昔のちゆニュース
◇平成13年11月◇
11月01日:ガオレンジャーの痴話喧嘩 11月02日:アスキー、ゴシップ誌を作る? 11月03日:「ラブひな」が最終回 11月04日:ガオレンジャーVSチーム・サーカス 11月05日:グーグルのランク 11月06日:オナニーするだけで時給2万円 11月11日:ガオレンジャー、在庫一掃セール 11月14日:タカラがベイブレードで大儲け 11月19日:マイケル・ジャクソンにヅラ疑惑 |
平成13年11月1日 | ガオレンジャーの痴話喧嘩 |
近ごろ更新頻度が下がっており、申し訳ありません。 当「ちゆニュース」では、毎週「百獣戦隊ガオレンジャー」をレビューさせて頂いておりますが、更新頻度が下がれば下がるほど全体に占めるガオレンジャーの割合が増大してしまいます。 このままでは「ちゆニュース」は「ガオニュース」になってしまうと恐れつつ、今週の「ガオレンジャー」は第36話「戦士踊る」でした。 さて。「ガオイーグル」や「ガオタイガー」など、ガオレンジャーの仲間には巨大な動物が何匹かいます。 敵に巨大バナナを投げつけて戦ったり、巨大ロボに変形合体したり…。それぞれが地球のために戦い、ガオレンジャーがピンチになれば助けに来てくれる ところが、そんな連中の一体「ガオディアス(鹿)」は違います。彼だけは、地球(東京)がピンチになっているのに、ずっと知らんぷりでした。 最近、ようやく戦いに参加してくれるようになったのも、「代わりに俺の好きな歌を毎朝聞かせろ」という条件付きです。 そんな糞ワガママな奴ですから、たぶんガオレンジャーも鹿鍋にして食ってやりたいと思っていることでしょう。しかし困ったことに、この鹿仕事だけはできるのです。 何しろ、戦士・武闘家中心の打撃系パーティーの中で唯一、ホイミやマホトーンが使える僧侶。こいつ抜きではエンディングにたどり着けません。 そんなわけで、百獣戦隊の指導者である巫女と最強の戦士であるガオシルバーは、生意気な鹿のために毎朝歌わされています。 ある日の朝。いつものように、シルバーと巫女は鹿のご機嫌をとっていました。 ところが、シルバーの笛がちょっと音程を外れたかと思うと、巫女は瞬間湯沸し機のごとく怒り出します。 巫女「ちょっと!? なに今の! 音外れてたわよ!? まさか毎朝付き合うのがイヤになって、手を抜いてるんじゃない!?」 鹿に酷使されるストレスがよほど溜まっていたのでしょう。 しかし、そこまで言いがかりをつけられて、同じくストレス充電120%・いつでも波動砲を発射できる状態のシルバーが黙っているハズはありません。 シルバー「見た目はそっくりだが、この性格はムラサキ殿とは似ても似つかぬ。少しはムラサキ殿みたいにしとやかになって欲しい」 要約すると、貴様の死んだおばあちゃんが俺の理想のタイプだから、お前もその真似をしろという意味になります。 ババコン野郎の世迷い言を聞かされて、そこでまた巫女はブチ切れです。 巫女「もうシルバーとはユニット組まない!」 あえなくユニット解散です。原因は鹿。 しかし、そこはよい子の番組・ガオレンジャー。ドロドロした大人の痴情のもつれ(というか幼稚な小学生のケンカ)だけでは終わらせず、ナレーションがフォローを入れてくれます。 ナレーション「おやおや、とんだ仲間割れです。ガオディアスだけに、しかたがないと困っています」 …ナイス・フォローです。 ともあれ、そこで登場するのは今週の怪人・魔笛オルグ。ガオブラックに「脳みそ腐っちまうぜ」と評価された彼の笛の音ですが、聞いた人間は体が勝手に踊り出してしまうのです。 「助けてくれー」と情けない声を出しながら、恥ずかしいダンスを踊らされるガオレンジャー。 ひとり残されたガオシルバーは、巫女に謝ります。 「怒った顔は、似合わないぞ。…昨日はすまなかった。(中略)君の歌声なら、あの笛の音も打ち消せるはずだ」 シルバーの役者さんは、Vシネマで元・高級ホストを演じた経験者。反省したと言うより敵を倒す目的の謝罪ですが、頭脳が幼稚園児並みの巫女は、あっさり口説かれてしまいます。 そうして、ユニットで魔笛オルグに対抗。「課長王子」ばりの音楽対決で、魔笛オルグの演奏に歌い勝ちました。ゾクゾク美。 その後、少しピンチになりますが、普段は自分からはテコでも動かないワガママな鹿が、どういう風の吹き回しか助けに来てくれました。 巫女「どうしてガオディアスが来てくれたの?」 シルバー「きっと君の歌が、素晴らし過ぎたのさ」 そんなこんなで、シルバーが巫女に建物から突き落とされたり、敵に金的攻撃を炸裂させたりしつつ、街に平和が戻りました。 最後は、よりを戻した2人のラブラブショット。とても平安時代生まれのカップルだとは思えません。 シルバーにとって巫女がおばあちゃんの代わりに過ぎない以上、長続きしそうにないカップルですが、ネットアイドルちゆは応援しています。 |
