昔のちゆニュース
◇平成13年12月◇
12月01日:バンチで原哲夫先生インタビュー 12月02日:ガオレンジャーのクリスマス 12月10日:PS版「仮面ライダーアギト」発売 12月13日:「バンチ」打ち切り第一号は韓国漫画 12月19日:ゲドマガ最新号に関するお詫びと訂正 12月20日:オタク向け情報誌「バグナード」創刊 12月26日:キン肉マンII世、アニメ化 12月31日:ちゆの新ライバル、みみみちゃん |
平成13年12月1日 | バンチで原哲夫先生インタビュー | |||||
「週刊コミックバンチ」に、有名漫画家さんにインタビューするコーナーがあります。 何だかつまらなそうな企画に聞こえますが、インタビューされる先生の多くは「週刊少年ジャンプ」出身。初連載を10週で打ち切られた時の気持ちなど、興味深いお話が飛び出します。 たとえば、「ボーイ」「ブレーメン」の梅澤春人先生が、初連載「酒呑☆ドージ」を17週で打ち切られた時の心境は…。
あるいは、「スラムダンク」「バガボンド」の井上雄彦先生が、初連載「カメレオン・ジェイル」を12週で打ち切られた際は…。
さて。そんなコーナーに、今週号では「北斗の拳」「花の慶次」の原哲夫先生が登場。初連載「鉄のドンキホーテ」を10週で打ち切られた時の気持ちを語ってくださいました。
原先生、落ち込みながらも過去の事例に照らし合わせて分析したりして格好いいです。 ちなみに、この説に従うと、最近「I'm A Faker!」を11週で打ち切られて「最初の作品がすぐに打ち切りになった作家さん」の仲間入りを果たしたやまもとかずや先生は、二度と「ジャンプ」に戻って来れない可能性が高いことになります。 また、この打ち切り話の中で原先生は、次のような貴重な証言もしてくださいました。
新人の人生は3週で決まるという噂は、本当だった模様です。 「新ゴーマニズム宣言」での小林よしのり先生の証言も踏まえて妄想すると、「ジャンプ」で新人が打ち切られるまでの流れは次のような感じになります。 (1)持ち込みや新人賞で認められ、担当がつく (2)突然編集長が自宅を訪れ、「連載するよ」と言う (3)専属契約料(20万〜50万円?)をもらう (4)3週で打ち切りが決定、無職になる (5)専属契約料のため1年間は他誌でも書けず、集英社で飼い殺し この「10週試してダメならポイ」の読者アンケート至上主義システムが、バブル期の「ジャンプ」の発行部数600万部を支えました。 ともあれ、そうして打ち切りが決定した後も、次回作のアイデアを与えるなど、担当さんが原先生を元気づけてくれたそうです。
そうして立ち直った原先生は、1年後に「北斗の拳」を連載開始。大ヒットを飛ばすことになります。 そして、インタビューでは触れられていませんが、たぶんこの時の先生の担当が堀江信彦さん。後に集英社にホサれ、独立して会社を作って「コミックバンチ」の編集長になる人物です。 その「バンチ」に1000万円を出資し、みずからも「蒼天の拳」を連載する原先生。もしかしたら、若かりし頃の恩を返そうという想いなのかも知れません。 …という感じで締めるとちょっといい話なので、堀江編集長に関するどす黒い噂には触れないことにして。 ネットアイドルちゆは原哲夫先生を応援しています。 |
平成13年12月2日 | ガオレンジャーのクリスマス |
