昔のちゆニュース
平成13年03月02日:IBMがホームページ診断サービス 平成13年03月26日:ラブひな長者の高校生、逮捕 平成13年04月22日:ヤフー、サイト登録審査の有料サービス 平成13年05月04日:凄くて富野っぽいネットゲーが開発中 平成13年05月10日:ブッシュ大統領にサイバーアタックしよう 平成13年05月21日:見る夢をパソコンで制御するソフト 平成13年06月14日:小泉内閣メールマガジン創刊 平成13年06月19日:ヤフーがADSLサービスを開始 平成13年07月06日:小泉総理にサイバーアクション 平成13年07月13日:ぷららで「ikemen.jp」を取得しよう 平成13年07月22日:DTIでサクラ大戦がもらえる 平成13年07月23日:久保帯人先生、ジャンプに復活 平成13年07月28日:不誠実なサーバ管理者 平成13年08月05日:ネオシティが掲示板レンタルから撤退 平成13年08月07日:夜露死苦!バーチャルネット珍走団 平成13年08月29日:ニフティ会議室の名誉毀損、地裁判決 平成13年09月08日:Yahoo!BBの規約変更未遂 平成13年09月20日:新種の凶悪ウイルス「ニムダ」 平成13年10月06日:Yahoo!ジオシティーズに注意 平成13年11月05日:グーグルのランク 平成14年01月31日:ウイルスメールの集計 平成14年05月15日:Klezウイルス 平成15年10月19日:エッグマンの挑戦 平成17年01月19日:警察から電話がきました 平成17年02月04日:バトルウォッチャー・哭きの竜さんの12年 平成17年02月06日:「しがない記者日記」騒動 平成19年02月14日:教科書には載らない「1ch」の歴史 平成20年02月14日:MMR緊急報告 人類はネット右翼になる!? |
平成13年3月2日 | IBMがホームページ診断サービス |
2月26日にご紹介した”セガ再建シミュレーションゲーム”セガガガ初回限定版の追加予約ですが、やっぱり受付開始からマッハの速度で完売したそうです。 もちろんTシャツやピンズセットや手帳がついてこなくてもゲーム自体の面白さが損なわれるわけではありませんので、今からでも通常版を予約される価値は十分にあると思います。 そんなセガガガの注文はホームページ上から行なえるわけですが、そういえば近ごろはほとんどの会社がホームページを持っています。 しかし、待てど暮らせどカウンタが回らないのは個人も法人も同じ。いくらパソコンの終了方法が分からずにコンセントを引っこ抜いてしまった経験がある偉い重役さんでも、「ひょっとしてわが社のホームページはセンスがアッチョンブリケなのではないか」と思い至ろうというものです。 そこでさっそうと登場するのが、我らがIBMです。 ホームページのどの辺が腐っているのか、ご丁寧に300以上の項目を診断し、100点満点で評価。おまけにライバル会社のホームページと比較してくれます。学校の中だけかと思っていたのですが、社会に出ても点数とか偏差値とかはつきまとってくるのですね。 さらに診察結果は、わざわざ75型の大画面を4枚も使って説明してくれると至れり尽くせりです。 このとっても素敵なサービスが、料金たったの180万円から。 …まあ法人向けですから、わたしたち庶民の金銭感覚で考えてはいけないのでしょう。窓際社員の給料数ヶ月分程度だと考えれば、とってもリーズナブル。 |
平成13年3月26日 | ラブひな長者の高校生、逮捕 |
ここ数日、漫画・特撮の話題ばかりで時事ネタを扱っておりません。昨日のガオレンジャーに至ってはもはやニュースではなく、レビューです。 そこで今日こそは…と思ったのですが、あまりいいニュースが見つかりませんでした。仕方がないので、今さら珍しくも何ともありませんが、ネットを利用してわいせつCDを販売した高校生が逮捕された話題です。 捕まったのは神戸の高校1年の男の子(16)。容疑は著作権法違反とわいせつ図画販売。 神戸県警には「ハイテク犯罪対策室」があるのですが、その所属ではない一般の捜査員が個人のパソコンで「さいばーぱとろーる」していたところ、「ラブひなのビデオCD 希望価格 2000、画質はかなりよいです」という掲示板の書き込みを見つけて足がついたそうです。 ちなみに、朝日新聞は記事で「ラブひな」を「人気テレビアニメ」と紹介しました。「ラブひな」の人気は朝日新聞公認です。 そういえば、朝日新聞は昨年12月13日の「囲碁に夢中!いまどきの子」という記事で、「囲碁ブームの火付け役」として「ヒカルの碁」を次のように紹介していました。「平安時代の天才棋士の魂が宿った主人公が、プロ棋士を目指す物語」。朝日新聞的には佐為はヒカルに宿っているらしいです。怨霊ですか? さて。今日の事件について、朝日新聞はこう述べておられます。「(ネット犯罪は)新聞や雑誌広告を悪用したこれまでの事件に比べ、匿名性で際立っており、IT(情報技術)に慣れ親しんだ中高生による低年齢化の一因にもなっている」。 そろそろネット絡みで匿名を強調するのはやめませんか? また、括弧して情報技術とか説明をつけるくらいでしたら無理に「IT」という言葉を使わなくてもいいのでは? あと、なにかオジサンのひがみを感じるのは考え過ぎですか? そもそもこの文章、日本語変です。 それにしても、ラブひな・浜崎あゆみのコンサート・無修正エロ画像などのCDを400回にわたって販売、2年間で63万円の売り上げがあったそうなのですが、買い手がつくこと自体が信じられません。 だって、そ(以下自主規制)。 最後に、その馬鹿を育てた親御さんへのメッセージです。…とりあえず百発くらい殴って性根を正してあげてください。それが愛です。 |
平成13年4月22日 | ヤフー、サイト登録審査の有料サービス |
最近は、Yahoo!に登録されただけで威張れるらしいです。 平成10年7月までは、登録申請した全てのサイトが掲載されていました。 しかし、それ以降は、Yahooサーファーなる職業の人間が実際にサイトを見に来て審査して、Yahoo!JAPAN様に載せるに値するサイトだけを厳選して登録する「推薦制」になりました。 明文化された「審査基準」は存在しませんが、某誌によると、次のようなサイトが選ばれるそうです。 ●内容が正確であり、適切であるもの ●見る人に有益であり、便利なもの、楽しいもの ●デザインが優れているもの ただし、すでに同じようなサイトがたくさん登録されているジャンル(たとえばネットアイドル)では、よほどのことがない限り新規掲載はありません。というか、Yahoo!側としてはむしろ減らしたいらしいです。 この方針変更後、「Yahoo!に申請しても登録されないよォォ!」というWEBマスターの嘆きの悲鳴がインターネットにこだますることになりました。 しかし、1億/日のページビューを誇るお化けサイト。100の検索エンジンに登録するよりも、ここ一つに登録された方がアクセスアップにつながるとさえ言われます。 実際、Yahoo!しか検索エンジンを知らないというユーザーさんも多く、検索に利用される回数は圧倒的にトップです。 しかし、実はここに大きな問題があります。 たとえば、ちゆのお兄ちゃんはとあるマイナーな新興宗教団体に関するサイトを開いています。 「ある人に勧誘されて話を聞いていたのですが、どうも怪しい気がしてインターネットで情報を検索してみたら、あなたのページに巡り会い、宗教だと知ることができました」といった感謝のメールが届く、社会的に意義のあるホームページです。 特に、そうした目的を持って情報を探す人はパソコンに疎いことも多く、検索にはYahoo!利用する場合がほとんどです。 ところが、Yahooサーファーなる職業の人は「宗教団体について言及する個人のホームページ」などというものはお好みではないらしく、お兄ちゃんのサイトは登録してくれません。 ですから、Yahoo!で宗教団体名を検索したところで、巧みな偽装を施した信者さんのサイトしか見つかりません。 信者数は全盛期のオウム並みなのですが、マイナーな新興宗教。一般の知名度は低く、霊感商法や地下鉄サリンのようなインパクトに欠けるために、雑誌・書籍は取り扱いません。 しかし、厄介な問題性をはらんだ団体であり、勧誘された人や信者の家族で、情報を求める方は大勢おられます。 インターネットは現状で唯一、そうした反対意見や元信者の声が調べられる、貴重な特性を持った情報メディアなのです。 ところが、検索エンジン界で圧倒的なシェアを誇るYahoo!様が推薦制を実施しているため、その情報にたどり着くことが困難になり、場合によっては諦めてしまう人も出てくるのです。 Yahoo!は検索エンジンとして巨大なシェアを持ってしまったが故に、望む望まないに関わらず、社会的な責任が発生しております。「キライな人は使わなければいい」という問題ではありません。 そして現状のYahoo!は、自由な情報の伝達を侵害し、その責任をまっとうしていません。 はっきり申しまして、今のYahoo!はネット社会の害です。 この状況の救世主としてさっそうと登場したのがGoogleです。 Yahoo!は、Yahooサーファーなる職業の人間が「優秀なサイト」を厳選し、人力でサイトをカテゴリ別に分類します。 ところが、Googleは「インターネットのリンク構造そのものに基づいて、関連あるウェブサイトを自動的に順位付ける方式」を採用して、原始的な手作業に頼ることなく高精度な検索を実現しています。 たとえば、某宗教団体の名前をGoogleで検索すると、「(1)団体の公式ホームページ、(2)関連するサイトを網羅したリンク集、(3)お兄ちゃんのサイト」という順番でヒットします。これは、ちゆが手作業で順位付けをしたとしてもそう配置するだろう、正しい重要度順です。 一方のYahoo!では、情報量も乏しい信者さんのホームページが1つだけヒットするお粗末さ。 手間をかけた方よりも全自動の方が優秀な結果を出し、もはや手作業の意味が見出せません。 流れの速いネット世界のことですから、登録型ディレクトリサービスから次世代高性能ロボット型検索エンジンへの移行は急速に進むと思われます。提携先の乗り換えにより、Yahoo!自身がそれを促進しています。 株価の推移グラフが阪神大震災の震度計のような形のYahoo!ですが、米Yahoo!は先日、株が暴落し、大量リストラを実行しました。 日本でもいずれYahooサーファーなる職業の人がリストラ要員になる可能性も高いと思われますので、今から身の振り方を考えておかれることをオススメします。 さて。 前置きが異常に長くなってしまいましたが、今日のニュースです。 先に述べましたYahooサーファーなる職業の人が行なう審査は、申請から2〜3週間ほど待たされ、落ちた際の通知もありません。 ですから、1ヶ月ほど待って連絡がないと「ダメだったのかな。何でかな。畜生、見る目ないよ」などと一人で身悶えるしかありませんでした。 ところが、その審査を1週間程度で迅速に行い、登録されなかった場合には理由を通知してくれる有料サービスが開始されます(詳しくはYahoo!JAPANプレスリリースを参照)。 企業向けで、料金は5万円〜15万円だそうです。 15万円払って「しょぼいサイトだから登録できません」とか通知される企業があるのでしょうか。 オークションの有料化といい、最近のYahoo!は何かと反発されることを実施する回数が増えている気もします。 ところで、当「ちゆ12歳」はYaItoo! JAPANに登録して頂いておりますが、本家Yahoo!JAPANには登録されていません。そこで今日、推薦を出してみました。 少なくとも同じようなサイトはありませんし、あとは公序良俗の問題さえクリアできれば…(無理)。 というか、これだけ悪口を並べ立てて登録されるわけないですけど。 まあ、ちゆはオマケで、本当に登録してほしいのはお兄ちゃんの宗教サイトです。オナニー目的でカウンタを回したいのではなく、求める人が必要な情報にたどり着ける経路を確保する必要性を思えばこその推薦です。 どうせダメでしょうけど。 そんなこんなで、ネットアイドルちゆはGoogleを応援しています。 |
平成13年5月4日 | 凄くて富野っぽいネットゲーが開発中 |
