平成14年4月23日 ディズニーの同人誌は印刷しません

 ちゆは時々、雑誌にコラムを書かせて頂いております。でも、そこでは、ホームページのように好き勝手にキチガイとかコジキとか書けません。

 たとえば、某誌の原稿で試みに「土人化」と書いてみたところ、「●●化」と伏せ字になりました。さすがに伏せ字の中身が想像できないのはどうかと思ったので、「アフリカで野生化」に直したら通りました。
 また、両手足が切断された状態を「ダルマ」と表現してみたところ、「ダ●マ」と伏せ字になりました。理由を聞くと、なにかヤクザ屋さんがどうとかと怒られてしまいました。

 そんな感じで、世の中には言ってよい言葉と悪い言葉があるらしいのですが、特に「要注意」とされているのがディズニーと小学館。とにかく著作権に厳しいことで有名です。

 たとえば小学館の場合、「著作権について」によると、ホームページで「ドラえもん」のあらすじを紹介したり、自分で描いた「名探偵コナン」のイラストを公開するのもダメ。
 もちろん、当サイトのコンテンツ「怒羅えもん」余裕でアウトなので、いつ法的手段を講じられてもおかしくありません。

 一方のディズニーは、学校のプールにペンキで描かれた卒業記念のミッキーマウスの絵にも削除を求める凄いヤツ。当サイト11月12日の日記のような文章を本に書こうとすれば、「ミッキーマウス」は伏せ字にしなければなりません
 なお、それでいて「ジャングル大帝」や「ふしぎの海のナディア」をパクった疑惑のあるディズニーですが、その辺の話はディズニー映画「アトランティス」に関する問題同盟さんなどをご覧ください。

 ところで、世の中には同人誌というものがあります。
 たとえば、「ドラゴンボール」のファンが自作した悟空とチチが濃密に絡み合うエッチな漫画の本などのことで、「同人誌即売会」や「同人誌ショップ」で同好の士に売られます。

 そういった同人誌を作るには、コンビニでコピーした紙を1枚1枚手で折り曲げてホッチキスでまとめることもあれば、印刷所に依頼して製本してもらう場合もあります。
 近年のオタク人口の増加に伴って、同人誌関連のサービスが充実した印刷所も増えました。

 さて、そこで先日、「キングダムハーツ」というゲームソフトが発売されました。「ファイナルファンタジー」製作スタッフとディズニーの合作という触れ込みで、ゲーム中にミッキーやドナルドも出演します。

 「ファイナルファンタジー」の同人誌は数が多く、この「キングダムハーツ」の同人誌を作る方も多いと予想されます。しかし、相手は著作権の鬼・ディズニー
 そこで、日本同人誌印刷業組合は先手を打って、各印刷所におふれを出しました。曰く、「キングダムハーツ関係の同人誌の印刷は断るようにしましょう」

 著作権無視のロリで鬼畜なエロ漫画本を印刷しているところもあるのに何を今さらという感じですが、確かにディズニーは本当に訴えますし、気持ちは分からなくもありません。
 それでも色々と問題があると思いますが、その辺に関しましては、同人誌生活文化総合研究所さん4月21日に詳しいです。

 ところで、その関係で気になるのは、荒木飛呂彦先生の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」
 「週刊少年ジャンプ」に10年以上連載している人気作ですが、最近、ディズニーのキャラクターが漫画内に登場。ミッキー等の確実にヤバいキャラは姿こそ現わさなかったものの、読みながら「平気なのか」と不安になりました。

 でも、荒木先生の描かれたピノキオは、言われなければ絶対に分からない独特すぎるデザイン

「週刊少年ジャンプ」平成14年17号331頁

 クールです。何かこう、荒木先生は宇宙人なのではないかと思わせるような、突き抜けたピノキオです。
 ネットアイドルちゆは荒木飛呂彦先生を応援しています。


 そうそう。蛇足ですが、最近のジャンプと言えば、「BLACK CAT」のキョウコちゃんの服エロゲー「家族計画」の末莉ちゃんに激似だったりしました。まあ、これは元々そういう漫画なので今さらですが。

 さらに余談ですが、先日、エロゲー「継母調教」の原画などで知られるエロ漫画家天櫻みとの先生が、ちゆの同人誌を作ってくださいました。
 あと、同人誌ではありませんが、ちゆらぶさんの4コマ漫画も楽しく読ませて頂いております。本当にありがとうございます。

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