今日の「百獣戦隊ガオレンジャー」は第41話「サンタが来た」でした。 物語は、サンタの格好をした怪人が街で子供たちにプレゼントを配っている場面から始まります。 怪人の名前はクリスマスオルグ。陰謀の匂いを感じ取ったガオレンジャーは、さっそく出動しますが…。 子供1「おじちゃん、邪魔。プレゼントがなくなっちゃう」 子供2「ちゃんと並んでるんだからね。割り込みはよして」 子供たちのバッシングに少々傷つきながら、めげずにガオレンジャーは配布物の検閲を開始します。 すると、包みの中から「チッチッチッ」という機械音が。とっさに「時限爆弾だ、みんな伏せろ!」と叫び、包みを放り投げます。しかし、中身は単なる目覚し時計でした。 子供3「なんだよ、何でもないじゃないか」 子供4「うそつきー」 子供たちのブーイングはさらに加熱。どんどんガオレンジャーの立場がなくなっていきます。 それでもどうにか自分たちこそが正義であり、コイツは悪い怪人であると証明すべく、検閲を続けるガオレンジャー。 黒「…何も細工してないみたいだ」 赤「だけど、こいつはオルグだ。みんな、騙されるんじゃない!」 白「そうよ、この人は鬼なの。知らない鬼からモノをもらっちゃいけないって言われてるでしょ!」 ついに証拠を発見できず、ガオレンジャーは逆ギレ状態で子供たちに訴え続けます。 子供5「アタマかたいね。おばさんの発想だね」 子供6「帰れ!」 子供7「帰れ!!」 子供8「帰れ!!!」 とうとう子供たちの帰れコールが始まり、正義の味方としてのアイデンティティーを失ったガオレンジャー。 結局、「何も悪いことをしてない奴を倒すわけにはいかない」ということで、怪人を放置して引き上げてしまいます。 しかし、ひとりムキになったのはガオレッド。「尻尾をつかんでやるぞ」と、クリスマスオルグの尾行を開始します。 ところが、この怪人は行く先々で子供たちにプレゼントを配るだけ。 その行動が「オルグの風上にも置けない」と悪の幹部にリンチされたり、大幹部のラセツ様に「オルグと人間は共存すべきだ」と直訴したり…。そんな彼の姿に、ガオレッドは感動します。 ガオレッド「俺もアンタと同感だ。人間とオルグの和平の道、俺にも手伝わせてくれ!」 しかし、クリスマスオルグはその申し出を断ります。レッドが変身アイテムを持ち、いつでも戦えるように構えているからです。 クリスマス「私は武器と言えるものは、何一つ持っていないのです。あるのは、これだけ」 そう言って彼は、汚らしい靴下を取り出します。もしもの時に、匂いで相手を卒倒させるための自衛アイテムなのだそうです。 ためしにその辺の野良犬に使ってみると、効果てきめん。あまりの悪臭に、野良犬はぶっ倒れてけいれんしてしまいました。 しかし、和平のためには、そんな自衛アイテムさえ不要だと言うクリスマスオルグ。その靴下をレッドに手渡します。 レッドもお返しに、自分の変身アイテムを「友情の証だ」と預けてしまいました。 クリスマス「いっしょにラセツ様のところへ行って、和平の話し合い、して頂けますか?」 ガオレッド「もちろんだぜ、親友」 一方その頃、街では子供たちが次々と行方不明になっていました。レッド以外のガオレンジャー4人は、秘密基地のテレビでそのニュースを知ります。 青「あっ、さっきの生意気なお子様たちだ」 白「私のコトおばさん呼ばわりした子もいる!」 失踪したのは、クリスマスオルグのプレゼントを受け取った子供ばかり。やっぱりアイツは、悪い怪人だったのです。 …しかし、そんなことは全く知らないガオレッド。悪の大幹部・ラセツ様の元に和平の使者として赴きます。 ガオレッド「人類を代表して、ここに宣言する。もう戦いはよそう」 そして、自分たちが互いの武器を預け合ったことを話し、オルグと人間は分かり合えると強調。そんなレッドを前に、ラセツ様は感動したフリをします。 ラセツ様「お、お前たち…!」 ガオレッド「分かって…くれるのか」 ラセツ様「うんうん、感動した!」 そして、泣きながらガオレッドに抱きつくラセツ様(演技)。