今日相互リンクさせて頂きましたニュースサイトK・A・Z・Eさんで、えっ!?これってガンダム?という2chのスレッドが紹介されていました。 なんでも、ユニバーサル・センチュリーという大型国産ネットゲームの開発が進められているそうです。 どのくらい大型かと言いますと、最低でも16万人は同時アクセス可能で、地球から月軌道までの半径約40万kmの空間が全て実尺で構築されるのだそうです。 公式サイトの掲示板には「あおっぽい兵器にのって、『緑とは違うのだよ緑とは!!』とか言うゲームだったらいいな〜」といった期待のコメントが寄せられています。 ほとんどそのまんまのタイトルや「2002年春、コロニーでの生活が始まった」というキャッチーなコピーからガンダム臭がプンプン漂ってきますが、いちおう版権物ではない様子です。 それにしても、なにやら凄げです。 ●対戦を繰り返すだけのゲームではなく、物資発掘、開発、軽工業、水産業、酪農、医療、政治、報道などのシステムを採用予定 ●ユーザーに国家独立権と選挙権を持たせられるかどうか検証中 ●安い宇宙服を長時間着用していると放射線に体を侵されたり、普通に生活していても風邪にかかったりする ●ヘッドマウントディスプレイによる全天型スクリーンの空間戦闘が可能 あと、戦闘ユニットには汎用型格闘戦用人型兵器などの種類があるそうです。 公式サイトのFAQには「ゲームの規模が必要以上に大きい気がしますが?」というきわどい質問も載せられています。 それに対して、「これくらいやっとかないと、昨今のネットゲームの快進撃についていけません」と漢らしく回答され、好感度アップです。 公式サイトには、こうもあります。 「企画内容が大規模すぎて若干マユツバっぽく感じてる方もおられると思いますが、 その不安を大感動大興奮にかえてみせます。 乞うご期待!! 」。 …頼もしいです。 ちなみに、推奨動作環境は1GHz以上のCPU。 「かなりハイエンドなグラフィック処理能力を要求しますが、発売までにはPCの水準も上がっているという憶測のもと、その時点でのPCスペックにあわせてという形になっています」とのこと。 確かにGHzCPUも珍しくなくなりましたし、秋にはP4の2GHzだって出る予定ですけど…。 ともあれ、強力な国産ネットゲーということで期待できます。ちゆはなぜかシェンムーを連想してしまいましたけれど。 そういえば、ファーストガンダムって打ち切りだったんですよね。 |
平成13年5月10日 | ブッシュ大統領にサイバーアタックしよう | |
環境保護、それは21世紀に生きる私たちにとって重要なテーマです。 10年ほど前、「ルナーク」というメガドライブのソフトがありました。ロケット弾や象さんの体当たりで悪い密猟者どもを惨殺していく、エコロジーなアクションゲームです。 自然に害をなす奴に人権などありませんし、環境保護のためには社会のルールなど二の次。勇者様はタンスを勝手に開けてもいいのです。 そんなマイポリシーをイノセントに貫く、グレートな環境保護団体がグリーンピースです。 グリーンピース・ジャパンの公式サイトでは、そんな彼らの法を法とも思わぬ正義の活躍ぶりが堪能できます。 さて。 最近、特に彼らが力を入れているのがサイバーアクションです。攻殻機動隊のノリで環境破壊者を殺しまくるミッションを連想させる響きですが、要は、従来の署名やはがきをサイバーな手段に置き換えただけ。 つまり、「環境保護の志に燃える一般市民たちが、企業や政府にいっせいに抗議メールを送りつける活動」のことです。 現在のターゲットは、ブッシュ大統領。 なぜ、ブッシュが地球を汚すブタなのでしょうか。 平成9年、各国の代表が京都に集まり、「CO2をこれだけ減らそうね」という目標を決めました。ブッシュの糞野郎は、それを守らないと抜かしやがったのです。 つまり、母なる大気を汚して汚して汚しぬいてやるという、魂の腐りきったド外道の畜生がブッシュなのです。 だから、その悪の大魔王にみんなで抗議のメールを送りつけ、悔い改めさせてやろうというのがグリーンピースの提案です。
この運動が開始されて1ヶ月足らず。すでに233人もの勇気ある男たちが、このアタックを敢行しました。 ブッシュさんのお手元には、差出人が違う全く同じ文面の抗議メールが、毎日10通のペースでお届けされているはずです。…これは効くかも。 このようにしてインターネット上で環境保護活動を行なう戦士たちのことを、グリーンピースではサイバーアクティビストと呼称します。 まさに地球を守るためのサイバー聖戦。 素敵です、グリーンピース! これからも、さらに熱く激しく、地球を汚す馬鹿どもと闘い続けて欲しいと思います。 ネットアイドルちゆはグリーンピースを応援しています。 …ちなみに、日本赤軍の重信房子さんの釈放を求めるサイバーアクションはこちら。みんなで応援しましょう! |
平成13年5月21日 | 見る夢をパソコンで制御するソフト | ||||
少々古い話題でニュースと言えるか心配なのですが、掲示板でSSS(Sleeping Sheep System)というフリーソフトのことを教えて頂きました。GKさん、情報ありがとうございます。 さて。開発者様によりますと、このソフトの主旨は以下の通りです。
つまり、寝ている間に島本須美さんの声を聞けば、夢にナウシカが現れるというわけです。 音声は自前で用意しなければなりませんが、作者様がお試し用のサンプルを用意してくださっているようです。さっそく、ダウンロードしに行きますと…。 宮村AVのWAV。 よもや、ここでその名を聞こうとは。 吸い出した音声をモロにそのまま配布しておられるので心配になりますが、作者様はこう仰っておられます。
どうしよう…。 ともあれ、付属のサンプル画像は、こんな感じです。 …「AVの夢」はあるけど「SEXの夢」はない辺りが漢らしいです。 もちろんアイドルの名前なんてどこにもありませんし、このリストで作者様の趣味モロ分かりです。やっぱり「ナディアの夢」って、ナディアとパコパコするのでしょうか。自分はネモ船長で。 そういえば、今は亡き「中学1年コース」の特集でも、「見る夢をコントロールする方法」がありました。それによると聖徳太子は夢を元に政策を決定しており、夢殿もそのために作られたらしいです。 あと関係ないですが、ちゆのお友だちのゆいふぁちゃん(8歳)は、ハードな夢ばかり見て大変そうです。 話をSSS(Sleeping Sheep System)に戻します。 名称からしてアリスソフトのD.P.S.(Dream Program System)のパクリかと思わせますが、ソフトに付属するテキストからは、あふれ出る作者様の自信が伝わってきます。
本当にどうしよう…。 とりあえず就職活動はした方がいいと思います。 セガは新卒採用どころかリストラで躍起になってますし。 でも、このソフトも意外と色々な雑誌で紹介されておりますし、作者様も結局普通に就職できたみたいです。おめでとうございます。 そんなわけで、夢でもいいから12人の妹に囲まれてみたい方、少女を監禁して9年間育てた犯罪者のニュースを聞いて羨ましいと思った方、バトル・ロワイアルに参加して虐殺の限りを尽くしたい方、一度試してみてはいかがでしょうか。 本当は強引にフロイトの夢分析批判でも展開しようかと思っていたのですが、意外とSSSだけで行数が稼げてしまったちゆでした。 |
平成13年6月14日 | 小泉内閣メールマガジン創刊 | ||||||||||||||||||
本日、小泉内閣メールマガジンが創刊されました。 創刊ギリギリになって落第寸前の学生の試験前日猛チャージのように登録者数が激増、当初の目標だった配信数100万を突破しました。 13日午前9時:58万5000部 13日午後8時:70万1000部 14日午後6時:100万4000部 無料のメールマガジンと商業出版を比べるのは少々乱暴ですが、下のように並べてみても全く遜色ありません。
少年チャンピオンが追い抜かれるのは時間の問題ですね。 内閣広報室によると、「発信元に個別に登録する単独の読み物としては世界最大級」とのこと。官房副長官様はギネスブック申請に意欲を燃やしておられるそうです。 でも、楽天ニュースは配信数185万、ウィークリーまぐまぐに至っては330万部を超えるのですが…。別のメールマガジンを登録すると勝手に送られてくるアレは、「発信元に個別に登録する単独の読み物」とは違うということなのでしょうか。 それで素直に「世界最大のメールマガジン」とは名乗れないのだとしたら、恐るべしまぐまぐです。 そういえば、堺屋太一内閣特別顧問様も「インパク開業時の1900万アクセスは世界記録」と発言。インパクを笑え!さんに「現在の世界記録はワールドカップフランス大会公式サイトの約7300万アクセス/日である」とツッコまれていましたね。 他の「発信元に個別に登録する単独の読み物」について、ギネスブック申請前によく調べておくことをオススメします。 なお、日経新聞によると小泉メルマガのシステム構築費用は約1億円とのこと。「コミックバンチ」のコアミックスの資本金が8200万円だということを考えるとちょっと高い気もしますが、よく分かりません。 別に、経費捻出のため広告をつける等の処置をとってもいいと思いますけど。 ところで、小泉内閣より先にメールマガジンを配信しておられる民主党の鳩山さんが、「インターネット市民集会」なるYahoo!のチャットにゲストとして招かれておられました。 鳩山さんが直々にチャットをしてくださるのではなく、鳩山さんが語っておられる映像がリアルタイムで放送され、寄せられた質問のいくつかにお答え頂けるというもの。 「自分を採点すると何点ですか」という質問に、思わず「知るかそんなこと」と口走られ、なにげに好感度アップです。 さらに「愛読書」を問われて「ジャンプです」、連載漫画の中では「I”sのファンでした」との爆弾発言。 「I”s」とは、女性の尻を描かせたら日本一の漫画家・桂正和先生のラブコメ漫画。王様ゲームで女の子のパンツを脱がせたり、水着の女の子が手錠で拘束されてレイプされそうになったりする物語です。 庶民的なところをアピールしているつもりなのかよく分かりませんが、それはたとえ本当でも黙っていた方がよかった気がします。 そういえば、桂先生はもうヒーローものを描いてくださらないのでしょうか。確かに恋愛ものが描ける漫画家は集英社の手駒の中では貴重ですので、編集部は嫌がりそうなのですが。 最近のリバイバル漫画ブームに乗って「ウイングマンR」とか。…駄目ですね。 ともあれ、ネットアイドルちゆは桂正和先生を応援しています。 |
平成13年6月19日 | ヤフーがADSLサービスを開始 |
インターネットへの接続に、何を利用しておられるでしょうか。 アナログモデム、ISDN、ケーブルテレビインターネット…。色々な選択肢がありますが、既存の電話回線をそのまま使って比較的低価格で常時・高速接続を実現できるADSLは、特に注目されています。 ADSLは米国や韓国で普及率が高く、それぞれ300万人ほどに利用されています。 日本での利用者は20万人程度ですが、NTT幹部様の見通しでは年内に100万人から200万人に拡大するそうです。 このADSLによるサービスを国内で最初に始めたのは東京めたりっく通信。しかし、50万人の加入を想定して初期投資したにも関わらず、現在の加入者は2万人。40億の負債を抱えて瀕死です。 結局、日本国内における第1次ADSL大戦の覇者は、圧倒的なブランドイメージと財力で他を蹂躙したNTTでした。 三井物産もADSL事業への参入を企画していましたが、ADSLに関わったベンチャー企業がバタバタと倒れていく光景を見て「泣く子とNTTには勝てぬ」と判断。進出を断念してしまいました。 一方で韓国ADSL戦争の覇者・韓国通信が日本市場に参入してくるなど、第2次ADSL大戦の火ぶたも切って落とされようとしています。 ただ、ADSL先進国の米国でもアナログで満足している人が多くて新規加入は伸び悩んでいます。結局、人数が増やせないために料金を値上げせざるを得ず、日本よりも米国の方がADSL料金が高くなりました。 このような動きから、日本でもこれからADSL料金の値上げが起こるだろうという見方が一般的でした。 ところが今日、このADSL界に異変が起こりました。台風の目は、先日検索に使われることが多いキーワードは何か、50万円で教えてやるとカマしてくれたばかりのヤフーを含むソフトバンクグループ。 ヤフーが、新しいADSLサービス「ヤフーBB」を8月から開始すると発表したのです。 しかも、これが現在の覇者・NTT様と比べて「半額以下の料金で、数倍の接続速度を実現する」という凄まじい仕様。 国内で2000万人の利用者を抱えるヤフー様ですから、ブランドイメージでもNTTにひけをとりません。これを受けてヤフー株価は急騰、逆にNTT株は下落しました。 しかし、突然の発表に不安の声もあがっています。