昔のちゆニュース
◇平成13年5月◇
05月01日:朝日新聞で人生パー 05月02日:まんだらけエロチャンネル、始動 05月03日:テレビマガジンと真・仮面ライダーの悲哀 05月04日:凄くて富野っぽいネットゲーが開発中 05月05日:ガッツ3、今度は温泉だ! 05月06日:コピー戦隊コピーレンジャー現わる 05月07日:金正日の息子、成田で捕まる 05月08日:「暁!!男塾」主人公は桃の○○ 05月09日:ダイエーの新イメージキャラクター・元気君 05月10日:ブッシュ大統領にサイバーアタックしよう 05月11日:「拷問が私の任務だった」 05月12日:ラブひな以上!?大反響のチャンピオン新連載 05月13日:ガオレンジャー最大の危機 05月14日:ジョジョ第五部、今度は小説に 05月15日:コミックバンチ創刊号が発売 05月16日:長者番付、21世紀はやおいが伸びる!? 05月17日:ポルノ小説のヒロインは声優・林原優子 05月18日:誕生!エイケンリンク 05月19日:あのホモアニメがサウンドドラマで蘇る 05月20日:ガオの心臓の誕生、そして新必殺技 05月21日:見る夢をパソコンで制御するソフト 05月22日:変人偏屈列伝エピソード1が読める! 05月23日:「金田一少年」の作者が新連載 05月24日:変態の朝日新聞記者、覗き行為で逮捕 05月25日:朝日新聞の社説を読んでみました 05月26日:水木一郎、またヒッパレに出演 05月27日:HOT!HOT!ガオマッスル!! 05月28日:超光戦士、DVDに燦然!か? 05月29日:韓国で爆発ヒット!「ダイエットゴーゴー」 05月30日:戦隊Vシネマ最新作、ガオVS全戦隊 05月31日:最強ライバル!バーチャルガール・アイ12歳 |
平成13年5月1日 | 朝日新聞で人生パー | ||
タイガー・ウッズ名義の免許証やクレジットカードを偽造し、中古車・テレビ・ステレオなど210万円相当の買い物をしたアンソニー・テイラーさん(30)に、禁固200年の判決が出ました。 200万の買い物で200年ということは1万円ごとに1年。大雑把に計算しても時給1円ということで、割に合わないことこの上ありません。 ところで、朝日新聞様は日本で最も権威がある大新聞です。 その全社員が行動の指針としているという朝日新聞綱領の中に、次のような一節があります。
当然、先ほどご紹介した禁固200年の事件もこの精神にのっとって、品位を重んじ、清新にして重厚に報じられています。 人生パー。なんと品位ある言葉。 人生パー。なんと清新な響き。 人生パー。なんと重厚な表現。 「寛容の心を忘れない」どころか容赦ないです。asahi.comでは普通に報道していますし、わざわざ貶める必要はないはずですが。 「似てもないのに…」の突き放し加減もポイント高いです。 でも「人生パー」は広く適用できるフレーズですので、朝日新聞様は今後もビシバシ使用して欲しいと思います。 例1:人生パー。ネットでわいせつ画像販売、逮捕 例2:人生パー。生徒に手を出した小学校校長が辞職 例3:人生パー。某有名新聞編集委員が電車で痴漢 …結局、パーじゃない人生ってどんなのかよく分かりませんけれど。 |
平成13年5月2日 | まんだらけエロチャンネル、始動 |
数ヶ月ほど前、古本屋まんだらけに行った時のことです。 時間は閉店間際。 コスプレ店員さんのショーもクライマックスで、ステージ周辺にはデブとガリと眼鏡が群がっています。傍から見ると怪しい宗教のイニシエーションのようです。 そして、その日のラスト・ナンバーは「超電子バイオマン」。黙って聞いていればいいのに、群がるオタクたちが声を揃えて「超電子バイオマン」を歌い出します。 ちゆは思わず、名曲「ハイエンドオタク」の一節を思い出しました。「みんなで一緒に大合唱、アニメ・ソングを大合唱ぉぉぉぉぉぉ」。 確かに、バイオマンは好きです。何よりバイオハンター・シルバが格好いいですし、ドクターマンのマッドぶりもナイスです。残り0.01秒でかろうじて地球破壊爆弾の爆発を止めるといった王道な展開も最高です。 でも、数十人の脂っこいオタどもが、まるで臨海学校のキャンドルサービスのように声をそろえて「バ〜ッとバイオ! クラッシュ・アウト!」と歌う様子はちょっぴり恐かったです。 さて。 そんなまんだらけが新たに作る新世紀のエロ・カルチャーを追求するペーパー・パルチザン・メデイア「あかまつ」については、3月24日のニュースで報じました。 その後、「あかまつ」の具体的な内容がまんだらけホームページで詳しくアナウンスされましたので、ご報告します。 特に話題性があるのは、まんだらけコスプレ・ヌード。 まんだらけ社長・古川益三みずからがカメラマンとなり、福岡店の3人のコスプレ店員さんのヌードを撮影したというカラーグラビアです。 コスプレ店員さんの多くは趣味と実益を兼ねたアルバイト(主に次のコスチュームを作るための資金稼ぎ)だと思っていたのですが、脱いでくれる娘もいるのですね。 「あかまつ」で脱いでメジャー・デビューの道が開けるとも思えませんし、元々そういう仕事をしている娘さんだったのか、そのために調達した特別コスプレ店員なのか、社長が巧みな話術で口説き落としたのか、気になります。 その他にも、色々な記事が予定されています。 大人のための遊園地・秘宝館の謎を追った特集・「2001年 秘宝館の旅」。 洗練された絵柄と壊れたストーリーで一部で熱烈に支持される清水おさむ先生が描く、血みどろ臓物血笑劇画「紅桜生首地獄変」。 真鍋りんご&CHERRY DYNAMITEが描く日本初の女闘美劇画「BELINNDA」(※女闘美(めとみ)…中野貴雄監督のAVによく出てくるような女性同士の組んずほぐれつの格闘のこと)。 そして、提言企画「起こせ!!パイパンムーヴメント」。 「パイパンの女性は世界一美しい」という信念を持つまんだらけ社長・古川益三が性感ヘルス「元祖 パイパン倶楽部」のさつきさん(源氏名)にインタビューするそうです。 そんな「あかまつ」は5月20日発売。予価2000円です。 ところで、まんだらけのホームページではストリーミング放送によるインターネットTVを視聴できます。 「有言実行三姉妹シュシュトリアン」のコスプレをした、理想のタイプはロリコンのおたく男子という声ちゃんが進行役。 ムー大陸やアカシックレコードからフリーエネルギーと永久機関の違いまで、あらゆる精神世界の事柄を解説する「精神世界チャンネル」。 櫻井 智ファンクラブ会員限定幻のイベントの模様を放送したり、まんだらけ社長・古川益三が歴史の語り部として凄い漫画について熱く語ったりする「アニメ・まんがチャンネル」。 これまでは上記の2つのチャンネルが放送されていましたが、昨日から期待の新チャンネルが加わりました。 その名は、エロチャンネル。 もう説明の必要もないくらいそのまんまのネーミングのようですが、さにあらず。普通の人が「エロ」と聞いて連想するものと、まんだらけ社長・古川益三の考える「エロ」はやや食い違います。 女性の痴態や耽美な男女の営みなど、いわゆるズリネタを期待してはいけません。 では、その内容は。 スピード・グラム・パンクのニューヒーロー「シスター・ポール」のライブ映像。 SM女王様という裏の顔を持つ漫画家・広東もなさんに、SM女王になった理由やショーパブ時代の裏話まで聞くインタビュー映像。 性感ヘルス「元祖 パイパン倶楽部」のさつきさんと、パイパンフェチのまんだらけ社長・古川益三との対談トーク・ショー。 …ヌけません。 唯一、色気があるとすれば、「あかまつ」に掲載されるコスプレ店員・ヌードの撮影風景の映像です。 ショーケースやコインロッカーの中に押し込められるコスプレ店員さんの姿は、京極夏彦の「魍魎の匣」に出てくるような箱入り娘フェチの方にはたまらないかも知れません。 ノーマルな貴方には、映像の最後、3番目に出てくる娘がいちおうオススメです。 ちょびっツのコスプレ(たぶん)で、普通に脱いだり、だっちゅーののポーズをとったりと、まだしもオカズとして使える可能性があると思われます。 ちなみに現在は試験放送中ということで無料ですが、いずれ有料になるそうです。 料金は精神世界チャンネルのみで月額300円、年3000円。3チャンネルすべてだと月500円、年5000円。 まんだらけ社長・古川益三の趣味に共感できる層は、まんだらけに足を運ぶ層とあまり噛み合わないと思うのですが、インターネットTVや「あかまつ」が商売として成り立つか気になるところです。 そうそう。 まんだらけでは現在、色々な人材を募集しておられるようです。 ●専属占い師(ネットを通して占いをしてくれる占い師さん) ●日本現存の新興宗教の方(公平な立場で各種宗教を紹介する企画に協力してくれる方) ●超能力者(100発100中でスプーンを曲げられる方) ●魔女、仙人(コスプレや自称ではない、本物の方を募集) ●広東もなさんに調教されたいМ男(18〜23歳の公開調教可能なジャニ系のM男くん、容姿問う) 我こそはと思われる方、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。 |
平成13年5月3日 | テレビマガジンと真・仮面ライダーの悲哀 | ||||
ちゆは「テレビマガジン」が好きです。 同種の雑誌に「てれびくん」や今は亡き「テレビランド」、大きいお友だち向けの「宇宙船」がありますが、特撮ヒーローの扱いの大きさや適度なバカっぽさから特に愛読しています。 発売日は毎月1日ということで、おとつい最新号が出ました。 5月1日発売なら5月号でいいようにも思いますが、6月号です。 このテレマガですが、まだ放送されていない番組のネタバレ情報がサクサク載るので、リアルタイムで楽しみたい人には両刃の剣です。 案の定、ガオレンジャー関係では、○○○○はもうすぐ死ぬとか、狼鬼(ろうき)という強敵が登場するとか、7月には悪の巨大戦士が出てくるとか、ガオマッスルのパワーは5000万馬力だとかバラされています。 ちなみに、新たなる敵・狼鬼の紹介文を読みますと。 「狼鬼のパワーのみなもとは、まだわかっていない。どうやら、すごいパワーのようだ!」。 これほどまでに情報がない文章には、そうそうお目にかかれません。 そうそう。テレマガに詳しい解説が載っているのですが、ガオレンジャーの超合金やソーセージについている応募券を集めると、抽選で素敵な景品が当たるキャンペーンが実施中です。 目玉は、合計9名様に当たる番組出演権。 憧れのガオレンジャーと一緒にブラウン管に映れるわけですが、元ジャニーズJr.のガオブルーに会いたい一心の奥サマが当選したらどうするのでしょうか。 ところで、テレマガといえば付録です。 小さなお子さまは付録のおまけに本がついてくると認識しているほど、付録は重要です。 大きなお友だちも同様で、「テレビマガジン」で幸せ検索すると、「テレマガの付録で本気に遊ぼう!! これがオレ達の答えだ!!」と謳う天才アホマゲドンが一番にヒットします。 今月の付録の目玉は、仮面ライダーアギト・等身大ポスター。 文字通り、高さ2メートルの巨大なポスターです。実際に広げてみると、想像以上にデカくてビックリします。 しかし、ここで注目したいのは第二付録。全仮面ライダーオールカラー大百科です。 テレビマガジン創刊30周年記念企画というだけのことはあって、かなり豪華な冊子です。 71年の初代ライダーから最新のアギトまで、必殺技・変身前の姿・戦った悪の組織・乗っていたバイクなど、すべてが写真付きで紹介されています。もちろんオールカラーで、全68頁。 500円の雑誌の付録としては、お徳感が強いです。 そして最大のポイントは、ちゃんと真・仮面ライダーが掲載されていることです。 といいますのも、テレビマガジン創刊25周年記念・全ヒーローアルバム(5年前の12月号の付録)では真・仮面ライダーが無視されていたからです。 真・仮面ライダーは、テレビマガジン的にはなかったことにされているとばかり思っていました。 苦節5年、ついに堂々の掲載。 ありがとう、テレビマガジン! きっと5年前はうっかり忘れていただけだったのですよね。 けっして、スペースの都合でマイナーな奴を削ったわけではないのですよね。だって、バイオライダーとロボライダーに割く紙面はあったのですから。 ところで、真・仮面ライダーとは。 石ノ森章太郎先生の「仮面ライダーの真の姿を映像化したい」という熱意から生まれ、仮面ライダー生誕20周年記念として作られたビデオオリジナル作品の主人公です。 石ノ森先生ご自身が特別出演していることからも、ご本人の気合いが伝わってきます。 テレビのような制約がない分、展開はハードです。主人公の恋人を含めて、人もバタバタ死にます。 敵は秘密結社ではなく、れっきとした財団。変身の原理も遺伝子操作で説明され、リアリティがあります。 あと、裸で泳ぐ場面なども出てきます。本編では使われませんでしたが、予告編にはセックス・シーンまでありました。 そして、真・仮面ライダーのルックスは。
仮面ライダーアマゾンのさらに上を行く、グロテスクなバッタです。明らかに正義の味方のツラではありません。 知名度が低い原因の一つに、この外観があります。おもちゃ屋で人形を見かけても、怪人だと思われてしまうのです。 「仮面ライダーワールド01」のポスター等でも目立たない位置にひっそりと配置されています。 なかったことにされなかっただけマシですけど。 結局、人気が出なかったのか第一作「真・仮面ライダー序章」以降、続編は作られていません。つまり、序章だけ。 その辺りがテレマガ的になかったことにされている理由かと思っていましたが、今回の掲載。よかったです。 ともあれ、ネットアイドルちゆはテレビマガジンを応援しています。 |
