平成13年7月14日 | 平成20年の五輪は北京開催 |
今、パリでエロ広告ブームです。 2年ほど前から、洋服や化粧品の宣伝で「おしゃれなポルノ」と呼ばれるセクシー広告が流行。朝日新聞によると、「全裸写真は当たり前。SMまがいや性器を連想させるものまで」とのこと。 近ごろ話題になったのは、裸の女性が四つんばいで羊と向きあって「セーターがほしい」とつぶやく広告だそうです。 さて。 そんなパリも立候補していた平成20年のオリンピックの開催地が、北京に決定しました。 対抗馬だったトロントは、市長が「アフリカなんか行きたくない。踊る原住民の輪の中で、釜ゆでにされる私の姿が見える」と失言したのが響いて敗北。 正直者が馬鹿を見た感じです。 また、「巌流島に向かう宮本武蔵の心境だ」と、市長さんみずから妄想幻魔大戦なコメントを残して出陣したのは、我らが大阪市です。 見事に102票中の6票を獲得して、森前総理なみの低支持率を見せつけてくれました。 この結果を受けて、市の助役さんは「驚いた。こちらに過大評価があった」とコメントしてくださいましたが、何を今さらという気がしないでもありません。 なお、この無駄な招致に費やした金額は166億円。「ふたりエッチ」が3000万冊ほど買えます。 そうそう。市民団体「大阪オリンピックいらない連」は、これから市長さんの辞任を求めていく方針だそうです。 では、ここで各マスコミの報道を見てみましょう。 まずは右代表、産経新聞。 わざわざ社説で大阪の敗因を分析。「熱意が足りなかった」という精神的な問題を重視しました。 一方の左代表、朝日新聞。 こちらは、社会面で敗因を分析。亜米利加の中国市場への期待や台湾問題など、北京決定は外交上の帰結なのだそうです。 なお、五輪に関する社説には「大阪」という言葉は1文字も出てこず、ひたすら中国共産党を心配していました。 このように、同じ事件を取り扱っても、精神が大事か近隣外交が大事か、各紙の個性が出て面白いところです。 そんなこんなで、大阪市はまた平成60年くらいの五輪を目指して頑張ってください。 |