▼仏陀、学歴で見栄を張る ▼仏陀、就活に失敗する ▼仏陀、ラブレターを出す ▼補足:仏陀が学生時代のテストの点数を語る理由 ▼付録:仏陀は一浪なのか二浪なのか |
平成21年12月23日 | 仏陀、学歴で見栄を張る | |||
今年公開された映画「仏陀再誕」は、仏陀の生まれ変わりである大川隆法先生の著書をベースにしています。 これは1989年の本ですが、当時、大川先生のプロフィールは、次のようになっていました。 この本に限らず、1987年から1994年ごろの著書には、だいたいこの略歴が載っていました。 ところが、最近の著書では、 仏陀が学んだ大学名が変わっています。 つまり、本当は「ニューヨーク市立大学」なのに「ニューヨーク大学」と申告していたわけですが、なんだか東京都立大学の学生が合コンで「東京大学です」と言うみたいで、仏陀の好感度が上がります。 |
平成21年12月23日 | 仏陀、就活に失敗する | |||||||||||||||||||||||||
「幸福の科学」の基本理論書である「太陽の法」は1994年に改訂されましたが、その際、大川先生の過去も改訂されました。 たとえば、大川先生は学生時代、「東大に残って政治学者になることを希望していた」(『新・幸福の科学入門』235頁)のですが……。
ちなみに、この部分は、そのままの内容で「マンガ 太陽の法」になりました。 以前は「成績不良で大学に残れなかった」と謙遜していた仏陀ですが、本当は天才だったそうです。 その後の就活は……。
商社にやっとひろわれた仏陀の話だと思うと、ほほえましいです。 あと、司法試験に落ちた件については、
一生懸命勉強したけど落ちた話だったのが、レベルが高すぎて逆に落ちた話に。 必死に言い訳する仏陀かわいいです。 また、この辺は天上界の計画でもあったらしく……。
つまり、「真実の教えを広めるために下生した仏陀は、もしも三菱商事に就職できたら俗世の成功におぼれて布教を忘れるかも」と、天上界のイエスや孔子が心配していたのです。 仏陀さん、有無同然ですよ(釈迦に説法)。 |
平成21年12月23日 | 仏陀、ラブレターを出す | ||
大川先生は、次のように過去を振り返っています。
一度話しただけの女性に半年間小包でラブレターを送り続ける仏陀こわいです。 |
◇補足◇
平成21年12月23日 | 仏陀が学生時代のテストの点数を語る理由 | ||||||||||||||||||||||||
自分史を改訂した理由について、大川先生はこう述べています。
たとえば、「大川隆法の霊言」という本では、大川先生が謙遜して語った過去を面白おかしく年表化して笑いをとろうとしています。 ちなみに、この年表を作ったのはジャーナリストの米本さんという方ですが、映画「仏陀再誕」では、ジャーナリストの金本さんという人が電車に飛び込んで地縛霊になります。 ともあれ、そんなマスコミがいるので、仏陀も仕方なく、ラブレターを小包で送った話とかはなかったことにして、次のように詳細かつ具体的にテストの点数・順位を入れた自分史をお書きになったのです。
「太陽の法」は公称1000万部が出版されており、「二千年、三千年のちの人びとにまで読みつがれてゆく」「仏典、聖書として、後の世でひもとく」予定の本です。 そんな宗教書に、仏陀が何点満点の試験で何点を取ったという訳の分からない話が延々と記載されてしまったのも、すべて謙譲の美徳が理解できないジャーナリストが悪いのです。 |
平成21年12月23日 | 仏陀は一浪なのか二浪なのか | |||||||||||||||||||
ところで、仏陀が東大を受験したときの話を読むと……。
「飾らずに率直に書いてみた」という改訂後では、浪人したことを伏せています。 それはさておき、改訂前の自己申告によると仏陀は一浪ですが、1990年7月の「別冊宝島」では、ジャーナリストの
現在でも、Yahoo!知恵袋に「大川隆法総裁は、1浪ですか? 2浪ですか?」という質問が出たりしますが、この二浪説の発端は米本さんの文章です。 ただ、その後の浪人回数に言及した報道を時系列順に見ると……。
ちゆの見た限りでは、仏陀を二浪としているのは最初期の報道だけで、「別冊宝島」を参照したようでした。 (仏陀が一浪だという正しい情報を広めたのは、佐野眞一先生の隠れた功績みたいです) 二浪説の根源の「別冊宝島」も、文庫化された際には「一浪」に訂正しており、どうやら、仏陀が「一浪一留」なのを、年齢から逆算して勝手に「二浪」と勘違いしただけだったようです。 |