平成13年5月17日 | ポルノ小説のヒロインは声優・林原優子 | |||
4月10日のニュースで、登場人物の名前をあずまんが大王から拝借したポルノ小説についてご紹介しました。その出版元のマドンナ社は、以前にもエヴァネタの超カルトなポルノ小説を出したことで知られます。 そんなマドンナメイト文庫が、またまたやってくれました。 「アイドル声優 僕の童貞喪失」。 表紙はマドンナ社のホームページでご確認いただけます。GKさん、掲示板での情報ありがとうございました。 作者の睦月影郎先生は、マドンナメイト文庫やグリーンドア文庫で100冊以上も書いておられる人気ポルノ作家。 現代に蘇った憲兵大尉がコギャル・ヤンママなどの堕落した現代人を軍刀で斬り殺して歩く漫画、「ケンペーくん」の作者としても知られる方です。 さて。 これほど痛いタイトルのポルノ小説も珍しいですが、中身は更に激痛です。冒頭の文章を引用してみましょう。
最初1ページで充分なインパクトです。 主人公の卓郎くんは体重90キロの無職童貞25歳。これまで「理想の異性はアニメの中にしかいなかった」そうです。
要するに、「実体を持った女性よりも空想の美少女が好きだ!という二次元コンプレックスな方」を地で行く人ですね。 痛っ。 さらに、冒頭で溢れんばかりのロリコンっぷりを見せつけておきながら、彼は同時に熟女フェチでもあります。
おばさまがいいのか中学生がいいのかハッキリしてください。とりあえず、コギャルとオタクが天敵同士なのはよく分かりましたけど。 ともあれ、亜耶ちゃん(14)に一目惚れすることで、そんな彼も二次専を脱出。さっそく、亜耶ちゃん(14)のストーキングを開始します。 ところがそんな尾行の最中、車にひかれそうになった亜耶ちゃんをとっさにかばい、卓郎くんは骨折で入院します。 その車を運転していたのは、卓郎くんの大好きなアニメ「セーラールナ」のヒロインを演じる声優さんでした。 その名も、林原優子。 「二十一歳。デビュー二年目で、CDも出しており、人気があった。ショートカットで、ぽっちゃり型。案外バストも大きくて美人だが、むしろ教育番組のお姉さんのように無垢で澄み切った印象があった」とのこと。 どうやら、読者の好みで林原めぐみか宮村優子か三石琴乃を勝手に想像すればいいみたいです。 こうして、亜耶ちゃん(14)と林原優子(21)と亜耶ちゃんの母(30代)という三人の美女と親しくなった卓郎くん。あとは、エロゲーのようにハーレムライクな入院生活に突入します。 声優の林原優子さんは事故を起こした負い目から、色々なお願いを聞いてくれます。 「僕としゃべるときは敬語をやめて、声も性格もルナにして」 「僕はオシッコしたいんだ。させてくれるかい?」 「ねえ、お乳吸いたい……」 あげくの果てに、声を演じるキャラクターのコスプレ姿で、自分の顔に放尿させます。 「セ、セーラールナにオシッコをかけられているんだ。こんな体験のできる幸せ者は、この宇宙に僕一人だけなんだ……!」 しかも、命の恩人ということで感謝している亜耶ちゃん(14)やそのお母さん(30代)にまで手を出す卓郎くん。 「こ、こんなとびきり美少女のファーストキスを、こんなダサい俺が奪うのだ……!」 もう、やりたい放題です。 最後に何かしっぺ返しでもあるのかと思いきや、体型や性格も改善され、定職と嫁さんと中学生の愛人までゲットして幸せ一直線の薔薇色人生、進研ゼミか視力回復セミナーの広告の漫画みたいな展開でした。 もうギャグです。 まさか親父向けの話だとは思えませんから、メインターゲットはオタク層だと思われます。 これが実際にウケるのか激しく疑問ですが、睦月先生に届くファンレターの半数以上は20〜30代の童貞男からだそうですし、意外と卓郎くんに共感できる方は大勢おられるのかも知れません。 ともあれ、新境地を開拓しようという熱いチャレンジャー魂は確かに伝わって参りました。 ネットアイドルちゆはマドンナ社を応援しています。 |