昔のちゆニュース
◇平成13年10月◇
10月01日:ガオレンジャー、新たなる敵 10月02日:ゴキブリ36匹食べてギネス入り 10月03日:ゴールデンタイムに仮面ライダーアギト 10月05日:「煌羅万象」がアニメ化 10月06日:Yahoo!ジオシティーズに注意 10月08日:ガオレンジャー、タイムショックに出る 10月09日:朝日新聞のオタク記者 10月10日:純潔ホームページ 10月12日:3年B組金八先生、第6期がスタート 10月14日:ガオレンジャー、串焼きを食べる 10月15日:ひーほー、一線を越える! 10月17日:二次元ドリームマガジン、創刊 10月21日:ガオレンジャーVS鍛冶屋 10月23日:寝ているだけで時給11ドル 10月24日:天下るだけで時給43万円 10月26日:季刊「仏教」が休刊 |
平成13年10月1日 | ガオレンジャー、新たなる敵 |
今週の「百獣戦隊ガオレンジャー」は第32話「三匹が喰う!!」でした。 ガオレンジャーが戦う敵は、大幹部1人と幹部2人の零細組織です。大幹部が死ぬと、それに代わる新しい大幹部が登場します。 先週の放送で、「〜でおじゃる」が口癖だった2人目の大幹部・ウラ様が死亡。そこで今回は、3人目が登場する話です。 3人目が現れる前に、「次はどんな大幹部が来るのか」と話し合う2人の幹部。 男幹部「シュテン様は、アバウトだったしなぁ…」 女幹部「そう、そう。何でも力ずくでね」 男幹部「ウラ様なんか、あの言葉遣い気持ち悪くてなァ」 女幹部「そうでおじゃったわねェ…」 男幹部「ああ、おじゃったおじゃった」 悪の組織でも中間管理職は大変です。ともあれ、そこに新しい大幹部・ラセツ様が登場。しかし、彼は従来の幹部とは別に強そうな部下を2人ほど連れてきていました。 それを見て、「私たちの立場はどうなるのよ」とアセる旧幹部2人。 女幹部「ラセツ様ぁ、私どもに仕事を、ご命令を…」 男幹部「そうそう。こちらのイカつい方々より、細かい仕事に向いております」 女幹部「手先は器用ですのよ」 ラセツ様「…なら、ちょうどいい。俺たちは外で人間世界を味わってくる。その手先を生かして、夜食を作って待っておきなさい」 そう言い残して、2人の腹心の部下を引き連れてお出かけするラセツ様。呆然と取り残される旧幹部2名。 男幹部「…このままじゃ構造改革されちまう」 女幹部「痛みに耐えて、がんばりましょう」 その頃、ガオレンジャーは、2人目の大幹部を倒した余韻に浸っていました。 本当に日本かと疑いたくなるような大自然の緑の中、木の幹に寄りかかって優雅に笛を吹くガオシルバー。 「やっと俺は生きている実感を得た…」と1人でブツブツつぶやいている姿は、なんだか危ない人みたいです。 一方、シルバー以外の5人は、秘密基地で盛り上がっています。 青「すごいよ俺たちって、復活の奇跡さえ起こしちまったんだから」 赤「ついにウラも倒したしな!」 青&赤「だははははは!」 そう言いながら、恋人のように抱き合うブルー(男)とレッド(男)。ブルー(男)の本命はブラック(男)だったハズですが、さては浮気でしょうか。そういえば先週もレッドが、意味もなくブルーの太ももを揉みしだいていました。 白「3人目は、一発でブッ倒しちゃいましょうっ」 赤「俺達は無敵だぜ!」 全員「やる気まんまんだぜ〜、いえ〜い!」 みんなで手を叩き合い、男たちはなぜか服を脱ぎ始めます。 さて。場面は変わって、街に繰り出した三人目の幹部・ラセツ様。彼には口が2つあり、上の口は女声で、下の口は男声でしゃべります。…「下の口」と言うとなんだか卑猥ですね。 男声・女声の2種類でしゃべると言えば、右半身が男で左半身が女だった「マジンガーZ」のあしゅら男爵が有名ですが、ラセツ様の男声の声優はあしゅら男爵の男声と同じ柴田秀勝さん。 この辺りは、「超力戦隊オーレンジャー」で怪人バラグースカの声優が快獣ブースカの高橋和枝さんだったのと同種のオマージュなのでしょう。 ラセツ様(女)「まずは朝食の時間ね」 ラセツ様(男)「このうまそうな街を料理するがよい」 部下1「はっ! 破壊された街こそ、最高のご馳走プラ」 部下2「人間の悲鳴が、いいソースになるキュラ」 「街を料理する」と言うとアレですが、実際にやることはビルを爆破したり、ビルを爆破したり、ドーム球場を爆破したり…。 その知らせを受けたガオレンジャーは、得意の四つんばい走行で現場に駆けつけます。 すると、彼らの目の前に、おしゃれなレストランのように花が飾られたテーブルについて、ワインを飲みながら、ナイフとフォークを使って美味しそうに爆破されたビルの破片を食べているラセツ様が。 ラセツ様(女)「う〜ん、美味。バブルの頃の建物は、建材が贅沢よねェ」 ラセツ様(男)「しかも、これは正面のエントランス。マグロで言えばトロの部分だ」 ガオレッド「貴様、何者だ!」 ラセツ様(女)「五色団子が 何か聞いているわ」 ラセツ様(男)「ハイネスデューク・ラセツ。人は絶望の王子と呼ぶ」 ガオイエロー「…おお、ポエムだ」 そして戦闘。しかし、ガオレンジャーは一撃で吹き飛ばされ、ラセツ様は「これはまだ前菜。