クリスマスオルグ・ガオレッド・ラセツ様は3人で肩を組み、友情と感動の涙を流し合います。 平和が訪れたと信じ切って、すっごいイイ笑顔で喜ぶガオレッド。そのスキに手足を拘束されてしまいました。 クリスマス「クックック…。こうもうまく騙されるとはな」 ラセツ様「クリスマスオルグよ、よくやった。さすがはオルグ界一の演技派」 クリスマス「いえいえ。ガオレンジャーのリーダーがここまで単細胞だったからこそでございます」 しばらく間抜けヅラで呆けていたレッドも、ようやく状況を理解します。 ガオレッド「……おのれ、だましたな!」 クリスマス「へっ、悪いな親友」 ラセツ様「だまされるお前が悪いのだ」 逆上してラセツ様に挑みかかるレッドですが、変身アイテムもなく、手足も不自由では勝てません。 そこに、テレビで事情を知った青・黒・白・黄が到着。レッドを救出するのかと思ったら、これもあっさり罠にハマり、4人そろって身動きがとれなくなってしまいました。 そこでついに、クリスマスオルグが正体を現します。 クリスマス「俺はクリスマスオルグではない。クルシメマスオルグだったのだ!」 そして、スノー手裏剣、クルシメ銃、ツリー剣などで攻撃。動けない4人を一気に追い詰めます。 ガオレッド「あの野郎…。武器いっぱい持ってるじゃねぇかよ!」 ブチ切れたレッドは、反撃の策を思いつきます。そう、先ほど友情の証に受け取った異常に臭い靴下です。その匂いで敵を卒倒させ、見事、変身アイテムを奪還します。 赤「俺の友情を踏みにじった貴様だけは、絶対に許すわけにはいかない!」 怒りの必殺技で、一度は親友と呼んだ男をブチ殺すガオレッド。行方不明の子供たちも無事に帰ってきて、めでたしめでたしで次回に続くのでした。 |
平成13年12月10日 | PS版「仮面ライダーアギト」発売 |
「ファミコンジャンプ」が好きです。 クソゲーだということは十分に承知しておりますし、発売後すぐに980円均一のワゴンに入ったのも知っています。 当時、その辺の子供にすら「CMに騙された」と罵倒され、速攻で売られておりましたことも、よく覚えています。 しかし、それでも、ジャンプ黄金期の漫画を手当たり次第に持ち寄って闇鍋よろしくゴッタ煮にしたゲームというコンセプトは魅力的です。 1つのゲームの中で、抜作先生になってラオウをギャグで笑わせたり、悟空になって太陽拳で“柱の男”を瞬殺したり、ケンシロウになってヘルナンデス君のパンチングに無想転生を弾き返されて瀕死の重症を負ったり…。 そんなこんなで、放っておいても原作の七光りで売れることもあって短期間・低予算で作らされ、クソゲー率が高いと言われている「原作もの」(特にバンダイ)。 ゲーム性を重視すれば「原作と違う」と言われ、原作に近づければ「ゲームとしてつまらない」と罵られ…。稀に、そういった制約を乗り越えて原作のテイストを再現しながらゲームとしても面白い突然変異体も現れますが、確かに9割はクソです(スタージョンの法則)。 さて。 12歳でも師走は忙しく、「ゲームで遊んでいる暇はない」とネット麻雀のソフトも削除して真面目に頑張っていたのですが、しょせん遊びたい盛りの12歳。 ふと気が付けば、プレイステーションの新作「仮面ライダーアギト」を買っていました。 これは、2D対戦型の格闘アクションゲーム。しかし、「ストIIターボ」で挫折したちゆは格闘ゲームが苦手で、波動拳を出そうとしたら昇龍拳が出るレベルです。 手が小さいので両手を使わないと○△×□を同時に押せませんし、ゲームセンターでは低学年の子に開始5秒でスーパーコンボを叩き込まれて負けたりします。 ところが、このゲームは見た目が派手な必殺技を出すにもボタン1つ。 