平成13年11月2日 | アスキー、ゴシップ誌を作る? | |
昨今、多くの雑誌が創刊されては廃刊されています。 たとえば「まいっちんぐマチコ先生」の復活で話題になった「コミック伝説マガジン」など、早くも忘れ去られつつあります。 そんな不況の中、何十種類ものコンピュータ誌を出しているのがアスキーさん。「ウィンドウズ・パワー」「Win DO!」「TECH Win」「TECH GIAN」…、どれが何の雑誌か分かりにくいから統合して欲しいと思います。 特に、「週刊アスキー」「アスキーPC」「月刊アスキー」「アスキーPC Explorer」など、名前に「アスキー」が入る雑誌は識別が困難です。 さて。そんな紛らわしい雑誌軍団の一員だった「アスキーネットJ」が、10月発売の号からリニューアルされました。 以前はアイドルが表紙の普通のコンピュータ誌だったのですが、いきなり本の大きさが「噂の真相」と同サイズに。その中身も、ネットで集めたゴシップ情報の専門誌という珍妙なものに変化しました。 ※「噂の真相」 … ともあれ、目次を見ると、「NHK受信料を払わない人々」「知っておくべきテロリストのすべて」「専門書が書かないプロレス格闘技の真実」等々、ネットと関係なさそうな記事ばかり並んでいます。 こういった情報を求める読者が対象でしたら、別に「ネットで集めた情報」という括りは不要だと思いますが…。 その他の連載陣は、ナポレオンズのマジック講座やムツゴロウさんの人生相談などなど。 「33歳にもなって女性と付き合ったことがない」という男性の相談に対して、ムツゴロウさんが次のように答えておられます。
そんなこんなで、コンピュータ関連誌が飽和状態でよほど突飛な企画じゃないと通らなかったのかなと思わせるアスキーの新雑誌。 ネットアイドルちゆは、微妙に応援しています。 |
平成13年11月3日 | 「ラブひな」が最終回 | |
手塚治虫、永井豪、大友克洋、水木しげる…。有名な先生が並ぶ講談社漫画賞の受賞者リストに、最近、1人の漫画家さんが加わりました。 名前は赤松健先生。「ラブひな」の作者です。 「ラブひな」は、東大二浪中のヘタレ主人公が女子寮の管理人になって、美少女たちに囲まれながら生活する漫画。 読むと、お風呂・パンチラ・妹などなど、ベッタベッタなギャルゲー的お約束のオラオララッシュを叩き込まれます。 漫画の内容よりファンの生態を観察する方が面白いという方も多いようですが、これで多くのオタクさんが萌えたこともまた事実。 それでも、本来日陰にしか生息できないハズのオタク専用にチューニングされた駄目漫画に「講談社漫画賞」はどうかと思いますが、最終候補に残った他の作品が「テニスの王子様」では仕方ありません。 ちなみに、各審査員さんの選評は…。 ●庄司陽子さん:登場人物の多さ、アニメに近い絵、描き分け等、気になる所はありました。 ●弘兼憲史さん:受賞は実力と運とタイミングだということをつくづく感じさせられる。 ●内館牧子さん:私は「テニスの王子様」を推した。 ●鈴木由美子さん:私的には「テニスの王子様」も捨てがたいものがありました。 …もう少し女性審査員の比率が高ければ、「テニスの王子様」が受賞していたかも知れません。 ともあれ、面白いのは七三太朗さんの選評。
つまり、シラフでは読めたものじゃないけど、酔っ払ったら面白かったとのこと。…そんな審査で良いのでしょうか講談社漫画賞。 さて。 アニメ化もされ、まるで高倉健を主演にした実写版「ゴルゴ13」のように「原作と違う」と叩かれたりした「ラブひな」。 ヒロインの方から主人公に舌を入れるわ、ラブホに連れ込むわ…。ギャルゲー・少年漫画の寸止めルールを破壊する最近の展開から予感されていた通り、ついに最終回を迎えました。 …それを言ったら今週の「エイケン」なんて、寸止めどころか明らかに入っちゃっていますが。 ところで、主人公が東大を受験する漫画「東大快進撃」は、合格後に東大を崩壊させて終わりました。