平成13年5月4日 | 凄くて富野っぽいネットゲーが開発中 |
今日相互リンクさせて頂きましたニュースサイトK・A・Z・Eさんで、えっ!?これってガンダム?という2chのスレッドが紹介されていました。 なんでも、ユニバーサル・センチュリーという大型国産ネットゲームの開発が進められているそうです。 どのくらい大型かと言いますと、最低でも16万人は同時アクセス可能で、地球から月軌道までの半径約40万kmの空間が全て実尺で構築されるのだそうです。 公式サイトの掲示板には「あおっぽい兵器にのって、『緑とは違うのだよ緑とは!!』とか言うゲームだったらいいな〜」といった期待のコメントが寄せられています。 ほとんどそのまんまのタイトルや「2002年春、コロニーでの生活が始まった」というキャッチーなコピーからガンダム臭がプンプン漂ってきますが、いちおう版権物ではない様子です。 それにしても、なにやら凄げです。 ●対戦を繰り返すだけのゲームではなく、物資発掘、開発、軽工業、水産業、酪農、医療、政治、報道などのシステムを採用予定 ●ユーザーに国家独立権と選挙権を持たせられるかどうか検証中 ●安い宇宙服を長時間着用していると放射線に体を侵されたり、普通に生活していても風邪にかかったりする ●ヘッドマウントディスプレイによる全天型スクリーンの空間戦闘が可能 あと、戦闘ユニットには汎用型格闘戦用人型兵器などの種類があるそうです。 公式サイトのFAQには「ゲームの規模が必要以上に大きい気がしますが?」というきわどい質問も載せられています。 それに対して、「これくらいやっとかないと、昨今のネットゲームの快進撃についていけません」と漢らしく回答され、好感度アップです。 公式サイトには、こうもあります。 「企画内容が大規模すぎて若干マユツバっぽく感じてる方もおられると思いますが、 その不安を大感動大興奮にかえてみせます。 乞うご期待!! 」。 …頼もしいです。 ちなみに、推奨動作環境は1GHz以上のCPU。 「かなりハイエンドなグラフィック処理能力を要求しますが、発売までにはPCの水準も上がっているという憶測のもと、その時点でのPCスペックにあわせてという形になっています」とのこと。 確かにGHzCPUも珍しくなくなりましたし、秋にはP4の2GHzだって出る予定ですけど…。 ともあれ、強力な国産ネットゲーということで期待できます。ちゆはなぜかシェンムーを連想してしまいましたけれど。 そういえば、ファーストガンダムって打ち切りだったんですよね。 |
平成13年5月5日 | ガッツ3、今度は温泉だ! |
近ごろ物忘れが激しくて、ちゆニュースで書こうと思ったことをコロッと忘れたりします。昨日のsawadaspecial.comさんを拝見して、そんな大事なネタを一つ思い出しました。 Theガッツ3。 今年の1月ごろからネットの片隅で怪情報として噂されていましたが、ちゆが確定情報として知ったのは「メガストア」5月号でした。 いちおう、ガッツシリーズについて簡単にご説明します。 萌え萌えな絵柄のメイドさん。 なぜか主人公にベタ惚れで、尽くしてくれる女の子たち。 生きる意味や本当の幸せで悩み、美少女とのせつない恋で癒されるといった感動ゲー・泣きゲー。 …そんな世間の風潮から全力のダッシュで逆走。不健康なオタどもに喝を入れる精神注入棒のようなゲーム、それがガッツです。 舞台は工事現場。肉体労働で健康な汗をかき、働いた後は同僚とエッチな汗をかく。 エロゲーユーザー層とは100%無縁な、男の生活です。 ゲームのプロセスは、一言で説明できます。 マウスを連打しまくって、ご褒美のエロイベントを見る。 そしてCGは、いたる絵の対極に位置するような筋肉女の大集合。健康的な色ツヤの肉・肉・肉が、これでもかこれでもかと押し寄せてきます。 これがエロスだ。これこそ真の肉体美! 筋肉美! …世の中、何がウケるか分かりません。このガッツがヒッキーなオタクさんのハートをわしづかみ。 「Theガッツ2 海でガッツ!」まで発売される人気作となりました。 そして、その待望の第三弾が製作進行中です。発売は夏を予定、お手ごろ価格の5800円。 さらに「メガストア」によりますと、今度の舞台は温泉です。 それも温泉を掘り当てるバイトとかではなく、猫柳建設の面々と温泉旅行に出かけるというシチュエーションです。 温泉といっても、うっかり女湯に入ってしまって「いやぁっ、エッチ変態、出てってよぉっ」などと可愛く怒られるような青くさい場面は確実にありません。旅先での肉体のむさぼりあいがたっぷり濃厚に堪能できるでしょう。 もちろん連打システムも健在。 製作元のオーサリングヘヴンによると、「いろいろなコンテンツで皆さんに提供する予定」とのこと。 また、前作同様ボイスも付いているようです。 そして何より、肉です。 開発中の画面写真を見ても、思わず匂ってきそうなムチムチの女体が並んでいます。 写真を見る限りでは、マッスルなお姉さんと温泉でやったり、湯上りで浴衣のマッスルなお姉さんとやったり、マッスルな女将さんとやったりできるようです。 このまま次々と続編が発表されて、はっちゃけあやよさんのような伝説の長期シリーズになるのでしょうか。 ともあれ、これだけクリエイターが楽しんで作り、かつユーザに支持されるゲームは本当に貴重です。 ネットアイドルちゆはオーサリングヘヴンを応援しています。 |
平成13年5月6日 | コピー戦隊コピーレンジャー現る |
今朝、ガオレッドになって怪人と戦う夢を見ました。敵が異常に強く、負けて殺されそうになったところで目が覚めました。恐かったです。 …そんな寝言はさて置き、今日の「百獣戦隊ガオレンジャー」は第12話「本物はどっち!?」でした。 前々々回、ガオライオンが病気になりました。前々回、その治療のために「輝きのキノコ」を採取。前回、そのキノコを「聖なる泉」に沈めました。 そして待つこと1週間、ついにキノコからガオの卵ができました。 以前、「このキノコを食わせれば治るのか」と早とちりしたガオレッド。今日も「この卵を食わせればいいのか」と、進歩が見られません。 本当は食べさせるのではなく、卵をかえしてガオの心臓を誕生させなければならないそうです。 「輝きのキノコから、ガオの卵。そしてガオの心臓。なんか段取りが面倒くさくないか?」などと、きわどいツッコミを入れるレッド。 確かにこのネタで引っ張りすぎだとは思いますが、自分で言うのはどうかと思います。それよりも来週、ぜひ「この心臓を食わせればいいのか」と言ってください。 ともあれ、卵のふ化にはガオソウルが足りないので、黒羽の谷で補給しなければならないことが判明。 さっそく現地に向かう、百獣戦隊ご一行様。ブラック(男)とブルー(男)はピクニック気分で楽しそうです。 さて。 今日の怪人はコピーオルグ。ドッペルゲンガーかコピーロボットのように、相手と瓜二つに化けるのが特技です。 出陣の前に、悪の幹部様の前でこの能力を披露。幹部様そっくりに化けて「超超超超いい感じ♪」と歌ってアピールします。 しかし幹部様、「くだらん。もっと強そうな奴はいないのか!?」と一蹴してしまいます。 とにかく「ガオの卵を破壊しろ」と命令されたコピーオルグ。イエローに化けて卵を割ろうとしますが、惜しくも失敗。 この際、勘違いして罪のない本物のイエローに問答無用で殴りかかるレッドがたまらなくバカっぽいです。 一方、理不尽にブン殴られても「あいかわらずそそっかしい奴だ」の一言で済ませてしまうイエローは大人です。さすが元自衛官。 そこに突然、ホワイトが二人。お互いに「そいつはニセモノよ!」と言い合い、殴り合いの喧嘩を始めます。 「あれえ〜、そっくりすぎだぜ。どっちが本物のホワイトなんだ?」。能天気に解説するガオレッド。 しかしそこはリーダー。ビシッと片方を指さして断言します。「お前はニセモノだ。本物のホワイトなら、どんな時でも生き物を大切にする!」。 見ると、ニセモノは足元の植物を踏みつけていました。 地球に優しい百獣戦隊の隊員は、大自然の中にあっても植物1本踏んではいけないのです。けっこう神経使います。 ともあれ、敵の正体は見破りました。よく見ると本物も花を踏んづけていたという意味のないギャグをはさんで、いよいよ対決です。 最近は名乗りあげが省略される回が続いていましたが、今日は時間に余裕があります。変身からポーズまで、久しぶりのフルサイズです。 (ナレーション)パワーアニマルの心が目覚めるとき、自然の力と人の思いが一つになり、地球を守る5人の戦士が生まれるのです。 (赤)灼熱の獅子・ガオレッド! (黄)孤高の荒鷲・ガオイエロー! (青)怒涛の鮫・ガオブルー! (黒)鋼の猛牛・ガオブラック! (白)麗しの白虎・ガオホワイト! (赤)命あるところ正義のおたけびあり! (全員)あり! (赤)百獣戦隊! (全員)ガオレンジャー!! (文字)牙吠 ですが、今日の敵はコピーオルグ。ガオレンジャー5人のコピーを作って対抗します。 (コピーオルグ)コピーオルグ様のスキャナーがスキャンするとき、コピーの力とオルグの思いが一つになり、地球を乱す5人の戦士が生まれるのです。 (偽赤)命をねらう悪のおたけびあり! (偽全員)あり! (偽赤)コピー戦隊! (偽全員)コピーレンジャー!! (文字)複製 何のセンスも感じられないネーミングの上、なぜかツノが生えていて一目でニセモノと分かる全身タイツの5人組が出現。 そう、スーパー戦隊なら一度は遭遇するコピー戦隊です。秋ぐらいに発生頻度が高いのですが、今年は早いですね。 しかし、本物の実力でアッサリ勝つ百獣戦隊。巨大化した敵も先週と同じパターンで蹴散らします。 せっかくのコピーネタなので、巨大戦でもガオマッスルをコピーしてのラリアート対決を期待したのですが、普通でガッカリです。 とにかく、無事にガオの卵にガオソウルを与えることに成功。 「地球の力が、ガオの卵にッ!」「生まれるのね、ガオの心臓が!」と、百獣戦隊の面々も妙にハイテンションです。 そして、ナレーションが入ります。 「ガオの卵の中から、力強い鼓動の音が聞こえます。ガオの心臓とは一体、何なのでしょうか。それはまた、次のお話しです」。 …一体このネタであと何話引っ張るのでしょうか。それはまた、次のお楽しみです。 |
平成13年5月7日 | 金正日の息子、成田で捕まる | ||||
北朝鮮の最高指導者・金正日総書記。彼がその気になれば最終戦争(ハルマゲドン)の勃発も夢物語ではないという、モスト・デンジャラスな超要人です。 しかし、そんな正日ちゃんも人の子。エッチもすれば、子供もできます。 その大事な長男が、金正男。金正日の後継者の一人と目される男です。 向こうでは「キムジョンナム」と発音するそうですが、ここは日本なので「きん・まさお」と読みましょう。 実はこのマサオくん(29)、「写真を張り替えただけのずさんな作りで、素人目にも判別できるような偽造パスポート」(by朝日新聞)を携えて堂々と成田に登場。 案の定入国管理局に捕まり、連休真っ最中の4日・5日と連続して朝日新聞の朝刊一面を写真入りでゲットしました。 マサオくん(29)は「東京ディズニーランドに行きたかった」と主張。連れの家族らしき婦女子と、ゴールデンウィークのバカンスをエンジョイしたかった模様です。 警察庁は逮捕を念頭に刑事告発するように主張しましたが、そこはポルノ嫌いで反感を買う森山法相。外交問題への発展を避け、早々にお引き取り願いました。 マシリト総理も「適切な措置がとられた」とご満悦です。 それではここで、マサオくん(29)の素顔をどうぞ。
ただのオッサンじゃないですか。やっぱり入国管理局の勘違いだと思います。 こいつがディズニーランドで子供といっしょにポップコーンでも食べながらミッキーのパレードを眺めていても、まさか北朝鮮の最重要VIP様だとは誰も思いません。というかハマり過ぎです。 …とはいえ、世界一デンジャラスなパパも見た目はただのオッサン。やっぱり血は争えないということでしょうか。 関係ないですが、右の写真の男の子が20年でこんなのになっちゃうのも微妙にショックです。 ちなみに、朝日新聞の社説の表題は「それにしても不可解だ」。隠していますが、もちろん「不可解だ」の主語は北朝鮮です。 確かに不可解ですが、「北朝鮮人道支援の会」の吉田教授は「父親が欧州連合首脳への対応で忙しいすきに、息子が家族でこっそり遊びに来ただけ」と分析します。 …その真偽はさて置き、一つだけ確実に言えることがあります。 もしも日本が北朝鮮に占領されてこの文章が発見されたら、ちゆは不敬罪で殺されます。 |
平成13年5月8日 | 「暁!!男塾」主人公は桃の○○ |