適当に方向キーと攻撃ボタンを連打するだけでなんちゃってコンボが繋がりますし、番組そのままの戦闘時の唸り声や挿入歌もあって、なかなか爽快です。 なにしろ原作は、3歳児からやおい腐女子や主婦層にまで幅広く人気を集める「仮面ライダーアギト」。 そのファン層には、ちゆのような格ゲー素人やコントローラを床に置いて両手で鍵盤のように叩く幼児も含まれますので、「熱血硬派くにおくん」並みに気軽に楽しめるシステムは、非常にいいと思います。 しかし一方で、「アギトファンのオタク男性層」の多くは「格闘ゲームやりこみ層」と重複するだろうことも事実。 これは、そのような方々を切り捨てた女子供のゲームになってしまっているのでしょうか。2chの「仮面ライダーアギト」ゲームスレッドを見ますと…。 >「ジャンプキャンセル」、「通常技キャンセル」、「スーパーアーマー」等の隠し要素(説明書に書かれていない)を使用する事でスピーディーな対戦を行う事ができる。 >ガード状態からすぐ出せるダッシュや、中段下段絡みの繋ぎが比較的自由に作ることができたり、結構相殺が狙えるところを見ると、かなり対戦を意識してつくられたんじゃないだろうか。どこにいても一瞬で間合い詰められるし。 >G3−Xのコンボ。□>□>4X>キャンセルジャンプ>8□>2□(叩きつけ)>6〇溜め>放出(バウンド拾う) 叩きつけは受身取れないみたいなんで、けっこう強力。半分くらいは減るよ。 >□をヒットさせた後、3F以内に×を押せば連続技成立。□□□2段目は一段目のモーションが完全に終了してからでる。だから1段目ヒットから26F(17+9)経ってから2段目の攻撃判定が発生するので、Eギル側に12フレームの隙ができてしまいますね。 …ムッチャやり込んでいます。なんだか無理矢理遊んでいるようにも見えますが、とりあえずマニアのプレイも可能に作られているみたいです。 もちろん純粋に格闘ゲームを楽しみたいだけなら、最初からマニア向けガチガチにチューニングされた傑作が他にたくさんありますけれど。 ともあれ、アギトファンなら子供から腐女子、格ゲーマニアまで楽しめるこのゲーム。 さすが、かつて巨大な天狗の面が目玉や唾液を飛ばしながら米国の街を破壊しまくる伝説の怪シューティングゲーム「暴れん坊天狗」を作ったKAZeです。 その他、G3モードで「氷川くん、何やってんの」と小沢さんに叱られたり、メモリーカード対戦モードで「集中力が足りませんね」と北條さんにイヤミを言ってもらえたり。 残念ながらグロい外見で人気の中年ライダー・アナザーアギトは登場しませんが、ギャラリーモードを案内するアホコンビ(翔一君&氷川君)のアホトークなど、ファンサービスも充実。 ネットアイドルちゆは仮面ライダーアギトを応援しています。 |
平成13年12月13日 | 「バンチ」打ち切り第一号は韓国漫画 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
週刊少年ジャンプの元・編集長と元・人気漫画家が「コミックバンチ」を創刊して、7ヶ月。 「連載を10週で打ち切るような真似はせず、最低でも半年は続けさせる」との方針でしたが、ついに初の打ち切り漫画が出ました。 その記念すべき作品の名は、「熱血江湖」。 日韓漫画友好宣言の名の下に、「大韓民国がこの作品に熱狂」「韓国の史上最高部数を更新中」という触れ込みで輸入された韓国漫画です。 連載開始1ヶ月の時点で危ないとは思っていたのですが、しっかりジャスト半年で打ち切られました。 「熱血江湖」の歩み