「ラブひな」も合格したら最終回だと思われていましたが、合格後も主人公が東大生として連載が続きました。 連載終了特別企画の座談会で、作者の赤松先生は当時の心境を次のように語っておられます。 赤松「いやぁ〜、ホントにやることなかったです。どうしようかと思っちゃいました」 …この何も考えてないいきあたりばったり加減。さすがです。 なお、座談会の参加者は、赤松先生、アニメ版を作った岩崎監督、アニメ版の主人公の声を演じた上田祐司さんの3人。 上田さんは、「機動戦艦ナデシコ」の主人公(アニメに依存しまくりの駄目オタ野郎)役をはじめ、「ときめきメモリアル」や「愛天使伝説ウェディングピーチ」などで活躍しておられる声優さんです。 ちなみに、上田さんがLaOX Homepageの「声優さんのページ」で語っておられる内容を要約しますと…。 ■第1回:童顔巨乳の美少女が出てくるような気持ち悪いアニメを子供の頃から見続けたら、架空と現実の区別がつかなくなって、性犯罪者に成長してしまう気がする。 ■第2回:オタクは臭い。醜い。気持ちが悪い。 そんなわけで、オタク嫌いで有名な上田さん。赤松先生と岩崎監督という二大オタクに囲まれて、どんな心境だったのでしょうか。 赤松「ラブひなの世界に住んでみたいと思いませんか? 私だったら、完全に引きこもっちゃいます」 岩崎「あこがれますね。アニメも、私自身のあこがれを描いたといえなくもないですから」 上田「僕は、う〜ん…」 困ってます困ってます。本当はここで「オタク死ねよオラァ!」と叫んで二人を撲殺したいところでしょうに、適当に誤魔化しておられるのは大人です。 単に編集にカットされただけかも知れませんけれど。 そんなこんなで漫画は終わりましたが、来年にはオリジナルビデオアニメも発売予定。 ネットアイドルちゆは「ラブひな」を応援しています。 |
平成13年11月4日 | ガオレンジャーVSチーム・サーカス |
ちゆニュースで「百獣戦隊ガオレンジャー」について書かせて頂く際、「ラセツ」→「敵の大幹部」、「ガオズロック」→「秘密基地」、「ガオキング」→「巨大ロボ」などなど、固有名詞を使わずに表記することが多いです。 そのため、第1話からレギュラー出演しているにも関わらず、「敵の幹部」「男幹部」「雑魚怪人」としか紹介されず、一度も名前が出てこなかったかわいそうな人が出てしまいました。 彼の名は、ヤバイバ。 女幹部のツエツエさんとのコンビで主にギャグを担当する、悪の組織の中間管理職です。 そこで、今週のガオレンジャーは第37話「ヤバイバ燃える」。そのヤバイバが主役のエピソードです。 さて。ヤバイバの上司にあたる大幹部様は、大変なグルメです。人間を滅ぼすのは二の次で、いつもビルの破片を食べるためにビルを爆破しています。 すると当然、その下で働く幹部たちも、人間を襲うより美味しい料理を作ることが優先されます。 そこで活躍するのは、女幹部のツエツエさん。大幹部様の大好きな28気筒エンジンなどを作って、ご機嫌をとります。 一方のヤバイバは、料理を作っても「これは腐っとるぞ」と叱られるだけ。 ヤバイバ「やってらんねぇよな。ツエツエの奴、うまくやってやがる。料理の腕じゃ、アイツにはかなわねぇしさ」 過酷な出世競争にリストラ。現代日本では、悪の幹部も大変です。そこで彼は、料理以外のことで認めてもらえる方法を考えます。 ヤバイバ「弟に声をかけて、ユニットでも組むか。チーム・ヤバイバで一旗あげるぞぉっ」 そこで登場するのがヤバイバの弟分、ジャグリングオルグです。 ヤバイバ「今日こそチーム旗あげの日だぜ」 ジャグリング「兄貴…。ついに立つんか」 ヤバイバ「おうよ! 俺とお前。二人でオルグ界を席巻するのよ」 ジャグリング「任せとくんなはれ。ピエロの兄貴と、ジャグラーの俺。2人合わせてチーム・サーカスや!」 一方、その頃。ガオブルーは、記憶喪失で家も分からず無銭飲食を繰り返しながら乞食生活を続けている少年を保護。帰る家が見つかるまで、少年を秘密基地で養いたいと主張します。 ブルー「ベッドだったら、俺のを使えばいいし」 これまで何度もホモ疑惑をささやかれてきたブルー。元力士の筋肉男だけでは飽き足らず、ちょっと生意気なところが愛らしい少年まで手を出そうというのでしょうか。恐るべしショタホモ。 ブルー「俺は”怒涛の鮫”。鮫ちゃんって呼んでくれ」 自己紹介も終えて、少年を秘密基地に囲う許可を得たガオブルー(鮫ちゃん)。夢の同棲生活の実現です。 