いくつか2chから引用してみますと、 >話があまりに「美味しすぎる」 >臭すぎる >前科あるし、孫は >突然サービス停止になったり、値上がりしたりするんだろうな、SBのやることだから >ソフトバンクに限らないが、特にソフトバンクはぬか喜びばかりだって忘れたのかっ >ネットバブルの主犯格だもんヤフーとバンク どうも、ソフトバンク&孫社長が信用されていないご様子です。 >最大瞬間風速で株価を上げることしか考えてなさそうだね >要するにマスコミを使った孫の株売り抜けの財テクなんだろう >ソフトバンクの株価対策 などの憶測も飛び交いました。 実際、その料金で本当に利益が出るのかという疑問はあります。 ZDNNの記事によると、ソフトバンクの孫社長は「200〜300万ユーザーでビジネスとして成り立つ」とコメントしているとのこと。 今後、ADSLが米国・韓国並みに普及するとして、独占すれば利益が出るというわけですね。 また、ドイツ証券のアナリストのコメントでも、「損益分岐点を超えるには300万人程度が必要。コンテンツ収入などで低料金を補わないのであれば、採算面では苦しい事業になるだろう」との見解。 「1年目の営業利益は約200億円の赤字、2年目は約100億円の赤字、3年目に営業損益均衡になる」「1000万人超でないと損益均衡はならないケースもある」などなど、厳しい予想がされています。 ただ、「コンテンツ収入などで低料金を補える」可能性もあるわけです。 >プロバイダが接続料金だけで儲ける時代は終わった >インフラで儲けず、コンテンツで儲ける。時代の流れだね >NTTは今までの殿様商売の反動で一気に滅ぶのかな などと、肯定的な意見も出ています。 しかし、 >安さを求めてYahooに申し込む連中が有料コンテンツに金を払うとは思えん というもっともなツッコミも入っており、楽観はできません。 ともあれ、この怒涛の価格破壊を契機に低価格競争が加速して、私たち一般消費者にとってウハウハな展開になることは期待できます。 一方、テレホーダイ・ISDNといった既存サービスとのバランスを考えなければならないNTTが極端な値下げを行なうのは難しいとも思われます。 とにかく、もしも成功すればソフトバンクが日本のIT業界で下逸並みの権威を振るえる可能性もあります。 これは追いつめられたヤフーが選択した、ハイリスク・ハイリターンな一世一代の大博打なのかも知れません。 そして結局、ちゆが何を言いたいかと申しますと… ちゆがフレッツADSLを導入して2週間も経っていませんのに、これは新手の嫌がらせですかガッデム。 フレッツの料金だけ引き下げてヤフーは潰れてくれるなら、ちゆの感情としては最高なのですが。ヤフーは社会の害ですしね。 |
平成13年7月6日 | 小泉総理にサイバーアクション |
最近、朝日新聞が頑張って小泉さんを叩いています。 「森さんの反動で人気あるのは分かるけど、みんなそろそろ理性を取り戻すときだぞ」と一面の特設スペースで熱く訴えかけてみたり(6月30日)。 ムード先行の小泉人気を明治新政府発足前夜の「ええじゃないか」にたとえてみたり(7月2日)。社説の題を「総理、憲法を読んで下さい」にしてみたり(7月5日)。 また、イギリスの新聞が、異様に高い支持率について「英国なら物笑いかあざけりの対象になるだけ」と書いたり、自民党本部の巨大な小泉ポスターについて「まるで独裁国家のような低俗な現象」と書いたりしたことも、朝日新聞を読めばバッチリ分かります。 まあ、どうせ景気は回復しないので、いずれ人気もガタ落ちになる可能性が高いと思いますけれど。 さて。 「地球温暖化を食い止めるために、世界中みんなで頑張ろう」と、どの国がどれだけ二酸化炭素を減らすかという目標を決めたのが京都議定書です。 日本と違って今までほとんど対策をしていなかったヨーロッパの国々は、わりと簡単に目標が達成できる見込み。ついでに日本やアメリカがさらに発展するのを防ぐ足かせにもなるので、大喜びです。 一方、本気で目標を目指せば発電もできないなどと言われる日本は、これに消極的。アメリカは早々にギブアップを宣言しました。 ヨーロッパやロシアの国々は「いいからアメリカ抜きでやろうぜ」と提案。日本がこれに従えば、来年から実際に京都議定書の目標を目指して、各国が頑張ることになります。 しかし、小泉さんは「アメリカの協力なしに前に進むつもりはない」と発言。議定書は絵に描いたモチで終わりそうな雰囲気です。 この件に関して、我らが環境保護団体・グリーンピースが立ち上がりました。さっそく、6月末にサイバーアクションを開始。 グリーンピースのプレスリリースによると、「今度ブッシュに会ったら、『お前の決断に関係なく、日本は京都議定書を支持するぜ』と宣言してやってください」という主旨のメールが、世界各地から5日間で13300通も小泉さんに送信されたそうです。 しかし実際の会談では、小泉さんは「日本とアメリカが気候変動に対して共通の行動をとるためにハイレベルな協議を始めよう」とか提案しただけでした。 そこで7月3日から、再び新しいサイバーアクションが開始されています。 「京都議定書が総理のおかげで息たえだえになってしまっているのです。アメリカなんかと関係なく、まず日本が京都議定書を認めてください」という主旨のメールを、グリーンピースのフォームから簡単に小泉さんに送信できます。 グリーンピースの主張に賛同された方、学研に洗脳されて地球温暖化問題を激しく心配しておられる方、とりあえず小泉さんに嫌がらせをしたい方、是非このサイバーアクションに参加されてみてはいかがでしょうか。 |
平成13年7月13日 | ぷららで「ikemen.jp」を取得しよう |
まず、お知らせですが、「ちゆ12歳」はhttp://tiyu.to/に移転いたしました。日付は13日の金曜日と、なかなかの好日です。 とりあえず以前のアドレス(http://tiyu.tripod.co.jp/)からでもアクセスできますが、1週間くらいで完全に移行しようかと思っています。 そんなわけで、独自ドメインになりました。いったい何のメリットがあるのか自分でも分かりませんが、要するに自己満足だと思います。 そういえば、「tiyu.to」か「chiyu.to」か無駄に悩んだりもしました。 その際、なぜ「ち」のつづり方が2通りあるのか知らないことに気がついたので、少し調べてみました。 ローマ字のつづり方には、ヘボン式・日本式・訓令式の3種類があります。 ヘボン式は、亜米利加人のヘボンさんが作ったものです。これこそ標準式だと言い張る人たちによって広められ、パスポートの名前もヘボン式で書かなければいけません。 しかし、よりにもよって亜米利加人が作っただけに、そのつづりと発音の関係は英米語に偏重しています。 そこでヘボン式を批判し、対抗して作られたのが日本式です。こちらは音韻論を駆使して考えられた、日本語固有の音韻構造に基づいたつづり方なのだそうです。 その後、両者の折衷案として文部省が定めたのが訓令式ですが、実際には日本式の発展進化形のようになっています。 以上の経緯を考えると、愛国心旺盛なネイティブ・ジャパニーズのちゆとしては、やはり訓令式(日本式)を選択するべきでしょう。 そんなわけで、ヘボン式の「chiyu.to」ではなく「tiyu.to」を選びました。 本当は、単に短いのが良かっただけですけど。 さて。 ドメイン名を何にするかは、上記のようにしょうもないことを調べて考えこんでしまうくらい、選ぶ本人にとっては重要なことです。 それでなくても、たとえばメールアドレス選びで悩んだ経験をお持ちの方は多いと思います。 そこで、プロバイダのぷららさんが7月2日に始めた、会員向け新サービスの話題です。 ぷららの会員さんは1人1つずつメールアドレスをお持ちですが、このサービスを利用すれば、さらに5つのアドレスが月々200円で貰えるそうです。 たとえば、好きな名前@plala.toや好きな名前@myboom.jpなどが選択できますが、その「plala.to」「myboom.jp」の部分も、ぷららが用意してくれた18種類から好きなものを選べます。 注目すべきは、その18種の中に妙に弾けたのが混じっている点です。 shonangal.com(湘南ギャル.com) shonanboys.com(湘南ボーイズ.com) oreryu.com(俺流.com) niceshot.jp(ナイスショット.jp) ikemen.jp(イケメン.jp) このサービスを利用すれば、たとえばtaro@ikemen.jp(太郎@イケメン.ニッポン)のようなメールアドレスが取得できます。 出会い系サイトで使えば、「こんなメールアドレスを持ってるなんて、きっとすごいイケメンに違いないわ」と妄想されること間違いなしです。 また、white-spur(白い軌跡.jp)というのもありましたが、シュガー佐藤選手専用ドメインだったりするのでしょうか。 他は、wa-o.net(わーお.net)、e-kanji.jp(イー感じ.jp)などなど。そういうのがお好きな方は、プロバイダ選びの参考にされてみてはいかがでしょうか。 そんなこんなで、移転によるブックマークの変更など、お手数をかけましたら大変申し訳ありませんでした。 どうか、これからもよろしくお付き合い頂けますと嬉しいです。 |
平成13年7月22日 | DTIでサクラ大戦がもらえる | |||
プロバイダを選ぶとき、何を重視されるでしょうか。 料金、回線の品質、好みのメールアドレス、ブランドイメージ…。人によって、ポイントは色々だと思います。 そんな中、「オタクな特典がもらえること」を重視する方にオススメのプロバイダがDTIです。 DTIは、数年前に「新しく入会したら綾波マウスパッドをプレゼント」というキャンペーンを実施。 「使徒、接続」「トクテンって、何?」といった例の明朝体が踊る広告がアニメ雑誌に掲載され、数多くのオタクさんがDTIに入会しました。
ちなみに「www.○○○.dti.ne.jp」が、DTIでもらえるホームページのURL。入会時期によって○○○に入る単語が違います。 幸運な方は「www.mars.dti.ne.jp」や「www.venus.dti.ne.jp」に振り分けられて、セーラーマーズやセーラーヴィーナスに思いを馳せることができます。 逆に、「www.terra.dti.ne.jp」が当たってしまうと、「地球ってことは…タキシード仮面なの?」と嘆くことになります。 「www.ceres.dti.ne.jp」が当たって「セレセレ萌え〜」と喜べる方はかなりの猛者でしょう
そして、「www.pluto.dti.ne.jp」あたりに振り分けられているのが、綾波マウスパッドの時期に入会された方だそうです。 もしもホームページやメールのアドレスでpluto.dtiを見かけたら、「綾波、好きなんですね」と声をかけてみると仲良くなれるかも知れません。 さて。 そんなDTIが再び、新たなオタク向けキャンペーンを発動しました。 シスプリ、花右京、おジャ魔女といった現在の流行の中から、今回DTIが選んだのは「サクラ大戦」です。
DTIのキャンペーン詳細を見ると、新規入会した人にサクラ大戦コースターがプレゼントされるそうです。 ただし、全8種類(うち2種類はプレミアバージョン)の中からランダムに1種だけもらえるという厳しい仕様。 もしも自力でコンプリートしようと思ったら、最低でも1人で8回は入会しなければなりません。 プレミアバージョンの封入率によっては、通常のコースターは100枚持ってるけどプレミアバージョンは1枚もないという悲惨な事態も考えられます。 しかし、案ずる事はありません。 自分が入会した後で、お友だちをDTIに入会させればまたコースターが1枚もらえるのです。5人紹介すれば5枚、10人紹介すれば10枚になります。 おまけに、友だちを3人入会させればサクラ大戦マウスパッドがもらえます。 さらに、5人入会させた人には抽選でDVDプレイヤーが、10人入会させた人には抽選でサクラ大戦アートクロックがプレゼントされます。 つまり、友だちを10人ほどDTIに入会させれば、コースター10枚&マウスパッドが貰えて、運が良ければDVDプレイヤーまで当たるわけです。 ところで、以上の話と特に関係はありませんが、世の中にはマルチ商法というものがあります。 簡単に言いますと、「最初に自分が商品を購入して、次にその商品を買う人を紹介すれば、報酬が手に入る」という仕組みになっている商法のことです。 ともあれ、ネットアイドルちゆはDTIを応援しています。 |