…じわじわ掲載頻度を減らされていった末の計画的打ち切り。「つづきの単行本」とやらも、本当に出るのでしょうか。 かつて朝日新聞にサッカーW杯の共同開催に向けて、日韓の大衆文化の交流が深まっている例として紹介されたことも、いい笑い話になってしまいました。 まあ、そんな終わった韓国漫画など早く忘れることにしましょう。 それより気になるのは、月イチ連載「せんせい」を終えて、春から新連載を始められるという岸大武郎先生です。 岸先生は10数年前、「週刊少年ジャンプ」で「恐竜大紀行」と「てんぎゃん」を連載。どちらも12週で打ち切られました。 しかし、それらは駄作だったわけではなく、「ジャンプでなかったら」「少年誌でなかったら」という声も多数あります。 屋根裏さんに「不遇の天才漫画家」と評されている程で、何だか死後に評価されそうなタイプにも見えますが、新連載に期待したいところです。 さて。 そんなこんなの「バンチ」で現在最も注目されているのは、「ガウガウわー太」の新キャラ・委員長です。 彼女が登場したとたん、2chの「ガウガウわー太」スレッドは狂ったように盛り上がりました。
ちなみに話題の委員長は、次のようなキャラ。
一時は作家と編集者の不和から打ち切り候補の最右翼と思われた「ガウガウわー太」ですが、どうやら最初の危機も乗り越え、いま新たな萌えファンを増殖させています。 果たして「バンチ」初の打ち切り日本漫画は、何になるのでしょうか。 一度として肯定的な評価を聞いたことがない「ハードボイルドRAN」か、ジャンプで6回も打ち切られた伝説を持つ次原取締役の「251」か…。 ネットアイドルちゆは「コミックバンチ」を応援しています。 |
平成13年12月19日 | ゲドマガ最新号に関するお詫びと訂正 |
近ごろ更新ペースが極端に落ちており、申し訳ありません。 「1ch」の駄目っぷりを前・中・後編でみっちり書くとか、先ごろ亡くなったイエスの方舟の千石イエスさんについて前・中・後編でみっちり書くとか、やりたいことは色々あるのですが…。 あと1ヶ月ほど監禁生活が続くので、あまり濃い文章は書けなさそうです。ごめんなさい。 そんなわけで、しばらくは薄味まったり更新ちゆニュース。今回は、全然ニュースではないお詫びと訂正です。 てっきり創刊号で廃刊になると思っていた二次元ドリームマガジン(ゲドマガ)ですが、どうしたことか2号目が発売。ちゆもコラムを書かせて頂きました。 ところが、その中の「黒岩よしひろ先生 連載作品データ」という表に間違いがありました。「魔神竜バリオン」の「1話あたり平均パンツ露出回数」は、「30.5回」ではなく「0.5回」です。 あんな本屋さんに滅多に置かれてない雑誌をわざわざ買ってくださった方、本当に申し訳ありませんでした。 立ち読みの方、あなたに謝る義理はありません。買って頂けますと嬉しいです。 なお、これはたび重なる催促を居留守でかわしつつ、締め切り直前に間違い原稿を送りつけたちゆが全面的に悪く、編集のにじこちゃんにはミスをチェックする暇さえなかったことも、彼女の名誉のため申し添えておきます。 ♪し〜めきりは〜〜ゴム〜のよ〜お〜〜 いが〜いにの〜びるけど〜 の〜びなくなったとき〜は〜きれる〜から〜〜 ぎりぎり〜きら〜さないの〜が〜ぷろのわ〜ざ〜♪ (byウロンちゃん) そんなこんなで、今回の「二次元ドリームマガジン(ゲドマガ)」の見所は…。 ●掲載されたエロ小説・漫画のうち、触手登場率44% ●前号に載っていた「ゲームセンターあらし」のパロディ漫画「エロゲーマーかまいたち」は1話だけで打ち切り ●ホームページで新しい編集者を募集していたのに、結局前号と同じ2人だけで製作 やっぱり編集長が触手好きだと、自然と触手ものが多くなるのでしょうか。にじこちゃんの趣味だけで作られているこの雑誌、3号目が出るのか非常に心配です。 ネットアイドルちゆはゲドマガを応援しています。 |
