昔のちゆニュース
04月01日:少女漫画の純情な逆レイプ 02月14日:教科書には載らない「1ch」の歴史 03月07日:「前世はアトランティスの戦士!」 懐かしの前世少女 |
平成19年4月1日 | 少女漫画の純情な逆レイプ | |||||
男性向けのエロ漫画では、女の子が「デブ相手なのに気持ちいいっ!! ブタチンポでイッちゃうよおおッ」と叫んでいたりして(参考文献:五体ちょお満足)、ちゆのような女子小学生が読むには、ちょっぴり表現が露骨すぎることがあります。 そこで、オシャレでロマンチックでちょっとエッチな漫画が読みたい!……というローティーンの女の子の願いを叶えてくれるのが、「少女コミック」という雑誌です(詳しくは「少コミ」エロ描写まとめなどを参照)。 今日は、そんな「少女コミック」の2002年12月25日増刊号に載った「純情衝動」という読み切り漫画をご紹介させていただきます。 主人公は女子高生。クラスメートの圭くんに憧れていますが、「告白するどころか 普通に話すこともできない」「目も合わせらんないし 一体どうすれば…」と悩む、内気でおとなしい娘です。 しかし、ある日、「モタモタ シテル ト… イツカ 誰カニ 奪ラレル」となぜかカタカナで思考すると、放課後の資料室に圭くんを呼び出します。 そして、無言で圭くんを押し倒すと、無言でズボンを脱がせて、無言で乗っかります。 さすが内気でおとなしいだけあって、告白するどころか無言のまま、目も合わせずに逆レイプを完遂した主人公。 ハッと我に返ると、「やだやだやだ! 私…とんでもないコトした──!!」と少女漫画のヒロインっぽく恥じらいつつダッシュで逃走するのでした。 そして、翌日。いきなり学校でレイプされた圭くんは激怒しており、「昨日のアレ…一体なんだったんだよ!」と問いただしてきます。 とにかく事情を説明する主人公。「あな……た…を私だけの…モノ…にしたくて……だ…から…」 もちろん、圭くんとしては納得できません。 「オレは…初めては好きな人としたかったのに…!」 圭くんのあまりにも乙女な反応に、主人公は「恥ずかしくて謝ることもできない でも…なんとかしたいよ…!」と少女漫画っぽく悩んで、とりあえずお弁当を作ってあげることにします。 そして、改めて告白。 「私があなたを抱いたのは本気で好きだから…っ」 しかし、圭くんにしてみれば「好き」と性欲が直結している逆レイプ魔の痴女から告白されたわけで、さすがにフられるに決まっています……と思いきや、なぜか圭くんも主人公のことが好きになっていました。 「あの時のことは もう謝らなくていいよ。結果的に好きなヤツとしたってことになるし」ということで、結果オーライ! なんかお花が咲いてハッピーエンドでした。めでたし、めでたし。 ……なかなかオシャレでロマンチックでちょっとエッチな物語でしたね。 タイトルが「純情衝動」ということで、少女コミック的には逆レイプも「純情」の一形態のようです。 これを読者の小中学生の女の子がどう受け止めたのか謎ですが、作者の伊吹楓先生曰く、「大人しい女のコが男をおそっちゃうなんて…何てステキな展開!!とか、色々楽しんで描けた作品です」とのことでした。 ちなみに、この漫画は伊吹楓先生の単行本には未収録ですが、少コミピンクレーベルの「秘密〜Hなナイショ話〜」で読むことができます。 (少コミピンクレーベルというのは、少女コミック漫画のアンソロジーで、「先輩〜甘すぎるH〜」「同級生〜Hから始まる恋〜」など、テーマに沿った作品が集められています) ネットアイドルちゆは、伊吹楓先生を応援しています。 |
平成19年2月14日 | 教科書には載らない「1ch」の歴史 |
平成13年ごろ、「2ちゃんねる」に対抗して「1ch」という掲示板が作られました。 それは日本のインターネットの歴史の中でもひときわ珍妙な掲示板で、牛丼から始まって吉野ヶ里遺跡に至るまで、数々の珍騒動がありました。 しかし、短い間に色々な出来事があり、消えてしまったログが多いため、現在では全体像が把握しづらくなっています。 そこで、予備知識がない人にもできるだけ分かりやすいように、あらすじをまとめてみたのですが、異様に長くなってしまったので、別のページに分けました。 続き→「教科書には載らない「1ch」の歴史」 |