さっそく2人は遊園地でデート。それに、なぜかイエローもついていくことになります。 たまの休日にイヤイヤ遊園地に連れ出されたお父さん(リストラ3秒前)のような表情のイエロー。 ジェットコースターで「操縦桿はどこにあるんだ?」と聞いてみたり(元航空自衛官)、ワニワニパニックに興じているうちにガキンチョ2人に置いて行かれたりします。 そんな彼らを、後ろから追いかけるチーム・サーカス。それぞれウザギさんとパンダさんの着ぐるみを着こみ、怪人だとは分かりません。 この愛らしい動物さんの格好のままで忍び寄り、遊んでいるところを背後から投げナイフでザックリという寸法です。 番組史上もっとも凶悪なガオレンジャー暗殺作戦。正面から戦うよりも遥かに確実性が高そうです。恐るべし、チーム・サーカス。 しかし、せっかくの作戦も、ナイフをいくら投げても相手がタイミングよく転んだり振り返ったりして絶対に命中しないという定番のギャグに使われただけでした。 こうして、いくら策を巡らせてもギャグで片付けられるだけと悟ったチーム・サーカス。結局、いつも通りの真正面からの力押しに移行します。 まずは、2人で敵をはさみ、両側からナイフを投げつけまくるというコンビネーション攻撃が炸裂。ブルーとイエローを苦しめます。 さらに、から傘の上で鞠を回し始めるジャグリングオルグ。今度はどんな攻撃かと思ったら、そちらはただ回しただけでした。 ヤバイバ「兄貴分の俺が頭脳労働。弟分のジャグリングオルグが肉体労働」 ジャグリング「それでギャラはおんなじ」 「染之助・染太郎かい」とツッコミを入れるのも恥ずかしいネタですが、チーム・サーカスはノリノリ。「おめでと〜ございます!」と叫びながら攻撃を続けます。 ブルー「イエロー! 俺たちコンビも、息の合ったトコ見せようぜ!」 イエロー「お前とコンビ? しょうがねぇな」 そして、イエローを足場にしてブルーがジャンプしたり、ブルーを踏み台にしてイエローが飛び上がったり…。 ロビンマスクとウォーズマンのタッグ・フォーメーションAなみに意味不明の自称「コンビネーション」を披露。見事に形成逆転しました。 ところが、そこでチーム・サーカスは少年を人質にとります。 イエローだけなら「地球の平和のため、少年を犠牲に」とか考えかねませんが、ショタホモのブルーには効果絶大。 これでチーム・サーカスの勝利かと思いきや、ようやく現場に到着したレッド・ホワイト・ブラックが不意打ちをかまし、人質を助けてジャグリングオルグを瞬殺します。 ジャグリングオルグは戦隊シリーズのお約束で巨大化しますが、ガオレンジャーの巨大ロボには歯が立ちません。その劣勢を見て、ヤバイバは決意します。 ヤバイバ「生まれて今まで、俺に太陽のあたる日はなかった。…だが! 今日こそガオレンジャーを倒してみせる!」 幹部みずから、巨大化して戦おうと言うのです。同僚の女幹部は、「危険だわ、命の保証はないのよ!」と止めますが…。 ヤバイバ「覚悟の上だぜ! うぉぉぉぉぉおおお!!」 巨大化したヤバイバ。今、リストラ寸前の男が、意地と雇用をかけて最後の決戦に挑みます。 ヤバイバ「今日のヤバイバは、ちょっとヤバイバ〜」 ジャグリング「兄貴…。来てくれたんか」 ヤバイバ「おうよ! チーム・サーカス、一世一代の興行よ」 そして、再びチーム・サーカスのコンビネーションが炸裂。ガオレンジャーを追いつめます。 ところが、そこにまたしても遅れて登場したガオシルバーの卑怯な不意打ち攻撃が直撃。ジャグリングオルグが爆死します。 ジャグリング「俺たち…、輝いてたよな。兄貴…」 ヤバイバ「ジャグリングオルグゥゥゥーーッ!!」 相棒を失ったヤバイバ、もう後には退けません。亡き友の無念を晴らすため、憎いガオレンジャーに、せめて一矢報いねば…! 絶望的な戦力差を知りながら、それでも決死の覚悟でガオレンジャーに立ち向かうヤバイバ! ところが、いきなり「ぷぅ〜〜〜」と屁をこいたかと思うと、そのガスが抜ける勢いで、ヤバイバの体がみるみるしぼんでいきます。巨大化の効果が切れ、元の大きさに戻ってしまったのです。 そして、戦闘後。巨大ロボを前に逃げ帰って来た自分を責めるヤバイバを、女幹部が慰めます。 ヤバイバ「俺は、俺なりに頑張ったんだがな…。また駄目だったか」 ツエツエ「そんなことないわ。命がけの戦い、見事だったわ。頑張ったわよ、ヤバイバ」 情にほだされて要領が悪いヤバイバと、口先だけで同僚を丸め込む上司お気に入りのツエツエさん。果たしてどちらが出世するタイプか、ヤバイバの将来は暗そうです。 ネットアイドルちゆはヤバイバを応援しています。 |
