ボボボーボ・ボーボボ

最近落ち目ですが、まだまだ小・中学生の間では一番読まれているらしい(毎日新聞調べ)人気漫画雑誌、『週刊少年ジャンプ』の話題です。


今週号から、新連載『ボボボーボ・ボーボボ』がスタートしました。

増刊読み切り・本誌読み切りと順当に勝ち進んで、ついに連載です。

主人公は、世界中の人をボーズにしようと企むマルハーゲ帝国に立ち向かう、鼻毛真拳の使い手ボボボーボ・ボーボボ

要するに、ヘタウマ絵のナンセンスギャグ漫画で、雰囲気的には『大相撲刑事』に近いと思ってください。


ジャンプにおけるこの類の漫画の運命はだいたい決まっていまして、ほとんどは「読み切りでは人気が出たわりに連載はサッパリで10週打ち切り」です。

(もちろん、絶妙のセンスで不条理ワールドを描き切った『すごいよ!マサルさん』のような例もありますけれど)

そうした打ち切りで最も被害を被るのは言うまでもなく漫画家先生で、連載終了と同時に無職、専属契約料をもらっているため集英社以外で仕事もできない飼い殺し状態になります。

編集部としても試しに連載して受ければ良し、ダメなら捨てればいいという程度の意識で、澤井先生(ボーボボの作者)の人生は読者アンケートの結果で激変することになります。


さて。

そこで注目すべきはアンケートハガキです。(巻頭カラーの後にひょっこりはさまっているやつ)

ジャンプ編集部はハガキ表の人気投票しか集計していない可能性も高いですが、裏面に具体的な項目がありますので、それを見てみましょう。

(ちなみに、こうしたアンケートの活用は『マガジン』編集部のお家芸です)

質問:今後の展開でキミが望むのはどのような展開ですか?

(1)カッコいい仲間が増える

(2)ヘンな仲間が増える

(3)ギャグ要素満載のバトル

(4)真剣なバトル

(5)鼻毛真拳以外のライバルが登場する

(6)ギャグだけの展開

(7)ボーボボとビュティのラブコメ

この選択肢から、ジャンプ編集部のバトルしてほしいという願いが読み取れます。

確かに、カッコいい仲間やスネ毛真拳を使うライバルが登場して、○○武闘会や○○試験でバトルする漫画になれば、ジャンプでは人気でますからね。


以上、『純情パイン』打ち切りで悲嘆の涙にくれるちゆでした。