平成13年5月2日 | まんだらけエロチャンネル、始動 |
数ヶ月ほど前、古本屋まんだらけに行った時のことです。 時間は閉店間際。 コスプレ店員さんのショーもクライマックスで、ステージ周辺にはデブとガリと眼鏡が群がっています。傍から見ると怪しい宗教のイニシエーションのようです。 そして、その日のラスト・ナンバーは「超電子バイオマン」。黙って聞いていればいいのに、群がるオタクたちが声を揃えて「超電子バイオマン」を歌い出します。 ちゆは思わず、名曲「ハイエンドオタク」の一節を思い出しました。「みんなで一緒に大合唱、アニメ・ソングを大合唱ぉぉぉぉぉぉ」。 確かに、バイオマンは好きです。何よりバイオハンター・シルバが格好いいですし、ドクターマンのマッドぶりもナイスです。残り0.01秒でかろうじて地球破壊爆弾の爆発を止めるといった王道な展開も最高です。 でも、数十人の脂っこいオタどもが、まるで臨海学校のキャンドルサービスのように声をそろえて「バ〜ッとバイオ! クラッシュ・アウト!」と歌う様子はちょっぴり恐かったです。 さて。 そんなまんだらけが新たに作る新世紀のエロ・カルチャーを追求するペーパー・パルチザン・メデイア「あかまつ」については、3月24日のニュースで報じました。 その後、「あかまつ」の具体的な内容がまんだらけホームページで詳しくアナウンスされましたので、ご報告します。 特に話題性があるのは、まんだらけコスプレ・ヌード。 まんだらけ社長・古川益三みずからがカメラマンとなり、福岡店の3人のコスプレ店員さんのヌードを撮影したというカラーグラビアです。 コスプレ店員さんの多くは趣味と実益を兼ねたアルバイト(主に次のコスチュームを作るための資金稼ぎ)だと思っていたのですが、脱いでくれる娘もいるのですね。 「あかまつ」で脱いでメジャー・デビューの道が開けるとも思えませんし、元々そういう仕事をしている娘さんだったのか、そのために調達した特別コスプレ店員なのか、社長が巧みな話術で口説き落としたのか、気になります。 その他にも、色々な記事が予定されています。 大人のための遊園地・秘宝館の謎を追った特集・「2001年 秘宝館の旅」。 洗練された絵柄と壊れたストーリーで一部で熱烈に支持される清水おさむ先生が描く、血みどろ臓物血笑劇画「紅桜生首地獄変」。 真鍋りんご&CHERRY DYNAMITEが描く日本初の女闘美劇画「BELINNDA」(※女闘美(めとみ)…中野貴雄監督のAVによく出てくるような女性同士の組んずほぐれつの格闘のこと)。 そして、提言企画「起こせ!!パイパンムーヴメント」。 「パイパンの女性は世界一美しい」という信念を持つまんだらけ社長・古川益三が性感ヘルス「元祖 パイパン倶楽部」のさつきさん(源氏名)にインタビューするそうです。 そんな「あかまつ」は5月20日発売。予価2000円です。 ところで、まんだらけのホームページではストリーミング放送によるインターネットTVを視聴できます。 「有言実行三姉妹シュシュトリアン」のコスプレをした、理想のタイプはロリコンのおたく男子という声ちゃんが進行役。 ムー大陸やアカシックレコードからフリーエネルギーと永久機関の違いまで、あらゆる精神世界の事柄を解説する「精神世界チャンネル」。 櫻井 智ファンクラブ会員限定幻のイベントの模様を放送したり、まんだらけ社長・古川益三が歴史の語り部として凄い漫画について熱く語ったりする「アニメ・まんがチャンネル」。 これまでは上記の2つのチャンネルが放送されていましたが、昨日から期待の新チャンネルが加わりました。 その名は、エロチャンネル。 もう説明の必要もないくらいそのまんまのネーミングのようですが、さにあらず。普通の人が「エロ」と聞いて連想するものと、まんだらけ社長・古川益三の考える「エロ」はやや食い違います。 女性の痴態や耽美な男女の営みなど、いわゆるズリネタを期待してはいけません。 では、その内容は。 スピード・グラム・パンクのニューヒーロー「シスター・ポール」のライブ映像。 SM女王様という裏の顔を持つ漫画家・広東もなさんに、SM女王になった理由やショーパブ時代の裏話まで聞くインタビュー映像。 性感ヘルス「元祖 パイパン倶楽部」のさつきさんと、パイパンフェチのまんだらけ社長・古川益三との対談トーク・ショー。 …ヌけません。 唯一、色気があるとすれば、「あかまつ」に掲載されるコスプレ店員・ヌードの撮影風景の映像です。 ショーケースやコインロッカーの中に押し込められるコスプレ店員さんの姿は、京極夏彦の「魍魎の匣」に出てくるような箱入り娘フェチの方にはたまらないかも知れません。 ノーマルな貴方には、映像の最後、3番目に出てくる娘がいちおうオススメです。 ちょびっツのコスプレ(たぶん)で、普通に脱いだり、だっちゅーののポーズをとったりと、まだしもオカズとして使える可能性があると思われます。 ちなみに現在は試験放送中ということで無料ですが、いずれ有料になるそうです。 料金は精神世界チャンネルのみで月額300円、年3000円。3チャンネルすべてだと月500円、年5000円。 まんだらけ社長・古川益三の趣味に共感できる層は、まんだらけに足を運ぶ層とあまり噛み合わないと思うのですが、インターネットTVや「あかまつ」が商売として成り立つか気になるところです。 そうそう。 まんだらけでは現在、色々な人材を募集しておられるようです。 ●専属占い師(ネットを通して占いをしてくれる占い師さん) ●日本現存の新興宗教の方(公平な立場で各種宗教を紹介する企画に協力してくれる方) ●超能力者(100発100中でスプーンを曲げられる方) ●魔女、仙人(コスプレや自称ではない、本物の方を募集) ●広東もなさんに調教されたいМ男(18〜23歳の公開調教可能なジャニ系のM男くん、容姿問う) 我こそはと思われる方、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。 |