平成13年11月5日 | グーグルのランク | |
ヤフーの検索サービスは使えません。 確かに、数十人のスタッフが手作業で作った巨大リンク集「ヤフー」は、「公式サイト」や「昔からの定番サイト」を探す際など、使い方次第では便利です。 しかし、人数の限られたスタッフが全ての分野をフォローすることは不可能です。 たとえば、「エンターテインメント>コミックとアニメーション>同人誌、サークル>アダルト」のカテゴリを見ると、まともにコメントを付けることさえ放棄しており、ほとんど白紙状態。 たまに「ロリータ」「スクール水着」「放尿イラスト」と一言だけ添えられている程度です。 「オタク向けエロ同人誌」という少々特殊な分野のことですから、それなりに「分かっている」人間でなければ、サイトの価値など判断できないのでしょう。 そんな具合に人間の主観で登録を決めるのですから、右に偏ったサイトは登録されづらかったり、優秀なサイトが後発だというだけで登録されなかったりします。 この辺りが、「ヤフー型検索エンジン」の欠陥です。 たとえば、「天使のしっぽ」という萌え萌えな美少女アニメが話題だと聞いて、ヤフーで「天使のしっぽ」を検索してみますと…。
ちゆが探したかったのは、天使のように純真無垢な犬や猫の愛らしいしっぽに親しみを込めて「天使のしっぽ」と名づけられた、犬好き・猫好きのための宿の情報ではないのですが…。 しかし、そこで登場するのが、われらがgoogle(グーグル)です。 グーグルで「天使のしっぽ」を検索してみますと、真っ先に「天使のしっぽ」公式ウェブサイトが表示。 その他にも、WOWOWの「天使のしっぽ」紹介ページや文化放送のラジオ版の情報など、かなり的確に知りたい情報が出てきます。 そんなグーグルの秘密は、ホームページの重要度をプログラムで自動的に判定するシステムにあります。その結果、かなりの精度で重要なサイトから順番に表示できるのです。 その仕組みはばばはじめさんの「Google の秘密 - PageRank 徹底解説」で詳しく紹介されていますが、ごく大雑把に申しますと、たくさんリンクされているページは重要度が高いという判断基準です。 ただし、単純にリンクされている数を比べるのではなく、リンク元のサイトの「重要度」やリンクの貼られ方から判断しているそうです。 さて。 Google ツールバーをIEに組み込むと、このランクが10段階のグラフで表示されるようになります。現在見ているホームページの重要度をグーグルがどう判断しているのか、一目で分かるわけです。 ちなみに、阿片通信さんの11月6日で紹介されていましたが、米国のヤフーが最高の”10”。日本のヤフーは”8”。その他、2ちゃんねるが”6”、侍魂さんや当「ちゆ12歳」は”5”という感じだそうです。 これまで、ホームページの数値化できる評価基準として、「アクセス数」「ヤフーに登録されているか」「ヤフーでクールマークが付いているか」「ウイルスを何通もらったか」「雑誌に紹介されたことがあるか」「いくら儲かったか」などがありました。 これに、「グーグルのランクはいくつか」が加わることになります。もちろん、あくまで1つの目安程度であって、「これでホームページの価値が決まる」などという馬鹿な話ではありませんが。 なお、大量のダミーサイトからリンクしまくって順位を向上させる商売も、すでに存在しています。 ともあれ、探していたサイトが消えていてもグーグルがコピーを保存しているキャッシュ機能や、サイトではなく画像を検索するイメージ検索など。グーグルは間違いなく、現状で最高の検索エンジンです。 ただし、グーグルも完璧超人ではありません。たとえば現在グーグルで「ネットアイドル」を検索すると、当「ちゆ12歳」が上から2番目に表示されます。 しかし、「ネットアイドル」で検索する人の多くは、こんなサイトの情報を知りたいのではないでしょう。 当サイトは、多くのニュース・日記系のサイトにリンクして頂いているおかげで、グーグルの順位が上がっています。 そして、タイトルに「ネットアイドル」という単語が入っているため、グーグルは重要度の高い「ネットアイドル」サイトだと判断してしまうのでしょう。 しかし、ちゆは「ネットアイドル」関係のサイトからはほとんどリンクされておりません。「ネットアイドル」サイトとしての重要度は低いのです。 そこで、グーグルの優れたシステムをふまえつつ、そういった欠陥をなくしたさらに新しい検索エンジンも、すでに幾つか登場しています。検索エンジン界の今後が、今から楽しみです。 ネットアイドルちゆはグーグルを応援しています。 |
