平成13年5月30日 | 戦隊Vシネマ最新作、ガオVS全戦隊 | |
ビデオオリジナル作品として製作される実写ドラマを、Vシネマといいます。 アニメで言うところのOAVと同じく、劇場用・テレビ用ではないぶん、実験的な作品や客層をピンポイントに絞り込んだ作品が作りやすい環境になります。 そのVシネマに、日本中の戦隊ファンが毎年楽しみにしているシリーズがあります。それが、通称「VSもの」。今年の戦隊と昨年の戦隊による夢の競演です。 「オーレvsカクレンジャー」に始まって、「激走戦隊カーレンジャーvsオーレンジャー」(中略)「救急戦隊ゴーゴーファイブvsギンガマン」と継続的にリリースされ、7月21日には最新作「未来戦隊タイムレンジャーvs救急戦隊ゴーゴーファイブ」が発売されます。 それでは「オーレvsカクレンジャー」を例に、「VSもの」の魅力を考えてみます。 オーレンジャーでは、さとう玉緒がオーピンクを演じていました。番組終了後、彼女がギルガメの司会やミニスカポリスを経てメジャーになっていく姿を見ていると、なぜか子供たちの憧れ・「戦隊のお姉さん」を汚されていくような気分にさせられたものです。 しかし、オーレンジャーの放送中にさとう玉緒が巨乳だと気がついていた視聴者は、ほとんどいませんでした。夏の水着ネタの回がオーイエローの独壇場だったからです。 「オーレvsカクレンジャー」ではこの点を鋭くフォロー。水着姿で妖怪をおびき出すという無理矢理な名目で、彼女の乳が十二分に映されまくっています。これがテレビではできないVシネマの魅力! …ですが、「オーレvsカクレンジャー」においてさとう玉緒の水着など前座に過ぎません。 そう、真の見どころは参謀長役の宮内洋なのです。 宮内洋は、仮面ライダーV3(風見志郎)、快傑ズバット(早川健)、秘密戦隊ゴレンジャーのアオレンジャー(新命明)、ジャッカー電撃隊のビッグワン(番場壮吉)などを演じた、突き抜けたキザかっこよさが魅力の俳優です。 オーレンジャーでは戦隊シリーズ20周年記念スペシャルゲストのような扱いで参謀長役として出演。年をとっても健在なキザっぷりはテレビでも絶好調でした。 それが制約の少ないVシネマでは、さらに大暴走。 怪傑ズバットそのまんまのウェスタンスタイルでギターを爪弾きながら登場し、二丁拳銃で大活躍。生身で巨大ロボから飛び降りるわ、参謀長のくせに戦えばオーレンジャーより強いわ、無敵状態でした。 ついでに宮内洋は「カーレンジャーvsオーレンジャー」でも別のベクトルで大暴れ。視聴者に「カーレンジャーvs宮内」の方が正しいタイトルじゃないかと思わせました。 さて。 匿名希望さんにゲストブックで教えて頂いて、makelaren.comさんの掲示板を経由して知ったのですが、そんな戦隊Vシネマシリーズの最新作の撮影が既に始まっています。 情報の大元は、トップページの無意味な動画が目障りな東映ホームページ内の宮内洋コーナー。
ガオレンジャーvs…スーパー戦隊? ガオが自分以外の24戦隊全部と戦うのでしょうか。み、見たいです。 それにしても、ターボレンジャーの第1話の歴代10大戦隊集合でさえアレでしたのに、40分の映像にそんなに登場人物がいてどうするのでしょうか。 ともあれ、やっぱり注目は宮内です。ジャッカー電撃隊の放送から20余年。彼は今でも番場壮吉を演じられるのでしょうか。 ネットアイドルちゆは宮内洋とVシネマを応援しています。 |