平成19年3月7日 | 「前世はアトランティスの戦士!」 懐かしの前世少女 | ||||||
なんでも評点さんによると、昨年末、中国の少年が「僕はドラゴンなんだ。僕は、世界を救うことを宿命付けられているんだ」と言って家出したそうです。 日本では、80年代にソッチ系の女の子が大量発生したことがありました。当時のオカルト雑誌「ムー」のペンフレンド募集コーナーを見ると……。 「前生アトランティスの戦士だった方、石の塔の戦いを覚えている方、最終戦士の方、エリア・ジェイ・マイナ・ライジャ・カルラの名を知っている方などと」 「前世名が神夢、在月、星音という3人の男性を捜しています。早く目覚めて連絡を!!」 「九燿、霊能者、超能力者、妖姫、闘竜、戦士の過去を持つみなさん! 歌巫女の私に連絡をください」 ……この例を挙げるために、創刊号から8年分の「ムー」の投稿欄を読み返すというイニシエーションを行ったので、せっかくだから特別付録:「ムー」読者ページの“前世少女”年表も作ってみました。 ちなみに「ムー」の昭和62年2月号には、「建(たける)、一馬(かずま)、ちゆ、魔魅(まみ)という名に覚えがある方、ご報告下さい」という投稿もありました。 ……ええと、どうも、ちゆです。よく覚えてないのですけど、前世ではお世話になりました。 あと、「いまどきの神サマ」という本には前世少女と前世少女が会話したらどうなるかに関する話があり、「戦士、巫女、天使、妖精、金星人、竜族の民」を探している女性が、「私の前世のほうが正しい」と主張する別の前世少女について、「よっぽど自分以外の存在になりたいんでしょうね」とコメントしていました。 ところで、80年代のオカルト雑誌といえば、「念力でしょうゆの味が変わる!」とか、「人を呪い殺す暗黒呪法 怨敵呪殺最終秘呪」とか、「UFOに乗った三島由紀夫が1991年1月に宇宙人軍団を率いて地球にやってくる!」といった記事が満載だった「ワンダーライフ」も忘れてはいけません。 その第11号の読者ページには、福井県の真佐美さん(16歳)から、こんなお便りが届いていました。 「もう…方法がないの… 汚れきった人々の心は、滅亡によって新しく生まれ変わるの」とのことですが、その次の号を見ると、兵庫県の智也くん(13歳)が、これに対する反論を投稿していました。
……「1999年」というのはノストラダムスの予言の年で、当時は1999年に人類が滅亡すると本気で信じている人がたくさんいました。 実際、「ワンダーライフ」第7号によると、「1999年は必ず来るんだから、結婚して子供を産めば、子供を不幸にしてしまう」と言って結婚していない女性が、少なくとも2人は実在するそうです(ちなみに2007年現在、もしも彼女たちが生きていれば47歳独身女です)。 ともあれ、さらに次の号を見ると、「1999年から逃げてる」と言われたイラスト投稿者の真佐美さんが再反論していました。
なんと、真佐美さんは単なるイラスト投稿者ではなく、天上界人だったのです。 しかも、呪いをかけられたり仲間に助けられたり、「幻魔大戦」のような戦いを現実世界で繰り広げている救世主様だったようです。ありがたいですね。 そうして地球の人々のために命がけで戦っていたところ、何も知らない人間ごときに「1999年から逃げてる」などと説教されたのですから、救世主様のお怒りごもっともです。
オカルト雑誌に腹を立てて学校の物を壊してまわる天上界人……。ちょっと魂のレベルが低そうで心配になりますが、結局1999年には何も起こらなかったので、たぶん彼女が地球を救ってくれたのだと思います。 ちなみに、さらに次の号を見ると、そんな
……なんというか、前世名を書くか書かないかの問題なのでしょうかコレは。 そんなこんなで、80年代の日本では、「BLEACH」に出てきそうな前世名を持った女の子たちが妄想幻魔大戦を繰り広げていたというお話でした。 ネットアイドルちゆは、リプミラード様(生きていれば今年で33歳)を応援しています。 |