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平成14年1月11日 出生率さらに低下

 ずいぶん前から、少子化が問題視されています。

 人口問題研究所の推計によると、2100年の日本は人口6700万人。そのうち1900万人が65歳以上になるそうです。
 もっとも、いま生きている人間は全員その頃には死に絶えていますし、あまり関係ありませんけれど。

 さて。
 これまで、子供が減る主な原因は「結婚しない人の増加」と「結婚する年齢の上昇」でした。ところが最近は、さらに「結婚しても子供を作らない人の増加」があるそうです。

 どうして、そんな人が増えてしまったのでしょうか。その理由の1つに、リストラや失業率の増加など、将来の収入への不安があると思います。

 子供を1匹育てるのに、2000万円かかると言われています。
 日本生命ホームページの試算コーナーによると、幼稚園から大学までの教育費だけでも727万円。手堅く国公立にこだわるなら598万円で済みますが、私立エスカレーター式で一直線だと1444万円に跳ね上がります。

 また、子供の結婚式に一生に一度の夢を見させてあげたいと思うなら、300万円は援助しなければなりません(三和銀行調べ)。
 不幸にして先立たれると、お葬式費用は簡素に行っても200万円盛大に見送ってあげると600万円かかるそうです(東京都生活文化局価格流通部価格調査課調べ)。

 そうしてお金を費やしても、途中でグレたりオタクになってしまったり、大学卒業後もパラサイト・シングルされたり…。
 30近くになってバイトにも行かず毎日食っちゃ寝で、「俺はクリエイターになるんだ」と言いながら、やることは気が向いたときにギャルゲーの絵を模写するだけの廃人に育つケースもあります。

※パラサイト・シングル……直訳すると「寄生する独身者」。いい年こいて親元に居座り続け、親に依存する分だけ浮いたお金を趣味に充ててリッチに暮らす方々のこと。

 老後の世話を期待して打算で子供を産んだところで、老人ホームに放り込まれてそれっきりにされたり。
 育て方を間違えると、知らない間に自室に幼女を監禁していたりしますし、親の責任も重大です。

 そんなこんなを想像すると、子供を作らない人が増えるのも分からなくはありません。
 ただ、個々人としては「人生それぞれ」ということで良いのですが、社会全体を考えると少子高齢化の傾向は問題です。

 …と、この後マジメな文章を続けようと思ったのですが、うば捨てとか穴あきコンドームとかとりあえずサイヤ人に焼き払ってもらうとか、ロクなことが浮かばなかったのでやめておきます。

 ネットアイドルちゆは明るい家族計画、気持ちのいい子作りを応援しています。

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