| 平成16年12月31日 | 2004年3大ニュース | |||||
年末 【第3位】 3年9ヶ月ぶりに「星界シリーズ」の新刊が発売 小説「星界の戦旗」の3巻が発売されたとき、当時のちゆニュースに、次のように書きました。
実際の発売は、平成16年の冬でした。 予想よりも3ヶ月しか遅れていないということで、もはやスピード発売と言って良いでしょう。 これについては、完結前に作者が死ぬ可能性もそんなに高くありませんし、じっくり納得いくものを書いてほしいです。 【第2位】 6年ぶりに「ガラスの仮面」の新刊が発売 一方、いずれ作者が死んで未完になると思われるのが「ガラスの仮面」。作者が存命のうちにあと何歩進むのか見守る漫画と化しています。 以前、41巻発売から3年後くらいのちゆニュースで、「たぶんあと数年待てば42巻も出ると思います」と書きましたが、結局、それから3年ちょっとで無事に発売されました。予想可能な範囲内ということで、「ガラスの仮面」にしては良心的です。 さて、雑誌に載った原稿が、単行本収録の際に手直されることは多いです。 たとえば、「HUNTER×HUNTER」の「唯一無二の青で輝く宝石」の絵は、少年ジャンプ掲載時にはなんだかグジュグジュしたマルでしたが、単行本ではちゃんとスクリーントーンが貼ってあります。
しかし、「ガラスの仮面」の修正はこの比ではなく、蛇のように執念深く、何から何まで全部描き直します。 平均余命通りなら、美内すずえ先生が亡くなるまであと30年ちょっと。生涯現役で6年に1冊続刊を出し続けると仮定しても、あと5冊(47巻まで)しか発売されません。 おおざっぱに計算したところ、現在の進行ペースを維持すると、すでに存在する雑誌連載8年分に追いつくだけで132歳まで生きなければなりません。もちろん、万が一そこまで描けてもなお未完。先は長いです。 【第1位】 7年ぶりに「メガブレイド」の新刊が発売 「メガブレイド」は、女性キャラが登場するたびに必ず何カップなのか言及する小説です。 挿し絵は「勇者王ガオガイガー」の木村貴宏先生。ガオガイガーが流行った頃は、日本中のダメな人が「プログラムどりゃーぶ」と叫びながら「メガブレイド」を買いました。 さて、平成9年の秋に出た4巻の「あとがき」では、5巻の発売時期を次のように告知しています。
結局、5巻が実際に発売されたのは、その「来年の夏」が過ぎて、その次の夏も過ぎ、そのまた次の夏も過ぎて、さらにその次の夏も過ぎて、もひとつ次の夏も過ぎて、ついでにその次の夏も過ぎて、さらにその次の夏を過ぎた秋でした。 ちなみに、4巻の最後の場面は、誘拐された女の子が全裸で吊るされたところ。それから彼女が7年間全裸で吊るされ続けていたと思うと、なんかもう感慨深いです。 そんなこんなで、今年10月からオリンピックよりも珍しい新刊が立て続けに発売されて、正直この世の終わりかと思ったちゆでした。 |
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