4月27日のニュースでお伝えしました通り、宮下あきら先生の「暁!!男塾」の連載が始まりました。 「スーパージャンプ」最新号の表紙には「車田正美!宮下あきら!平松伸二!徳弘正也!闘う連載陣!」とのアオリ文句がババーンと掲載され、1週間後に発売される「コミックバンチ」への宣戦布告のようで格好いいです。 それでは、ネタバレぎみに「暁!!男塾」第一話をご紹介します。 まずは改造ガクランの異様な男たちが、街中を軍隊のように隊列を組んで行進してくる場面から始まります。 曰く、「我々は男塾一号生風紀粛清委員会の者である!! 我々は本日これより貴様等に猛省を促す為の実力行動に出る!!」 そしておもむろにバリカンを取り出す男たち。「かかれえっ チャパツの男は残らず丸刈りにしてくれるのだ――――っ!!」 …ああ、なつかしい男塾です。 しかも、バトルよりもギャグ中心だった初期のティスト。 そんな男塾に新たに入学する男の名は、剣 獅子丸。 「魁!!男塾」の主人公、剣桃太郎の一人息子です。 時代的には「天より高く」とほぼ同時期みたいですから、総理の隠し子ということになります。剣総理は独身を理由にホモ疑惑を立てられたりしていましたが、ちゃんとやるコトやってたのですね。なんかすごい体位とか知ってそうです。 江田島平八も「ワッハハハ 初耳じゃ貴様に息子がおったとはーーっ!!」と大笑いです。 桃の話によると母親は外人(獅子丸の瞳が青いことから白人だと思われます)。「遠い異国の地」で育ち、日本に来るのは初めてだそうです。 桃は男塾入学前から英語ペラペラで海外のあちこちで秘奥義を会得しまくっていましたが、いつ作った子供なのか気になります。ハーバード時代か、どこかの秘境か。 そうそう。ファンサービスなのか、桃はもちろんのこと、伊達・富樫・虎丸・雷電・飛燕・月光・赤石・卍丸・松尾・田沢・秀麻呂までたいした意味もなく見開きで出演していました。 月光のグラサンがよく似合っています。 ついでに伊達の甥も男塾に入学。こちらは伊達とは似ても似つかない、初登場時の秀麻呂を彷彿とさせるキャラクターです。 そんなこんなの第一話「剣 獅子丸である!!」でした。今後の展開が楽しみです。 ネットアイドルちゆは男塾を応援しています。 |
平成13年5月9日 | ダイエーの新イメージキャラクター・元気君 | |||||
瀕死の重傷のダイエーですが、最近はイメージ戦略に力を入れています。 たとえば、入り口に貼られている「お客様への5つのお約束」。 「笑顔で挨拶します」から「もしもレジを打ち間違えたらタダにします」まで、支配人の写真入りで明示されています。 また、スマイルダイエーというシステム。 サービスカウンターをスマイルカウンターとして、笑顔でお客様の たとえば、こんなのが掲示されていました。
ところで、良いイメージを植え付けるには、イメージキャラクターが効果的です。でんこやケンタッキーのおっさんがいい例です。 中には亜米利加野郎のセンス全開で気色悪い、マクドナルドのドナルドみたいな奴もいますけど。 実はダイエーも最近、新しいイメージキャラクターを作りました。 「変わるダイエー」の象徴、その名は元気君。 …そういえば、そんな名前でハゲちゃびんの金太郎みたいな外見のキャラクターが10年くらい前の国体で使われていました。「げ〜んき、げんき、げんき♪ げ〜んき、げんき、げんき♪」というイメソン付きで。 それはともかく、これがダイエー希望の星・元気君の勇姿です。 …………。 ダイエー、病んでますよ…。 顔がないイメージキャラクターとは斬新です。 ヒューマノイド型の生物だと判別できるギリギリまで省略された、あいだみつおか小学生が書いたようなライン。 朝日新聞の6日朝刊を見るまで、ちゆはこれを単なるロゴだと認識していまして、まさかイメージキャラクターだとは気がつきませんでした。 ところで2人いますけど、どちらが元気君ですか? ちゆには、元気君(左)がファミリーマート君(右)に抜かれた場面のスナップショットに見えます。 こんなのに象徴されるダイエーの姿はもはや痛々しいですが、ネットアイドルちゆは元気君を応援しています。 |
平成13年5月10日 | ブッシュ大統領にサイバーアタックしよう | |
環境保護、それは21世紀に生きる私たちにとって重要なテーマです。 10年ほど前、「ルナーク」というメガドライブのソフトがありました。ロケット弾や象さんの体当たりで悪い密猟者どもを惨殺していく、エコロジーなアクションゲームです。 自然に害をなす奴に人権などありませんし、環境保護のためには社会のルールなど二の次。勇者様はタンスを勝手に開けてもいいのです。 そんなマイポリシーをイノセントに貫く、グレートな環境保護団体がグリーンピースです。 グリーンピース・ジャパンの公式サイトでは、そんな彼らの法を法とも思わぬ正義の活躍ぶりが堪能できます。 さて。 最近、特に彼らが力を入れているのがサイバーアクションです。攻殻機動隊のノリで環境破壊者を殺しまくるミッションを連想させる響きですが、要は、従来の署名やはがきをサイバーな手段に置き換えただけ。 つまり、「環境保護の志に燃える一般市民たちが、企業や政府にいっせいに抗議メールを送りつける活動」のことです。 現在のターゲットは、ブッシュ大統領。 なぜ、ブッシュが地球を汚すブタなのでしょうか。 平成9年、各国の代表が京都に集まり、「CO2をこれだけ減らそうね」という目標を決めました。ブッシュの糞野郎は、それを守らないと抜かしやがったのです。 つまり、母なる大気を汚して汚して汚しぬいてやるという、魂の腐りきったド外道の畜生がブッシュなのです。 だから、その悪の大魔王にみんなで抗議のメールを送りつけ、悔い改めさせてやろうというのがグリーンピースの提案です。
この運動が開始されて1ヶ月足らず。すでに233人もの勇気ある男たちが、このアタックを敢行しました。 ブッシュさんのお手元には、差出人が違う全く同じ文面の抗議メールが、毎日10通のペースでお届けされているはずです。…これは効くかも。 このようにしてインターネット上で環境保護活動を行なう戦士たちのことを、グリーンピースではサイバーアクティビストと呼称します。 まさに地球を守るためのサイバー聖戦。 素敵です、グリーンピース! これからも、さらに熱く激しく、地球を汚す馬鹿どもと闘い続けて欲しいと思います。 ネットアイドルちゆはグリーンピースを応援しています。 …ちなみに、日本赤軍の重信房子さんの釈放を求めるサイバーアクションはこちら。みんなで応援しましょう! |
平成13年5月11日 | 「拷問が私の任務だった」 |
フランスの将軍だったポールさん(83)が、アルジェリア戦争時に拷問を行なっていたと認めた証言を出版しました。 たとえば、はじめてのごうもんの感想。 「男は何もしゃべらずに死んだ。思うことは何もなかった。男の死を後悔はしなかった。死ぬ前に吐かせられなかったことが残念だった」。 …走れ正直者。 これに対して、人権団体がそうとう怒っているらしいです。 シラク大統領は「ぞっとする」とコメント。フランスの政治家さんは「数多くの将兵は勇気と名誉をもって戦った」として、ポールさんは例外だと主張しています。 日本の朝日新聞様によりますと、ポールさんは「勇敢なレジスタンス闘士だったという。強烈な愛国心が生んだ『怪物』に、フランスはたじろいでいる」とのこと。 朝日新聞的には、拷問ができる輩は人間ではなく怪物らしいです。 ところで大東亜戦争後しばらくは、「あれだけ酷いことができたナチスの将校は、そろって人格が歪んでいたに違いない」と信じられていました。 ですが、その考えは誤りだと示唆する実験があります。 まず、「学習に関する実験に協力してくれ」という名目で、実業家やホワイトカラーなど、まっとうな人間を連れてきます。 怪しい部屋に閉じ込められている別の実験協力者を紹介して、次のように説明します。 「彼が答えを間違えるたびに、このスイッチを押して電気ショックを与えてくれたまえ。15ボルトから始めて、どんどん電力を上げていくこと。最終的には450ボルトまで用意してある。そうした罰を与えることで、勉強の成果が上がるかどうか調べるから。これは教育の発展のために、非常に意義のある実験だよ」。 いよいよ、実験開始。 間違えるたびに、ボタンをピッ。電気を流します。部屋の中の彼は、75ボルト程度でうめき出します。 150ボルトになると、「実験をやめてほしい」と泣きが入ります。180ボルトで、「これ以上は耐えられない、許してくれ」と叫びます。 さらに続けると、「出してくれ、出してくれ」と部屋の壁をドンドン叩きながら懇願します。 実験が行なわれる前、40名の精神科医は、こう予想しました。「大多数は150ボルトの時点でやめるだろうし、最後まで逝ってしまう人は100人に1人もいない」。 しかし実際には、62%が最後まで電流を流し続けました。 大学教授様の指示でさえ、450ボルトの電流を流させます。まして戦時中の軍隊の環境下では、逆らえる方が異常者です。 拷問して殺したり、裁判抜きで殺したり、淡々とこなせて当然です。 だって、それが戦争ですから。 後世への貴重な資料として、戦時下の心境を赤裸々に語ってくれた勇気に敬意を表して。ネットアイドルちゆはポールさん(83)を応援しています。 |
平成13年5月12日 | ラブひな以上!?大反響のチャンピオン新連載 | |||
「覚悟のススメ」「鉄鍋のジャン!」「グラップラー刃牙」…。そんな雄度の高い、激濃の漫画群が少年チャンピオンの魅力でした。 しかし、それだけでは雑誌は売れません。世間から遅れること10年余、ついに秋田書店もメディアミックスなるものの存在を知り、そして気がつきました。 時代は萌えだ。 そうして始まったプロジェクト・萌え。すでに「しゅーまっは」や「ななか6/17」といった萌え作品の連載が始まっています。 そして何を血迷ったのかブロッコリーと提携、巻末読者ページにでじこを起用しました。この件は3月30日、4月6日にお伝えしました通りです。 さて。 そんな少年チャンピオンが先週から、さらなる萌え層の取り込みを狙って、脅威の新連載をスタートさせました。 その名は、「エイケン」。 タイトルを考えた人は、チャンピオンにはすでに「フジケン」という漫画が連載していることを忘れていたのでしょうか。 しかし、そんな「エイケン」が今、局所的に大ブレイクしています。 まだ連載は始まったばかり。第1話と第2話しか発表されていないにも関わらず、2ちゃんねるのエイケンスレッドに鬼のようなレスがついていくのです。 ジャンプならばともかく、チャンピオンの新連載としては異例のことです。 スレ1:88cmFカップ鷲掴み!『エイケン』 スレ2:111cm!?チチは小学6年生『エイケン』2階目 では、この超話題作が、実際に2chでどのような評価を受けているのか見ていきたいと思います。 >エイケン読んだら小ゲロ出たよ >読もうと思っても眼が拒絶する >服と髪型のセンスが知的障害者と狂人を足したような宇宙人テイスト >最終兵器だな …とにかく大反響です。 ここで、エイケンの内容を簡単にご紹介します。 基本プロットは、何の個性も魅力もないダメ男が自分以外全員美少女の「エイケン部」に入れさせられ、コケた拍子に乳を揉んだり、うっかり着替え中のところに入ってしまったりするラブコメ。 では、肝心の女性陣の品揃えは。 巨乳のヒロイン(88のF)。長身の体育会系女(99のG)。チャイナ系お嬢様。見た目は幼女の天才科学者。中身は恥ずかしがり屋の美少女だと思われるクマの着ぐるみ。 …そして、フリフリのエプロン姿の爆乳小学生(111のH)。
…萌えますか? 作者は代々木アニメーション学院のマンガ・コミックプロ養成科の卒業生。第1話のスミッコに、「松山せいじ先生より♪」という熱いコメントが掲載されています。
アンタ、漢ですよ…。 ともあれ、異様な盛り上がりを見せるエイケンスレッド。 ついにエイケンウッチャーたちは、自らをエイケニストと呼称。憎しみを通りこして愛着を感じる人たちまで登場します。 >この板よんでたら、ずっと昔からエイケンを読み親しんでいるような錯覚が襲ってきた >もはや嫌っていた自分が過去の愚物 >アンチすら仲間にしてしまったこのスレは、永く語り継がれていくことだろう。エイケニスト、永遠なれ もちろん、こうして最終解脱を遂げたエイケニストたちについて行けない人も続出。 >ここのスレの住人はみんなヒロポンでもやってんのか!? >俺には駄目だ…もうこの漫画にはついていけない こんなにも語られ、憎まれ、奇妙な愛着さえ覚えさせるエイケン。 チャンピオンに新しい萌えの風を吹かせる救世主となるのでしょうか、単なる駄作として時の流れの中に忘れ去られていくのでしょうか。 果てしない迷走を始めたチャンピオンの、明日はどっちだ!? 松本先生は3年前、少年ガンガンに「裏剣道ZERO」という漫画を連載していました。エイケンの作者は、過去にどんな作品を描いていたのでしょうか。 エイケンをご存知でない方にはあまりお楽しみ頂けないと思いましたので、ご紹介は別ページにしました。 すでにエイケンを楽しんでおられるエイケニストの方は、続けてちゆニュース番外編「裏剣道ZERO」特設コーナーをお読み頂けると嬉しいです。 |
平成13年5月13日 | ガオレンジャー最大の危機 |