平成13年7月23日 | 久保帯人先生、ジャンプに復活 | |||||
以前、少年ジャンプに「ゾンビパウダー」という漫画が連載していました。 ちょっぴりトライガンを連想させる設定で、和月先生&そのアシスタント出身者(通称・和月組)が作った現在のジャンプ王道路線を踏襲。 巨乳で眉毛が太い男顔のヒロインが一部でマニア受けしたものの、27週で打ち切られました。 その連載終了後、久保先生の公式ホームページが誕生。 管理人は先生の古くからの友人。先生ご自身の日記、イラストギャラリーなどのコンテンツがありました。
日記は上記のようなもので、ファッションや恋人の話題を中心とした若者の不満という感じ。 ところが昨年の夏、ちょっとした事件が起こりました。当時はフラットクラックスさんやJ-oの日記さんでも取り上げられた、そこそこ有名な出来事です。 問題になったのは、このサイトに置いてある画像をダウンロードして保存したり、プリントアウトする行為が禁止されていたことでした。
なんでも、ギャラリーに飾ってある画像には、家族や友人に贈った絵をファンのため特別に公開しているものがあるため、見るだけは良くても保存は駄目なのだそうです。
ここに、噂を聞きつけた2ちゃんねるの方々が参入。そのローカルルールの正当性をめぐる議論に「普段の日記に見られる暴言も気に食わない」という指摘が加わって、掲示板が荒れます。 ついには、管理人さんのこんな発言も飛び出しました。
結局、1ヶ月ほどでサイトは閉鎖。その後しばらくは先生の謝罪文が掲載されていましたが、それも今では消滅。 なお、謝罪文では次のように述べられていました。
この種の問題はケースバイケースで一概には言えませんが、サイト管理人が訪問者にそうした「お願い」をするのは、別に構わないと思います。 ただ、法律的な後ろ盾があるわけではありませんし、あくまで「お願い」であって「命令」はできません。 パスワードなどを付けずに一般に公開する以上は、「お願い」を聞いてくれない人は必ず出てくると覚悟しなければならないでしょう。 さて。 そこで今日のニュースですが、「少年ジャンプ」再来週号から、その久保先生の新連載が始まります。 「ゾンビパウダー」の続編「ゾンビパウダー・マキシマム」の噂も流れていましたが、実際は、少し前に増刊号に載った読み切りの連載化のようです。 とりあえず、期待して見守りたいと思います。 |
平成13年7月28日 | 不誠実なサーバ管理者 | |||
最近、NANZO.NETのサーバ管理者さんが自分で自分の信用を落としておられるそうです。 く〜はくさん、変人窟さん、kawakawa-19 旬さんなどが詳しく取り上げておられますが、ちゆが認識するところでは、コトの経緯は次のような感じです。 NANZO.NETは、ホームページを置くスペースを貸してくれるサービスを行なっておられました。 ところが、1人の会員さんがサービスに関する不満を自分のホームページで愚痴ったことから、小競り合いになります。色々あって、怒った管理者さんはその会員さんのホームページを予告もせずに突然削除してしまいました。 ある日、自分のホームページにアクセスしようとしたら「ファイルが見つかりません」と言われてビックリ、という状態です。 「なぜ勝手に削除したのか」と会員さんが抗議すると、管理者さんはこんな風に答えました。
「規約第1条を守っていないホームページだからサービスを利用する権利を失った」ということのようです。ちなみに、問題の規約は以下のもの。
なお、削除されたホームページには掲示板も設置されており、ある程度の個人間コミュニケーションは成されていたそうです。それでは不十分だったのかどうかまで、規約の文面からは読み取れませんが。 管理者さんはまた、7月11日の定例報告で「匿名のメールでアンケートを行なって、その回答がなかったからホームページを削除した」とも補足。 ハタから見ると非常に苦しい言い訳ですが、この理屈を強引に押し通す覚悟を決められた模様です。 7月14日には「必ずお答え致しますので、質問・意見等ある方はこちらに書き込みを」というNANZO.NET特設掲示板が設置され、議論が始まりました。
まず、削除されたサイトで個人間コミュニケーションが行なわれていた事実を、管理者さん自ら認めております。 それならば規約第1条に違反していなかったハズですが、上記の管理者さんの主張によると、「WEBスペースのTOPページより関与していない」場合は、個人間コミュニケーションが行なわれていても、個人間コミュニケーションが行なわれているとは認められないらしいです。 完全無欠に意味不明ですが、とにかく「認められないのです」と力強く断言する姿勢が素敵です。 その後のやりとりを読むと、どうやら「WEBスペースのTOPページより関与していない」という管理者さんオリジナル言語を日本語に翻訳すると、「ホームページを更新する意志がない」という意味になるようです(理屈不明)。 つまり、「ホームページを更新していないから、個人間コミュニケーションを行なっていたのは分かっているが、個人間コミュニケーションを行なっていたとは認められない」という主張のようです。 どう好意的に解釈しても、理由と結論が全くつながりません。 さっそく、「もっと納得がいく説明をしてください」と追求が入りますが、管理者さんは「すでに回答した通りです」の一点張り。 日本語能力が欠落していて自分自身の論理に脈絡がないことに気がつけないのでなければ、トンチンカンな回答で強引に誤魔化そうとしているとしか思えません。 また、仮に100歩ゆずってその珍妙な理屈が成り立つとしても、そもそも「削除されたホームページは1〜2日に1度のペースで更新していた」そうですから、今回の削除の理由にはならないようです。 他の質問に対する回答もこんな感じで、せっかくの掲示板は会話の成立さえおぼつきません。 結局、「この掲示板は7月いっぱいで終了させていただいきます」(原文ママ)という突然の告知が出てしまい、「必ずお答え致します」の公約は守られそうにありません。 さらに7月28日の定例報告では、「来月1日よりトップページを一時休止いたします」と宣言。 収集がつかなくて逃げの体制に入っておられるようですが、仮にも「会社として動いている」と自称する方の行動としてはいささか良識に欠けるような気がします。 ともあれ、ネットアイドルちゆはNANZO.NETの会員さんたちを応援しています。 |
平成13年8月5日 | ネオシティが掲示板レンタルから撤退 | |||
あるところに、マイナーでカルトな新興宗教がありました。 そこから脱会した元信者であるところのSさんは、その某新興宗教の実態を色々と書いた批判ホームページを作りました。 ところがしばらくすると、その信者の弁護士様から「訴えるぞ」という内容証明が届きます。 Sさんはビックリ仰天。ホームページに書いた批判は事実で、まっとうに話し合えばその正当性を論証する自信がありました。 しかし、弁護士の信者を何人もストックしている上に、お布施も集め放題の宗教法人様を相手に、貧乏ヒマなしの個人がお金も時間もかかる裁判などできるわけがありません。 ホームページは速攻で閉鎖。すかさず全面的に謝罪して、「2度とインターネットで発言しません」という誓約書まで書かされてしまいました。 ちゆのお兄ちゃんも縁があってその宗教に関するホームページを運営していますが、そういう前例があるので自由な表現ができず、おそろしく婉曲なホームページに仕上がっています。 さて。 そんなこととは一切関係なく、今日の話題です。 ネオシティさんという、手軽で高機能な掲示板の無料レンタルサービスを行なっておられるホームページがあります。 これまでに2万個以上の掲示板を貸し出しておられ、その中にはFF10の共同攻略掲示板や水無月情報ページさんの掲示板のように、たくさんの人が集まって交流しておられるものも数多くあります。 ところが、そのネオシティさんが、8月25日で掲示板レンタルサービスをやめてしまわれるそうです。 ことの発端は、ネオシティさんからレンタルして設置されている掲示板の1つ、交通取り締まりに“NO!”と言えるBBS別館でのこと。 「お前は口だけオトコだ」などと言われたInitial_Pさんという方が、掲示板のレンタル元であるネオシティさんに「あの投稿を削除しないと訴えるぞ」と抗議されました。 トラブルを恐れたネオシティさんは、要求どおりに発言を削除します。 ところが、それにジャーナリストの寺澤有さんと今井亮一さんが憤慨。いっしょに訴訟をおこす同志を募集し始めたのです(そのログはこちらです)。
ネオシティは、後藤さんという方が個人で運営しておられます。 裁判に関して、「出廷や証拠提出などを行うのは私1人しかおりませんので、ネオシティを廃業せざるを得ない状況にもなりかねません」とコメントされました。 しかし、寺澤さんは一歩も退きません。
望んでいなくても廃業せざるを得ない状況に追い込む寺澤さん。 「きちんと話し合いすれば…雨降って地固まる…になるはず…」。道徳の教科書に出てきそうなほど、キレイな言葉ですね。 結局、しばらくしてネオシティからサービス廃止の告知が出ました。 なお、この廃止で他の掲示板を探さなければならなくなった他のネオシティ利用者の方が「巻き込まれてしまい迷惑」と発言されたところ、寺澤さんは次のように返答されました。
つまり、ネオシティの利用者は「正確な事実関係を知ろうと努力しないような人間であること」が原因で(自業)、「掲示板が使えなくなる」という結果を受けた(自得)とのこと。 どうやらネオシティ廃止は他の利用者の責任だと主張しておられるようです。 以上、この件に関しましては2ちゃんねる研究さんが8月の観察日記で鋭いツッコミを入れておられますので、興味のある方はそちらをご参照ください。 ネットアイドルちゆは訴えられるのが恐くて何も応援できません。 |
平成13年8月7日 | 夜露死苦!バーチャルネット珍走団 | ||||
ちゆは、仮想世界に生きる”電子の妖精”です。 実体を持った女性よりも空想の美少女が好きだ!という二次元コンプレックスな方のために生まれました。 ところが、世の中には、実際の暴走よりも空想の暴走が好きだ!という妄走フェチな方々が集まって作った仮想世界で暴走する”電子の珍走団”が存在するそうです。 今日は、そんなバーチャルネット珍走団さんの話題です。 チーム名は「狂翼天使」。ホームページによるとメンバーは約30名の少女たちで、今年の1月半ばに結成。 初めは総長と副総長の2人だけでしたが、その後、人数を増やして乱龍連合として活動。さらに足立乃黒薔薇と連合を組んで、今の狂乱美女連になったそうです。 この説明を読んでも何のことだかサッパリ分かりませんが、自分で美女と言うあたりセーラームーンの影響でも受けているのでしょうか。 ともあれ、メンバーのほとんどがバイクさえ持っていないバーチャル珍走団の活動が始まります。 毎日新聞の記事には、具体的な活動内容が書いてありました。
夢は全国制覇です。 ちなみに、掲示板での会話は次のような内容。
無意味に画数が多い当て字以外は、ごく普通のお友だちサイトのようです。 中には、彼氏ができたから抜けたいという思春期まっしぐらな方もおられました。
総長様はお怒りですが、結局、亜悠魅さんは「喧嘩・暴走中の怪我や事故には十分気を付けてね狂翼天使最高ありがとう」と言い残して辞めてしまいます。 そんな総長様(無職少女16歳)の生活も波乱万丈で、こんな書き込みをしておられました。
どの辺りまでバーチャルで、どこからリアルなのか、もうよく分かりません。 そんなこんなで空想の珍走生活を楽しんでおられた皆さんでしたが、5月31日から、この掲示板が荒らしにあいます。 それ以降はメンバーの書き込みもなくなり、荒らしを避けて場所を他に移したか、メールだけの交流に切り替えたかに見えました。 しかし本当は、彼女たちは荒らしどころではなかったようです。 6月1日の夜、「海外留学するから脱退する」と言ったメンバーを公園に呼び出して、5人がかりで顔面や腹を殴り、特殊警棒で腕を折り、火がついたタバコを押し付けるリンチをしていたのです。 その場にいなかった総長は、ケータイで「私の分もやって」と指示していました。 それがバレて、総長を含む暴行関係者5名が逮捕。 バーチャルな珍走お友だちごっこは、リアルな警察の介入によって終焉を迎えてしまいましたとさ。おしまい。 |
平成13年8月29日 | ニフティ会議室の名誉毀損、地裁判決 | |
