平成13年8月2日 | 岡野剛先生、新連載 |
岡野剛先生。 昔のペンネームはのむら剛。第28回赤塚賞に入選。 平成元年から、週刊少年ジャンプで「AT Lady!(オートマティックレディ)」の連載をスタート。7万馬力で童顔微乳のロボット婦警さんが活躍するお色気ギャグ漫画でした。 可愛い絵柄と萌えるキャラクターが一部のオタクさんに愛されたものの、健闘むなしく10週で打ち切られました。 真倉翔先生。 昔のペンネームは真倉まいなで、当時はエロ漫画家(未確認情報)。 平成3年から、週刊少年ジャンプで「天外君の華麗なる悩み」の連載をスタート。内容は、フェロモンをバリバリ放出しまくる特異体質の持ち主が活躍するお色気ギャグ漫画でした。 少女が吊るされて硫酸で制服をじわじわ溶かされる場面が一部読者に喜ばれたものの、絵柄がアレだったせいか16週で打ち切られました。 その後、個人的に接点があったのか編集部の陰謀か分かりませんが、この2人がコンビを結成。 平成5年、ストーリー:真倉先生、作画:岡野先生の読み切り「地獄先生ぬ〜ぼ〜」が、少年ジャンプに掲載されました。 その読み切りはアンケート結果が良かったらしく、3ヵ月後には「地獄先生ぬ〜べ〜」の連載が開始。 読み切りの「ぬ〜ぼ〜」が連載では「ぬ〜べ〜」に変更された理由は謎ですが、「ぬ〜ぼ〜」が黄色く太った間抜けヅラの生き物を連想させるためだったのかも知れません。 ともあれ、「ぬ〜べ〜」は大人気。アニメ化もされて、276週の長期連載となりました。 また、登場するやたらと巨乳な小学生たちのお色気シーンは一部のロリオタさんにも愛されました。 まるで怪しい粉と水を混ぜたら「ねるねるねるね」ができたように、打ち切り漫画家を2人混ぜたらヒット漫画家が誕生したわけです。 当然、編集部は両先生の次回作にも期待します。「ぬ〜べ〜」最終話から1年と空けず、2匹目のドジョウをねらった岡野&真倉コンビの新連載「ツリッキーズ・ピン太郎」が始まりました。 しかし、19週で打ち切り。 「ぬ〜べ〜」は、一度きりの偶然が起こした奇跡の化学反応だったのでしょうか。連載第1話から死兆星が見えていた「ツリッキーズ」は下馬評通りにズルズルと後退していき、はじけて消えてしまいました。 それから1年。 岡野先生だけが、少年ジャンプ誌上に帰ってきました。 新連載のタイトルは「魔術師2(マジシャン・スクウェア)」。 まだ第1話だけですが、どうやら男どうしで愛し合っている手品師コンビが、毎週華麗なやおいマジックを演じて男どうしの愛を深めていく漫画の模様(一部誇張)。 コンビを解消して作った新作が主人公がコンビで活躍する漫画なのは、なんともイヤな皮肉です。 それにしても、真倉先生は何処へ行ってしまわれたのでしょうか。 別の作画パートナーを探しておられるのか、またご自分で筆をとられるのか、あるいは漫画界から消えていなくなってしまわれるのか…。 もしもひっそりと「ジャンボ」あたりでエロ漫画を描いておられる真倉先生を見かけたら、ちゆに教えて頂けると嬉しいです。 ネットアイドルちゆは真倉先生を応援しています。 |