今日の「百獣戦隊ガオレンジャー」は、第13話「産声が凍る!!」でした。 1年を52週と考えると13話でちょうど4分の1になり、これを「1クール」と呼びます。たとえば10〜13話で終わる普通のドラマは1クールの番組。なぜか半年続く「3年B組金八先生」は2クールです。 テレビのスケジュールはこれを基本に決められます。たとえば「機動新世紀ガンダムX」は、4クール(1年)の予定で始められ、3クール(39話)で打ち切られました。 「新世紀エヴァンゲリオン」の第14話「ゼーレ、魂の座」などの製作スタッフの心のオアシス・総集編は、クールの変わり目に配置されることが多いです。 そして、敵の幹部がクール交代制で登場しては殺られるのも基本です。「美少女戦士セーラームーン」のジェダイトが第13話で死んだのは、その典型的な例と言えます。 そんなわけで、ガオレンジャーも1クール目の終わり。敵の第一の幹部・シュテン様も死期が近づいて参りました。 さて。 ガオライオンの病気を治すために手に入れたガオの卵が、ついにふ化しました。出てきたのはペンギンのヒヨコみたいな青っぽいぬいぐるみ。 なぜか、強く幽遊白書を想起させます。 「これがガオの心臓か。こいつをガオライオンに喰わせるのか?」 ガオレッドは期待通りの問題発言ですが、いくらなんでも無茶です。「これはガオの幼態。まだ心臓になっていません」と突っ込まれてしまいます。 この青いぬいぐるみ、大人になると心臓になるらしいです。 ともあれ、将来心臓になるヌイグルミの登場に、可愛いもの好きのガオの戦士たちは大はしゃぎ。 黄「鳥は、一番はじめに見たものを母親だって思うんだよな」 青「てことは、レッドが母親かぁ」 黒「じゃあ、自分が父親だな」 白「じゃあ、あたしはお姉さん」 ブラック(男)にはブルー(男)がいますのに、唐突にレッド(男)との夫婦宣言です。しかも二人の愛の結晶はホワイトとヌイグルミ。 ともあれ、ピヨピヨ鳴くからピヨちゃんと命名。レッドはミルクを飲ませたり、寝かしつけたり、かいがいしく世話を焼きます。 さっきまでガオライオンに喰わせようとしていたくせに。 その時、すでに死兆星が見えている敵の幹部・シュテン様が街で暴れ出します。さっそく現場に向かう、百獣戦隊。 シュテン様、五人が変身する前に容赦なく不意打ちの一撃を食らわします。ある意味まっとうな作戦ですが、百獣戦隊はこれに激怒。 黒「いきなりひどいぜ!」 黄「まだゴングは鳴っちゃいないぜ!」 ブーイングの嵐を浴びせてから、おもむろに変身を開始。ゆっくり一人一人名乗りをあげて、しっかりポーズを決めます。 今度はちゃんと待ってあげるシュテン様、意外と律儀です。しかし、今度はいつも同じポーズと台詞にご立腹。 シュテン(以下、「シ」)「そんな御託は聞き飽きた。今日こそお前ら、退治してくれるわ」 赤「それって逆だろ。退治するのはこっちだ」 シ「我々オルグは、この世に混乱と破壊を起こすのを楽しみとしている。我が趣味を邪魔するとは酷い奴らめ」 白「他人の不幸を楽しむなんて、人間として一番許せないわ」 シ「我々は人間ではない。オルグだ!」 赤「…うるさい、行くぞぉ!」 完全に言い負かされているガオレンジャー。問答無用で攻撃に移るガオレッドの姿は、まるで逆切れして実力行使に出た小学生のようです。 ともあれ、5人がかりでシュテン1人をタコ殴り。 赤の攻撃! シュテン「げふっ」 黄の攻撃! シュテン「うぅっ」 青の攻撃! シュテン「うわぁっ」 黒の攻撃! シュテン「うぐっ」 白の攻撃! シュテン「おおおァァァッッ、うわアアァァッ」 そして、シュテン爆発。 ほとんどいじめですが、爆発の煙の中から、ゆっくりと姿を現わすシュテン様。 「うわははははははははは。お前たちの攻撃がどれほどか、受けてみたまで。これぐらいの攻撃では傷もつかんわ」。 身体から煙だしながら言っても、説得力がありません。 ともあれ、ガオレンジャー最大の必殺技まで跳ね返してしまうシュテン様。この時点で、百獣戦隊の現状の火力ではシュテン様を倒せないことが判明。 さらに、ここで今週の怪人・フリーザーオルグが登場。敵の女幹部・ツエツエさんも応援に駆けつけました。 ツエツエ対ホワイト、再び。 ツエツエ(以下、「ツ」)「いつかオバサンなんて言ってくれたわねぇ。許さん、小娘!」 白「やるわね、オバサン」 ツ「当たり前よ。アンタたちを倒して、シュテン様に認めてもらうのよ」 白「そんなことに夢中になるより、恋の一つでもしたら!?」 ツ「お黙り! 白馬の騎士にあこがれる小娘のクセに」 白「はっ、なぜそれを!?」 ツ「へぇ…当たったの? だっさぁ」 ホワイトの論理の飛躍もさることながら、第4話でオバサンと言われたことをしっかり根に持っているツエツエもなかなかです。 一方、赤・青・黒の三角関係ズはフリーザーオルグと対峙。冷凍攻撃の前に、あっさり凍らされてしまいます。 「へぇっへっへっへ。雪だるま3個できあがりだ」。 勝利を確信して、ピクリとも動かない3人に近づくフリーザーオルグ。しかし、実は凍ったフリでした。油断したスキをついて、いきなり不意打ちをかますガオの戦士たち。 フリーザーオルグ「騙したな!」 赤「冷たい攻撃にゃ、熱い心で対抗してやるぜ!」 …ここで言う「熱い心」とは、死んだふりして奇襲のことです。 この「熱い心」に敗れ去ったフリーザーオルグ。「シュテンさまぁ〜」と、手を伸ばして救いを求めながら爆死。 とにかく、地上戦で死んだ怪人は巨大化して復活するのがお約束です。さっそく巨大ロボ・ガオマッスルを出して対抗するガオレンジャー。 ですが、必殺のマッスルラリアットを破られてしまいます。やむなくマッスルベアハッグに移行。 しかし、それは罠でした。フリーザーオルグの目的は、密着状態からガオマッスルを自分もろとも凍らせることだったのです。 フリーザーオルグ「うぬあああ〜〜ずぇったいれいどぉ〜〜!」 シュテン様「見事に散ってみせろ、フリーザーオルグ!」 フリーザーオルグ「シュテンさまぁ〜〜(爆死)」 これはまさしく、「覚悟のススメ」で戦鬼ライが見せた超凍結冷却液射による肉弾幸! まさに不退転の証明(あかし)。 技の名称を考えるとむしろ「ミュウの伝説」のレニィに近いかも知れませんが、とにかく覚悟の完了した怪人です。 この必勝策の前に、すべてのガオソウルが封印されてしまいます。巨大ロボは全機能停止。ガオレンジャーの変身も不可能。通信(?)も遮断され、援軍も呼べません。 さらに、ピヨちゃんの体温がぐんぐん下がっていきます。 青「Gフォンが凍ったままじゃガオレンジャーになれない」 黄「いったん退くか!?」 赤「待て! このまま引き下がれるか!」 白「そうよ、ガオソウルの封印を解くしかないわ!」 黄「よぉ〜し、みんな、行くぞォォ!」 全員「オッシャアァァァァァァァ!!!」 変身が解けた生身で、シュテン様に神風アタックを敢行。戦術的撤退って単語もあるんですよ。 シュテン「ガオレンジャー。パワーアニマル。お前達の希望であるガオの卵。全てが力を失い、死に絶えていくのだ!」 赤「ピヨちゃんは俺たちの希望だ! 俺たちも死なない! ピヨちゃんも死なせないぜッ!!」 …さっきまでガオライオンに喰わせようとしていたことは忘れてしまったようです。 ともあれ、結局ボロボロにのされる5人。 赤「もう、方法はないのか!? ガオライオン!! 答えてくれえっ! お前の声が聞こえない!! ガオライオォォォン!!?」 ここでナレーションが入ります。 「すべてのガオソウルを封印され、ガオの戦士達は素顔のまま戦わなければなりません。果たして、シュテンたちの猛攻の前に、ガオレンジャー最後の時が来てしまうのでしょうか」 次回、第14話「魂の鳥が叫ぶ」に続きます。 |
平成13年5月14日 | ジョジョ第五部、今度は小説に |
荒木飛呂彦先生が描く異常傑作漫画、「ジョジョの奇妙な冒険」。その中でも最も鬼気迫ると言われる第五部が、ゲーム化に続いて小説化されます。 漫画のストーリーを忠実に文章に直すのではなく、原作にないオリジナルストーリーが描かれる模様。完全書き下ろしの単行本が、5月28日に発売です。 ところで「ジョジョ」の小説は、すでに2作品存在します。どちらも舞台は第三部。やはりオリジナル・ストーリーです。 1つは機関車のスタンド「凶悪連結器(サタニック・カプラー)」が登場する「砂漠発地獄(ヘルシティ)行」。もう1つは「熱き砂の墓標」というエピソードです。 前者は単行本での書き下ろし。後者も同じ単行本に収録されていますが、初出は「jump novel」でした。 「jump novel」はジャンプ読者層をターゲットにした小説誌のくせにハードボイルドの巨匠・北方謙三をゲストに呼んだりと、よく分からない方針の雑誌でした。平成11年夏のVol.16を最後に死にましたけど。 「熱き砂の墓標」が掲載されたのは、そのVol.4。 この号には同時に、「ジョースター家四代の歴史」「空条承太郎大激闘MAP」「ジョジョ世界大百科辞典」など、大量のジョジョ関連記事が掲載。しかし、これらは全て何も分かっていない編集者のせいで台無しでした。 ところがそんな中、ただ一つだけ異様に「分かっている」記事がありました。それは、荒木飛呂彦と大槻ケンヂの対談です。 まずは、大槻ケンヂがジョジョを読んだ感想から入ります。 大槻「実は僕は『ジョジョ』を読んで一番思った事はあれなんですよ。何かウオ〜ッとやる気になるなという」 そして、得意のUFOネタや火星表面のピラミッド写真などの話題でラッシュをかける大槻ケンヂ。パラノイア的なUFOビリーバーの話題から、こうカマしてくれます。 大槻「実は僕はお会いするまでは荒木さんもそういう方だったらどうしようかと、ちょっと怖かったんですけれども。いきなり、『けさもディオが来てね』とか言い出されたりしたらどうしようかと」 そして、話題は「幻魔大戦」の平井正和先生に移行。「平井先生の小説の主人公は、実は俺だ」と思い込んでいるキチガイさんを、平井先生自らが”本物”だと信じてしまったネタで盛り上がります。 荒木「私の所にも、どうして波紋って知ってるんですかと言う人が来ますよ。私がやっているんだって」 大槻「ほ〜ら、あと数年後、ジョジョが訪ねてきますよ」 このように濃密なトークが繰り広げられ、数多くの名台詞が生まれました。 荒木「何か自分が変態みたいに思われると困るんですけれども、異常性とかを追求したりするんですよ、殺人鬼とか」 大槻「乗ってきたら、あの『無駄無駄無駄』とか喋りながら書いてません?」 …気がつくと話題が大幅に逸れてしまっていますが、ネットアイドルちゆは荒木飛呂彦先生&大槻ケンヂを応援しています。 |
平成13年5月15日 | コミックバンチ創刊号が発売 |
「週刊コミックバンチ」の創刊号が、ついに発売されました。 4月18日、4月28日にご紹介した通り、「バンチ」は元・少年ジャンプ編集長が作った新漫画誌。原先生&北条先生も1000万円ほど出資しておられます。 執筆陣は、原哲夫、北条司、次原隆二、今泉伸二、柳川よしひろ、こせきこうじ、にわのまこと。 車田正美、徳弘正也、平松伸二、なにわ小吉、樹崎聖、宮下あきら、本宮ひろ志、江川達也、高橋よしひろ、甲斐谷忍を擁する「スーパージャンプ」&「オールマン」と、夢のジャンプOBオールスター対決となる構えです。 さっそく、表紙からチェック。 「新世紀新人青年誌」というキャッチコピーは嘘つきだと思います。 そして最大のキラーコンテンツは、「蒼天の拳」。ご存知「北斗の拳」のリュウケンの兄・拳志郎が主人公の作品で、もちろん北斗神拳も健在。 「あああ〜 入ってる入ってる入ってるよーっ ゆ 指 指 ゆびィが」 ついでにリュウケンの本名は霞羅門などの情報も判明し、原テイスト全開の仕上がりです。 しかし、フタを開けると原先生よりはるかに話題になっているのが北條司先生の「Angel Heart」。実は、あの名作「CITY HUNTER」の続編でした。「See you again」のメッセージから10年弱、ついにリョウが帰って来たのです。 そんな重大事が事前にまったくアナウンスされなかったのは、続編だと期待して読まれると非常にマズイからでしょう(ネタバレ上等の方だけ、こちらの2chのスレッドを参照してください)。 詳細は書けませんが、「CITY HUNTER」が大好きな人にはとてもオススメできない導入です。ある意味「ふしぎの海のナディア」の劇場版以上のインパクトがあります。 一方、今後の展望を考えて賞金総額一億円の漫画賞も開かれています。創刊号からいきなり新人を大募集している点は本家ジャンプと同じですが、こちらは連載を前提にした募集。 「読み切り完成原稿31〜45ページと、その設定による3話分の連載用絵コンテ(ネーム)」を応募しろとのことで、グランプリ賞金は5000万円。 じっくり育てる新人ではなく、十分な実力を持った即戦力を求めているようです。 ところで、来週号から始まる新連載の概要も発表されました。 にわのまこと先生は、プロレスを舞台にした格闘&ギャグ漫画。 こせきこうじ先生は「現在大無職 再就職活動中 山下たろーくん」。もちろん「県立海空高校野球部員 山下たろーくん」の続編です。「あの史上最高の野球部員が社会人になって帰ってきた!!」……なんだかショックです。 最後に、読者アンケートに注目してみましょう。 質問(4)が購読している他の漫画誌を聞くもの。その選択肢は、次のようになっていました。 「1.モーニング/2.BCスピリッツ/3.ヤングジャンプ/4.ヤングマガジン/5.週刊少年ジャンプ/6.週刊少年マガジン/7.週刊少年サンデー/8.週刊少年チャンピオン/9.漫画ゴラク/10.漫画サンデー/11.週刊漫画Times/12.ビジネスジャンプ/13.オールマン/14.スーパージャンプ/15.ビッグコミックオリジナル/16.BCスペリオール/17.その他」。 最も読者層がバッティングするライバル誌が妙に下の方に配置されていますが、意識していると思われたくないのでしょうか。それでいて最後尾ではないあたりが、また神経を使っているように感じられます。 …などと、勝手な邪推を失礼しました。 なお、萌え要素は皆無ですので、そちらの属性の方は間違って買ってしまわれないよう、ご注意ください。 |
平成13年5月16日 | 長者番付、21世紀はやおいが伸びる!? |