インターネットが主流になる前は、会員制のパソコン通信が賑わっていました。その最大手がニフティです。 ニフティは、「アニメフォーラム」「特撮フォーラム」「コメディーフォーラム」といった具合にテーマごとの「フォーラム」に分かれており、その中に設置された会議室やチャットで交流が行なわれます。 数年前、そんな中の1つである「本と雑誌のフォーラム」の会議室で揉め事が起こり、訴訟沙汰に発展しました。 先日、その地裁判決が出ましたので、ことの経緯を簡単にご紹介したいと思います。 発端は、三枝さんの発言の中にあった「片をつける」という表記。それに関して、神名さんという方が指摘をされました。
これに、三枝さんは反論。次のような議論になります。 三枝さん「辞書で調べると、”片がつく”で合っている」 神名さん「”方”には最終的な落ち着き場所という意味があるから、かたをつける(=おさまらせる)の漢字には”片”より”方”が相応しい」 三枝さん「小学校では”方”に統一して教えたりするが、実際には”片”も使われている」 神名さん「小学生でさえも”間違い”と認識するような表記をあえて押し通すことに、どれほどのメリットがあるのか疑問だ」 そんな会話に、A〜Eさんという方が加わってきます。ご自身で仰られていたプロフィールによると、ライター志望・東大卒・うつ病の方だそうです。 A〜Eさんは、「方をつける」は誤りという意見の持ち主。 「いい加減、日本語を間違ってるを認めて、謝りなさい」と主張して、「『神名さん=帰国子女でよく日本語を知らない主婦』に一票」などと述べます。 これに対して神名さんは、「あなたの妄想特急の勢いには、ほとほと感服いたします」「日本語さえまともに綴れない・読めない『自称東大卒』に至っては、むしろ同情すらしております」などと反論。 その後も会話は続いて、A〜Eさんが神名さんを「小中学校で児童・生徒の苛めの対象になってる憂さをネットで晴らす、変態的国語教師」に例えるような場面もありました。 ともあれ、そんなやり取りが平成10年の末。その翌年の2月に、A〜Eさんがニフティを相手に訴訟を起こしました。 要求は、「”妄想うんぬん”などと、名誉を傷つけられた。慰謝料100万円を支払って、神名という人物の本名と住所を教えろ」という感じです。 それから2年と半年。今月の27日に、ようやく東京地裁の判決が出ました。 裁判長は、 「言論による侵害に対しては言論で対抗するのは表現の自由の基本原理。パソコン通信は必要かつ十分な反論をすることが容易な媒体だ」 ということで、会議室での両者の書き込み内容を検討。 その結果、一連の書き込みは侮辱的だと認めたものの、そのきっかけはA〜Eさんの挑発的な発言で、A〜Eさんも反論していると指摘します。 そして、 「(一連の書き込みは)正当な言論の行使として許された表現行為の範囲内だ。(神名さんは)不法行為責任を負わない」 「原告が必要十分な『対抗言論』をできている以上、社会的評価が低下する危険性は消滅した」 と、判断。「一連の発言は名誉棄損にあたらない」ということで、A〜Eさんの訴えは棄却されました。 以上、興味深い判例ということで、何かのご参考になればとご紹介しました。 |
平成13年9月8日 | Yahoo!BBの規約変更未遂 | |
インターネットへの接続には、何を利用しておられるでしょうか。 たとえば、プロバイダはニフティを選んで、テレホーダイを利用し、アナログモデムで接続する場合。費用は次のようになります。 ニフティ(2000円)+テレホーダイ(1800円)=月々3800円 これで、夜11時から朝8時までは好きなだけネットで遊べます。昼間も使われる方は、追加料金を支払いましょう。ちょっと生活が不健康になりますが、少し前はみんなこれで満足していました。 しかし、やっぱり昼間もネットしたいという方も多いでしょう。そこで、テレホーダイの代わりにフレッツADSLというサービスを利用することにします。 ニフティ(2000円)+フレッツADSL(3100円)=月々5100円 お金はかかりますが、これで朝から晩までつなぎ放題。しかも、通信速度も数十倍になって、容量が大きい動画のダウンロードも楽々です。「俺はブロードバンドだぜ」と威張ることもできて、1日中ひきこもりネット生活も快適に過ごせます。 ところが、やはり殿様商売のNTTは料金が高いです。そこで、資本主義を生き残ってきたYahoo!BBを利用することにします。この場合は、ニフティにお金を払う必要もありません。 Yahoo!BB(2280円)=月々2280円 これだけで朝から晩までつなぎ放題。しかも、通信速度はフレッツADSLの数倍です。最も高速な方法がいちばん値段が安いという不思議な結果で、めでたくヤフー萌えという結論に至りました。 しかし、6月19日のニュース「ヤフーがADSLサービスを開始」でも触れましたが、Yahoo!BBといえばソフトバンク。油断はできません。 そこで今日の話題は、そのYahoo!BBの規約が変更された件についてです。 9月10日から、Yahoo!BB会員規約に次の文章が加わることになりました。
要するに、今から契約する人は1年以内に解約しても1年分の料金を支払ってもらうという意味です。 携帯電話と同じような”1年縛り”で、「思ったより速度が出ないからやめる」「他社の新サービスの方が安いから乗り換え」ということができなくなりました。 特にYahoo!BBの場合は、住んでいる場所によって通信速度に個人差があり、実際にサービスが開始されるまで自宅でどのくらいの通信速度が出るか分かりません。 どんなに速度が遅くても1年は乗り換えられないということで、Yahoo!BBに申し込む際のギャンブル性が高まりました。 また、引っ越す場合は、いったん解約してから引っ越し先で新規に申し込むことになっていますので、現状の規約では申し込んだ3ヶ月後に突然引っ越しが決まっても、1年分の料金を払わされます。 たとえ、いったん解約しなくても継続扱いで利用できるとしても、Yahoo!BBが利用できない田舎に引っ越す場合はアウトです。 それと、現時点では料金説明ページには定額・初期費用無料が自慢されているだけで、「1年縛りであること」は書かれていません。やや不親切で、その重要な情報を知らずに申し込んでしまう方もおられそうです。 ただし、もちろん、Yahoo!BBに限らず規約を熟読してから申し込むのが当然なのですけれど。 ちゆはこれまで、人に聞かれたらこう答えてきました。「とりあえずヤフーがいいと思いますよ。2〜3年後に潰れるかも知れませんけれど、安いからつなぎにはピッタリです」 でも今日からは、そうも言えなくなりました。 (9月10日・追記) Yahoo!Japan広報部は、この規約変更が「なぜか手違いでアップされてしまった」ものだと発表。”1年縛り”はないというコメントを出しました。 上に、利用者は「規約を熟読してから申し込むのが当然」と書きましたが、規約に関して間違える企業など問題外。 まして「本当は実施しようとしていたが、想像以上に反発が強かったので”手違い”ということにした」のでしたら最低以下です。 いずれにしても、ヤフーとソフトバンクはさらに信用を失いました。 |
平成13年9月20日 | 新種の凶悪ウイルス、「ニムダ」 | ||||||||||||||
「漂流教室」をご存知でしょうか。 30年ほど前の「週刊少年サンデー」に連載していた漫画で、小学校の校舎が核戦争で地球全体が砂漠になった未来にタイムスリップする物語です。 その異常な現実に耐え切れなかった教師たちは、自殺したり発狂したりで全員死亡。大人は人格が腐れた給食のおっさんだけになり、残された小学生たちの苛酷なサバイバルが始まります。
未来植物の試食、鉛筆けずりで盲腸手術、飢えた子ども同士の殺し合い、人肉食い。小学校にいた862人は、最終回には300人ちょっとになっていました。 そんな「漂流教室」の中に、ペストの流行で数百人が死ぬエピソードがあります。 ペストの恐ろしい点として、「最初は自覚症状がない」「すごい感染力」「致死性の高さ」などが挙げられます。 「自覚症状がない」ということは、知らない間に他人に伝染させてしまうということを意味します。 「漂流教室」でも、最初の患者が出たとき、医者の息子の柳瀬くんは「肝臓が悪いだけ」と勘違い。患者を隔離しなかったため、学校中にペスト菌が広まることになります。
「すごい感染力」というのは、患者に触るだけで伝染する可能性があるということです。 だから、自分が感染した可能性があると思った高松くんは、みずから「みんな近よるなっ! きけんだっ!!」と叫びました。
そして、「致死性の高さ」。 医者の息子の柳瀬くん曰く、「ペスト菌がうつると、約一日で発病するんだ」「それからひどい熱がでて…、リンパ線がはれたり、下痢をしたりして……」
そんな凶悪なペストですが、今の日本ならば薬もありますし、それほど恐い病気ではありません。
ところが、つい先日、そんなペストと同じように凶悪な特徴を持ったコンピュータ・ウイルスが登場しました。名前はNimda(ニムダ)。 このウイルスには、ホームページを改ざんする能力があります。そして、改ざんされたホームページをインターネットエクスプローラで読んだだけで、その人のパソコンにもウイルスが感染する可能性があります。 ウイルスに感染されたパソコンは、アドレス帳にあるメールアドレスにウイルスメールを送りつけまくります。 もしも、そのメールを受け取った人がアウトルックやアウトルックエクスプレスを使っていた場合は、そのメールを読むだけで感染する可能性があります。 また、会社や学校でパソコンを何台もつなげて利用している場合は、1台が感染すればつながっているマシンすべてに広がります。 そうして感染したパソコンが、さらに「改ざんできるホームページはいねーがー?」と手当たり次第にアクセスをかけまくるため、それだけで大きな負荷がかかり、改ざんされなくても回線が異常に重くなります。 その影響を受けて、当「ちゆ12歳」も18日深夜から19日昼までアクセス不能に近い状態になりました。 さて。 今は自覚症状がなくてもすでに感染している方、あるいは、今は大丈夫でもこれから感染する可能性のある方もおられると思います。 知らずにウイルスを広めてしまえば、後でエンガチョ扱いされても文句は言えません。ウイルスに感染したままネットをするのは、エイズに感染したままテレクラでヤリまくるのと同じくらい最低の行為です。
Windowsを使っておられる方は、まず自分が感染していないか確かめて、もしも手遅れならば駆除しなければなりません。 トレンドマイクロさんのホームページに、感染しているか確認する方法が書かれています。それを読んで、もしも感染していた場合には修復ツールなどを用いて駆除してください。 また、今は感染していなくても、今後も感染しないための対策が必要です。 今回のウイルスは、インターネットエクスプローラの弱点を利用して感染します。ですから、IE5.01を使っておられる方はこちらのサービスパックを、IE5.5を利用しておられる方はこちらのサービスパックをインストールして弱点を塞いでください。 また、IE6.0にバージョンアップする方法もあります。ただしマイクロソフトの最新ソフトは概ね地雷ですので、あまりお勧めはできません。 ともあれ、これでホームページやメールを見るだけで感染する事態だけは防げます。 しかし、上記の対策をされた方や、IE以外のブラウザを使っておられる方でも、手動で怪しいファイルを実行すれば一発で感染します。 当たり前のことですが、ウイルス被害に対しては、利用者の1人1人が危機意識を持って対応していくしかありません。 |
平成13年10月6日 | Yahoo!ジオシティーズに注意 | |