次の皿が楽しみだぜ」と逃げてしまいます。 その後もラセツ様はビルを破壊し続け、テレビでも連続爆破事件と報道される始末。ガオレンジャーは、ラセツ様が好きそうな活きのいい建材が多い建設中の新都心で待ち伏せることにします。 白「私は西エリアを」 青「よし、俺たちは東エリアだ」 レッドは北、イエローは南に。そして、さも当然そうに2人仲良く東に駆けて行くブルー(男)とブラック(男)。レッド(男)との浮気も疑いましたが、やはり2人の絆は確かでした。 そうして待ち伏せているうちに、ラセツ様が出現。例によって、テーブルについて優雅にビルの破片を食しています。 ラセツ様(女)「うぅ〜ん、この芳醇な香り」 ラセツ様(男)「さすがニュー都心。材料が新鮮だ」 ガオイエロー「お前、何してんだ!」 ラセツ様(女)「見れば分かるでしょう。食事中はお静かに」 ラセツ様(男)「エチケットを知らん奴らだ」 ところでその頃、ガオシルバーは新しい敵が出現していたことにようやく気が付きました。大自然に包まれた中、「しまった、気を緩め過ぎていた!」とカメラ目線で叫んでから現場に向かいます。 一方、五色団子呼ばわりされて「団子じゃ・ね・え・よっ!」とブチ切れたガオイエローは、ラセツ様のテーブルを破壊。 せっかくの食事(ビルの破片)を台無しにされたラセツ様は、「食べ物の恨みは恐ろしいぞ」とガオレンジャーを攻撃してきます。 その圧倒的な恨みのパワーの前に、ガオレンジャーはまた敗北。ラセツ様は「ガオレンジャーなど、刺身のツマにもならないわ」と言い残し、あきれて去っていってしまいます。 そこに到着するガオシルバー。瓦礫の下敷きになっていた5人を救出します。 二度も負けましたが、ガオレンジャーはまったく懲りません。「奴らの勝ちがビギナーズラックだってことを教えてやる!」「やる気、マンマンだぜぇ!」と叫んで、再びラセツ様に挑みかかります。 ガオシルバーも含めて6人になった百獣戦隊を見て、「なに、六色団子か!?」と驚くラセツ様。 「まずは白団子を食べようか」と、長く伸ばしたベロで紅一点のホワイトをからめとり、下の口で食べようとします。「私のファースト・チュウがコイツじゃ、やだぁ」。抵抗するホワイト。 ホワイト(女)が、下の口が、ファースト・チュウが、食われてしまいます! …ともあれ、三度目の正直でどうにかラセツ様に一矢報いたガオレンジャー。 初登場の大幹部といきなり決着をつけるわけにはいきませんので、適当なところで悪役が捨て台詞を残して去っていくのは基本です。 ラセツ様(男)「こやつら、料理次第では珍味かも知れん」 ラセツ様(女)「食べ残しなど、このラセツの主義に反する」 ラセツ様(男)「必ず平らげに来る。塩とコショウで、下ごしらえして待ってろ。ウワハハハハハハハ…」 最後に一所懸命夜食を作っている旧幹部2人の姿が映り、次回に続きます。 |
平成13年10月2日 | ゴキブリ36匹食べてギネス入り | |||
ゴキブリを1分間で36匹食べた英国紳士が、ギネスブックに載りました。 そんなわけで、今日はゴッキーの話題です。お食事中の方、スーパーリアルな3Dテカテカゴキブリを撃ち殺しまくるゲーム「恐怖!ゴキブリ1000匹」をプレイして気分が悪くなったことのある方などは、お気をつけください。 さて。 「GTO」という漫画があります。どんな内容の漫画かと言いますと、ちゆの手元にある「探偵学園Q」の連載が始まった号の「マガジン」では、女子高生が全校生徒の見ている前でスカートを捲り上げられてパンティの上からお尻ペンペンされていました。 体罰がどうとか言うより、逮捕されてe x x x P !さんにロリニュースとして紹介されそうなレベルで、こんな教師が実在したら心底イヤです。 ともあれ、その「GTO」で、次のエピソードが紹介されていました。
もしこの話が本当ならば、36匹食べた彼もエイリアンの幼体を産むように内部から食い破られて死んでしまいます。ギネスに載って浮かれている場合ではありません。助けてリプリー。 しかし、もちろん漫画の話を鵜呑みにする奴は馬鹿です。まして今回のネタ元は「GTO」。 このゴキブリ話は昔からの都市伝説で、色々なバージョンで伝えられているものです。 たとえば裏ニュース!さんも、次のような話を紹介しておられました。
当「ちゆ12歳」の掲示板も、この話題で盛り上がっていました。それによると、「テレビジョッキー」でゴキブリを天ぷらにして食べた人がいたのは事実のようです。 しかし、彼がそんなホラーな死に方をしたというのは単なる噂に過ぎないそうです。zさんの書き込みによりますと、
