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平成13年6月5日 キユ先生、再びジャンプに登場!!

 打ち切り漫画界に燦然と輝く明星、「ロケットでつきぬけろ!」をご存知でしょうか。
 作者はキユ先生。「週刊少年ジャンプ」平成12年34号に始まって、わずか10週の連載文字通りロケットのようにつきぬけていった作品です。

 特異なコマ枠の描き方サブリミナル映像の「コカ・コーラを飲もう!」のように、物語の合い間に必然性もなく挿入される謎のフレーズ「Live Like Rocket!」。打ち切り決定の関係でロケットのようにつきぬけていくストーリー。

Live Like Rocket!

 そして、それまで影も形もなかったはずなのに、まったく何の説明もなくある回から唐突に存在していた主人公の恋人。彼女はさも昔からいたレギュラー・キャラのように自然に振舞い、多くの読者を「先週、読み飛ばしたっけ?」という不安に陥らせました。

 しかし、この作品を打ち切り漫画界のスーパースターたらしめている理由は、雑誌の最後に掲載される作者のコメントにあります。

 WJをご覧の方初めましてキユです。今号から僕の新連載が始まりました。それではどうぞ。キユで「ロケットでつきぬけろ!」(34号)
 ここで次週予告!! 来週はハルタのお母さん登場!! マザー・オブ・ラブでつきぬけろ!(35号)
 次週予告!! いよいよ赤城がベールを脱ぐ!! 赤城の目的は!? ヒステリックにつきぬけろ!(36・37合併号)

 普通このスペースには、作者の近況などが書かれます(半分以上は担当が適当に作っているという噂ですが)。
 しかし、キユ先生に限っては毎週、なぜか次回予告でした。

Live Like Rocket!

 ところが途中で飽きてしまったのか、突然、キユ先生は方向転換。今度は他の漫画家の先生たちに話しかけ始めます

 Hide記念館完成。楽曲だけに留まらず他面にまで行き渡ったあの人のロック。いいんですよ武井先生(38号)
 夏の夕方って好き。あのジメジメした感じが妙にエロチックだと思いません?冨樫先生(39号)
 ルーベンスの初優勝。大人になって人前であれだけ泣けるなんて感動でしたね荒木先生(40号)
 モラル欠如者。あの子ら多分携帯持ち始めて使いたくて仕方ないんでしょうね尾田先生(41号)
 だってプーさんですよ?ちゃんじゃなくてさん。寅さん並の慕われ方ですよね樋口先生(42号)

 いきなり話をふられて先生方もさぞ困られたことだと思いますが、結局、ほとんどの先生は無視しておられました

Live Like Rocket!

 ところが、そこで事態は急展開衝撃の告白が読者に襲いかかります。

 毎回この欄はボツを食う。けどそれは自分が大人でありコドモであるとゆう事の誇りだ(43号)

 これまでのはボツられなかった穏便なコメントに過ぎなかったというのです。お倉入りになったコメント、お願いですから誰か読ませてください。

Live Like Rocket!

 そして、ついに最終回
 最後のコメントと言えば「短い間でしたが、ご愛読ありがとうございました」「次回作でお会いしましょう」などと適当なことを書くのが普通ですが、もちろんキユ先生は普通ではありません

 痛みを知らない子供が嫌い。心を失くした大人が嫌い。優しい漫画が好き。バイバイ(44号)

 今や伝説となったこのフレーズを残して、キユ先生はジャンプ誌上から姿を消しました。

Live Like Rocket!

 この「バイバイ」から9ヶ月。永遠に帰って来る事はないだろうと思われたキユ先生の読み切りが、6月12日発売の「少年ジャンプ」28号に掲載されます。
 次号予告によると、タイトルは「STRIPE(ストライプ)」。

 >メジャー級、久々の登板
 >久々登場のキユ先生が描くクールな行商稼業とは…!?

 果たして来週、キユ先生はどんな巻末コメントをつけてくださるのでしょうか。今から楽しみです。

Live Like Rocket!

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