ホームページを開設するにはどうしたらいいか、ご存知でしょうか。 まずは、ペットの写真やお子さんの運動会の写真を用意しましょう。それらの素材に「○○ちゃん、8さいのお誕生日」といった解説を添え、「○○のわくわくホームページ」とか名前を付ければ素敵な親バカサイトの完成です。 しかし、単にページを作っただけでは、他人様に見て頂くことはできません。作ったものをインターネット上で公開しなければならないのです。 そこで、作ったページを、企業などが提供してくださっている「ホームページスペース」に置かせてもらうことになります。 その「ホームページスペース」は、大きく3種類に分けられます。 1つは、プロバイダのオマケに付いてくるスペースです。 たとえばぷららさんに入会すると、月々1950円でインターネットにつなぎ放題になり、そのオマケとして自分のホームページも開設できます。 ちなみに、尋常ではないアクセス数の多さで知られる侍魂さんもぷららのホームページスペースを利用しておられますが、そのアクセス数に耐える環境を整えるためぷららはかなりの出費を強いられていると思われます。 それでも「ぷららはアクセスの多いホームページを追い出す」と噂になっては困るので、「よその有料サービスにでも移ってください」とは言えないのでしょう。 このように信用商売に付け込めるのが、プロバイダのオマケスペースの利点です。 2つ目は、有料のレンタルスペースです。 こちらはお金を払ってホームページを置かせてもらうというサービスで、当「ちゆ12歳」もWebARENAさんを利用させて頂いています。 なお、これを利用される際は転送量制限に注意しなければなりません。たとえばBIG-serverさんの月7000円コースでは、転送量が月に5GBを超えると、1GBにつき2000円の追加料金をとられます。 以前、そのことで某掲示板の管理人さんが7万円請求されたこともありました。当「ちゆ12歳」の転送量も月300GB程度ですので、もしも同じコースを利用させて頂くとすれば、月に60万円ほど支払うことになります。 もちろん、それらは別にBIG-serverさんが悪いわけではなく、単なる利用者側の選択ミスです。 その辺りは自己責任ですので、レンタルスペースを利用される方はお気をつけください。 3つ目は、無料ホームページスペースです。 広告が出るかわりにタダでホームページを公開させてくれるサービスで、TripodさんやUniversal Gateさんなどがあります。お金も払わず気軽に開設できますので、初めての方にもオススメです。 ところが…。 そんな無料ホームページの最大手であるYahoo!ジオシティーズを利用することに、実は広告以外のデメリットがあったそうです。 詳しくはWind blow a grasslandさんを参照して頂ければと思いますが、Yahoo! JAPANの利用規約によって、ジオシティーズのスペースにホームページを置いた時点で、次の内容を認めたことになるそうです。
つまり、ジオシティーズの無料スペースに置かれていたネットアイドルのきわどい写真をヤフーが勝手に投稿エロ雑誌に送っても合法。そんな写真を集めた本をヤフーが勝手に作って販売してもOKだというのです。 そして、一切文句は言えない約束(著作者人格権を行使しない)だということになっています。 これまではこの規約が無料ホームページに適用されるのかどうか不明瞭だったのですが、10月15日に規約が統合され、確実に適用されることになります。 もちろんこんな規約が実際に有効なのかは疑問ですし、利用価値のない親バカサイトならば実害はないと思いますが。また、ヤフーだけの問題でもなく、たとえばぷららの規約にも似たようなことが書いてあったりします。 ともあれ、これを受けて吸血殲鬼GF団さんは「本気で考えなきゃね、移転」と発言。スレの杜さんも「移転もやむをえない」と言っておられます。 また、ジオシティーズにミラーサイトを置かれていた@改造工房さんは、「Mirrorサイトは削除&Geoは退会します」と宣言されました。 ちなみに亜米利加でも2年前に同じようなことが問題になりましたが、ユーザーの反対を受けて無事に解決しています。 ネットアイドルちゆは、Yahoo!ジオシティーズをおすすめしません。 (10月10日・追記) この件に関して、ヤフー側の見解がアナウンスされました。 |
平成13年11月5日 | グーグルのランク | |
ヤフーの検索サービスは使えません。 確かに、数十人のスタッフが手作業で作った巨大リンク集「ヤフー」は、「公式サイト」や「昔からの定番サイト」を探す際など、使い方次第では便利です。 しかし、人数の限られたスタッフが全ての分野をフォローすることは不可能です。 たとえば、「エンターテインメント>コミックとアニメーション>同人誌、サークル>アダルト」のカテゴリを見ると、まともにコメントを付けることさえ放棄しており、ほとんど白紙状態。 たまに「ロリータ」「スクール水着」「放尿イラスト」と一言だけ添えられている程度です。 「オタク向けエロ同人誌」という少々特殊な分野のことですから、それなりに「分かっている」人間でなければ、サイトの価値など判断できないのでしょう。 そんな具合に人間の主観で登録を決めるのですから、右に偏ったサイトは登録されづらかったり、優秀なサイトが後発だというだけで登録されなかったりします。 この辺りが、「ヤフー型検索エンジン」の欠陥です。 たとえば、「天使のしっぽ」という萌え萌えな美少女アニメが話題だと聞いて、ヤフーで「天使のしっぽ」を検索してみますと…。
ちゆが探したかったのは、天使のように純真無垢な犬や猫の愛らしいしっぽに親しみを込めて「天使のしっぽ」と名づけられた、犬好き・猫好きのための宿の情報ではないのですが…。 しかし、そこで登場するのが、われらがgoogle(グーグル)です。 グーグルで「天使のしっぽ」を検索してみますと、真っ先に「天使のしっぽ」公式ウェブサイトが表示。 その他にも、WOWOWの「天使のしっぽ」紹介ページや文化放送のラジオ版の情報など、かなり的確に知りたい情報が出てきます。 そんなグーグルの秘密は、ホームページの重要度をプログラムで自動的に判定するシステムにあります。その結果、かなりの精度で重要なサイトから順番に表示できるのです。 その仕組みはばばはじめさんの「Google の秘密 - PageRank 徹底解説」で詳しく紹介されていますが、ごく大雑把に申しますと、たくさんリンクされているページは重要度が高いという判断基準です。 ただし、単純にリンクされている数を比べるのではなく、リンク元のサイトの「重要度」やリンクの貼られ方から判断しているそうです。 さて。 Google ツールバーをIEに組み込むと、このランクが10段階のグラフで表示されるようになります。現在見ているホームページの重要度をグーグルがどう判断しているのか、一目で分かるわけです。 ちなみに、阿片通信さんの11月6日で紹介されていましたが、米国のヤフーが最高の”10”。日本のヤフーは”8”。その他、2ちゃんねるが”6”、侍魂さんや当「ちゆ12歳」は”5”という感じだそうです。 これまで、ホームページの数値化できる評価基準として、「アクセス数」「ヤフーに登録されているか」「ヤフーでクールマークが付いているか」「ウイルスを何通もらったか」「雑誌に紹介されたことがあるか」「いくら儲かったか」などがありました。 これに、「グーグルのランクはいくつか」が加わることになります。もちろん、あくまで1つの目安程度であって、「これでホームページの価値が決まる」などという馬鹿な話ではありませんが。 なお、大量のダミーサイトからリンクしまくって順位を向上させる商売も、すでに存在しています。 ともあれ、探していたサイトが消えていてもグーグルがコピーを保存しているキャッシュ機能や、サイトではなく画像を検索するイメージ検索など。グーグルは間違いなく、現状で最高の検索エンジンです。 ただし、グーグルも完璧超人ではありません。たとえば現在グーグルで「ネットアイドル」を検索すると、当「ちゆ12歳」が上から2番目に表示されます。 しかし、「ネットアイドル」で検索する人の多くは、こんなサイトの情報を知りたいのではないでしょう。 当サイトは、多くのニュース・日記系のサイトにリンクして頂いているおかげで、グーグルの順位が上がっています。 そして、タイトルに「ネットアイドル」という単語が入っているため、グーグルは重要度の高い「ネットアイドル」サイトだと判断してしまうのでしょう。 しかし、ちゆは「ネットアイドル」関係のサイトからはほとんどリンクされておりません。「ネットアイドル」サイトとしての重要度は低いのです。 そこで、グーグルの優れたシステムをふまえつつ、そういった欠陥をなくしたさらに新しい検索エンジンも、すでに幾つか登場しています。検索エンジン界の今後が、今から楽しみです。 ネットアイドルちゆはグーグルを応援しています。 |
平成14年1月31日 | ウイルスメールの集計 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
たまに、こんな話を聞くことがあります。 「届いたメールに変な添付ファイルが付いてて、なんとなく実行しちゃったんだけど、ちょっと心配。別に何も起きなかったから大丈夫だと思うんだけど」。 …それは、けっこうな確率でコンピュータ・ウイルスに感染していると思います。 そして、ウイルスは「感染したパソコンの中に保存されているメールアドレス」を見つけては手当たり次第に自分のコピーを送りつけます。 つまり、読んだホームページの管理人やメール友達のところに、自分のパソコンからウイルスメールが送り込まれている可能性があるわけです。被害を受けるのは自分ではなく他人なので、早めに対処しましょう。 なお、何の対策もせずに「アウトルック」「アウトルックエクスプレス」を使っていると、別に怪しい添付ファイルを実行しなくても、メールを読むだけで感染します。 IE5.01を使っておられる方は、こちらのサービスパックをインストールしてください。 そういえば、その対策をしていなかった島さとし衆議院議員が、“読むだけウイルス”にあっさりと感染。事務所のパソコンからウイルスメールをバラまいたことがありました。 島先生は、これを「悪意を持った何者かがウイルスを送り込んできたサイバーテロ」と判断。「サイバーテロ根絶のために断固戦うぞ」と決意を表明しておられました。 もちろん、そんなの全然サイバーテロではなく、島先生のようなド素人ユーザーさんを中心に、人から人へ広まっているだけ。無知もいいところです。 そんな島先生、“政界一のIT通”、“インターネット通”を自称しておられますが、せめてウロンちゃんの12月24日の意味が理解できるようになってから名乗って欲しいと思います。 さて。 「W32/BADTRANS−B」というウイルスがあります。 「感染に使われるメールは件名が「Re:」だけ」という分かりやすい特徴を持ち、万が一感染してもこちらの修復ツールで対処できるものです。 これが昨年11月の終わりごろに大流行。せっかくなので、12月から1月にかけて、ちゆのアドレスに届いた「Re:」メールの数を集計してみました。
そんなわけで、2ヶ月で1502通ほど「Re:」メールを頂きました。 折れ線グラフにすると、こんな感じです。 勢いがあったのはウイルス発生から1週間程度で、すぐに落ち着きました。以降は、少しずつ減少しながら、それなりに安定したウイルス供給が続いています。 ついでに曜日別の傾向を見出せないかと思ったのが、次のグラフです。 見た感じ月曜日に多くて金曜日に少ない気がしますが、サンプル数も少なく、有意差があるかどうかは確かめていません。 そんなこんなで、せっかく2ヶ月ほどコツコツ数えていたのを自分だけで楽しむのも寂しく、どうにかネタにできないかと思ったのですが、あまり面白いデータではありませんでした。ごめんなさい。 何かのご参考になりましたら幸いです。 |
平成14年5月15日 | Klezウイルス | ||
最近、Klezウイルスというものが流行しているそうです。 感染すると、また別のパソコンに勝手にウイルスメールを送信して広まるタイプ。特色は、その差出人を偽装するところです。 たとえば、知らない間に「差出人・自分」のウイルスメールが社長に届いていたり、「差出人・首相官邸」のウイルスが自分に届いたりします。 ちなみに、その手のウイルスメールには思わせぶりな件名が付いていることが多いです。 「例の件」「私のかわいいガールフレンドを見てください」「極秘」「とっておきのエロ画像です」「助けてください」「ウイルス対策用のファイルです」「お友だちになりましょう」「うんこ」などなど。 そうそう。ウイルスではありませんが、迷惑メールもまだ多いみたいです。先日も、こんなのが届きました。
……何でしょうか、この力の入れどころを間違えた宣伝は。あなたの人生それで満足ですかと問い詰めたくなります。
……最後の「ロリ画像もあるよ」は、すでにワカメちゃんの台詞になっていません。 それなりに面白いのですが、トラフィックや受信料の問題もありますし、やっぱり迷惑なメールです。もっとも、律儀に件名が「!広告!」だったので、経済産業省お墨付きの合法メールだと言えなくもないですが。 そうそう。こういった迷惑メールを送信する人に、「無差別大量メール送信支援ソフト」を数十万円で売りつける悪徳な業者さんもありましたね。 まあ、「驚速ADSL」のようにフリーソフト以下のしょうもないソフトをよく分かっていない初心者に高値で売りつける商売に比べれば、まだマシな気もしますけれど。 ネットアイドルちゆは、NetTuneを応援しています。 |
