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平成13年5月29日 韓国で爆発ヒット!「ダイエットゴーゴー」

 植木鉢に植わった生首と恋愛して地球を救うゲームで話題の韓国。儒教・仏教といった根っこの文化は共通しているはずの彼らが、どこで狂ってしまったのでしょうか。

 いえ、我が国にも「デスクリムゾン」や「炎多留」のように、同じ日本人が作ったとは信じがたいゲームが数多く存在します。きっと韓国でも生首に欲情できるのは一部のアレな人だけで、一般人はもう少しはマトモに違いありません。

 では、韓国で一般的なゲームは、どのようなものなのでしょうか。果たして彼らは、私たち日本人と意思の疎通が可能な民族なのでしょうか。
 そんな疑問を抱いていたちょうどその時、掲示板で韓国のゲームの情報を頂きました。NEROさん、本当にありがとうございます。

 そんなわけで今日ご紹介するのは、韓国でごく一般的だと思われるゲーム。ジャンルはパワフルアクションRPG(自称)です。

 タイトルはズバリ、「ダイエットゴーゴー」

 腰が砕けそうなネーミングセンスですが、日本語版の発売元のホームページによりますと、「韓国で大ヒットを飛ばした同名タイトルの少年漫画を原作として制作された」とのこと。
 韓国漫画と言えば、ちょうど「韓国史上最高のベストセラー漫画」の日本語版の連載が「コミックバンチ」来週号から始まります。その品質を推し量る意味でも、ここは興味をそそられるところです。

 それではさっそく、ゲームのストーリーをご紹介します。以下は、すべてホームページに記載されていたそのままの文章です。


 Heaviest&Diet教(通称HD教)食べるだけでダイエットできるチョコボールで信者を獲得し急成長を続けている新興宗教団体である。
 その信者であったジーナはHD教の危険な一面を知り、その事実を世間に知らせる為に危険を押し切って脱出する...。

 異常なまでに太っていた少年フィーロは、いつも子供たちにいじめられていた。フィーロが太っているのは先天性の太る病気の為である。その病の為、いつ死ぬか知れない期限付きの人生を母親と二人で静かに暮らしていた。

 ある日、フィーロは傷つき倒れたジーナを善意で助ける。フィーロの病のことを知ったジーナはHD教のダイエット用チョコボールをフィーロに食べさせ、その結果、フィーロは劇的なダイエットに成功する。
 フィーロの人生に明るい光が差し込んだ傍らで、HD教はジーナの捜索を続けていた...。


 なるほど。こんな漫画が韓国で大ヒットしたのですね。道理で、生首と恋愛できるわけです
 思わず作者の脳を心配してしまいます

 では、次に主な登場人物を見ていきます。

 前述のあらすじの通り、主人公はフィーロくん。余命いくばくもない百貫デブです。「あなたは怒髪の稔ニですか?」と思わせるヘアスタイルがなかなか日本的です。
 ヒロインはジーナさん。アニメやゲームの世界では珍しいことではありませんが、「私をレイプしてください」と言わんばかりのボディコン(死語)が大胆です。

 以下、人数が多いので、悪役サイド(チョコボール・ダイエット教の信者たち)は一覧表にしてみました。かぎかっこ内は公式ホームページからの忠実な引用です。

ヨシキ 幹部。言語障害があります。「強力なヘヴィースト・パワーを持っています」(説明ナシ)
メガネのおじさん 研究員。本名は不明。
ブラックキャット 女幹部。おばさん。「アニメのコスプレが趣味のようですが、少々ネタが古いようです」
ミスタープレスト 幹部。「腕力は抜群に強いのですが、頭の方はあまり良くありません」「ブラックキャットに対して淡い恋心を抱いているようです」
帝王 幹部。「教団内最強のヘヴィースト」(やはり説明ナシ)
アンドレチョ 教主。「もともとは正常な人物でしたが、事故で妻を亡くしたのを、きっかけに彼の性格はひねくれてしまいました


 …コスプレおばさんそのコスプレおばさんに恋する筋肉バカ、幹部のくせにあだ名が帝王、そして教祖様の名前はアンドレチョ
 真人間はいないのですか

 あと、ダイエットチョコボール教団の教祖であるところのアンドレチョ様デブなのも気になります。
 これがまた相撲大会準優勝の赤丸ほっぺのバカ小学生にサングラスをかけてお蝶夫人の頭のドリルをつけたようなルックスで、麻原彰晃やライフスペース以上にカリスマ性がありません

 そうそう、ホームページにはサンプルムービーが置いてあります。ボディコン(死語)のヒロインやコスプレおばさんが動く姿を期待させられますが、見るとフィールドや戦闘のつまらない説明だけでガッカリします。

 以上、結論。
 これが大ヒットするくらいですから、韓国人は生首と恋愛することに何の抵抗も感じないに違いありません。

 地図の上では最も近い国、韓国。しかし、いまだお互いの文化の溝は深く宇宙人よりも遠い存在のようにさえ感じられます。
 いつか両国が笑顔で手を取り合える日が来ることを願って…

 日韓相互理解の第一歩として生首恋愛ゲームの日本語版を発売することを、ネットアイドルちゆは強く希望します。

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