…とのこと。 雑誌「GON!」にも、ゴキブリを食べた人の母親のインタビューなどを交えつつ、彼の生存を確認した記事が掲載されたそうです。 ちなみに、「虫を食べる人びと」という本によると、21世紀半ばに訪れる食糧危機で、ゴキブリは貴重なタンパク源になるとのこと。 著者の三橋先生は、セミの幼虫の唐揚げはエビのような感じで、外はカリッと中はプリッとしているなどと昆虫食を研究しておられます。 また、「虫の味」という本にもゴキブリを料理して食べた感想が述べられていました。 それによると、ゴキブリの塩焼きは「口に入れると意外にサクサクとして、イナゴの味に似ていた」。ゴキブリの刺身は「ゴキブリ特有の臭気が口に残るが、ホヤの刺身と思えば気にならない」そうです。 …いつか、ゴキブリ36匹が「贅沢」になる時代が来るのかも知れません。 ともあれ、掲示板に情報を寄せてくださった方々、本当にありがとうございました。 ネットアイドルちゆは、ゴキブリホイホイとホウ酸ダンゴを応援しています。 |
平成13年10月3日 | ゴールデンタイムに仮面ライダーアギト |
戦隊シリーズの第1作、「秘密戦隊ゴレンジャー」は土曜の夜7時30分から放送されました。 以降の戦隊も、その素晴らしくゴールデンな時間帯からは外れたものの、土曜の夜6時という恵まれた時間帯でした。 ところが、「高速戦隊ターボレンジャー」の途中から、金曜の夜5時30分に格下げ。さらに「電磁戦隊メガレンジャー」では、日曜の朝7時30分に左遷されてしまいました。 そうして、現在放送中の「百獣戦隊ガオレンジャー」も日曜の朝。「仮面ライダーアギト」も、それと仲良く並んで放送されています。 かろうじて財力に物を言わせて「ゾイド」の時間帯を奪い取った「ウルトラマンコスモス」が土曜の夕方にあるくらいで、長い間、特撮番組をゴールデンタイムに見る機会は失われていました。 しかし、今週の月曜日。「仮面ライダーアギト」のスペシャルが午後7時から1時間、全国のお茶の間に流れました。 この特番は1つの独立したエピソードで、本編を見ていなくても楽しめるよう配慮されていました。イメージ的には「ドラゴンボールZ」の劇場版と同じです。 ちなみに、ドラゴンボールの劇場版では「○○がスーパーサイヤ人で△△が死んでいないということは一体いつの出来事なのだ、有り得ん!」と混乱させられましたが、このアギト特番も同様の時系列的矛盾をはらんでいました。 さて。 今回のアギトスペシャルの目玉は、友情出演の京本政樹さんです。 …京本政樹。俳優。ちゆと同じみずがめ座のB型で大阪出身。チャームポイントはモミアゲ。 筋金入りの特撮オタクとして知られ、「仮面ライダーBLACK」や「ウルトラマンティガ」に自ら志願して友情出演。彼が作ったウルトラマンや仮面ライダーのフィギュアは「京本コレクション」として商品化され、マニアから高く評価されています。 そんな彼ですので、今回もわざわざ自らデザインしたオートバイ「HONDA CB1300・京本スペシャル」を撮影に持ち込み。 役名が「国枝」であるにも関わらず、撮影時も「京」の文字が入ったままのバイクをブインブイン走らせていました。 それではここで、今回のスペシャルの見どころを幾つか振り返ってみたいと思います。 まず番組の冒頭では、はじめて見る人のために、主人公の3人の仮面ライダーが紹介されます。 「すでに仮面ライダーである男・アギト」 「仮面ライダーになってしまった男・ギルス」 「仮面ライダーになろうとする男・G3−X」 …G3は仮面ライダーではないそうです。 確かに3人の中でブッチギリに弱く、いつもボコボコに負ける、ドラゴンボールのヤムチャと同格の単なるかませ犬のG3ですが、まさかオフィシャルに仮面ライダーであることを否定されるとは思いませんでした。 ともあれ、怪人に殺された人間の体が灰になって崩れ落ちるホラーな描写を挟んで、このスペシャルだけの新ライダーが登場します。 その名は、仮面ライダーG3マイルド。 仮面ライダーG3−Xは警視庁が開発した強化服ですが、操縦が難しいという欠点があります。装着員は無我の境地に達していなければならず、場合によってはエヴァンゲリオンのように暴走してしまうのです。 そこで、戦闘力を落として誰でも装着できるようにした強化服を製作。正義の戦闘員として戦わせようというのがG3マイルド計画です。 ただでさえ弱いG3をさらに弱くした上に、なんだかタバコみたいなネーミングで一層弱そうですが、これに興味を持つ男がいました。 その名は尾室くん。正義のライダーとして活躍するヒーローと、そのライダースーツを開発した天才さまにコキ使われる、無能なパシリくんです。 焼き肉を食べに行っても、肉はすべてライダーと天才さまに食べられてしまい、尾室くんは野菜しか食えません。そのことに文句も言えず、尾室くんは1人で泣きながらシャドーボクシングをしていました。 そんなドラゴンボールで言うところのウーロンみたいな尾室くんに、ようやくチャンスが巡ってきたのです。 尾室くん「僕、やってみます。テスト装着員に立候補してみます。…ついに、ついに僕の時代が来たんですよ!」 天才さま「そうね、やってみなさい。あなたなら出来るわ。誰にだって出来るんだから」 ライダー「そうですよ、尾室さんなら必ず出来ます。誰にだって出来るんですから」 尾室くん「はい、ありがとうございます!」 哀れな尾室くんは、自分がコケにされていることにさえ気がつきません。 一方、歪んだ性格で人気のキャラクター・北條さんも今回は大活躍。G3マイルドの話をされて、次のように発言していました。 「かわいそうな人たちだ。いつまで、そんな低次元の話をしているんです? これから私がしようとしている事を知ったら、きっと貴方たちは私の足下にひざまずき、今までの無礼を涙ながらに詫びるでしょう。……(笑顔で)許しますよ。貴方たちを。小さな子羊たちをね」 そんなこんなで、ついに怪人が登場。尾室くん装着のG3マイルドが出動します。勇んで怪人に立ち向かう尾室くんですが、あえなく一撃で張り倒されて昏倒。実に期待通りの弱さでした。 ともあれ、その後はそんな尾室くんが大活躍したり、北條さんのイヤな性格がこれでもか炸裂したり、京本さんが色々とアレだったりと、ベクトルのズレたファンサービスが満載で楽しいスペシャルでした。 ネットアイドルちゆは「仮面ライダーアギト」も応援しています。 |