毎年恒例、国税庁発表の長者番付です。 ご存知の通り、お国のためにせっせと働いて最も多く搾り取られた人がグランプリという企画。お金持ち版ReadMe!ランキングみたいなものでしょうか。 前年は、ちゆが尊敬するマクドナルド社長・藤田田(デンと発音してください)さんが総合2位で喜んだのですが、今年は少々後退してしまい残念です。 それでも、休日倍額などの価格破壊攻勢で検討しておられるのですけど。 国会議員部門では、笹川先生が二年連続で他の議員とひとケタ違いの首位独走。今年も自社株の売却だけで一位ですか。 先生、昨年1月に申告漏れで1億4000万円ほど追徴金を払わされてましたけど、今年は大丈夫ですか? 作家部門は、相変わらず西村京太郎先生強しですね。かつて無敵の連続首位記録を打ち立てた王者・赤川次郎先生も盛り返してきておられます。 前々年10位、前年20位の神坂一先生は、ついにベスト20から消えてしまわれましたね。さすがに「スレイヤーズ」一発で何年も引っ張り続けるのは無理でした。 そうそう。前年は「本当は恐ろしいグリム童話」で一山当てていきなりベスト10入りしたダブル桐生先生。案の定、今年は影も形も見当たりませんね。 そして、最も興味深いその他部門。 前年、いきなり4億円もお国様に献上してダントツのトップだった「遊戯王」の高橋和希先生。今年は1億4000万円で9位とずいぶん控え目です。 いくら賞味期限切れ直前とは言え、まだかなり儲かっているはず。やっぱり、前回ビックリして慌てて税金対策を始められたのでしょうか。無意味にアシスタント増やしてみたりして。 「名探偵コナン」の青山先生は前年の上位陣が抜けたことで、8位から3位にランクアップ。納税額そのものには大きな変化はありませんので、安定したコナン人気といったところでしょうか。 その「抜けた上位陣」のお一人、鳥山明先生は前年2位からいきなりの選外。今年は家族サービスの年らしいです。 もう一人の「抜けた上位陣」は、幸せいっぱい新婚生活を満喫中のオッタケさん。 この方は「作家」か「その他」か微妙ですが、昨年は「ベストセラー著者」というよく分からない職業として、その他部門の4位にランクインしてました。4位とは言え、今年ならば余裕で1位の納税額です。 文庫版とか新書版とか完全版とか、売れるうちに売っておこうと荒稼ぎしておられるようにお見受けしていましたが、今年は「ラブひな」の赤松先生以下でした。 単純に前年の超人気が維持できなかっただけなのか、税金対策に力を入れた結果なのかよく分かりません。 あと個人的に、つんく(6位)は高橋留美子先生(5位)よりは稼いでいる気がするのですが、気のせいでしょうか。 そして、やたら目つきの悪いボーイズのラブな漫画「最遊記」の峰倉かずや先生がなんと11位。長者番付に入るほどの印税収入を得られる漫画家さんの多くは少年誌で子供に受ける人だと思っていましたので、予想外でした。 どうやら21世紀は、やおい少女を味方につければ億万長者も夢ではない時代のようです。 |
平成13年5月17日 | ポルノ小説のヒロインは声優・林原優子 | |||
4月10日のニュースで、登場人物の名前をあずまんが大王から拝借したポルノ小説についてご紹介しました。その出版元のマドンナ社は、以前にもエヴァネタの超カルトなポルノ小説を出したことで知られます。 そんなマドンナメイト文庫が、またまたやってくれました。 「アイドル声優 僕の童貞喪失」。 表紙はマドンナ社のホームページでご確認いただけます。GKさん、掲示板での情報ありがとうございました。 作者の睦月影郎先生は、マドンナメイト文庫やグリーンドア文庫で100冊以上も書いておられる人気ポルノ作家。 現代に蘇った憲兵大尉がコギャル・ヤンママなどの堕落した現代人を軍刀で斬り殺して歩く漫画、「ケンペーくん」の作者としても知られる方です。 さて。 これほど痛いタイトルのポルノ小説も珍しいですが、中身は更に激痛です。冒頭の文章を引用してみましょう。
最初1ページで充分なインパクトです。 主人公の卓郎くんは体重90キロの無職童貞25歳。これまで「理想の異性はアニメの中にしかいなかった」そうです。
要するに、「実体を持った女性よりも空想の美少女が好きだ!という二次元コンプレックスな方」を地で行く人ですね。 痛っ。 さらに、冒頭で溢れんばかりのロリコンっぷりを見せつけておきながら、彼は同時に熟女フェチでもあります。
おばさまがいいのか中学生がいいのかハッキリしてください。とりあえず、コギャルとオタクが天敵同士なのはよく分かりましたけど。 ともあれ、亜耶ちゃん(14)に一目惚れすることで、そんな彼も二次専を脱出。さっそく、亜耶ちゃん(14)のストーキングを開始します。 ところがそんな尾行の最中、車にひかれそうになった亜耶ちゃんをとっさにかばい、卓郎くんは骨折で入院します。 その車を運転していたのは、卓郎くんの大好きなアニメ「セーラールナ」のヒロインを演じる声優さんでした。 その名も、林原優子。 「二十一歳。デビュー二年目で、CDも出しており、人気があった。ショートカットで、ぽっちゃり型。案外バストも大きくて美人だが、むしろ教育番組のお姉さんのように無垢で澄み切った印象があった」とのこと。 どうやら、読者の好みで林原めぐみか宮村優子か三石琴乃を勝手に想像すればいいみたいです。 こうして、亜耶ちゃん(14)と林原優子(21)と亜耶ちゃんの母(30代)という三人の美女と親しくなった卓郎くん。あとは、エロゲーのようにハーレムライクな入院生活に突入します。 声優の林原優子さんは事故を起こした負い目から、色々なお願いを聞いてくれます。 「僕としゃべるときは敬語をやめて、声も性格もルナにして」 「僕はオシッコしたいんだ。させてくれるかい?」 「ねえ、お乳吸いたい……」 あげくの果てに、声を演じるキャラクターのコスプレ姿で、自分の顔に放尿させます。 「セ、セーラールナにオシッコをかけられているんだ。こんな体験のできる幸せ者は、この宇宙に僕一人だけなんだ……!」 しかも、命の恩人ということで感謝している亜耶ちゃん(14)やそのお母さん(30代)にまで手を出す卓郎くん。 「こ、こんなとびきり美少女のファーストキスを、こんなダサい俺が奪うのだ……!」 もう、やりたい放題です。 最後に何かしっぺ返しでもあるのかと思いきや、体型や性格も改善され、定職と嫁さんと中学生の愛人までゲットして幸せ一直線の薔薇色人生、進研ゼミか視力回復セミナーの広告の漫画みたいな展開でした。 もうギャグです。 まさか親父向けの話だとは思えませんから、メインターゲットはオタク層だと思われます。 これが実際にウケるのか激しく疑問ですが、睦月先生に届くファンレターの半数以上は20〜30代の童貞男からだそうですし、意外と卓郎くんに共感できる方は大勢おられるのかも知れません。 ともあれ、新境地を開拓しようという熱いチャレンジャー魂は確かに伝わって参りました。 ネットアイドルちゆはマドンナ社を応援しています。 |
平成13年5月18日 | 誕生!エイケンリンク |
まずは、お礼から。 えでぃ〜さんに20万アクセス記念画を頂きました。凝ったイラストを、本当にありがとうございます。 ちなみにえでぃ〜さんのサイト・「bitmax studio」はこちら。アニメの「星界」シリーズのメカニック原案をされた方で、レベルの高いCGなどが置かれています。 ところで、頂いた画像の背景にも使用されている先行者ですが、朝日新聞が行なった米国&中国の世論調査の結果にも、奴の影が垣間見えます。 「米国が脅威」だと考える中国人が60%なのに対して、「中国が脅威」だと感じる米国人は85%。中国人・米国人ともに「現在の国力は米国が上」と認識していいるにも関わらず、恐れているのは亜米利加の方なのです。 「中国を脅威と感じる理由」では、「中国の軍事力」という声が圧倒的多数を占めています。そして、亜米利加人の43%が、中国について情報を得る媒体としてインターネットを利用していると答えています。 間違いありません。亜米利加人の85%は先行者の侵略を恐れているのです。 さて。 今日の話題は、5月12日のニュースでご紹介しました「少年チャンピオン」萌え推進路線の奇形児・「エイケン」の続報です。 今週号(第3話)の見どころは、次の場面。 主人公「な…なんだコレ…? ウォーターベッド?」 小萌「い…痛いです!! 先輩」 なんと、あまりの大きさに、乳をウォーターベッドと間違えて揉みしだく主人公。 このインパクトに、2chにも3つ目のエイケンスレッド・ベッドでご奉仕 花右乳メイド隊『エイケン』3階目が立てられました。1スレッド1話のペースで着実に伸びています。 そして本日、ついにエイケンリンクが誕生しました。 主催はYukkyさん。エイケンネタのサイト・日記・BBS、その他エイケニストのホームページを結ぶリンク集です。これを縁に、より一層のエイケニストの交流と親睦が営まれることを、切に願います。 チャンピオンに熱あれ、エイケニストに光あれ! |
平成13年5月19日 | あのホモアニメがサウンドドラマで蘇る | |
「グラビテーション」という漫画をご存知でしょうか。 連載は「きみとぼく」。作者の村上先生の代表作は「きみのうなじに乾杯!」。…そう、純正のホモ漫画です。 昨年の秋、これがWOWOWでテレビアニメ化され、男同士のキスシーンなど、幾多の問題映像が全国のお茶の間に流れました。 しかし、いったい何時の間にホモアニメが大手を振ってブラウン管に映れる時代になっていたのでしょうか。 はるか古代、子どもにマジカルステッキや超合金を売りつけることでのみ、テレビまんがはビジネスとして成立していました。魔女っ子の活躍や巨大ロボの戦闘はすべて玩具の宣伝。ソーセージの売れた本数こそ絶対。 しかし時は移り、そんな番組を見ながら培養されたオタクさんが大繁殖。中には、社会人でありながら収入のほとんどを魔女っ子に注ぎ込む者、バブルの余韻でまだ金がある親のスネをかじったバカ学生も多く含まれていました。 そこにLD・DVDといった複製技術の進歩が加わり、アニメそのものが商品として成立する時代が到来しました。 深夜枠など、テレビ局に払う金は抑えられる割に、オタク層は眠い目をこすって見てくれる時間帯があります。そこにLDやDVDの宣伝としてアニメを流すわけです。オタクは一度見た番組がそっくり収録されただけのDVDを購入してくれます。 WOWOWはこれに注目しました。 富野先生の久しぶりの新作・全裸美少女乱れ飛びアニメ「ブレンパワード」といったキラーコンテンツを用意して、オタク層の新規契約を目論んだのです。 さらに第1巻は1000円のOVAさながら、無料時間帯にもアニメを放送。「オタクアニメはWOWOW」というブランドイメージ作りに腐心しました。 ●全身ペイントの「南海奇皇(ネオランガ)」 ●ドリルでルンルンクルルンルンの「D4プリンセス」 ●傑作「OH!スーパーミルクチャン」 ●人気クリエーター新作路線その1:大地丙太郎「今僕」「月影蘭」 ●人気クリエーター新作路線その2:佐藤順一「ストレンジドーン」 ●人気クリエーター新作路線その3:米たにヨシトモ「まりんとメラン」 ●露骨なあざとさが逆にウケた「ハンドメイドメイ」 そうして大きなお友だちの支持を得たWOWOWは昨年の秋、今度はやおい層を顧客につけようと画策。ついに伝説の「闇の末裔」&「グラビテーション」コンボを世に送り出しました。 つまり、商売が成り立つほど美少年ホモアニメ好きのお姉さんが存在するから放送されるわけですね。資本主義・自由主義の社会として、極めてまっとうなお話しでした。 「最遊記」の峰倉かずや先生の納税額が赤松健を越えた現今、やおいビジネスの潜在需要は計り知れません。 さて。 何が言いたいのか自分でも分からなくなったところで今日のニュースです。 そのアニメ版「グラビテーション」の後日談が、「グラビテーション Sound Story」としてドラマCD化されます。グラビテーション公式ホームページに掲載された、出演声優陣へのインタビューによりますと…。
違う意味で期待大ですね。 |
平成13年5月20日 | ガオの心臓の誕生、そして新必殺技 | |
ちゆニュースを読んで「ガオレンジャー」を見るようになったという、ありがたいご連絡を頂くことがあります。一人のガオニストとして、嬉しい限りです。 たとえば、差出人が「あなたのファンより」としか書かれていない、携帯電話からのメール。