平成13年11月6日 | オナニーするだけで時給2万円 | ||
「女性は得だ。いざという時は、体を売ってでも稼げるから」 そんな風に思っておられましたら、大間違いです。世の中には、男の身売りもあります。 そこで登場するのが、先日ゆき14歳さんが紹介しておられたアルバイト。「貴方のオナニー姿を見せてくれ」です。 なんと、射精するだけで時給2万円。あやしいピンクチラシの「レディースコース(女性客向け男性派遣)」が120分コースで1万円だったりすることを考えても、なかなかお得です。 さて。そんなバイト情報を「ちゆメモ」に載せてみたところ、メールや掲示板で体験談を寄せてくださるツワモノな方々がおられました。ありがとうございます。 今日は、そんな体験談のいくつかをご紹介させて頂きたいと思います。たとえば、このバイトに問い合わてみたという方は…。
さらに、こちらは本当にオナニーして2万円もらってきたという方のお話しです。
以上、メールや掲示板で頂いた情報だけで1回のニュースにしてしまおうという、やる気も誠意も感じられない手抜き企画でした。 ごめんなさい。 |
平成13年11月11日 | ガオレンジャー、在庫一掃セール |
毎年、数多くのテレビ番組が作られては打ち切られていきます。 そんな中、生半可な人気では10年20年と続く長寿番組になれません。「渡る世間は鬼ばかり」「サザエさん」など、今でも20%以上の視聴率を保っています。 ところが、今年で25作目になる東映スーパー戦隊は、シリーズ最高の視聴率をほこる「電子戦隊デンジマン」さえ13.5%。 「ターボレンジャー」で放送時間を変えられてからの平均視聴率は、常にひとケタです。 劇中で半年間も地球を悪の征服下に置いてしまった駄目戦隊「超力戦隊オーレンジャー」に至っては、平均視聴率4.6%。 いま放送中の最新作「百獣戦隊ガオレンジャー」にしても、最高視聴率11.5%でスタッフ一同大喜びという感じです。 では、視聴率的には普通の戦隊シリーズが、どうして長いこと続いているのでしょうか。 もちろん、おもちゃが売れるからです。今年の「ガオレンジャー」も売れ行きは好調で、先日の中間決算でもバンダイの売上高は昨年の7.2%増でした。 そんなわけで、戦隊シリーズは毎年バンダイが企画を立てて、主人公のスーツやロボのデザインを決定。その後で東映が話を作る形になります。 決まってゴールデンウィークや夏休み前に新武器・新ロボが登場するのも、おもちゃ優先でスケジュールが決まっているからです。 さて。早いもので、今年もクリスマスが近づいてきました。一年で最も玩具が売れるこの時期、頑張って在庫を一掃しなければなりません そこで、今週の「ガオレンジャー」は第38話「精霊王頂上決戦」。全編巨大ロボのプロモーション映像でした。 具体的には、主要ロボット2体による同士討ちガチンコバトル。いかにもチビッコが喜びそうなシチュエーションで、「売り尽くしてやるぞ」というバンダイの意気込みが感じられます。 仲間同士で戦う理由には、ガオレンジャーのロボットは”意思をもつ巨大な動物”だという設定を利用することに。 そんなわけで、今週の怪人・猛獣使いオルグが登場。 戦闘前の余興として、「ミーの言うことを聞くザンス!」とその辺のノラ猫を操ろうとしますが、まったく見向きもされません。 「猫が猛獣じゃないから失敗したザンス!」と、あやしいフランス語で言い訳する怪人。 しかし、ガオレンジャーは猛獣に分類されるらしく、猛獣使いオルグのムチで操られてしまいます。 ガオホワイト(16歳少女)に火の輪くぐりをさせたり、4つんばいで座らせて頭をなでたり、ちょっとマニアックな怪人です。 そんなホワイトの姿に、仲間が声援をおくります。 イエロー「ホワイト、実に見事な火の輪くぐりだったぜ」 ブラック「本物のサーカスの動物みたいだったぜ」 ホワイト「…本当? ありがとう!」 さらに、猛獣使いオルグが「おすわりザンス!」と叫んでムチをふるうと、ガオレンジャーは全員おすわりしてしまいます。 ”孤高の荒鷲”イエローのやる気なさげな体育座りも謎ですが、”怒涛の鮫”ブルーの不自然に背中を反らせて寝そべった姿勢は、どの辺が「おすわり」なのでしょうか。 ともあれ、この無敵の能力を持っていながらもロボ玩具の販売促進員に過ぎない猛獣使いオルグ。 このままガオレンジャーを一方的にボコって勝つこともできたハズなのに、物語的には何の脈絡もなく「今度はロボを操ってやる」と言い出して巨大化します。 その誘いに乗って、巨大ロボ・ガオキング(6000円)を呼び出すガオレンジャー。もっと強い新ロボがいるのに、わざわざ型落ち品の旧ロボを呼び出すあたりが苦しい展開です。 ともあれ、敵の能力を知りながらまったくの無策で突撃したガオレンジャー。当然のようにガオキングを操られてしまいます。 「やめろ、止まってくれ、ガオキング。お前と俺たちは、心と心でつながった仲間同士じゃないか!」 必死で説得するレッドですが、無視して攻撃してくるガオキング。涙ぐましい友情です。 そのピンチに、6人目の戦士・シルバーの巨大ロボ・ガオハンター(5000円)が駆けつけました。 「貴様もおすわりザンス!」と術をかける猛獣使いオルグですが、なぜかガオハンターは操れません。 シルバー「しょせん俺たちは一匹狼の集まりだ。猛獣使いのムチなどは効かんッ!」 言葉の意味は分かりませんが、とにかくすごい自信です。心と心でつながった仲間は裏切らせられても、元から協調性のない奴にはどうしようもない模様。 ともあれ、「ガオキング、ちょっと我慢してくれよ!」と言いつつ、容赦なく必殺の攻撃をブチ込んでいくシルバー。しかし、ガオハンターは売り上げが順調なのか、あっさり返り討ちにあってしまいます。 心の友のガオキングは言うことを聞きませんし、一匹狼は口先だけの役立たず。 やむなくガオレンジャーは、もう1体のロボ・ガオマッスル(7500円)を呼び出します。またしても、最新最強ロボを差し置いて型落ち品の登場です。 その後は、ガオゴリラ(2000円)、ガオエレファント(1500円)、ガオジュラフ(1500円)、ガオディアス(1500円)、ガオベアー(3000円)と、最近目立たなかった玩具たちの見せ場のオンパレード。 特に、敵の強さを強調するための引き立て役になり下がっていた連中(通称ヤムチャ組)は大活躍です。 天津飯レベルを飛び越えて、いきなりピッコロ並みの実力者になっていました(たぶん今回限り)。 そして、一通り全ての超合金の紹介が終わったところで、ようやく最新ロボ・ガオイカロス(10000円)を召喚。 全プロモーションが終了して用済みになった猛獣使いオルグを瞬殺しました。 ともあれ、ここで売れ残ると、来年の戦隊が登場してからおもちゃ屋さんのワゴンで5割引〜8割引でバナナのように叩き売られる運命。 ちゆが10年後、20年後も戦隊を見続けられるよう、がんばって稼いで欲しいところです。 ネットアイドルちゆはバンダイを応援しています。 |
平成13年11月14日 | タカラがベイブレードで大儲け |
ちゆの近所のマクドナルドに、ハキハキ元気でいつも笑顔の明るい店員のお姉さんがいます。ところが最近、そのお姉さんが急に鬱になってしまい、全身から自殺しますオーラを発しながら顔面神経痛みたいな営業スマイルをしてくれます。 いったい何が起こったら人間はあれほど変わってしまえるのでしょうか。本気で恐いので早くクビにしてください店長さん。 それはともかく、今日のニュースです。 先ごろ発表された中間決算によると、おもちゃ会社タカラの売上高が昨年の1.6倍になったそうです。その原動力はベイブレード。昔なつかしいベーゴマが今風に進化したという触れ込みの玩具です。 ヨーヨーに対するハイパーヨーヨー、ファーストガンダムに対するGガンダムのような位置付けでしょうか。 そういえば、昨年は「遊戯王」一色だった夜店のくじ引きや碁石投げの景品も、今年の夏祭りからは見事にベイブレードに入れ替わっていました。 ヤクザ屋さんも子どもたちの流行に敏感です。 ただ、ベイブレードの人気は大きなお友達にはピンと来ないらしく、先日もネット上で、「ベイブレード・アニメ打ち切り」のデマが流れました。 この時期にベイブレードが終わるなんて、マジュニアを倒したところで「ドラゴンボール」が終わるのと同じくらい有り得ない話なのですが…。 そうそう。sawadaspecial.comさんも紹介しておられましたが、「小学三年生」「小学四年生」で連載されているベイブレードの販促漫画を、なぜか黒岩よしひろ先生が描いておられます。 