平成13年10月5日 | 「煌羅万象」がアニメ化 | ||||||||
「ふたりエッチ」という漫画を、ご存知でしょうか。 平凡なサラリーマンの主人公が、お見合いでゲットした美人で巨乳でバージンの嫁さんとハメまくる新婚生活を描いた漫画で、単行本は累計1000万部を突破しました。 そんな「ふたりエッチ」の作者である克・亜樹先生が「マガジンZ」に連載しておられる少年漫画が「煌羅万象」。先日、そのアニメ化が決定しました。 克・亜樹先生のファンサイトによると、1回10分で全24話のネットアニメになるそうです。 ネットアニメと言うと忌まわしい思い出ばかりですが、想像を絶する画質の悪さで200円ボッタクリと叩かれた「あずまんがWEB大王」、ピノコ役の声優に宇多田ヒカルを起用して案の定ダメダメだった「ブラックジャック」のことはひとまず忘れましょう。 ところで、「ふたりエッチ」で克・亜樹先生を知った方は、先生の「少年漫画」と聞いて違和感を持たれるかも知れません。 確かに先生は青年誌・成人誌に書かれることも多いのですが、「週刊少年サンデー」に「はっぴぃ直前」や「星くずパラダイス」を連載していたこともあり、少年漫画のキャリアも長いのです。 そこで今日は、「ふたりエッチ」の克・亜樹先生が15年前に「少年サンデー増刊号」に連載しておられた漫画をご紹介したいと思います。 タイトルは「まぼろし佑幻」。主人公の催眠術師・まぼろし佑幻くんが、悪の奇術団と戦う物語です。
さて。催眠術師がどうやって悪と戦うのかと言いますと… 「催眠深度一・運動支配! ひざが地面について離れない!」 「催眠深度二・視覚支配!! 闇でなにもみえない!」 そんな感じで、敵に催眠術をかけて倒します。投げナイフの名手と戦うなら、「手もとが狂う! ナイフはあたらない!」です。 そうして催眠術をかける場面はバトルの山場として、気合いを入れて描写されます。たとえば、敵を窓からジャンプさせてダメージを与える技は…。
この他にも、敵に突風の幻覚を見せて吹き飛ばす「飛散風塵の嵐」など、主人公は数多くの殺人催眠術をマスターしています。 敵に自白させる際は手っ取り早く、「おれが指を三度ならすと…おまえは、この場で死にたくなる」と脅したりもしていました。 そんな彼が戦う敵・悪の奇術団のボスはこんな方です。
ちなみに、このルシエル地凱さん、正体は主人公の兄でした。物語の終盤、ついに兄弟対決が始まります。 ルシエル地凱「暗示だぁ。きさまの体は動かない!!」 まぼろし佑幻「おれの体は動く!!」 ルシエル地凱「動かない!!」 まぼろし佑幻「動く!!」 そんな盛り上がってるのか盛り上がってないのかサッパリ分からない死闘の後、ルシエル地凱の悲しい告白が始まります。 実は本当の敵は、ルシエル地凱をだまして利用してきた主人公の母だったのです。 そして、このお母さん。「私は若い」と自己催眠をかけることで500年も生き長らえてきたという化け物です。 主人公は彼女に「催眠深度三、すべての人格防御は解除!!」と催眠術をかけ、500年分まとめて老化させて殺しました。 しかし、その戦いで主人公も死亡。ひとり残されたヒロインは、悲しみにくれることになります。 ところが、そこは催眠術師。実は最後の戦いに向かう前に、主人公はヒロインに催眠術をかけていたのです。「きみはこのオルゴールをきくたびに、おれの幻に会う」。
ヒロインは、オルゴールを聞いて幻覚を見てはブツブツひとりごとを言う廃人同然の状態になってしまいました。 そして、最後に突然「三つ数える、あなたはまぼろし佑幻を忘れない」と読者に向けて催眠術が放たれ、物語は終わります。 もちろん主人公は死亡、ヒロインは精神崩壊のままでした。 そんなこんなで、克・亜樹先生が立派な少年漫画家であることがお分かり頂けたかと思います。 たぶん「ふたりエッチ」も、最後は主人公が死んで、嫁さんもショックで廃人になるのでしょう。 なお、「まぼろし佑幻」の主人公はヒロインに告白しておきながらチューもできないヘタレ野郎でしたが、最新作「煌羅万象」の主人公は本命以外の女をキープしている上に、キスしたり乳もんだりホテルに連れ込んだりとやりたい放題です。 その辺りはエロ漫画を経て先生が変わられた部分ですが、克イズムは今も変わらないので安心です。 ともあれ、ネットアイドルちゆは克・亜樹先生を応援しています。 |