さて。 今日のガオレンジャーは第14話「魂の鳥が叫ぶ」。 先週、ガオソウルを凍らされて変身できなくなった百獣戦隊。やむを得ず素手で戦いますが、敵の大幹部・シュテン様の前に苦戦を強いられています。 そこに、ガオの幼態・ピヨちゃん(見かけはぬいぐるみ)が応援に駆けつけてくれました。 ピヨちゃん「ピヨ♪ピヨ♪」 ナレーション「五人の戦士の不屈の心が、ガオの幼態を蘇らせ、また、ガオの幼態のさえずりで、ガオソウルの流れが蘇り、ガオの戦士が復活したのです!」 言葉の意味はよく分かりませんが、とにかく変身能力を取り戻した五人。ノリノリな挿入歌が流れ出して、視聴者にヒーロー優勢の場面を知らせます。先週は歯が立たなかったはずのシュテン様に対して、なぜか今週は楽勝です。 追いつめられたシュテン様はお約束で巨大化。さっそく、巨大ロボ・ガオマッスルで追撃します。しかし、巨大化したシュテン様は強敵。「ガオマッスルでも倒せないのか!?」。レッドの悲痛な叫びが響いた、その時。 ピヨちゃん「ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨォォォォォォォ♪」 突如、ピヨちゃんが変形。 それまでぬいぐるみ状の生き物だったものが、「スーパーマリオ」のキラーを連想させる目つきの悪い生物になってしまいました。 このソウルバードが、ガオマッスルの新しい心臓(コックピット)になります。これにより、パワーは5000万馬力から7000万馬力に増大(「テレビマガジン」情報)。 形勢逆転ですが、それでも不敵に笑うシュテン様。 「よくぞ成長した、我が敵よ!」 …ノリが少年チャンピオンになっています。 ところで、ガオの心臓を入手した本来の目的はガオライオンの病気を治すことでした。「ソウルバードの力で、いよいよガオライオンは元気になりましたぁ!」という強引なナレーションが入ると、ガオライオンは復活していました。 そして、従来の必殺技「アニマルハート」を上回る、ニュー・フィニッシュホールドが放たれました。 「スーパーアニマルハート!!」 サイヤ人のように短絡なネーミング・センスが炸裂。ついに敵の大幹部、シュテン様をブチ殺しました。 赤「俺たち、勝ったんだ!」 白「あたしたち、任務完了なわけ? 明日から学校にいけるのねっ」 青「でも、嬉しいけどなんだか寂しい気もするな」 黒「なあに、これからも仲間だぜ。いっしょに仕事でも探すか」 黄「ああ、腐れ縁だ」 悪を滅ぼし、大儀あるプータローから単なるプータローに成り下がった五人。しかしまだ最終回ではありませんので、さっそく新たなる敵が姿を現わしてくれます。 めでたく五人は大儀あるプータローに返り咲き、次回に続くのでした。 |
平成13年5月21日 | 見る夢をパソコンで制御するソフト | ||||
少々古い話題でニュースと言えるか心配なのですが、掲示板でSSS(Sleeping Sheep System)というフリーソフトのことを教えて頂きました。GKさん、情報ありがとうございます。 さて。開発者様によりますと、このソフトの主旨は以下の通りです。
つまり、寝ている間に島本須美さんの声を聞けば、夢にナウシカが現れるというわけです。 音声は自前で用意しなければなりませんが、作者様がお試し用のサンプルを用意してくださっているようです。さっそく、ダウンロードしに行きますと…。 宮村AVのWAV。 よもや、ここでその名を聞こうとは。 吸い出した音声をモロにそのまま配布しておられるので心配になりますが、作者様はこう仰っておられます。
どうしよう…。 ともあれ、付属のサンプル画像は、こんな感じです。 …「AVの夢」はあるけど「SEXの夢」はない辺りが漢らしいです。 もちろんアイドルの名前なんてどこにもありませんし、このリストで作者様の趣味モロ分かりです。やっぱり「ナディアの夢」って、ナディアとパコパコするのでしょうか。自分はネモ船長で。 そういえば、今は亡き「中学1年コース」の特集でも、「見る夢をコントロールする方法」がありました。それによると聖徳太子は夢を元に政策を決定しており、夢殿もそのために作られたらしいです。 あと関係ないですが、ちゆのお友だちのゆいふぁちゃん(8歳)は、ハードな夢ばかり見て大変そうです。 話をSSS(Sleeping Sheep System)に戻します。 名称からしてアリスソフトのD.P.S.(Dream Program System)のパクリかと思わせますが、ソフトに付属するテキストからは、あふれ出る作者様の自信が伝わってきます。
本当にどうしよう…。 とりあえず就職活動はした方がいいと思います。 セガは新卒採用どころかリストラで躍起になってますし。 でも、このソフトも意外と色々な雑誌で紹介されておりますし、作者様も結局普通に就職できたみたいです。おめでとうございます。 そんなわけで、夢でもいいから12人の妹に囲まれてみたい方、少女を監禁して9年間育てた犯罪者のニュースを聞いて羨ましいと思った方、バトル・ロワイアルに参加して虐殺の限りを尽くしたい方、一度試してみてはいかがでしょうか。 本当は強引にフロイトの夢分析批判でも展開しようかと思っていたのですが、意外とSSSだけで行数が稼げてしまったちゆでした。 |
平成13年5月22日 | 変人偏屈列伝エピソード1が読める! |
「コミックバンチ」で、10年ぶりに山下たろーが蘇りました。 少年ジャンプで連載していた前作は、百年にひとりの大鈍才が甲子園を戦い抜き、ついに史上最高の野球部員と呼ばれる物語。 その続編にあたる今作では、山下たろーは両肩を故障。野球ができない体になり、高卒で入った小さな会社も解雇。再就職しようにも27社連続不採用。雇用保険も切れて、近所の子供に給食の残り物を恵んでもらって食いつなぐダメ人間になっていました。 「おでほんとに野球でーすきなんだどー。うそじゃねーんだどーほんとだどー」と目を輝かせていた山下たろーが、ひとりポツンと川原の草野球を眺める哀愁の背中。 「新きまぐれオレンジロード」でひかるちゃんが処女じゃなくなっていたのと同じくらいショックでした。 ところで野球漫画といえば、一部でエイケンのライバルと言われているジャンプの新連載「ミスターフルスイング」もアレです。作中の台詞を適当に抜粋しますと… >「デビルリバースよりすごい筋肉してますよ!!」 >「オレの名前を言ってみろ」「ジャギ!?」 >「予定じゃイスカンダルまでかっ飛ばすハズだったんすけど…」 >「正解はスクラップ三太夫でした〜 ゆで先生サイコ〜」 >「無駄無駄無駄無駄無駄ーっ!!」 もう少し、主読者層(小学生)に分かるギャグを考えた方が、10週打ち切りから少しでも遠ざかれる気がします。 こみパの南さん似のヒロインは賛否あるようですが、個人的には「山下たろーくん」の秘書室の和山さんの方が可愛いかなと思ったり。 さて。 4月24日のニュースでお伝えしました通り、原作・構成:荒木飛呂彦、作画:鬼窪浩久の「変人偏屈列伝エピソード2 タイ・カッブ」が、「オールマン」に掲載されました。 特にタイ・カッブが身障者に殴りかかる場面は荒木節全開。「殴ったあああーーッ メッタ打ちですーーッ!! 車イスの観客をですッ! 車イスがスタジアム階段を落ちて行くうううううーーッ 車イスに座っているのを知っていながら暴行を働いているウウウーーッ」 これは、荒木先生&鬼窪先生が描く「変人偏屈列伝」の二作目にあたります。 一作目は平成元年の「スーパージャンプ」6号に掲載されましたが、いまだ単行本未収録で、荒木ファンでも未読の人が多い幻の作品となっていました。 その「変人偏屈列伝エピソード1 ニコラ・テスラ」が、ファンの熱い要望に答えて12年ぶりに再録されます。 「無限エネルギー装置」や「粒子破壊兵器」で知られる発明超人ニコラ・テスラを、鬼才・荒木飛呂彦が料理する伝説の読み切り。 嫉妬にかられた発明王エジソンが、「球」恐怖症のテスラにビリヤードの球をグリグリ押し付けながら、「きさまはクビだ! テスラァァァーーー! もうおれの前に二度とそのツラ見せるんじゃあねーぜこの変態がッ!」となじる場面はもう最高です(すみません、これ先日も書きましたね)。 是非、6月6日発売の「オールマン」No.12で確認しましょう。 以上、今週のコアミックスVS集英社・オールドファン獲得バトル情報でした。 |
平成13年5月23日 | 「金田一少年」の作者が新連載 |
あの「金田一少年の事件簿」を作った黄金コンビ(少年マガジン編集部談)、さとうふみや&天樹征丸による新連載が、ついに始まりました。 「金田一少年」は、ドラマ化・アニメ化された超人気ミステリー漫画。 金田一耕助の孫という設定を無断で使用したり、島田荘司先生の「占星術殺人事件」を筆頭に有名推理小説からトリックをそのまんま盗用したり(特に初期)、ディズニーも真っ青のパクリっぷりでも有名です。 しかし、パクりパクられながら進歩するのが世の定め。 金田一の大ヒットに我も続けと、「探偵ボーズ21休さん」(中略)「椎名くんのリーズニング・ファイル」などなど、数多くの推理漫画が作られました。結局、金田一クラスの利潤を産み出したのは「名探偵コナン」くらいですけど。 一方、この時勢に完全に乗り遅れたのは「少年ジャンプ」です。 そもそも作者の才能まかせに試しに10週連載させてダメなら首切り、ベテラン作家でも才能が枯れたらサヨウナラのアンケート至上主義で資本主義経済の頂点にのし上がった雑誌。「MMR」や「沈黙の艦隊」のような編集部主導の企画ものは、非常に苦手です。 95年:当時から企画用作家として絵だけ描かされていた「ヒカ碁」の小畑先生が手がけた「人形草紙あやつり左近」(30週)。 96年:酒鬼薔薇聖斗の事件の際、的中率があまりに低くて驚かれたプロファイリングがまだブームだった頃に便乗しようとした「心理捜査官草薙葵」(23週)。 98年:モテモテの人気子役タレントにして推理力も抜群という感情移入できそうにない主人公の「少年探偵Q」(15週)。 単行本を並べてみると、4冊・3冊・2冊と着実に短命になっていく様子がよく分かります。いずれも原作・作画が分かれていますが、ジャンプ編集部には推理漫画は二人以上で作らなければならないという固定観念でもあるのでしょうか。 なお、ガモウ先生の「ぼくは少年探偵ダン」は無視させて頂きました。 さて。話を戻しまして、さとう&天樹先生の新連載です。 タイトルは「探偵学園Q」。 あれ、どこかで聞いたような名前です。「魔界学園」じゃなくて…。ああ、先ほどご紹介した「少年ジャンプ」の15週打ち切り単行本全2巻漫画、「少年探偵Q」に似ているのですね。 なお、さすがにさんざんマンネリ・ワンパターン・マンネリ・ワンパターンと言われ続けた「金田一少年」と同じものを作るのは気が引けたのか、今回は”本格推理漫画”ではなく”冒険ミステリー漫画”というコンセプト。 第1話を読む限りでは、天才的な推理能力や記憶能力やプログラミング能力を有した少年少女たちが力を合わせて事件を解決する「チームもの」らしく、いきなりハンター試験みたいなのが始まっていました。 果たして、金田一とは異なるミステリー漫画の新境地を開拓できるのでしょうか、それとも単なる一発屋だったことの証明に終わるのでしょうか。 |
平成13年5月24日 | 変態の朝日新聞記者、覗き行為で逮捕 | |
朝日新聞の記者様が逮捕されました。 捕まったのは朝日新聞松本支局記者・渡辺和彦(29)。 偶然にも、先日東京ディズニーランドで遊ぶために不法入国してきたマサオくん(29)と同い年です。彼のことは、カズヒコくん(29)と呼称することにしましょう。 重大なるジャーナリズムの使命を帯びた朝日新聞記者様が低俗な犯罪に身を染める情けない人格の持ち主だったという不祥事。深く反省と謝罪の意を示して欲しいところです。 その期待通り、朝日新聞はこの事件をデカデカと報じてくれました。 …小さっ。 紙面左下の舛添要一・経済講演会の広告より小さいどころか、ののちゃん(4コマ漫画)以下。まるで相撲の番付の下っ端力士のような扱いです。 あまりの小ささにちゆはこの記事を見落としてしまい、ムーノーローカルさんで読まなければ永久に気がつかないところでした。それが朝日新聞様の狙いなのですね。rhymeさん、ありがとうございます。 もちろん、この件に朝日新聞様が触れたのは上の記事だけ。他に関連記事はありません。せめて一面のトピックスで紹介したり、社説で自社批判を行なったりして欲しいところです。 警察が身内に甘いと批判する前に、我が身を直してください。 さて。 記事の内容を見ると、「カズヒコくん(29)が歯科医院の2階ベランダに侵入したところを見つかって現行犯逮捕された、動機などは調査中」とのこと。 でも、同じ日のZAKZAKにはちゃんと動機まで書かれています。犯人が身内という有利な条件にも関わらず、朝日新聞の情報収集能力はZAKZAK以下です。 ともあれ、ZAKZAKによると、カズヒコくん(29)は「歯科衛生士の女性を見たかった」のでベランダから診療室を覗いていた模様。 歯科衛生士フェチか、務めている特定の歯科衛生士さんをストーキングしていたのか。いずれにしても変態ですねカズヒコくん(29)。さすがマサオくん(29)と同い年です。 ちなみに同じ紙面内でも、たとえば14歳少女と売春して捕まった判事さんは「刺激ほしかった」という見出しで、少なくとも舛添要一・経済講演会の広告よりは大きい記事で晒し者になっています。 この路線でいくなら、カズヒコくん(29)も「歯科衛生士みたかった」という見出しにすべきでしょう。自分がされて嫌なことを、他人にしてはいけないのですよ。 そんなわけで、変態犯罪者が作っていた朝日新聞の話題でした。 |
平成13年5月25日 | 朝日新聞の社説を読んでみました | ||||||
変態記者の逮捕を記念して、今日は朝日新聞の社説を読んでみます。 何かと堅苦しい文章が多い社説ですが、たまに天声人語みたいな時もあります。たとえば、今月13日の社説の冒頭を引用してみますと、
いきなり情景描写です。大阪芸大の「映像表現論」で小池一夫先生が「漫画のファーストシーンに風景描写は厳禁」と語ったそうですが、社説ならOKでしょうか。 続いて、その公園の近くが現場だった一家惨殺事件をマクラにして、武富士の放火・レッサーパンダ男とつなぎ、「最近は凶悪な事件が連続して起こる」と語ります。もちろん、冒頭の情景描写は無意味でした。 ところで、増えたと言われる少年の凶悪犯罪にしても、「四十年ほど前にピークがあり、最近の増え方は、相対的にみれば重大な変化とはいえない」という大阪弁護士会の調査があります(昨年10月11日の朝日新聞)。 「今年の風邪はタチが悪い」と同じように、イメージだけで考えるのは安易な気もします。 ともあれ、社説を先に読み進めますと、
