昔のちゆニュース
◇平成25年◇
02月14日:「グッジョブ」という言葉の歴史 02月14日:「レイプ目」という言葉の歴史 04月01日:Dr.キャツポーなど、古い広告の話 04月28日:古い広告の話のおまけ |
2013年2月14日 | 「グッジョブ」の歴史 | ||
まず、アニメの実況をしている掲示板のログから、「グッジョブ」や「GJ」の出現頻度の変化を調べてみました。 その言葉を含む発言が多い時期には、グラフが上に伸びます。 つまり、少なくともアニメの実況では、 ●2002年ごろは、「GJ」という略語が使われることは極めて少なかった ●2003年までは、「GJ」という略語よりも、カタカナでの「グッジョブ」が多かった ●2003年の途中から「GJ」という略語が使われることが増えていき、カタカナの「グッジョブ」は少しづつ減っていった ……ということが読み取れます。 続きを読む |
2013年2月14日 | 「レイプ目」の歴史に関する断片的なメモ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アニメや漫画などで、目のハイライトを描かないことで精神の異常を表現する手法は古くからあります。 たとえば、『ベルサイユのばら』の第19話(1980年2月)では、ロザリーの妹(11歳)がオッサンと政略結婚させられるショックで精神崩壊する際に、目のハイライトが小さくなって瞳孔が縮小しました。
このように、テレビアニメでは、一時的な錯乱とか、洗脳されて操られている状態の表現などで、ハイライトのない目を見ることが多いです。 (全年齢向けのコンテンツでは、強姦描写そのものが多くないため「乱暴された結果として光が失われた目」を見ることは少ないです) 一方、エロ漫画やエロゲでは、性的な原因でハイライトが消えるケースが多くなります。 たとえば、『学園トライアングル』(1996年1月)では、陵辱を受けたショックで「外界からの刺激に反応を示さない」様子と、そこから正気に戻った様子を、ハイライトの有無で描き分けています。
さて、ハイライトの消えた目は、「死んだとき」「石化したとき」「視力を失ったとき」「発狂したとき」「催眠術をかけられたとき」「種が割れたとき」などなどで幅広く使われます。 私の見聞きした範囲では、少なくとも90年代半ばごろまでは、これらの総称として「レイプされた後の目」といった言い方をすることは少なかったと思います。 (どちらかといえば「洗脳されたときの目」みたいに呼ぶ方が多かったように思います) ハイライトの消えた目が「レイプ」と結びつくイメージが広まったのは、96年4月発売のゲーム『悪夢』によるところが大きいです。
当時の雑誌でも、この目が『悪夢』の特徴として取り上げられています。
この1998年の記事では、こういう目の呼称に関する共通の認識はなく、「あの目」などと呼ばれています。 90年代には、「レイプ目」という言葉が使われることはほとんどなかったように思います。 さて、超アニ特実況掲示板のログを見ると、2002年の『あずまんが大王』の実況では、かおりんの目が真っ黒になったときでも「レイプ目」という言葉は出ませんでした。
一方、同じ掲示板で、2004年の実況(『カードキャプターさくら』の再放送)だと、次のような感じになります。
という感じで、超アニ特実況掲示板とアニメ特撮実況掲示板の4年ほどのログをまとめると、「レイプ目」発言の数と頻度は、次のようになります。
「実況で使われること」をいちおうの目安とするならば、「レイプ目」という言葉が広く使われるようになったのは2003年ぐらいからという感じになります。 |
2013年4月1日 | Dr.キャツポーなど、古い広告の話 |
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2013年4月28日 | 古い広告の話のおまけ |
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