平成13年10月6日 | Yahoo!ジオシティーズに注意 | |
ホームページを開設するにはどうしたらいいか、ご存知でしょうか。 まずは、ペットの写真やお子さんの運動会の写真を用意しましょう。それらの素材に「○○ちゃん、8さいのお誕生日」といった解説を添え、「○○のわくわくホームページ」とか名前を付ければ素敵な親バカサイトの完成です。 しかし、単にページを作っただけでは、他人様に見て頂くことはできません。作ったものをインターネット上で公開しなければならないのです。 そこで、作ったページを、企業などが提供してくださっている「ホームページスペース」に置かせてもらうことになります。 その「ホームページスペース」は、大きく3種類に分けられます。 1つは、プロバイダのオマケに付いてくるスペースです。 たとえばぷららさんに入会すると、月々1950円でインターネットにつなぎ放題になり、そのオマケとして自分のホームページも開設できます。 ちなみに、尋常ではないアクセス数の多さで知られる侍魂さんもぷららのホームページスペースを利用しておられますが、そのアクセス数に耐える環境を整えるためぷららはかなりの出費を強いられていると思われます。 それでも「ぷららはアクセスの多いホームページを追い出す」と噂になっては困るので、「よその有料サービスにでも移ってください」とは言えないのでしょう。 このように信用商売に付け込めるのが、プロバイダのオマケスペースの利点です。 2つ目は、有料のレンタルスペースです。 こちらはお金を払ってホームページを置かせてもらうというサービスで、当「ちゆ12歳」もWebARENAさんを利用させて頂いています。 なお、これを利用される際は転送量制限に注意しなければなりません。たとえばBIG-serverさんの月7000円コースでは、転送量が月に5GBを超えると、1GBにつき2000円の追加料金をとられます。 以前、そのことで某掲示板の管理人さんが7万円請求されたこともありました。当「ちゆ12歳」の転送量も月300GB程度ですので、もしも同じコースを利用させて頂くとすれば、月に60万円ほど支払うことになります。 もちろん、それらは別にBIG-serverさんが悪いわけではなく、単なる利用者側の選択ミスです。 その辺りは自己責任ですので、レンタルスペースを利用される方はお気をつけください。 3つ目は、無料ホームページスペースです。 広告が出るかわりにタダでホームページを公開させてくれるサービスで、TripodさんやUniversal Gateさんなどがあります。お金も払わず気軽に開設できますので、初めての方にもオススメです。 ところが…。 そんな無料ホームページの最大手であるYahoo!ジオシティーズを利用することに、実は広告以外のデメリットがあったそうです。 詳しくはWind blow a grasslandさんを参照して頂ければと思いますが、Yahoo! JAPANの利用規約によって、ジオシティーズのスペースにホームページを置いた時点で、次の内容を認めたことになるそうです。
つまり、ジオシティーズの無料スペースに置かれていたネットアイドルのきわどい写真をヤフーが勝手に投稿エロ雑誌に送っても合法。そんな写真を集めた本をヤフーが勝手に作って販売してもOKだというのです。 そして、一切文句は言えない約束(著作者人格権を行使しない)だということになっています。 これまではこの規約が無料ホームページに適用されるのかどうか不明瞭だったのですが、10月15日に規約が統合され、確実に適用されることになります。 もちろんこんな規約が実際に有効なのかは疑問ですし、利用価値のない親バカサイトならば実害はないと思いますが。また、ヤフーだけの問題でもなく、たとえばぷららの規約にも似たようなことが書いてあったりします。 ともあれ、これを受けて吸血殲鬼GF団さんは「本気で考えなきゃね、移転」と発言。スレの杜さんも「移転もやむをえない」と言っておられます。 また、ジオシティーズにミラーサイトを置かれていた@改造工房さんは、「Mirrorサイトは削除&Geoは退会します」と宣言されました。 ちなみに亜米利加でも2年前に同じようなことが問題になりましたが、ユーザーの反対を受けて無事に解決しています。 ネットアイドルちゆは、Yahoo!ジオシティーズをおすすめしません。 (10月10日・追記) この件に関して、ヤフー側の見解がアナウンスされました。 |
平成13年10月8日 | ガオレンジャー、タイムショックに出る | |