なにしろ外国帰りですから風貌や手つきが怪しかっただけの可能性も無視できませんが、そもそも電車でイヤな思いをしたからといっていきなり天下国家に結びつけるのはどうかと思います。
「最近の凶悪犯罪は世の中全体のいら立ちムードが原因」というのも確かにあり得なくはないのですが、網棚のかばんに神経質な話から一気に凶悪犯罪に飛躍するのもどうかと思います。 とにかく、社説はこの「いら立ち」を「水槽の水の汚れ」にたとえて展開されていきます。
要するに、いら立ちを減らす努力をしましょうというご提言が結論のようです。新聞社らしく公的なレベルでの対策案を提示するのではなく、私的なレベルで一人一人が気をつけましょうねという辺りが小学校の学級会の結論みたいで微笑ましいですね。 具体的に何をしろとは一切書かれていないのですが、たぶん小魚でカルシウム補給とか、カラオケでストレス発散とか、そういうのを頑張ろうとわざわざ社説で呼びかけてくださっているらしいです。
具体的にいつ頃とは言わず読み手が自由に解釈できる、ノストラダムスの大予言のような文章がいい感じです。 ところで、「10分以内に俺を殺したら一万円やる」とフザけた同級生を本当に刺殺した16歳の高校生が、その後も普段どおりに生活していた事件は1959年。 15歳の少年が同級生をナイフで刺し、首を切断して蹴っ飛ばした事件は1969年。 少年凶悪犯罪の発生件数のピークは1961年ですから、朝日新聞的に考えると、日本国民は40年以上いら立ち続けていることになります。 すると、先ほどの「外国勤務から帰ってきた人」は40年ぶりの帰国だったのですね。おつかれさまでした。 そして、締めの言葉です。
いら立ち減少→犯罪減少というわけですが、デュルケームによると犯罪が少な過ぎる社会もそれはそれで異常らしいですよ。 それはともかく、文章の最後に付け足されるこういう一文はたいてい余計だから省いた方がいいと聞いたことはありませんか? 以上、総括します。 凶悪犯罪が増えているという立証もないのに、その理由まで勝手に想像して突っ走り、あまつさえ具体的な提言は何もなく、抽象的で漠然としているけどなんとなくいい子ちゃんっぽい結論で落とす。 …中学生の小論文の見本にピッタリの社説ですね。 そうそう。ノゾき魔を一人輩出した朝日新聞社とか、社内のいら立ち度が高そうです。朝日新聞理論に従って考察すると続々と犯罪者が出てくるハズですので、お気をつけください。 |
平成13年5月26日 | 水木一郎、またヒッパレに出演 |
「子門だろうが佐々木だろうが影山だろうが思いのままよ! 聞くがよい、聞いて崇めるがよい!」 これはアニメ版「こみっくパーティー」の大志くんの台詞です。遠近ごときに彼らの曲が歌いこなせるかはさて置き、ここに挙げられたのが熱い系アニソンの英雄たちの名前です。 なお、たまたま「こみパ」に瑞希という登場人物がいるために名前が出なかったと思われますが、水木の兄貴も忘れてはなりません。 ※子門真人。「勇者ライディーン」や「アマゾンライダーここにあり」で知られる大御所の一人。世間的には「およげたいやきくん」で有名。現在は引退して田舎で悠々自適な生活を送っておられますが、いきなり別名を使って「星獣戦隊ギンガマン」を歌ったりと油断できません。 ※ささきいさお。「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「ゲッターロボ!」「行け行け飛雄馬」「戦え!ポリマー」…数え挙げればキリがない名曲の数々。「進め!ゴレンジャー」「ジャッカー電撃隊」など、初期戦隊の主題歌も担当。 ※影山ヒロノブ。「CHA-LA HEAD-CHA-LA」「聖闘士神話」「スターダストボーイズ」「サムライガンマン 斬 ザ・ザーン」「覚悟完了!」など、比較的最近の燃え系ソングの代表格。戦隊でも「鳥人戦隊ジェットマン」「光戦隊マスクマン」などを熱唱。 ※水木一郎。一部でカリスマ的人気を誇る通称兄貴。「マジンガーZ」や「コン・バトラーVのテーマ」から、「地獄のズバット」「セタップ!仮面ライダーX」「ローラーヒーロー・ムテキング」「北の狼 南の虎」「白獅子仮面の歌」などなど。 さて。 ちょっと前に放送された「題名のない音楽界」のアニソン特集は、水木一郎&堀江美都子が歌う20世紀を代表するアニソンメドレーなるものが流れ、クライマックスにはささきいさおまで登場する大盤振る舞いでした。 一般の音楽番組も、意外と侮れません。 そんなわけで、今日放送された「THE夜もヒッパレ」の話題です。 新聞のテレビ欄には「浜崎&スピッツ&平井堅の新曲を実力派C達が▽超人気!!ヒッパレ美女3人組」としか書かれていませんが、ひそかに「熱狂のスーパー人気アニメソングLIVE」なる企画がありました。 出演したのはJAM Project。水木一郎・影山ヒロノブ・遠藤正明(ガガガの人)・松本梨香(ポケモンの人)・さかもとえいぞう(アニメタルの人)の五人組で、ヒッパレには二度目の登場となります。 「このメンツだと、さかもとえいぞうは居心地が悪そう」とか「やっぱり堀江美都子は誘われたけど断ったのかな」とか、ついついマイナス思考を誘発されがちですが、ここは素直に乗せられる方が楽しめるような気がします。 番組では、この五人が「バビル2世」「めざせポケモンマスター」「勇者王誕生!」(中略)「マジンガーZ」のメドレーを合唱。 ブラウン管に映るイヤな具合に盛り上がっている一般芸能人と完全に引いてしまっている一般芸能人の姿が、コレをどのように見ればいいのか視聴者を困惑させます。 気取って冷めた目で見つめたくなる気持ちも分かりますが、ここは大声でいっしょに歌いながら手足を滅茶苦茶にバタバタ動かしてリズムを取りつつ「燃えるぜぇ!」とかバカ丸出しに叫んでみるのが楽しいかと思います。 そんなこんなで、今日はおとなしく「つくる会」の朝ナマの話題にしておけばよかったとちょっぴり後悔している、ちゆでした。 |
平成13年5月27日 | HOT!HOT!ガオマッスル!! | |
すっかり毎週日曜恒例となりました、「百獣戦隊ガオレンジャー」レビューのコーナーです。今日は第15話「鬼、吠える!!」。 先週から登場した敵の新幹部ですが、顔の中央に巨大な鼻があり、その鼻の穴の中に目が埋まっています。とても気になりますが、実は目玉に見せかけた鼻クソだったりするのでしょうか。 ついでに、背中から巨大な耳が生えてます。その上一人称は「マロ」で、オカマ口調で喋ります。名前はウラ。ちゆのお友だちに浦くんという子がいるのですが、コイツがきっかけでイジめられそうです。 さて。 今週はレッドやブラックが意味もなくパンツ丸出しになったり、敵の女幹部のツエツエさん(35)によるコスプレ大作戦が実行されたりしました。 コスプレ(1)不思議の国のアリスあたりをイメージしたピンクでヒラヒラのメイド服でお花摘み コスプレ(2)江戸時代の庶民スタイルでタライを漕いで佐渡島に渡り、金塊を掘り当てる コスプレ(3)乳の谷間が露出されまくりのセクシー女盗賊スタイルをして、美術館でコソ泥行為 これがツエツエを演じる斎藤レイさんのホームページの掲示板でも大受け。 >レイさんてナイスバディなんですね、思わず見入ってしまいました >しばらくレイさんの胸元に釘付け・・・ >仕事でかなり落ち込んでいたのですが、少し気が楽になりました ついでに、ガオブラックを演じる酒井一圭さんまで「今日、改めて『胸』ビビった〜!!」とか書き込んでおられます。 こうしたベクトルが明後日の方に向かったファンサービス満載のギャグ展開から一転、終盤は新たなる強敵・ロウキが登場します。千年の怨みを晴らすために蘇ったという戦士で凶悪な強さを誇り、登場早々にガオレンジャー五人に完勝。 ここで一気に皆殺しにされて「勝った!百獣戦隊ガオレンジャー完!」と叫ばれそうな勢いです。しかし、なぜか「死に急ぐな。これから、じっくり時間をかけて復讐してやる。楽しみにしていろ」と言い残して余裕ぶっこいて立ち去ってしまいました。 今トドメをささないと後で絶対負けるのに。 ところで、挿入歌が3曲も収録されたお得なマキシシングルが先日発売されました。 1曲目は、百獣戦隊の役者5人で合唱する「大空への階段」。 最近、戦隊メンバー全員の歌はノリのいい曲が多かったのですが、これはまったりとスローで、聞き所を見つけるのが困難な歌です。 とりあえずブラック(男)のパート、「たとえ虹が消えたって、そこに君の輝きがあったから」「たとえ離れていたって、この心のぬくもりは永遠さ」はブルー(男)を想いながら歌っているのだと考えるといい感じです。 2曲目は、ガオホワイトのテーマソング「white light」。 歌うは堀江美都子さん。「サザエさんのうた」「キャンディ キャンディ」「進め!ゴレンジャー」など、あまりにも多い名曲の数々。ポリアンナ、アッコちゃん、オボッチャマンなど、声の名演技も多数。「宇宙鉄人キョーダイン」に白川エツ子役で出演した、あのアニソンの女王です。 歌詞は「武芸百般!まだ男のコに興味はないの、今は、今はバトルのトリコ」「女の子は戦ってキレイになる」「白い虎に選ばれて、牙むく戦士に変われ、私!」という感じ。虎殺しの父親に育てられ、武芸専門学校に通うために上京したホワイトらしい歌です。 そして、目玉は巨大ロボ・ガオマッスルのテーマソング「HOT!HOT!ガオマッスル!!」。歌うはオープニング「ガオレンジャー吼えろ!!」と同じく山形ユキオ様。 番組中に挿入歌として流れた時にいくら耳をこらしても全く聞き取れなかった歌詞が、ついに明らかになりました。 とりあえず、冒頭部分を引用してみます。
絶妙のゴリラ感とマッスル感が極上で、この調子で延々と歌い続けます。そしてフレーズフレーズが素敵ワードのオンパレード。 「力は力で打ち砕け!!」「血潮が騒ぎ出す!」「粉みじんだクラッシュアウト!!」「奮い立つ硬い胸板」「鼓動が加速する!」「吠えて飛びつけ」「DA!DA!っと投げつけた爆弾、GA・GAN!と敵を撃てば」「何もかもGASH!つぶせよ!」「命の強さがケタ違い!!」 また、「まなじりを決する」と「雌雄を決する」を勝手に合成して「まなじり&雌雄を決する!」などと歌ってしまったり、すでに俺日本語の領域に足を踏み入れています。 こんな歌詞、クスリでもやってないと絶対作れないと思います。 とにかく低音がキキまくった、常人では30年石の上に座っても真似できっこないシャウト。 特に「クラッシュアウト」と歌う時。「クラッシュ!」と鋭く叫び、「アウト」はダンディなジゴロ男性がコーヒーを一杯飲み干した時のように、おごそかに吐き出します。これほど絶望的に自分には歌えそうにないと認識させられる曲は、そうそうありません。 そんなこんなで、ネットアイドルちゆは山形ユキオ様を応援しています。 |
平成13年5月28日 | 超光戦士、DVDに燦然!か? | ||
ちゆが最も愛する特撮番組は、「超光戦士シャンゼリオン」です。 確かに、完成度は「ウルトラマンティガ」や「仮面ライダークウガ」の方が遥かに上です。 シャンゼリオンはメカが格好悪いですし、アクションはノロいですし、特に必殺技がダサいですし、ビデオとフィルムが混在する違和感も酷いですし、そもそも口の動きとアフレコが合っていません。 しかしそれでも、シャンゼリオンほど「楽しませてもらった」「面白かった」と思わされた特撮はありません。特撮のB級な魅力を極限まで堪能させてくれる怪作、それが「シャンゼリオン」なのです。 ガオレンジャーの百倍は面白いと思います。 ところが、その「シャンゼリオン」はLDが出ていません。一度、LD−BOXの発売が決定したのですが、なぜか中止されてしまいました。かろうじてビデオは出ていますが、レンタルのみで販売はありません。 つまり、東映のLD化希望アンケートでも8位くらいに食い込んだことがあるシャンゼリオンなのですが、ソフトが個人向けに販売されたことがないのです。ですから、ちゆの手元にも擦り切れかかった放送当時の録画テープしかありません。 ところが、トップページに置かれた無意味な動画がインパク的な東映ホームページ内のコンテンツ・シャンゼリオンメモリアルにて、こんなニュースが掲載されました。
特撮番組のソフト化には特に消極的なことで知られる東映様が、局所的にマニア受けしたに過ぎない「シャンゼリオン」のDVD化を進めているという朗報です。 ただ、「“検討中”というのは、本当に文字どおりです」とあるように、前途は多難です。「シャンゼリオンがDVD化したら俺は買うぞ!」と思われる方、ぜひ東映にメールを送りましょう。 なお、シャンゼリオンのDVD化を望む勇者たちの熱い叫びはたのむ!コムでも確認できます。 さて。 「超光戦士シャンゼリオン」の魅力について、ここで少し具体的にご紹介させて頂きます。 シャンゼリオンに変身するのは、毎日を気ままに遊び暮らす私立探偵。30人くらい女がいて、遊びに使った借金が1000万円ほどあるのですが、本人はあまり気にしていません。変身能力は偶然手に入れました。 一方、戦う敵は闇生物。故郷の闇次元界が崩壊したため、人間界に集団移住してきました。人間の生体エネルギーを食べなければ生きていけないため、人間と共存することができません。 人間の天敵という点で、この設定はガオレンジャーの敵・オルグに近いものがあります。しかし、その描かれ方には大きな違いがあります。闇生物は人間にとっては敵ですが、絶対悪ではないのです。 闇生物は「人知れず、静かに」をモットーにして、普段は人間に化けて潜伏しています。偽装して会社づとめをしているうちにストレスで自殺する者が出るなど、かなり苦しい立場です。 リーダーである闇将軍は種族の維持・存続を目的として、最終的には人間界を侵略して闇次元界のような世界にすることを望んでいます。 一方、孤高の闇生物・暗黒騎士はその考えを否定。「故郷が滅びた時点で闇生物は滅びる運命にある」と割り切り、「俺は遊ぶぞ、この人間界で遊びぬいてやる」というスタンスで行動します。 暗黒騎士は知事選に出馬して、見事当選。東京都知事の地位から、着実に権力を拡大。強力な指導者を渇望する現代日本人のニーズに応えて、ヒトラーのようなカリスマを発揮。ついに東京国を日本から独立させて自分が初代皇帝になります。 こんなまっとうな手段で世界征服を目指す悪役も珍しいですが、このくだりは妙にリアリティがあって不気味です。 なお、暗黒騎士の口癖は「知っているか!」。いくつか、番組中の台詞を引用してみます。以下の語りの際には、必ずバックミュージックにヴェートーベン交響曲第9番第2楽章が流れます。