平成13年12月20日 | オタク向け情報誌「バグナード」創刊 | |||
「バグナード」という雑誌が創刊されました。 コンセプトは「ネットで話題のニュースを追うオタ系情報誌」だそうで、以下のような記事が載っています。 ●奇形萌え漫画「エイケン」の作者・松山せいじ先生インタビュー ●「やっちゅ〜 げっちゅ〜」の馬鹿ソングで知られるヨゴレ声優・長崎みなみさんの人生相談 ●あらゆる美少女雑誌の投稿欄に出没する投稿イラストの鬼才・三峯徹さんインタビュー ●ゴルゴ吉野屋で有名なポエ山さんのフラッシュ講座 ●声優を夢見るロシア人少女・Itsukiちゃんからの祝辞 けっこう面白そうなネタが並び、最後通牒さんも「創刊号でこれだけ飛ばすと2号目以降で息切れするんじゃないか」と言っておられました。 まあ、この雑誌は創刊号が売れなかったら2号目は出ない“お試し創刊”で、最初から明日を捨てた男・ジャックハンマー状態で作られているのですが。 ともあれ、それが数日前に発売されたので、読んでみました。 …えっと、ちゆのコスプレ写真(実写)を表紙に使って頂いたりであまり悪口は書きたくないのですが、1chに関する記事でいきなり読者にケンカを売っているのはどうかと思いました。 地蔵さんに抗議されたり、Lちゃんのところで「厨丸出し文章」「薄い取材と裏取りの無さ」と書かれたり…。これだけで2号目が遠くなった気がします。 あと、「エイケン」の作者・松山せいじ先生のインタビューも少し期待はずれでした。 「エイケン」は、作者自身はまっとうな萌えを目指しながら、やばい感じにバランスの狂った女体やバスト111cmの小学生によって、あらぬ具合に読者に受けてしまった漫画。 私たちが一番知りたかった、その目的と結果の不一致に関する先生の認識について、ほとんど突っ込まれなかったのが残念です。 ところで、表紙のちゆコスプレ写真(実写)は、元々リアル12歳の子にコスプレして頂くという企画でした。 しかし、12歳だけに撮影も母親同伴。ブルマやスクール水着を着せられないということで、結局、モデルさんは14歳の方に落ち着きました。 表紙のほか、巻頭に3ページほどおねんねちゆちゃん・スクール水着ちゆちゃん・ブルマーちゆちゃんなどを模したカラーグラビアを載せて頂きました。 「野望の王国」を読んでいたり、部屋にキバヤシの写真が飾ってあったり、細かいネタがいい感じです。 ネットでの評判は、だいたい次のような感じでした。 えんにゅ〜すさん「3次元ちゆさんのパンツ拝めた」 Tentative Name.さん「へそ出しブルマな実写ちゆはやや反則気味」 kawakawa-19 旬さん「ていうか誰? アレちゆちゃんと言っていいのか?」 某氏「なんかブ●●クなような気が…」 ……。 さて。そんな「バグナード」に、「週刊少年ジャンプ打ち切り漫画ベスト10」というコラムを書かせて頂きました。 ちゆが好きな打ち切り漫画を適当に10コ挙げたのですが、そこに書き切れなかった大傑作がありますので、少しそれについてフォローさせて頂こうと思います。 その名は「男坂」。週刊少年ジャンプ昭和59年40号〜昭和60年12号、全22週の連載でした。 作者は車田正美先生。「聖闘士星矢」を描かれる前ですが、「風魔の小次郎」「リングにかけろ」などの成功で、当時すでに人気作家になっておられます。 そして、この漫画に車田先生は、並々ならぬ情熱をかけておられました。単行本第1巻の帯には、次のようにあります。