今週の「百獣戦隊ガオレンジャー」は第33話「少年が祈る。」でした。 ガオレンジャーは、なぜか真っ暗な部屋に4人輪になって突っ立ちながら作戦会議。1人だけ輪から外れたレッドも、不自然に屈んだ姿勢からニョッキリ立ち上がりながら発言します。 妙に演出がはっちゃけてると思ったら、今回の監督は舞原賢三さん。「エコエコアザラク」やら「アナザヘヴン」やら「木曜の怪談」やら「怪奇倶楽部」やら「雀魔アカギ」やら「仮面天使ロゼッタ」やら「千年王国3銃士ヴァニーナイツ」やらを撮ってこられた方です。 そんなこんなで、リストラ直前の旧幹部のエネルギーを吸い取ってパワーアップした新幹部がアッサリ倒されるお話でした。 さて。 今週の「タイムショック」に、ガオレンジャーチームが出演しました。プログラム改変時の番組宣伝用特番とは言え、先日の「仮面ライダーアギト」に続いてのゴールデンタイム進出です。 クイズの間にミニドラマが挿入され、「ガオレンジャー」番外編のような雰囲気。その設定から役と素の境界をさまよう役者さん達の姿が面白いです。 まず、1人目の回答者はガオブラック。 質問「ガオレンジャーになって良かったことは?」 ガオブラック「安定収入が得られることです!」 そしてブラック、自分の年収は400万円だとカミングアウト。実は、ブラック役の酒井さんはことあるごとに収入の話をされる方で、ご自身のホームページの日記にもしょっちゅう金の話が出てきます。
子供の夢をブチ壊してくれる内容ですが、ちびっ子は役者さんのホームページなんて読まないからいいのかな……と思っていたら、ゴールデンタイムで「安定収入」言い放つとは。 ともあれ、ガオレンジャーになる前は競馬とパチンコで食いつないでいたというギャンブラー酒井さん。ブラック役から素に戻ってクイズに挑み、見事に10問正解。400万円をゲットしました。 続いての回答者はガオホワイト。「1000万円もらえたら、ホワイトタイガーを飼いたい」とコメントします。 そういえば、「兄弟拳バイクロッサー」でバイクロッサー・ギンを演じていた役者さんは愛車を猛スピードでブッ飛ばして交通事故で他界されました。 本当に飼われるなら、「麗しの白虎・ガオホワイト、家で飼っていたホワイトタイガーに食われて死亡」なんて三面記事にならないよう、お気をつけください。 そこに突然、悪の女幹部・ツエツエ様が乱入。金のためにガオレンジャーと和解して、ツエツエ様みずからクイズに挑みます。 「自信がない」と不安で涙目になりながら、どうにか7問正解でホッとするツエツエ様。35歳だけど萌えます。 次の回答者は、1000年の眠りから蘇ったという設定の戦士・ガオシルバー。本編と違ってメガネをかけての登場です。 問題「アントニオ猪木の得意技は、”かかと落とし”と”延髄斬り”のどっち?」 シルバー「十六文キック!」 …やはり、平安時代の人間には厳しかったのでしょうか。 ともあれ、新聞のテレビ欄に「超美形ガオレンジャー登場」と書いてあったのは彼のことだったようで、手堅くお姉さま方のハートをキャッチしたシルバー役・玉山さん。メガネに悩殺された方々が押し寄せて、公式ホームページのカウンタもギュンギュン回っています。 そして、最後の回答者はガオレッド。ジャンルはアニメ問題です。 そう難しくないクイズだとは言え、「クレヨンしんちゃんの声優は矢島晶子さん」とか知っておられます。9問正解で300万円獲得。ついでにレッド役・金子さんにはアニオタ疑惑が浮上して、好感度アップです。 そうして、無事に合計950万円を獲得したガオレンジャー。最後はプロデューサーの元に駆け寄り、プロデューサーを胴上げします。 賞金の行方が気になりますが、年収400万円のブラックにボーナスは出るのでしょうか。 ネットアイドルちゆは、影が薄かったブルーとイエローも応援しています。 |
平成13年10月9日 | 朝日新聞のオタク記者 | |||
今朝の朝日新聞に、美少女キャラ 虚構に浸る「現実」反映という記事が掲載されました。 朝日新聞らしく何が結論で何が論拠かよく分からない文章ですが、できる範囲で要約してみたいと思います。 まず、記事の冒頭では、近ごろの漫画やゲームには主人公が美少女の大群に囲まれて暮らす設定が多いと述べられ、その実例が挙げられます。
「天使のしっぽ」に関しては、当「ちゆ12歳」ではまだ取り上げていないのですが、まさか朝日新聞に先を越されるとは思いませんでした。 そして記事は、そういったアニメやゲームの人気は、現実とかけ離れた理想世界への憧れからではなく、むしろ現代の若者の一つの現実を反映しているためだと主張します。 というのも、ゲームの中で内気で平凡な主人公が純真で優しく献身的な女性にドギマギしている姿は、現実世界で引きこもりのオタクがメイドロボの人形や猫耳幼女のポスターにハァハァしている姿と重なって見えるからだそうです。 だから、「虚構と現実があいまいに」などと言われるけれど、空想美少女に萌えることで、かえって虚構に囲まれた生活こそ「現実」なのだと気づかされる。…記事はそう結ばれています。 この文章が朝日新聞に掲載される意義が見当たりませんが、ともあれ、これを書いた記者が小原篤さんです。 ところで、「殺し屋イチ」という漫画をご存知でしょうか。いじめられっ子で弱虫なのび太くんだけど、空手で鍛えていてキレると恐ろしく強いイチくんが、ヤクザをぶっ潰すお話です。 しかし、どれだけ強くてもヤクザを殺してもイチくんの性根は腐ったまま。結局、ダメな奴は体鍛えたってダメという物語でした。詳しくは、しろはたさんが「シンジ君が空手を習ったら〜殺し屋イチ」とレビューしておられます。 そんな濃ゆい漫画「殺し屋イチ」の作者インタビューが、朝日新聞に掲載されたことがあります。