黒岩先生は、「週刊少年ジャンプ」で「サスケ忍伝」「魔神竜バリオン」「変幻戦忍アスカ」「不思議ハンター」という4本の漫画を連載。 その全てを速攻で打ち切られて、作者自身は「月刊少年ジャンプ」に左遷されるという伝説を作った漫画家さんです。 ちなみに各連載の期間は10週・11週・17週・17週。4作品合わせてようやく連載1周年という芸術的な短さです。 打ち切られた本数では次原取締役に及びませんが、いかにも話の途中だぜ!という中途半端この上ない最終回、消化し切れなかった伏線の異常な分量、打ち切られた後の未練がましい作者コメントなど、「打ち切り王」と呼ばれるに相応しい御仁だと思います。 なお、「月刊少年ジャンプ」に左遷された後、何かの間違いで「鬼神童子ZENKI」がヒット。このまま人気作家になってしまうのかとファンを心配させましたが、その後は無事に打ち切り作家に逆戻りしました。 そうして「月刊」でも2本ほど快調に打ち切られたところで、突然「小学四年生」に「メイクミラクル 松井秀喜物語」を掲載。 読者が困惑しているところに、続けてオタク化が進む秋田書店の「月刊少年チャンピオン」に読み切りを描いたかと思ったら、今回のベイブレードの連載です。 先生はとうとう集英社に見限られてしまったのでしょうか。 なお、「小学三年生」と「小学四年生」では登場人物や展開が微妙に違う黒岩ベイブレード漫画が掲載されています。パンチラが出てくるのは「小学三年生」の方ですので、間違って購入されないようご注意ください。 ネットアイドルちゆは黒岩よしひろ先生を応援しています。 |
平成13年11月19日 | マイケル・ジャクソンにヅラ疑惑 |
米国の雑誌がマイケル・ジャクソンのヅラ疑惑を報じたそうです。 マイケルと言えば、11歳でデビューした後、すごいダンスや無垢な笑顔で瞬く間にスーパースターになったお方。 近年では音楽的評価とは関係なく、「ショタホモの変態」「整形美白お化け」といったゴシップ&フリークスなイメージで広く認知されています。 曰く、整形後の鼻は着脱自在。 曰く、妹のセックスを覗くのが趣味。 曰く、家族全員に早朝の水泳特訓を強制。 曰く、モンローの遺骨を墓地ごと買い取って夜な夜な墓参り。 曰く、ジョン・レノンの亡霊からアドバイスを受けている。 そんなマイケルの武勇伝の数々の中でも、やはり有名なのは子ども大好きネタ。 とある13歳の少年は、「パンツの中に手を突っ込まれてイくまでしごかれた上、精液を飲まれた」と証言しています。 この少年とマイケルは約4000万円で和解したらしいですが、もちろん訴訟大国でうまいこと大金をせしめた少年がいただけの可能性も大。 陪審員制度の下ではマイケルの敗訴は目に見えていますし、警察の調べでは、少年はマイケルのチンポの形状を正しく証言できなかったそうです。 また、岡田斗司夫さんによるとマイケルはとんでもないオタクで、「戦え!超ロボット生命体・トランスフォーマー」の大ファン。 MTVで「赤い光弾ジリオン」と「新バビル2世」をセレクトしたり、来日した際にいのまたむつみさんを呼びつけて自分をアニメ風に描かせたりと、数多くの濃いエピソードがあるそうです。 そうそう。マイケルの話題としては、今は亡きメガドライブのゲーム「マイケルジャクソンズ ムーンウォーカー」も忘れてはいけません。 子どもを食うと体力が回復するマイケルが主人公のアクションゲームで、必殺技はダンスアタック。ゲーム途中でマイケルはマイケルロボに変形し、ミサイルや怪光線で大虐殺を繰り広げます。 さて。このたびのハゲ疑惑に関してですが、個人的には違うと思います。なぜなら、マイケルはNASAが開発したロボットなのですから。 まるでポリゴンのように踊るマイケル。ビデオなどを見ても、周囲のダンサーと比べて明らかに人間を超越した動きをしています。妙に股間を強調する動作も人間っぽくありません。 そもそも、前に歩いているように見せかけて後ろに歩いてるアレ。ちゆはいくら練習しても出来ませんでした。人間業ではありません。ロボットに決まってます。 ですから、彼の頭髪はその辺の死体から抜いたのを植えつけたものでしょうし、すでにハゲとかヅラとかそういう次元の問題ではありません。 「魁!!クロマティ高校」でメカ沢に誰もツッコミを入れないのを見守る神山くんのような心境で…。 ネットアイドルちゆはマイケル・ジャクソンを応援しています。 |