「ガキの頃からかきたかった」というだけあって、この作品はものすごい壮大な構想の下に書かれています。 「ドラゴンボール」に例えるならば、第1話からいつか戦う宿命の敵としてフリーザとの因縁話が登場。 桃白白・天津飯・ピッコロ・ベジータ・人造人間・セル・魔人ブウといった強敵たちに関しても、最初のボール集めの段階で全員に伏線が張られるような感じです。 そして、そこまで大量の伏線をバリバリに張り巡らせておきながら、最初の天下一武闘会の時点で打ち切り。そんな悲劇の物語が「男坂」です。 結局、顔見せだけで出番が終わった強敵たちや宿命のライバルは立場なし。なまじ人気作家であるばかりに、恥ずかしさも100万倍でした。 単行本第3巻(最終巻)の帯には、次のようにあります。
ちなみに、最終回のラストカットは次の見開きでした。 「オレはようやく、のぼりはじめたばかりだからな。この、はてしなく遠い男坂をよ…」。 そして左下に輝く「未完」の文字。打ち切りの悲痛と無念が、ひしひしと伝わってきます。 そんなこんなで、「キン肉マンII世」「暁!!男塾」「蒼天の拳」など、続編漫画ブームの昨今。 車田先生も「リングにかけろ2」なんかさっさと打ち切られて、「バンチ」あたりで「男坂2」を描いて欲しいです。 ネットアイドルちゆは車田正美先生を応援しています。 |
平成13年12月26日 | キン肉マンII世、アニメ化 | ||||||||||||
「キン肉マン」という漫画をご存知でしょうか。 昭和54年、週刊少年ジャンプに「キン肉マン」連載開始。 昭和58年、アニメ化(昭和61年まで)。 昭和62年、連載終了。 平成 3年、再びアニメ化(旧アニメの続編。平成4年まで)。 平成10年、「キン肉マンII世」連載開始。 特に2度目のアニメは、ブームも忘れ去られたものすごく中途半端な時期にスタート。エンディング曲にケント・デリカットを起用するなど、どの層をターゲットにしたのか謎でした。 ともあれ、そんな流れを経て、平成14年、今度は「キン肉マンII世」がテレビアニメ化されるそうです。 あわよくば初代のような大ブームを巻き起こし、お菓子やら玩具やらまったく消しゴムの用途を果たさない消しゴム人形やらを売りさばこうという魂胆の模様。 もっとも、「タッチ」の2匹目のドジョウを期待されながら特に何事もなく気が付けば放送終了していた「H2」アニメ版のように、この「II世」もたいして流行るとは思えませんけれど。 とにかく、旧作「キン肉マン」をご存知ない方にとっては、「II世」は単なる駄作にしか見えません。しかし、前作のファンだった方には、極上のオモシロ漫画になります。 そこで、前作は知ってるけれど「II世」は読んだことがないという狭い層の方を対象に、「II世」の見所をご紹介して行こうと思います。 まずは、「キン肉マンII世」第1巻をチェックしてみましょう。表紙をめくると、作者のコメントや目次があり、続いて本編が始まります。 その、第1コマ目。 残虐超人や悪魔超人が人類征服をもくろんでいたなんて、初めて聞きました。王位継承権やバラバラにされたミートくんの体をめぐって、レスリングの試合をしていただけだと思っていましたが。 少なくとも、カレクックは人間を襲っていなかった気がします。 いち読者に過ぎない自分が作者よりもハッキリと設定を覚えている事実に衝撃を受けながら、気を取り直して次のページに進みます。 すると、第1話のトビラ絵が出てきました。 旧作最終回の10数年後に撮影した集合写真でしょうか。いるハズのないミートくんが写っていたりしますが、なかなかいい雰囲気です。 しかし、よく見ると…。 ラーメンマンは元々ツッコミどころ満載の顔ですが、どうしてドジョウヒゲが太くなったのか、さっぱり分かりません。