その偉業を成し遂げたのも、実は、先の記事を書かれた小原記者でした。 また、平成10年11月にも、小原記者はわざわざ「ウルトラマンガイア」の撮影現場を取材した上で、「人類の危機 新ヒーローどこに」という記事を書いておられます。 平成11年7月には、「となりの山田くん」関係で高畑勲さんにインタビューしましたし、ほんの1ヶ月前にもデジタルアニメに関する記事を書かれたばかりです。 そんな具合にオタク記事を量産する小原記者は、「アニメ・マンガ・ゲームのページ アニマゲDON」という連載記事で大活躍。 先にご紹介した「殺し屋イチ」の作者をはじめ、押井守監督やシブサワ・コウさんなど、朝日新聞記者の立場を利用してソッチ系の有名人に見境なくインタビューしまくっておられます。 さらに、特撮も大好きな小原記者。「アニメ・マンガ・ゲームのページ」なのに、「百獣戦隊ガオレンジャー」のプロデューサーにもインタビューしておられます。もう恐いものなしです。 アニマゲランキングでも、売り上げ2位の少女漫画「フルーツバスケット」に関して、「放映中のアニメも、しみじみといい味だ」とコメントしておられます。 なお、東大に新月お茶の会という文芸サークルがありますが、そのOBである「SFマガジン」でおなじみの精神科医・風野春樹さんによると、小原記者もその会員だったそうです(6月30日の日記参照)。 ついでにMMRのトマル隊員も同じサークルで、小原記者の2年後輩だったとのこと。えらいメンツですお茶の会。
そんなこんなで、東大出身の朝日新聞記者という肩書きを持ちながら、30歳を過ぎてひたすらオタク記事を書き続ける小原記者。なかなかいい感じに狂っておられると思います。 ネットアイドルちゆは小原記者を応援しています。 |
平成13年10月10日 | 純潔ホームページ | |
純潔キャンディーを食べた経験はおありでしょうか。 妙に笑顔が素敵な人たちが路上や学校の前で配っている謎のキャンディーで、付属のチラシには日本青少年純潔運動という団体名が記されています。 ご近所の奥さんに誘われて「科学に関する研究会」に行ってみたら宗教だったとか、大学のサークルに勧誘されて行ってみたら宗教だったという話があります。 最初から宗教団体だと名乗って勧誘すると逃げられるため、もっとマイルドな団体を偽って接触し、数ヶ月間かけて徐々に慣らしながら宗教だと明かしていくわけです。 実は、純潔キャンディーも某宗教団体のキャンペーンで、道で配っておられるのも某団体の信者の方々です。 しかし、これに関して特筆すべきは、一般向けのダミーであるはずの団体が、元の宗教以上に怪し過ぎるという点です。 そもそも、道端でキャンディーなんか配ってるのが不気味です。また、純潔キャンディーというネーミングもどうかと思います。 そして、わざわざ添えられた注意書き。「純潔を尊び誓うキャンディー(グレープ味)です。衛生管理には万全を期しておりますので、安心してお召し上がりください」。…逆に何か入ってそうで心配になります。 特に恐怖を感じさせるのは、キャンディーに付属してくる怪しいチラシです。「純潔は 私の誇り 私の幸福」と大きく書かれ、純潔宣言文なるものが記されています。
なお、達也君のぺえぢ 別館さんがキャンディーとパンフの写真を公開しておられますので、実際のブツはそちらでお確かめください。 ちなみに、お金がなくてひもじかった時に実際に食べてみたのですが、大変おいしゅうございました。 お腹も痛くならなかったので、入っているとしてもせいぜい教祖様の精液ぐらいで、洗脳される薬とかほんわか気持ち良くなる成分とかは含有されていないと思います。 そういえば、某宗教団体の勧誘方法に違法判決が出た翌日、そんなことは微塵も気にしない信者さんに勧誘されたのですが、その時、キャンディーのことを尋ねてみました。 「あっ、配ってるとこ見ましたか? いやぁ、素晴らしいキャンペーンですよねぇ」。彼はにこやかにそう言い放ち、向こうは大マジメに良かれと思ってやっていることが明らかになりました。 さて。 実は、そんな日本青少年純潔運動の公式ホームページがあることを、裏ニュース!さんに教えて頂きました。 「純潔は私の誇り」「フリーセックス⇒エイズ」などのプラカードを手に路上で純潔をアピールする方々の写真や、香港で3000人からの純潔大行進が実施されたなど、非常に興味深く読めます。 ネットアイドルちゆは、純潔です。 |
平成13年10月12日 | 3年B組金八先生、第6期がスタート |