平成15年10月19日 | エッグマンの挑戦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年10月21日のニュースで、「ホーリーランド」という漫画についてご紹介させて頂きました。 引きこもりのユウ君が、自室で1日5000回の素振りを2年間続けてみたら本当に強くなって、夜の街でヤンキーを狩るお話です。 作者は、森恒二先生。 「ベルセルク」の作者・三浦先生によると、森先生は「学生時代だけでも倒した相手の数は数百人」「極真黒帯・木刀持った右翼・ナイフ持った黒人・ミス湘南などを倒した」という豪傑で、バイクで事故って死にかけた際にマンガの神の啓示を受けたのだそうです。 そのためか、「ホーリーランド」の中には作者の実体験からくる格闘うんちくが頻出します。 「護身術の本などで、時々刃物の奪い方を目にするが、あれはどうだろうか? 僕(作者)自身が不器用なのもあると思うが、刃物を奪おうとして手にケガを負った事がある」などなど。 素人の読者としては、そういった「ホーリーランド」の記述は正しいのかハッタリなのか気になります。 ちゆも以前、ホーリーランドに書いてある「1対多のケンカの時は、弱い敵から倒すべき」という説は本当なのか?というアンケートをさせて頂きましたが、思ったより意見が分かれてよく分かりませんでした。 そんな感じで、2chの武道板に「ホーリーランドってあってるの?」スレッドが立ちました。内容は、だいたい次のような感じです。 「あれとかどうですか? レスリングのタックルに対して手刀で迎撃」 「ブッチャケ無理」 「手刀落とす前に組み付かれてアポーーん」 「その通りですね。本物のタックルは本当に早い」 「アスファルトに投げられて立ち上がり逆転KOするユウ君」 「一応リュックサックでダメージ軽減したってことになってますね」 「柔道家に投げられてリュックサック一つで大丈夫!ってのは」 「投げられたら死ぬ。普通」 「おそらく60kg台のユウでは即死でしょう」 「せめて肋骨は折れて背骨も歪んで欲しかった」 「ユウのバックには衝撃緩和できる宇宙素材が詰まってたとか」 「振り上げた角材もろともハイキックで相手をブッ倒すユウ君」 「あれってかなり無理ぽじゃないですか?」 「あれギャグ漫画だから何やっても良いんだよ」 「自室でシャドーやるだけであれだけ強くなるなんて」 「誤ったフォームを覚えるのがオチ」 「指導者が随時フォームの修正とアドバイスを加えていかないとダメ」 「ユウは一応天才ってことになってますから」 そんな穏やかなムードの中、エッグマンというハンドルネームの方が登場。武道板の有名人・胴締め剛術家さんに因縁を付け始めます。
さっそく、「オフで実際に会ってボコボコにすれば?」と煽られますが、
これに、「エッグマンって格闘技はやってるの?」「何時どこで勝負するのか発表してくれ」といった煽りが入り、
さらに、「半年は長いな。六週間後にしてくれ。だいじょうぶ!エッグマンはやればできる子だから」の一言で、対決の日は6週間後に決定。 格闘技の本やビデオを買ってきたというエッグマンさんに対して、「本当に強くなりたいのなら、ちゃんとした指導者についたほうがイイよ」という忠告が入りますが……。
「ユウ君は漫画のキャラだぞ」というツッコミが入りますが、もちろんエッグマンさんは気にしません。胴締め剛術家さんが使う柔道と柔術への対策を練り出します。
その後の情報で、エッグマンさんは19歳の無職と判明。 「そんな奴が夜中の公園でトレーニングか。まさにホーリーランドだな」「無職で公園で木刀振って枝折ってるのか?」といったツッコミが入ります。
……広い世の中、電波が実在するのも事実ですが、こういったエッグマンさんの発言はいかにも作っている感じに見えます。
ところが、ここで当の胴締め剛術家さんが、次のように発言します。 「卵君からメールが届いていましたが、どうやら彼は本気のようです。携帯の番号と画像を本当に送ってきました」 これを受けて、スレッドも盛り上がります。「実はエッグマンの今までのレスはネタではなく本気だったのかもしれない。つまり彼は真性の(ry」「あれ全部本気だったの? それって…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」 ちなみに、送られてきた画像の特徴は、次のような感じだったそうです。 ●かなり痩せ型 ●サングラスで顔はよく分からない ●カワサキのバルカンらしきバイクにまたがっている 胴締め剛術家さん曰く、「おそらく エッグマンは『T2』を意識しているのではないか?と思われます。体型が全然違いますが、本人はノリノリなんでしょうね」「皮ジャン着てるんですが、死ぬほど似合ってません。髪型も服装も乗っている単車すらも浮いています」 もちろん、「実は全く関係ないヤシの画像だったりして…」という可能性も高いですが、スレッドでも、「何かちょっと違う意味でこわい相手のような気がしてきます」といった声が出るようになりました。 なお、この時点で、2人の戦力差は次のように絶望的。
しかし、エッグマンさんはすでに勝利を確信しています。
「それって単に乳酸がたまってるだけでは?」というツッコミも、もちろん無視。ついに新スレッド「【素振りと】卵男の挑戦【シャドウのみ】」が立てられました。 そこに、再び胴締め剛術家さんが登場。「卵に電話かけると本人らしき人物が電話に出てくれました」ということで、次のような会話をしたそうです。 胴「もしもし、お前、エッグマン?」 卵「……誰?」 胴「お前の大好きな胴締め剛術家ですけど」 卵「…………」(5秒ほど沈黙) 胴「もしもし? …おい! なんか言えって! コラ! 卵!」 卵「………………プッ」 そうして電話を切られた後、「用件はこちらから伝えるから、電話をかけてくるな」というメールが届いたそうです。 胴締め剛術家さん曰く、「どうやら彼が対人恐怖症なのは間違いないようです。電話ですら、他人とのコミュニケーションが出来ないようでした。案外、可哀想な子なのかもしれませんね」 それでも携帯の番号は本物らしいということで、「何のために電話番号を胴締め剛術家氏に教えたのかよく分からない」「せっせとネタ書き込んでて、ご苦労な人やなと思ってたんですが、マジモンやったんですか」「うーん、これってまじでやばいんじゃ?」という声が増えました。 ところで、実はここに至っても、エッグマンさんがそもそもなぜ胴締め剛術家さんを敵視しているのかよく分かりません。スレッド内では、次のように推測されました。 「胴締めはホリランスレで作者の森を妄想漫画家とコキ降ろしていた点に遠因があると思う。ホリランは脳内武道家にとってまさにホーリーランド、貧弱な自分をユウに置き換えて脳内妄想で武道歴を積んでいた。しかし、有名コテハンによって無残にもその幻想を打ち砕かれてしまった。その幻想を糧に生きていた卵マンは日に日に胴締めへの恨みを募らせていく」 しかし、エッグマンさんはこう反論。
これに対して、「君がホリランを”リアルだ”と認識するには、君自身がリアルなストリートファイトの経験がないとダメだと思うんだけど…」「童貞が一言。『わぁ、このダッチワイフ、すげぇリアルな挿入感だなぁ!!』」といったツッコミが入りますが、
さっそく、「先生、漫画返したくなくて休学したんですか?」とツッコまれますが、
この辺はもうどう見てもネタですが、とにかく自信たっぷりのエッグマンさん。 「本を読んでるだけでできるなら同締め氏も使えるっつーの」という意見に対しても、
そこで、またまた胴締め剛術家さんからの報告。「卵の野郎から嫌がらせとしか思えない程の大量のメールが届いてました。三行メールで157件も送ってくるなと言いたいです」 そんな感じで、エッグマンさんが指定してきた対決方法は次のようなもの。 1、彼の自宅のガレージで行う 2、京阪の駅まで一人で来い 3、立会人は彼の友人たちが引き受ける 4、勝負に負けた側は土下座の写真をネット上に晒す事 5、武板で謝罪文を掲載する事 「2chで立会いの相手を自宅に招くというのもある意味蛮勇としか言いようが無い」などの声が出ますが、もちろん彼は気にしません。 ちなみに、エッグマン家のガレージはコンビニほどの大きさで、今は使ってないとか。
などの発言からも、エッグマンさんの家はお金持ちみたいです。
これに対して、「しかし煉獄なんて言葉、どこで仕入れたんだ?」「たぶんるろうに剣心と言う漫画。小太刀二刀流という単語使ってたし」「おいおい、エッグマンが参考にしてる剣道の本やビデオってるろ剣のコミックスやDVDなんじゃないか? たぶんボクシングの本は満腹ボクサーとセスタスだろう」というツッコミも入ります。 ところが、ここで新展開。 「ちょっと待て、みんな。気のせいかと思っていたけれど、いくらなんでも共通点がありすぎる。“早撃ち”、“BWLのジャケット”、“バルカンのようなハーレータイプのバイク”、“ヘルズゲート”、“煉獄”、“親が金持ち”、そして何より“逝っちゃってる電波な内容”。卵、お前まさか…。おもちゃのさい○うという店に心当たりはないか?」 「ゲェッ!! ま、まさか…くっ、くっしー?」 そう、エッグマンさんの発言は、田丸浩史先生の漫画「最近のヒロシ。」の内容と妙に重なるのです。 「最近のヒロシ。」は、田丸先生が自分の漫画家生活を赤裸々に語った日記漫画。先生はモデルガンショップ「おもちゃのさいとう」の常連で、漫画でも、他の常連客とのやりとりが頻繁に出てきます。 その常連客の中に、すごい妄想癖のある兄ちゃんなどの電波さんが2人ほどいるのです。
くっしー君は、月に50万円稼げるチラシ配りという触れ込みのネズミ講に引っかかったり、親に事務所を借りて何の経験もないのにゲーム会社を始めたりする若者。 その言動から、エッグマンさんは実はコイツなのではないかという疑念が生まれたわけです。 たとえば、エッグマンさんには次のような発言がありました。
一方、「最近のヒロシ。」にも、仲間同士で早撃ちをしにチャーリーという店に行く話があります。 「偶然の一致にしては出来すぎ。これはやはりくっしーかジョニーのどちらかではないかと」「本当に細かい点が同じなんだってば。たとえばBWLのジャケット、早撃ちの練習会、ハーレータイプの大きなバイク。この条件を揃えるだけでもなかなか難しいと言うのに、彼が使った特徴的な単語『ヘルズゲート』『煉獄』。これも彼の知人が開いたHPの名前」 とは言え、漫画では「ジョニー」は25歳以上。胴締め剛術家さんが「最近のヒロシ。」を読んだところ、やはりエッグマンさんはジョニーではないそうです。 年齢や体格、“親が金持ち”などの条件が当てはまるのはくっしー君。しかし、“ハーレータイプのバイク”に乗っていたのはジョニーですし、“BWLのジャケット”を買ったのは田丸先生。条件が完全に一致するわけではありません。 「もしくは、くっしーやジョニーの新しい仲間だな。あいつらの影響をうけたら一発で変になりそうだもんなあ」「単に田丸の漫画読んだヲタが暴走しているだけ、という可能性の方が強い」などの推測が出ました。 果たしてエッグマンさんは、くっしー君なのでしょうか。エッグマンさんに質問が飛びます。
ウソをついていなければ、少なくとも田丸先生と同じ市内に住んでいて、「最近のヒロシ。」の登場人物たちと趣味や生活圏が近いのは確かなようです。しかし、
ということで、今のところ真相は分かりません。そのうち「最近のヒロシ。」にこの件が描かれれば面白いのですが。 ともあれ、エッグマンさんはいつもの調子。
さらに、彼は次のような練習メニューをこなしているそうです。 午前中=ウエイトトレーニング 正午=外食 昼過ぎ=サンドバッグとフットワーク 四時過ぎ=昼寝 夜=晩御飯 夜中=シャドーとロードワーク 深夜=ビデオでの技術研究 明け方=寝る 意外な努力に、「あれ。なんかちゃんとしたメニューですね」「まじめに考えて練習してるね」「てっきりユウよろしくワンツーを五千回ってのかと思いきや、一応メニュー組んでやってるのか…想像以上だ」という声があがります。 そして、エッグマンさんの態度も微妙に変化してきました。