…位置的には鼻毛に見えないこともないですが。 覆面超人であるところのロビンマスクは何年経っても変化がないかと思いきや、わざわざ覆面にヒゲを生やしています。…これが英国紳士の身だしなみなのでしょうか。ジェントルメン。 ……このバッファローマンとは似ても似つかない太ったオジサンはどなたですか? そんなこんなで、最初の2ページだけで見どころ満載の「キン肉マンII世」。すべてチェックしていると、ちゆニュースが半年くらいキン肉マンニュースになってしまいそうです。 ともあれ、続いて注目したいのはII世超人です。 キン肉マンの息子はもちろん、スニゲーターの孫やキン骨マンの息子まで登場する中、旧作「キン肉マン」でダントツの弱さを誇ったあの最弱超人2人組の息子の姿が…。 よりにもよって、親父2人が仲良く倒されている場面を回想されています。鬼ですか。 案の定、この息子2人は数コマほど出演しただけで、その後どうなったのか何の説明もなく姿を消しました。 ところで、旧作で活躍したキャラクターが老成した姿で登場するのも「II世」ならではの魅力です。 ブロッケンやザ・ニンジャなどの人気超人が続々と再登場する中、悪魔超人のサンシャインも復活しました。
かつては悪魔超人として大暴れしたサンシャインですが、II世では大阪の串カツ屋に出現。キン肉マンの息子に串カツの食べ方をレクチャーします。
「間…間にキャベツを食べるんだ。そうすると、キャベツの成分が胸やけを防いでくれる」。 このサンシャインの姿を描くためだけに「キン肉マンII世」は存在する。そう言い切りたいほど、素晴らしい場面です。 そんなこんなで、アニメ「キン肉マンII世」の放送は1月9日から。結局儲かるのは池田大作先生ですが、期待したいところです。 でも、スウェーデンの超人・バリアフリーマンなどは、本当に地上波で放送できるのか心配です。
ネットアイドルちゆは「キン肉マンII世」を応援しています。 |
平成13年12月31日 | ちゆの新ライバル、みみみちゃん | |||||
忘年会シーズンで、街は酔っ払いさんでいっぱいです。道端でゲーゲーやってる人の数も増えて、往来に吐き捨てられたゲロを見るたびに「今年も終わりなんだなぁ」と感じさせられます。 それはさて置き、「ペントハウス」という雑誌をご存知でしょうか。「パンチラ・ブラチラ」「バイブあり!ハメ撮りあり!」「悶えヌード8連発!」といった文字列が表紙に踊る、エログラビア誌です。 ところが、これが微妙にイカれたことをする雑誌で、突然「ガンダム」の富野監督に長々とインタビューしたり、時代を10年ほど逆行したエログロ系ナンセンス漫画が載ったりします。
さて。そんな「ペントハウス」今月号から、なぜかちゆの漫画も連載させて頂いております。と言っても別にエロ漫画ではなく、いつもの「ちゆニュース」を1ページの漫画にした感じのものです。 正直、書いている自分でもあまり面白くない気がしますけれど…。まだ「B−GEEKS」に連載中の「ちゆまんが大王」の方がマシかも知れません。 ともあれ、この「ペントハウス」誌上には、ちゆよりも先に強力な2次元アイドルが存在していました。 名前はみみみちゃん。漫画「アイドル死亡遊戯みみみみみ」のヒロインで、アイドルなりたての16歳だそうです。
連載がエログラビア誌ということで、今はまだあまり知られていませんが、将来的にはヤマギワソフ子ちゃんのような知る人ぞ知るキャラになるかも知れません。 漫画はこんな感じですので、興味ある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。 ネットアイドルちゆは、みみみちゃんを |