ちなみに、この暗黒騎士を演じた小川敦志さん(小川敦史に改名)は現在、「仮面ライダーアギト」で謎の人物・沢木哲也として活躍中です。あの暗黒騎士にして東京国初代皇帝が、ついに特撮界に帰ってきてくれたのです! 東映のアナウンスでは「彼が出演しないのなら、こういう企画にはならなかったと言えるほどの中核人物」とまで言われています。すごいです暗黒騎士、ガンバレ暗黒騎士。 シャンゼリオンについては、いずれ特設コーナーでも作って気合いを入れてご紹介させて頂きたいと思っています。 とにかく、ネットアイドルちゆはシャンゼリオンDVD化を応援しています! ≪平成17年2月14日・追記≫ 平成15年6月、「超光戦士シャンゼリオン」は本当にDVD化されました。 |
平成13年5月29日 | 韓国で爆発ヒット!「ダイエットゴーゴー」 | |||||||||||||
植木鉢に植わった生首と恋愛して地球を救うゲームで話題の韓国。儒教・仏教といった根っこの文化は共通しているはずの彼らが、どこで狂ってしまったのでしょうか。 いえ、我が国にも「デスクリムゾン」や「炎多留」のように、同じ日本人が作ったとは信じがたいゲームが数多く存在します。きっと韓国でも生首に欲情できるのは一部のアレな人だけで、一般人はもう少しはマトモに違いありません。 では、韓国で一般的なゲームは、どのようなものなのでしょうか。果たして彼らは、私たち日本人と意思の疎通が可能な民族なのでしょうか。 そんな疑問を抱いていたちょうどその時、掲示板で韓国のゲームの情報を頂きました。NEROさん、本当にありがとうございます。 そんなわけで今日ご紹介するのは、韓国でごく一般的だと思われるゲーム。ジャンルはパワフルアクションRPG(自称)です。 タイトルはズバリ、「ダイエットゴーゴー」。 腰が砕けそうなネーミングセンスですが、日本語版の発売元のホームページによりますと、「韓国で大ヒットを飛ばした同名タイトルの少年漫画を原作として制作された」とのこと。 韓国漫画と言えば、ちょうど「韓国史上最高のベストセラー漫画」の日本語版の連載が「コミックバンチ」来週号から始まります。その品質を推し量る意味でも、ここは興味をそそられるところです。 それではさっそく、ゲームのストーリーをご紹介します。以下は、すべてホームページに記載されていたそのままの文章です。
なるほど。こんな漫画が韓国で大ヒットしたのですね。道理で、生首と恋愛できるわけです。 思わず作者の脳を心配してしまいます。 では、次に主な登場人物を見ていきます。 前述のあらすじの通り、主人公はフィーロくん。余命いくばくもない百貫デブです。「あなたは怒髪の稔ニですか?」と思わせるヘアスタイルがなかなか日本的です。 ヒロインはジーナさん。アニメやゲームの世界では珍しいことではありませんが、「私をレイプしてください」と言わんばかりのボディコン(死語)が大胆です。 以下、人数が多いので、悪役サイド(チョコボール・ダイエット教の信者たち)は一覧表にしてみました。かぎかっこ内は公式ホームページからの忠実な引用です。
…コスプレおばさん、そのコスプレおばさんに恋する筋肉バカ、幹部のくせにあだ名が帝王、そして教祖様の名前はアンドレチョ。 真人間はいないのですか。 あと、ダイエットチョコボール教団の教祖であるところのアンドレチョ様がデブなのも気になります。 これがまた相撲大会準優勝の赤丸ほっぺのバカ小学生にサングラスをかけてお蝶夫人の頭のドリルをつけたようなルックスで、麻原彰晃やライフスペース以上にカリスマ性がありません。 そうそう、ホームページにはサンプルムービーが置いてあります。ボディコン(死語)のヒロインやコスプレおばさんが動く姿を期待させられますが、見るとフィールドや戦闘のつまらない説明だけでガッカリします。 以上、結論。 これが大ヒットするくらいですから、韓国人は生首と恋愛することに何の抵抗も感じないに違いありません。 地図の上では最も近い国、韓国。しかし、いまだお互いの文化の溝は深く、宇宙人よりも遠い存在のようにさえ感じられます。 いつか両国が笑顔で手を取り合える日が来ることを願って… 日韓相互理解の第一歩として生首恋愛ゲームの日本語版を発売することを、ネットアイドルちゆは強く希望します。 |
平成13年5月30日 | 戦隊Vシネマ最新作、ガオVS全戦隊 | |
ビデオオリジナル作品として製作される実写ドラマを、Vシネマといいます。 アニメで言うところのOAVと同じく、劇場用・テレビ用ではないぶん、実験的な作品や客層をピンポイントに絞り込んだ作品が作りやすい環境になります。 そのVシネマに、日本中の戦隊ファンが毎年楽しみにしているシリーズがあります。それが、通称「VSもの」。今年の戦隊と昨年の戦隊による夢の競演です。 「オーレvsカクレンジャー」に始まって、「激走戦隊カーレンジャーvsオーレンジャー」(中略)「救急戦隊ゴーゴーファイブvsギンガマン」と継続的にリリースされ、7月21日には最新作「未来戦隊タイムレンジャーvs救急戦隊ゴーゴーファイブ」が発売されます。 それでは「オーレvsカクレンジャー」を例に、「VSもの」の魅力を考えてみます。 オーレンジャーでは、さとう玉緒がオーピンクを演じていました。番組終了後、彼女がギルガメの司会やミニスカポリスを経てメジャーになっていく姿を見ていると、なぜか子供たちの憧れ・「戦隊のお姉さん」を汚されていくような気分にさせられたものです。 しかし、オーレンジャーの放送中にさとう玉緒が巨乳だと気がついていた視聴者は、ほとんどいませんでした。夏の水着ネタの回がオーイエローの独壇場だったからです。 「オーレvsカクレンジャー」ではこの点を鋭くフォロー。水着姿で妖怪をおびき出すという無理矢理な名目で、彼女の乳が十二分に映されまくっています。これがテレビではできないVシネマの魅力! …ですが、「オーレvsカクレンジャー」においてさとう玉緒の水着など前座に過ぎません。 そう、真の見どころは参謀長役の宮内洋なのです。 宮内洋は、仮面ライダーV3(風見志郎)、快傑ズバット(早川健)、秘密戦隊ゴレンジャーのアオレンジャー(新命明)、ジャッカー電撃隊のビッグワン(番場壮吉)などを演じた、突き抜けたキザかっこよさが魅力の俳優です。 オーレンジャーでは戦隊シリーズ20周年記念スペシャルゲストのような扱いで参謀長役として出演。年をとっても健在なキザっぷりはテレビでも絶好調でした。 それが制約の少ないVシネマでは、さらに大暴走。 怪傑ズバットそのまんまのウェスタンスタイルでギターを爪弾きながら登場し、二丁拳銃で大活躍。生身で巨大ロボから飛び降りるわ、参謀長のくせに戦えばオーレンジャーより強いわ、無敵状態でした。 ついでに宮内洋は「カーレンジャーvsオーレンジャー」でも別のベクトルで大暴れ。視聴者に「カーレンジャーvs宮内」の方が正しいタイトルじゃないかと思わせました。 さて。 匿名希望さんにゲストブックで教えて頂いて、makelaren.comさんの掲示板を経由して知ったのですが、そんな戦隊Vシネマシリーズの最新作の撮影が既に始まっています。 情報の大元は、トップページの無意味な動画が目障りな東映ホームページ内の宮内洋コーナー。
ガオレンジャーvs…スーパー戦隊? ガオが自分以外の24戦隊全部と戦うのでしょうか。み、見たいです。 それにしても、ターボレンジャーの第1話の歴代10大戦隊集合でさえアレでしたのに、40分の映像にそんなに登場人物がいてどうするのでしょうか。 ともあれ、やっぱり注目は宮内です。ジャッカー電撃隊の放送から20余年。彼は今でも番場壮吉を演じられるのでしょうか。 ネットアイドルちゆは宮内洋とVシネマを応援しています。 |
平成13年5月31日 | 最強ライバル!バーチャルガール・アイ12歳 | |
悟空にクリリン、花道に流川、…バロン・ゴングにゴードン。二次元ワールドにおいて、互いに認め合い、高め合うライバルの存在は欠かせません。 当「ちゆ12歳」にも、川背さん19歳やゆいふぁちゃん8歳といったお友だち兼ライバルが存在します。 そして今、ちゆの新たなるライバルがネット界に登場しました。それもかなりの強敵です。なにしろ、あの永遠の17歳・バーチャルアイドル藤崎詩織を輩出したコナミ株式会社のプロデュース。 サイト名は「バーチャルエンジェルファン」。 概要はこちらのニュースリリースが把握しやすいと思いますが、「日本初、リアルタイムポリゴンCGムービーによるCGアイドル」を主役にした、「視聴者参加型の全く新しいタイプのインタラクティブCGアイドル育成コンテンツ」だそうです。 具体的には、「人間を構成するヒトゲノム(遺伝子データ)を解析して創造され、コンピューターの中にだけ存在する女の子”バーチャルガール”」の日常生活を「視聴者の投票結果がストーリー展開に反映されるドラマ」として配信していくとのこと。 明日、6月1日から本格的にスタートします。 そしてそのバーチャルガールさん、よりにもよって12歳です。 アイ12歳。「性格は明るく、楽観主義で楽しいことが一番と思っている少女。ストレートな感情表現でとても純粋」。 つまり、一言で表現すると「馬鹿」ってことですね。 苦手なのは「考えること」、特技は「じゃんけん」という設定が脳の弱さを如実に表現しています。 ちなみにスリーサイズはB62、W50、H75。…ツルペタです。 さらに、彼女は「遺伝子データの操作で、12歳の『アイ』と18歳の『ラン』というふたつの年齢の姿を行き来する」とのこと。 もうひとつの姿、ラン18歳は「『アイ』の細胞データを成長させることで大人になった姿。アイの純粋成長ではなくプログラム操作されているので、もとの人格はアイと同じでも、性格は異なりマイペース」。 こちらはB85、W54、H80。ぐるぐるタイムで確認したところ、パンツは白です。 なお、配信されるドラマですが、第1部は12話で完結(1話10分)。各話サブタイトルは、すでに決定しています。 第1話「じゅんびOK!わたしの秘密おしえてあ・げ・る(はぁと)」に始まり、第9話「エンジェルヘアーにメイクアップ!」、第10話「ときめきToナイト」と、誰に媚びているつもりなのでしょうかコレは。 あと、第7話「忍び寄るストーカー」が面白そうですね。バーチャルストーカーってことでしょうか。 最終回・第12話は「オーディション発表!100%わ・た・し」ということで、頭悪そうな感じがよく出ています。 ドラマは単に見るだけなら無料。ただし、「服を着替える」「髪型を変える」などの選択肢を1つ選ぶごとに100円払ってねとのこと。 支払いはWebマネーかクレジットカードですので、あずまんがWeb大王を見るために買ったWebマネーが余っている方など、ご覧になってみてはいかがでしょうか。 動作環境はPenII400MHz以上(PenIII以上推奨)。ちゆが愛用しているCeleron433はボーダーラインっぽいのですが、これはギリギリセーフですか、アウトですか? それと3Dアクセラレータ搭載を推奨ということで、VooDooは5じゃないとダメらしいです。 さて。 コナミさんに関しては法務部が恐ろしくて迂闊なことを書けませんが、そういえば記念すべき一番最初のちゆニュース(2月14日)は「コナミ勝訴」という記事でした。 五億円の所得隠しがどうとか書いてしまっていたのですが、思えばこの時から宿命のライバルとしての運命は定まっていたのですね。 ところで、その「バーチャルエンジェルファン」にはこんな注意書きがありました。
もしかして無断リンク禁止なのでしょうか。 「転載に見えるようなリンクは禁止」という意味にも取れますが、コナミさんは法務部が恐いので危険な真似は厳禁です。 そんなわけでリンクはできませんが、まったく意味のない動画だけが置いてあるトップページはhttp://www.virtual-angelfan.com/。コピペして行ってください。 インターネットでリンクを禁止して、口コミ以外のどういった伝達経路で広まるつもりなのか気になりますが、そこは「電撃G’sマガジン」とかに広告を出しているらしいので安心です。 金にものを言わせられる法人はうらやましいですね。 ともあれ、強力なライバルの登場です。実は客層は全然かぶらない気もしますが、これは負けたくありません。タメですし。 ネットアイドルちゆは、アイちゃん(12歳)に一方的なライバル宣言をします! |