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平成13年4月10日 あずまんがエロ小説

 ネタ元はJ-oの日記様のBBSとsawadaspecial.com様なのですが、マドンナメイト文庫の「美少女発情 秘密の快感実習」というポルノ小説があずまんが大王ネタらしいと聞きました。

 「あずまんが大王」は、コミック電撃大王で連載の四コマ漫画。キャラクターの魅力と独特のセンス、ほのかな色気でブレイク中です。
 あずまんがバスが街を走ったり、インターネットで放送されたアニメ版のあまりにもアレな画質に暴動が起こりかけたり、どこかのバーチャルネットアイドルの外観が影響を受けていたりと、多方面に影響を与えています。

 ところで、マドンナ社と言えば「発情期 ブルマ検査」というエヴァンゲリオンネタのポルノ小説を発売した前科があります。
 こちらは小六のカップルがパコパコやりまくるお話なのですが、驚嘆すべきは女の子が恐ろしく濃いアニメファンだという設定です。
 それも単にコスプレ好きといったレベルではなく、綾波のコスプレで彼氏とアレしながらエヴァンゲリオンのストーリーについて熱く語るようなキャラなので強烈です。

 「多くの人間を犠牲にして、踏みにじってまで推進しなけりゃいけない計画って何? 『絶望的な状況にある我々に残された最後の希望』? 多くの人間を……、人生を……、踏みにじってまで『補完』しなきゃいけない人類なんてとっとと死滅してしまえばいいのよ。サード・インパクトでもなんでも起こってしまえばいいんだわ……ッ!!」

 ポルノ小説で男とナニしながら言う台詞だとは思えません。ついでにエヴァンゲリオンを知らない読者は置いてけぼりです。
 なお、この作者様はさらに以前にも「セーラー服下半身解剖」というセーラームーンネタのポルノ小説を書いておられます。

 さて。
 そして今度はあずまんがネタだそうです。登場人物の名前や性格をパロっただけで「発情期 ブルマ検査」ほどの極悪なインパクトはないようですが、やはり気になります。

 さっそく、購入してみました

 ちよちゃんと大阪を足して2で割って少しリアルにしたような微妙な美少女の表紙が目印。
 女子校の初等部に赴任した新米教師が、好奇心旺盛な教え子たちに脅迫されて秘密の勉強会をする、というストーリーです。エロゲーで言うと「H研究会」と「蕾」を足して2で割ったようなイメージでしょうか。

 それでは、どの辺りが「あずまんが大王」なのでしょうか。登場人物をチェックしてみます。

 ●浜千代美
 ブルジョアのお嬢様。頭が良い。やや舌足らずな話しぶり。幼児体系。

 ●坂木亮子
 巨乳でロングヘア。性格はおとなしいが、体格があって力は強い。

 ●高野智
 少年のように活発で元気が良い。髪型は短いボブ。よく語尾に「!」がつく

 ●水原このみ
 長い髪をなびかせて優雅に立ち振る舞う。眼鏡っ子との記述はない

 以上の4人のメインキャラクターが、「あずまんが大王」の登場人物、美浜ちよ・榊さん・滝野智・水原暦にそれぞれ対応している模様です。
 ほかに影山ひとみという女教師も出てくるのですが、ちょっと元ネタが分かりませんでした。少なくとも性格はゆかり先生ともにゃもとも違います。モデルが影山ヒロノブだったりしたら面白いのですが、たぶんオリジナルだと思います。

 劇中では、これらのキャラクターが「秘密の勉強会」を行うわけです。
 たとえば、ちよちゃん(モドキ)が榊さん(モドキ)に手コキのやり方をコーチしたりします。
 ちよちゃん(モドキ)曰く、「わかる? …これって中に丸くて硬いのが二つ入ってて、もう少しでイキそうになるとこんな風に縮んでいくんだよ」

 そして、原作の設定を無理矢理エッチ描写の中に取り入れようとする努力も見られます。
 たとえば例の白い液体の味に関して、ともちゃん(モドキ)は「苦くって、全然おいしくないよぉ!」と評しますが、よみ(モドキ)は次のように述べます。
 「おいしい! ……すごくおいしいよ!! だいぶ生臭いけど……甘くって、おいしい!!」
 味覚がおかしいという原作の設定を上手く生かし、ポルノ小説のキャラクターとして個性を出しています。感心。

 なお、上気4名以外のモドキは登場しません。かおりんファンの方が期待して買われても、残念ながら出てきません。もっとも、彼女は原作でも出番ないですけど。
 個人的には、大阪が出ていないことが悔やまれます。キャラクターの魅力もさることながら、名前がいいですよね、大阪

 気になるお値段は税込み520円
 お近くの書店で入手できますし、マドンナ社のホームページから通信販売も可能です。
 この種の本は絶版になるのも早く、古書店で探すのも一苦労ですので、興味のある方はお早めにどうぞ。

 ネットアイドルちゆはマドンナ社を応援しています。

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