平成13年8月27日 | 藤田くん、女性週刊誌に載る | |||||
8月21日のニュースで、7歳の少女を誘拐した犯人・藤田竜一くん(22歳)についてご紹介しました。 藤田くんは「Kanon」というエロゲーが大好きで、同人誌も作っていたオタク君。そして、「Kanon」のキャラクターでは月宮あゆにご執心だった模様です。 さて。 メールで教えて頂いたのですが、今週号の「週刊女性」にて、「衝撃スクープ、『小2女児連れ去り犯』が描いた”ロリコン漫画”は美穂ちゃんそっくり!」という記事が掲載されました。 左が藤田くんの描いたあゆあゆ、右が誘拐された美穂ちゃんです。 22歳が真剣に描いてこの画力でしたら「カリスマ同人コスプレサークル」の夢は絶望的だと思いますが、それはさて置き、「週刊女性」では次のように述べられていました。
髪型とアクセサリはともかく、美穂ちゃんの瞳は普通の三次元人のそれですし、別に顎も尖っていないと思いますが。 ともあれ、「週刊女性」は藤田くんが描いた「Kanon」同人漫画を掲載。 ≪あらすじ≫ タイヤキを盗んで逃げてきたあゆを、祐一が説教。警官に見つかって、あゆは祐一に罪をきせる。捕まった祐一は心の中で秋子さんに助けを求めるが、そのころ秋子さんは謎ジャム作りに夢中だった。完。 祐一・あゆ・秋子さんは「Kanon」の登場人物。藤田くんはそのキャラクターを拝借して、ほのぼの系ギャグ漫画(たぶん)を描いたと思われます。 ところが、「週刊女性」は次のように考察。
それは元ネタを知らないから理解できないだけで、別に藤田くんは「ボボボーボ・ボーボボ」みたいな漫画を目指したわけではないのですが…。 しかし、「週刊女性」の暴走は止まりません。続いて、「登場する男性の名前も見逃してはならない」と主張。
それはたまたま「Kanon」の主人公の名前が祐一だっただけであって、仮に藤田くんの本名がコンバット藤田だったとしても、やっぱり祐一は祐一だったハズですけれど。 ともあれ、その偶然の一致を根拠に分析してみたり、精神科医の話を聞いてみたりと、以降も延々と見当違いの考察が続きます。 結局、「週刊女性」は最後まで「Kanon」は藤田くんのオリジナル作品だと勘違いしたまま、
と記事を締めくくるのでした。 ネットアイドルちゆは、女性向け週刊誌があまり好きではありません。 |