とうとう、「正直、19でヒキの漏れはエッグの状態が羨ましい。金はあるし夜中とはいえ公園まで言って色々練習してるわけだし、ジムにも行ってるし。エッグがトレーニング続けてる点は素直に凄いと思うよ。ということでガンガレ」という人まで現れました。 もちろん、即座に「ヒッキーに言われてもなあ…」「エッグマンは全国の引きこもりの憧れです」といったツッコミが入りますが。 そんなこんなで、さすがに6週間では無理があると気付いたのか、エッグマンさんは薬物にも手を出します。
「プロテイン飲みすぎ。肝臓壊すなよ」などのツッコミが入る中、具体的な商品名を聞かれて、エッグマンさんが挙げたのは、
「お前ジャックハンマーにでもなる気か?」「ほとんど全部副作用バリバリのアナボリックステロイドとケアの時に使う薬だよ」「併用は副作用どころじゃねーぞ。特にHCG。人格崩壊起こしても知らんぞ。あ、もうしてるか」 さすがに心配する声が出ますが、エッグマンさんは超ストイックです。
「グラップラー刃牙」に登場したジャック・ハンマーは、明日を捨てた過剰ドーピングと日に30時間のハードトレーニングを自らに課し、薬物と滅びゆく肉体とのせめぎ合いの果てに、矛盾のみを条件に存在する肉体の境地に到達しました。 エッグマンさんも、まさにその世界を目指そうと言うのでしょうか。 さすがに、これには心配する声が続出。 「ビルダーが使うステロイドをオマエが使ってどうすんだ。ビルダーになりたいのか死にたいのかどっちだ?」「内蔵ボロボロになってまで勝ちたいか? まぁ勝てないけど。てことは勝てないのに内蔵ボロボロになってもいいのか?」「6週間あれば内蔵や女性化はともかく精神へのダメージは出てくるぞ」 ……「ホーリーランド」の世界から「最近のヒロシ。」の世界に移ったと思いきや、今度は「グラップラー刃牙」の世界へ。エッグマンさんの旅は終わりません。 約束の日まであと6週間。やっぱりネタだとは思いますが、ネタならネタでこれくらい仕込んでくれれば上等です。 ネットアイドルちゆはエッグマンさんを応援しています。 |
平成17年1月19日 | 警察から電話がきました | |||||||||||||||||
17日のお昼ごろ、電話が鳴りました。 「秋葉原の万世橋警察署ですけど、ちゆの管理人さんですか?」 なんで秋葉原の警察がちゆの電話番号を知っているのでしょうか。 民事ならともかく、いきなり警察のお世話になるようなイベントのフラグを立てた覚えはありません。……まさか紀宮さんの件でしょうか。それなら確かに何が起こっても不思議はありません。 「掲示板で……」 どうやら皇室絡みでも宗教絡みでもないようで、ちょっと安心しました。 「12月14日の、No.206の書き込みなんですけど」 えっと……ここかな。
……ああ。 ちなみに、この発言の後には、次のような返信が続いていました。
どうやら、これを見て本当に通報してしまった人がいたようです。 前後の書き込みを読めば、上の発言者が本当に放火するというのは、うちのばあちゃんはよく包丁を研いでいるから実は殺人鬼かもというのと同じくらい有り得ないとは思いますが……。 ネットで「バスジャックなんて甘いな。明日太陽が昇ると同時に世界中を絶句させてやる」と予告して本当に殺人未遂を起こした17歳、「町中を包丁で振り回して驚かせてやる!!!」と予告して本当に新宿で暴れた16歳など、先人たちがアレな前例を構築済みなのが何とも。 とにかく、電話の用件は、この放火予告(?)をした人のIPアドレスを知りたいとのこと。 ※IPアドレス……当ホームページの掲示板に何か書き込むと、ちゆにだけ見える形で、発言者のパソコンの「IPアドレス」が記録されます。ちゆのような一般人だと、そこから分かることは「東京から書き込んでいるらしい」とか「ドリームキャストでアクセスしてる」という程度ですが、スーパーハッカーと警察だけはそこから個人を割り出すことができます。 通常、そんな情報を他人に教えることは絶対にありませんが、今回は相手が警察です。ちゆも自分の身がかわいいですし、ここは反骨精神を発揮する場面ではないと思い、素直に尻尾を振ることにしました。 情報を送る方法の希望を聞かれたので、メールと答えると……。 「電子メールは受け取れないんですよ。ショナイにはネットのできるパソコンがないんで。本部にはあるんですけど」 ちゆには“ショナイ”と聞こえたのですが、万世橋警察署内という意味でしょうか。 とにかく、ネットで放火予告(?)した人を追っている刑事さんは、現在メールも受け取れないような環境にいるようです。……たぶんそこは秋葉原駅から徒歩圏内で最もデジタル化の遅れた場所ではないかと思います。 結局、選択肢が郵送かファックスだったので、ファックスで情報を送りました。 放火予告(?)をされた方は、しばらくしたら誰かに身辺を調べられるかも知れませんが、別にあやしい人ではないと思いますのでご安心ください。 そういえば、「コンピュータ悪のマニュアル2」という本に、平成9年にレイプ依頼を掲示板にコピペしたら前科が付いたという人の体験談がありました。 身辺捜索令状を持った5〜6人の刑事がいきなり朝6時に自宅に現われた、取り調べでは本当に“優しい刑事さん”と“恐い刑事さん”が交互に出てきた、前科が付いてからは道を歩いていて職務質問を受けたときの警官の対応も全然違うなど、興味深い話が多かったです。 その中に、読者向けのアドバイスとして、「言い逃れが担当刑事の心証を大変悪くしたらしい。覚えのある事で警察の世話になり逃げられないと思ったら、素直に協力した方がよい結果になると言えるだろう」「法の下での平等なんて無い、弁護士に金を使わなければそれなりの結果しか出ない」などとありましたので、もしもの時は参考にするといいかもです。 ともあれ、今後、当ホームページの掲示板で脅迫や威力業務妨害にあたるような書き込みをされる方は、覚悟をもって発言して頂けますよう、よろしくお願いいたします。 以上、いちおうのご報告でした。 ネットアイドルちゆは万世橋警察署を応援しています。 ≪追記≫ 放火予告(?)をした人は、別の方のハンドルネームを騙っております。元々そのハンドルネームをお使いのご本人様とは何の関係もありませんので、間違われないよう、お願いいたします。 |
平成17年2月4日 | バトルウォッチャー・哭きの竜さんの12年 |
先月の16日に、ネットウォッチ系のサイト「ザ・バトルウォッチャー」さんが閉鎖されました。 管理人さんは、インターネットが普及するよりも前からネットバトルをウォッチし続けてきた凄い人。そのサイト内容には、歴史的・資料的な価値があると思います。 そこで、バトルウォッチャーさんのことをよく知らない方向けに、そのあらすじをまとめてみたのですが、異様に長くなってしまったので、別のページに分けました。 続き→「バトルウォッチャー・哭きの竜さんの12年」 |
平成17年2月6日 | 「しがない記者日記」騒動 | |||||||
朝日新聞の1月19日の夕刊に、「ブログっておもしろい!」という記事が載っていました。 それによると、ブログは「新しいホームページの形として注目され、簡単に作成・更新できると人気」で、「尻込みせず、自分のブログを作ったら世界が広がりそう」とのこと。 また、ブログを楽しむポイントは、「ブログをコミュニケーションの道具としてとらえ、ネット上の人間関係においても互いを尊重することが重要」だそうです。 さて。 最近、現役の新聞記者の方のブログも増えましたが、その中の1つが「しがない記者日記」です。 管理人は朝日新聞の記者の方で、ブログ内では自分の勤めている社名を伏せて、「NHKと朝日新聞がやりあっている。というより、明らかにNHKがひどい」と擁護したりしていました。 1月29日。そんなブログに寄せられたトラックバックに対し、記者さんは「右翼大好きミーハーサイト」と題して次のように述べます。
「レッテルをはって議論をごまかす」ことを否定しながら、「右翼大好きミーハーサイトだ」というレッテル貼りから始まるのが素晴らしいです。 「おもろい」以下のくだりも、なかなか相手を尊重した文章ですね。そこまでコキおろしながら、論理がどう破綻しているのかなど具体的に触れないのは、「向こうは『右翼』なんだから説明するまでもない」という意識でしょうか。 当然、たくさんの反論コメントが付きますが、それを受けた2月4日の更新は……。
相手を「おもろい珍獣」あつかいして優位に立とうとするスタンスは、前の文章と変わりませんでした。 その時点で、本当に問題だったのは何か分かっていないと思われます。 その6時間後の更新では、従軍慰安婦について何点か述べた上で……。
記者さんのオススメ文献は吉見義明教授の「従軍慰安婦」でした。 のちに否定された記述も多く、少なくとも、このデリケートな歴史の問題に対して「これ1冊でOK!」なんて本ではないのですが……。 そもそも、そんな有名すぎる文献は読んだ上で反論している人がほとんどだと思いますが、記者さんの頭の中の「右翼」はよほど不勉強みたいです。 またもコメント欄にたくさんの反論が寄せられ、2月5日、記者さんは「新記録」という文章を更新します。
……記者さん、こわれちゃった。 この後、「プライバシーを暴くようなコメントが掲載され、知人より『ちゃんと管理するべきだ』と強いご批判をいただきました」ということで、思い切って自分の書いた文章ごと全部削除。 新たに、「ページはやめませんよ」という文章をアップロードします。
……ああ、記者さんはまだ「右翼」と戦っておられたのですね。 単に面白そうだから「みんなで観察してみよう」と寄ってきただけの人も多いのですが、記者さんには全員「右翼」に見えている様子。せっかく自分のブログを作ったのに、なかなか世界が広がりませんね。 そうして、読んだ人がコメントを付けるのも不可能な設定になり、トラックバックはビシバシ削除されていき……。ブログはコミュニケーションの道具ではなく、単にホームページを簡単に作成・更新できるツールと化しました。 結局、「ページはやめませんよ」以外には、「今朝のウンコも絶好調だった」みたいなどーでもいい料理の話だけが残ります。 そして、2月6日、次の文章がアップロードされました。
「悪いのは向こうであって、本当に正しいのは俺なんだ」と言わんばかりです。こんな偉そうな敗北宣言、見たことがありません。 それから、「小林よしのりファンにおすすめ」という記事が更新されました。
……記者さん、なぜか敵は「小林よしのりファン」と認識した様子。そして、再びオススメ文献攻撃です(しかも本のセレクトがナンセンス)。 この記事はコメントが許可されていたので、さっそく反論が寄せられます。 >残念ながら、小林氏はもうネットでそれほど支持されていません >ネタが古すぎ。あんた本当に新聞記者? >物凄いズレップリですね それからまもなく、ページの中身がすべて削除されました。 そんなこんなで、記者ブログが燃え上がる事件が多いですが、今回の件は、その定番ルートを1週間ちょっとで駆け抜けたコンパクトなケースという感じでした。 ……「ブログっておもしろい!」ですね。 |
平成19年2月14日 | 教科書には載らない「1ch」の歴史 |
平成13年ごろ、「2ちゃんねる」に対抗して「1ch」という掲示板が作られました。 それは日本のインターネットの歴史の中でもひときわ珍妙な掲示板で、牛丼から始まって吉野ヶ里遺跡に至るまで、数々の珍騒動がありました。 しかし、短い間に色々な出来事があり、消えてしまったログが多いため、現在では全体像が把握しづらくなっています。 そこで、予備知識がない人にもできるだけ分かりやすいように、あらすじをまとめてみたのですが、異様に長くなってしまったので、別のページに分けました。 続き→「教科書には載らない「1ch」の歴史」 |
平成20年2月14日 | MMR緊急報告 人類はネット右翼になる!? | ||
平成17年の3月ごろ、ネット上の言論に関して、とてもユニークな説が提唱されました。 それによると、「侍魂」や「ちゆ12歳」などのテキストサイトを作ったのは右翼企業で、「ネット右翼」というのは、その煽動工作に騙されたオタク系の若者たちなのだそうです。
現在では、この主張を支持していたブログが「盗聴されたから」という理由で閉鎖するなどして、経緯の確認が難しくなってしまいました。 しかし、「ネット右翼」に関する色々な話題の中でもひときわ珍妙な出来事ですし、教科書には載らないインターネットの歴史のひとコマとして、一度まとめておきたいと思いました。 まあ、ちゆはいちおう疑惑の当事者なので、あまりネタ的に取り上げるのもどうかと思いますが、3年ほど何の進展もない話ですし、せっかくだから全部「MMR」で紹介させて頂こうと思います。 続き→「MMR緊急報告 忍び寄る悪魔の右傾化扇動工作 人類はネット右翼になる!?」 |