昨年、「少女コミック」が「日本で一番売れてる少女まんが誌」を自称しました。
以前から「月2回刊少女まんが誌No.1」を名乗っていた「少女コミック」ですが、めでたく「月2回刊」がとれて「祝! 少女まんが誌No.1奪取」となったわけです。
そこで今日は、「少女コミック」が「少女まんが誌No.1」に成長するまでの、表紙の宣伝文句の変遷と中身の日本一らしからぬ部分を簡単に振り返ってみます。
≪平成15年≫
10月20日 |
「月2回刊少女まんが誌 No.1奪還」 |
11月5日 |
「おしゃれGirlsごよーたしっ!! 少女まんが界No.1ブランド」 |
少コミが誇るスーパーウルトラセクシーヒーロー・黒龍様が超かっこいいカンフーを披露する場面が、ちゆには変な踊りにしか見えませんでした。
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11月20日 |
「ひと足お先にメリークリスマス!」 |
12月5日 |
「あけおめ(*゚▽゚*)ノ ことよろ(〃^▽^)o_彡」 |
12月19日 |
「レンアイ至上主義2本立て!!」 |
わざわざ2本立てになった「レンアイ至上主義」の2本目は、お父さんが幼い息子の手を取って、女性の股間に突っ込ませてあげる話でした。
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≪平成16年≫
1月5日 |
「新春スペシャル特大号!!」 |
2月5日 |
「ページ大増!バレンタイン特大号!!」 |
2月20日 |
「ページどどんと大増中!!」 |
3月5日 |
「モテ系女子に支持されて☆ バビュンとTOP独走中→」 |
3月19日 |
「この号だけは読まなきゃダメ! びっくり はっちゃけ いっぱい!!」 |
4月5日 |
「先生ごめんね。LOVE至上主義なんで!」 |
4月20日 |
「ライバルを押しのけLOVEも部数もぶっちぎりNo.1!!」 |
「そんな声出しちゃイヤ!」にて、「特別な周波数」の声で女の子を発情させて操ることができる声優に犯されそうになるヒロイン。
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5月1日 |
「わーい売れ売れNo.1!!」「読まなきゃヤバイっス! オール女子! 要ちぇきらっちょ☆」 |
5月20日 |
「人気No.1! 少女まんが誌」 |
6月5日 |
「コレ今イチバン☆めちゃめちゃ売れてます!!」 |
6月19日 |
「キャー!キャー!キャー!の大★絶★叫★号!」 |
7月5日 |
「ぶっちぎり! 人気No.1!」「おしゃれっコが読む少女まんが雑誌☆」 |
7月20日 |
「夏だ! えっちだ! 少コミだ!!」「初えっち大作戦! 新連載も! 別冊ふろくも! よみきりも! ぜんぶ! ぜーんぶ!! 初えっち、大・大特集なのだ!!」 |
「超萌え萌え企画!」として、ショタキャラの等身大抱き枕を抽選で3名様にプレゼント。
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8月5日 |
「特集 アブナイ恋、キケンな夏」 |
8月20日 |
「特集!モテ系LOVEレッスン」 |
9月4日 |
「特集 LOVEわんこ」 |
9月18日 |
「地球上最高セレブ男子VS校内最高エッチ男子」 |
10月5日 |
「ずるい…なんで私からキスしなきゃいけないの?」 |
10月20日 |
「秋と言えば色々ありますが…少コミの暁はエッチです!!」 |
11月5日 |
「少コミ史上初! 豪華! ドラマCDつき!!」 |
11月20日 |
「特集 ファーストクリスマス」 |
12月4日 |
「LOVE率100% 支持率No.1雑誌!!」「いぇ──い! 2005年もTOP独走!! No.1セレブ大特集」 |
12月18日 |
「特集 05年の恋と運をつかんじゃお!」 |
≪平成17年≫
1月5日 |
「あけおめ! 新春ぶっちぎりNo.1祭!! ここまで豪華にできるのは、少コミがナンバー1雑誌だから☆」 |
2月5日 |
「特集 ガールズファイト! バレンタインデー大応援!!」 |
咲坂芽亜先生の読切のオチ。
乳をなめられながらやたら幸せそうな女の子の表情が、ナチュラルに気が狂っていて好きです。 |
2月19日 |
「ホワイトデー大特集!!」 |
3月5日 |
「おまじない特集!!」 |
3月19日 |
「特集 新学期 成功の法則」 |
4月5日 |
「特集 イケ! イケ! GO!! GO!! 春のおでかけ♪」 |
4月20日 |
「特集:ゴールデンウィーク」 |
アイドルのマネージャーと、日本一の権力者が殴り合う場面。
日本一の権力者の瞬間移動や、「マネージャーにしてはいい動きじゃねェか」という台詞回しなど、ラリった世界観が素晴らしいです。
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5月2日 |
「祝! 少女まんが誌No.1奪取記念!!」 |
5月20日 |
「特集モテモテ 美!! UP大作戦」 |
6月4日 |
「特集 運命の恋GET! 占い&おまじない」 |
6月20日 |
「特集 モテ娘の恋のウラ技」 |
7月5日 |
「特集 頑張れ女の子! 夏目前! ハッピー★スポーツスタイル」 |
7月20日 |
「日本で一番売れてる少女まんが誌! 少コミがこの夏もやっちゃいます!! 少コミぶっちぎりNo.1夏祭!!」「みんな待ってた! 大特集!! 真夏のダイタンH体験」 |
新條まゆ先生のまんが教室。新條まゆ先生が18歳の頃の彼氏は米軍基地の海軍兵だそうで、その後も、
……と、新條まゆ先生の華麗なる男性遍歴が長々と紹介されて、「これら過去の男たちはすべてまんがのネタになってるんです」とのことでした。 |
9月5日 |
「永久保存版アイドル特集!!」 |
9月20日 |
「僕妹&僕キミ 特集!!」 |
「禁断婚」にて、主人公に勉強を教えてくれるヒーロー。
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10月5日 |
「女子中高生支持率No.1雑誌!!」「特集 No.1!! 今1番売れてる少女まんが雑誌少コミだから、No.1のものばっかり集めたぞ!!」 |
10月20日 |
「特集 初恋」 |
11月5日 |
「特集 初キス」 |
11月19日 |
「特集 聖なる夜の初H」「キャー!! ドキドキHな袋とじ」 |
「ドキドキHな袋とじ」に、少コミ読者の女の子たちのエロ体験投稿集。
この世界のルールがよく分かりません。 |
12月5日 |
「2006年少コミは ラブモテ大作戦で行くぞー!」 |
12月19日 |
「H!H!H!大特集」 |
さて。
そんな「少女コミック」が、「日本で一番売れてる少女まんが誌」なのだそうです。
ただし、日本雑誌協会の「マガジンデータ」によると、この時期の「少コミ」の印刷部数は平均30万部。
同じ期間で比べると、「ちゃお」(103万部)、「りぼん」(54万部)、「なかよし」(46万部)、「別マ」(36万部)といった月刊誌が「少コミ」よりも売れています。
好意的に解釈するなら、「少コミ」は30万部×月2回刊=月に60万部なので、月刊で54万部の「りぼん」より上だと言ってもギリギリウソではないような気がしないこともありません。
問題は3倍しても届かない「ちゃお」の存在ですが、幸いなことに、「ちゃお」は「少コミ」と同じ小学館。とりあえず文句を言う奴はいません。
……まあ、本当は、「日本で一番売れている(月2回刊)少女まんが誌」と省略されているだけだと思いますが、そこを省略しても良いのかは謎です。
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