平成21年12月25日 | 「幸福の科学」の霊界ランキング | ||||||
「幸福の科学」の教義によると、あの世はこうなっています。
現在、私たちは3次元にいますが、死ぬと、それぞれの悟りのランクに応じた次元に行きます。 1991年に発表された霊界ランキングは、次の通りでした。
これについて、「幸福の科学」の総裁である大川隆法先生によると……。
また、霊界の様子としては、たとえば、7次元在住の夏目漱石先生の近況は、
つまり、悟りにチャレンジすれば、死後は7次元にいる手塚治虫先生の新作が読めるかも知れないのです。 ちなみに、宮崎駿さんは「トトロ」を作ったから妖怪の世界と親近性が強いそうで、死後は天狗界あたりに行くらしいです。 |
◇FAQ◇
▼ていうか「次元」って何? ▼ダーウィンやニーチェは地獄なの? ▼最澄が見当たらないけど? ▼佐々木小次郎が浮いてます ▼高次元の音楽家はクラシック関係者ばかりなの? ▼釈迦やキリストが9次元なのに、マホメットは8次元なの? ▼9次元に「高橋信次」っていう日本人っぽい名前があるけど、だれ? |
平成21年12月25日 | ていうか「次元」って何? | ||
ランキングの「7次元」とか「8次元」とかは、物理学でいうような意味での「次元」なのでしょうか。 大川隆法先生のご著書を読むと……。
9次元宇宙界とかは、物理学の最先端なのだそうです。 大川先生によると、
3次元といえば、「縦×横×高さ」。 それが11次元だと、「縦×横×高さ×時間×精神×神知識×利他×慈悲×宇宙×創造・進化×太陽系の使命」になるそうです。 |
平成21年12月25日 | ダーウィンやニーチェは地獄なの? | ||||||
かつて、「幸福の科学」の雑誌で、「デスノート」の結末が批判されました。
問題視されたのは、ジェバンニが一晩……ではなく、「死んだ後にいくところは、無である」という唯物論。 細木数子や「オーラの泉」などのスピリチュアル・ブームによって、とにかく人々の関心が霊的なものに向かっているのに、その流れに水を差したという論旨です。 そんな感じで、唯物論や無神論を広めるのはダメなので、進化論のダーウィンは……。
ニーチェについても、
あと、「宗教は阿片」と言ったマルクスなども加えて、地獄界の代表メンバーは、次のようになります。
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平成21年12月25日 | ランキングの中に、最澄が見当たらないけど? | |||
最澄は地獄にいます。
しかし、最澄ほどの重要人物が地獄界にいるのに、どうしてランキングに載せなかったのでしょうか。 大川隆法主宰のインタビューによると……。
情け深い大川先生は、たとえ真実であっても、他宗団の開祖が地獄だなんて喧伝したくないのです。 ですから、その後の大川先生の著書を見ても、
邪教を厳しく糾弾する勇ましい大川先生でした。 |
平成21年12月25日 | 佐々木小次郎が浮いてます | ||||||
坂本龍馬の霊によると、
また、吉田茂は性格が悪いから地獄に堕ちたそうで、
そんなわけで、地獄の住人は本当はもっと多いのですが、ランキングでは、独裁者や無神論オールスターズなど、厳選された悪人しか載っておらず、 明らかに小次郎がアウェーです。 そんな感じで、「幸福の科学」では小次郎が定番の悪霊と見なされており、「ボディ・ジャック」や「明王伝レイ」といった信者の創作物にも、小次郎は悪役として出演します。
それにしても、小次郎がそんなに悪いことをしたのでしょうか。 一般には、小次郎に関する史料は少なく、武蔵が遅刻した件も創作くさいのですが、
地獄行きの理由は生前の行いではなく、遅刻してきた武蔵に斬られたのだから死後はイライラしているという妄想……じゃなくて、そういう事実なのだそうです。 |
平成21年12月25日 | 高次元の音楽家はクラシック関係者ばかりなの? | |||
大川隆法先生が呼び出したベートーベンの霊の解説によると、
名指しでは、「ジャズ音楽」についての言及があり、
よく分かりませんが、ロック、ジャズ、ブルースは低次元だとベートーベンが言っているようです。 ちなみに、大川隆法先生の話によると、
シュトラウスを聴くと、地獄の最深部で手足に鉄球を付けてヘドロの沼にもだえているはずのニーチェさんがやって来るそうで、その辺のルールは色々とよく分かりません。 (手足の鉄球の拘束力とか、8次元のマーラーだってニーチェの影響受けまくりで作曲してる件とか、そもそも大川先生のニーチェ理解とか) |
平成21年12月25日 | 釈迦やキリストが9次元なのに、マホメットは8次元なの? | ||
世界宗教の創始者としては、釈迦やイエスが9次元なのに、マホメットだけが8次元です。 しかも、マホメットは8次元の最上段にすら置いてもらえず、「生長の家」の谷口雅春よりも下で、エドガーケイシーと同格というあつかいです。 これについて、大川先生の解説によると、
「幸福の科学」では、あらゆる高級霊を降ろせる究極のイタコ体質・大川隆法先生が一番エライのですが、マホメットはイタコ的に低スペックなので評価が下がるみたいです。 |
平成21年12月25日 | 9次元に「高橋信次」っていう日本人っぽい名前があるけど、だれ? | |||||||||||
マホメットもランクインできないピラミッドの頂点、9次元宇宙界。 そこに、釈迦やイエスに混じって、「高橋信次」という名前があります。 高橋信次さんは、「幸福の科学」が作られる10年前に亡くなった宗教家です。 そして、実は、「9次元宇宙界」とか「8次元如来界」とか最初に言い出したのは高橋信次でした。 たとえば、高橋信次さんが発表した高次元の図は……。 頂点の違い(高橋説:エル・ランティー、大川説:エル・カンターレ)は大きいですが、「太陽界」「アガシャー」「霊団」「プリズム」「マホメットはハブ」などの設定は類似。 裏側の「仙界」や「天狗界」、7次元以下の「幽界」「霊界」「神界」「菩薩界」といった並び方も共通です。
各界の構成員も似ていて、たとえば高橋信次さんの著作では、7次元菩薩界のメンバーを次のように例示。
大川先生のランキングでも、だいたい同じです。
ただし、これについては、アインシュタイン(高橋説:6次元、大川説:8次元)、道元(高橋説:6次元、大川説:7次元)といった違いもあります。 あと、大川先生のランキングには、次のような霊界人口が載っていますが、 高橋信次さんの著書でも、だいたい同じです。
もちろん、大川先生が教義をパクったわけではなく、あの世は実際にこうなっているのだから、悟れば同じ真理に到達するということですね。 |