平成13年12月13日 | 「バンチ」打ち切り第一号は韓国漫画 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
週刊少年ジャンプの元・編集長と元・人気漫画家が「コミックバンチ」を創刊して、7ヶ月。 「連載を10週で打ち切るような真似はせず、最低でも半年は続けさせる」との方針でしたが、ついに初の打ち切り漫画が出ました。 その記念すべき作品の名は、「熱血江湖」。 日韓漫画友好宣言の名の下に、「大韓民国がこの作品に熱狂」「韓国の史上最高部数を更新中」という触れ込みで輸入された韓国漫画です。 連載開始1ヶ月の時点で危ないとは思っていたのですが、しっかりジャスト半年で打ち切られました。 「熱血江湖」の歩み
…じわじわ掲載頻度を減らされていった末の計画的打ち切り。「つづきの単行本」とやらも、本当に出るのでしょうか。 かつて朝日新聞にサッカーW杯の共同開催に向けて、日韓の大衆文化の交流が深まっている例として紹介されたことも、いい笑い話になってしまいました。 まあ、そんな終わった韓国漫画など早く忘れることにしましょう。 それより気になるのは、月イチ連載「せんせい」を終えて、春から新連載を始められるという岸大武郎先生です。 岸先生は10数年前、「週刊少年ジャンプ」で「恐竜大紀行」と「てんぎゃん」を連載。どちらも12週で打ち切られました。 しかし、それらは駄作だったわけではなく、「ジャンプでなかったら」「少年誌でなかったら」という声も多数あります。 屋根裏さんに「不遇の天才漫画家」と評されている程で、何だか死後に評価されそうなタイプにも見えますが、新連載に期待したいところです。 さて。 そんなこんなの「バンチ」で現在最も注目されているのは、「ガウガウわー太」の新キャラ・委員長です。 彼女が登場したとたん、2chの「ガウガウわー太」スレッドは狂ったように盛り上がりました。
ちなみに話題の委員長は、次のようなキャラ。
一時は作家と編集者の不和から打ち切り候補の最右翼と思われた「ガウガウわー太」ですが、どうやら最初の危機も乗り越え、いま新たな萌えファンを増殖させています。 果たして「バンチ」初の打ち切り日本漫画は、何になるのでしょうか。 一度として肯定的な評価を聞いたことがない「ハードボイルドRAN」か、ジャンプで6回も打ち切られた伝説を持つ次原取締役の「251」か…。 ネットアイドルちゆは「コミックバンチ」を応援しています。 |