「3年B組金八先生」。 昭和54年の第1シリーズ以来、昭和55年・昭和63年・平成7年・平成11年と、5度に渡って放送されてきた人気ドラマです。 つい最近の第5シリーズでも平均視聴率18%と好調。6話に1度は2時間スペシャルと、テレビ局の待遇も破格でした。 そして先日、その6度目のシリーズが始まりました。 前作からあまり時間が経っておりませんので、金八出演後に「遊戯王」の声優になった肖像権に厳しいジャニーズ・健次郎くんを始め、前作の生徒も多数出演。 ただし、「これが> こうして> こうなった」と表現される巨乳アイドル(ネタ元:TatterSoulさん)こと、金八出演後にトルエン所持で逮捕された阿部カオルさんの出番は確実にないでしょう。 さて。金八先生はこれまで、校内暴力や学級崩壊などタイムリーな問題をテーマにしてきました。そして、前作の放送時には少年犯罪が流行っていたので、金八さんの生徒がめでたく母親を刺してブタ箱入りに。 加えて、教師が生徒の集団リンチを受けて入院したり、元校長が死んだりと、前シリーズは非常に陰惨な内容でした。 今回の新シリーズでも、その路線を踏襲して更にパワーアップ。 第1回「不気味な転校生が二人」というサブタイトルからして「バトル・ロワイアル」を連想させます。 その転校生の1人は、実の姉がレイプされた上に殺されてしまい、それがトラウマになっています。彼の父親は教師でしたが、娘のレイプ現場にいながら傍観していた教え子を刺殺して今は刑務所にいるとのこと。 なお、男たちに追いかけられて、組み敷かれて、服をはだけさせられて、ブラをとられて…といったレイプシーンもバッチリ描写されました。 この番組は、本当に金八先生なのでしょうか。 もう1人の転校生がどんな強烈な問題を抱えているのかは、まだ明らかにされていませんが、噂では性同一障害だそうです。 さらに、前シリーズ出演後に映画「バトル・ロワイアル」に出てデスゲーム開始早々恋人と心中した金八の息子は、今回ガンで入院。楽しい高校生活から一転、集中治療室で過ごすことになります。 金八さんは、そんな息子の部屋にコンドームの箱が隠してあったのを発見。めでたく1個使われていたのを知ります。 「男として、1個だけは使ったんだと思うとさ、親としてはちょっとホッとしたりしてさ。こいつ、その1個を、本当に好きな人のために使ったのかなぁ」などと、娘に向かって語り出す金八さん。 しかし、「あれは高校でもらったのよ。1個足りないんだったら、付け方をテストしてみただけだって」と娘にツッコまれてしまいます。 「テストなんかしないで… 使っちゃえばいいのに…」。病気で二度とセックスの機会がないかも知れない息子がまだ童貞だと知って、思わず号泣する金八さん。 武田鉄矢さんの名演もあって、泣けばいいのか笑えばいいのか視聴者にはサッパリ分かりません。ただ、お茶の間のご家族にはかなり気まずい場面だったことだけは確かです。 一方、3年B組らしく問題児は他にもいます。盗みの現場を目撃された男子生徒は、目撃者の女生徒にこう言うのです。 男「チクるなよ。チクったら犯人はお前だって言いふらすからな」 女「そんな」 男「だったら、明日1万貸してくれよ」 女「1万円なんて…」 男「持ってこないんだったら、絶対誰にもチクるなよ」 …見事なジャイアニズムを発揮して、立場をすり替えてしまいました。1万円を要求できるのは、弱みを握った目撃者の方だと思うのですが。 彼はこの後、女生徒をマウントポジションでタコ殴りにしようとする場面も。ビバ、ジャイアン。 それにしても、本当にこんな話をまとめ切れるのでしょうか。相も変わらず絶好調にロケットで突きつきぬける脚本の小山内美江子先生の手腕に期待したいところです。 ネットアイドルちゆは金八先生を応援しています。 |
平成13年10月14日 | ガオレンジャー、串焼きを食べる |
特撮番組を見ていると、たまに人情話が出てきます。たとえば、ちゆが好きな「超光戦士シャンゼリオン」の第31話「羊とパイと現金と」。 いつも尺八を吹いているのがうるさくて、仲間からも嫌われている尺八好きの怪人。ある日、手術が恐くて病院から逃げ出してきた少女と出会い、尺八の音色を褒めてもらいます。 その後、少女は病院に連れ戻され、怪人はヒーローに襲われて倒れます。怪人は、最期に少女のために尺八を吹いてから爆死。その尺八の音色が手術前の少女の耳に届き、彼女は安心して手術を受けることができました。おしまい。 さて。今週の「百獣戦隊ガオレンジャー」は第34話「鉄人鬼、泣く!?」。そういった類の人情話でした。 悪の大幹部・ラセツ様は、ガオレンジャーを倒すことより食事が大事というグルメなお方です。 そんな上司にゴマをするため、女幹部のツエツエ様は一所懸命お料理をします。メイドさんのコスプレ姿で、後ろに同じくメイドのコスプレをした戦闘員たちを引き連れ、大幹部様の前に食事を運びます。 「ラセツ様ぁ。今回も、わたくしツエツエが、腕によりをかけてお料理をご用意いたしましたわぁン♪」 頑張ります、ツエツエ役・斉藤レイさん35歳。 しかし、そんな35歳の料理は大幹部様の口に合いませんでした。料理の上手い怪人を連れてくるよう、命令されてしまいます。 一方、場面は変わって、今週の怪人・炭火焼オルグが人間を襲っているところ。 ガオレンジャーが駆けつけますが、炭火焼オルグはガオレンジャーの後ろを指さして「あっ!」と叫びます。単細胞なガオレンジャーが思わず振り返ったスキに、炭火焼オルグは逃走。 あっさり逃げられたガオレンジャーですが、ブラックがマツタケ犬のように臭いで追跡します。 ところが、ブラックがにおいを辿った先は、なぜか串焼きの屋台。「何のぞいてやがんでェ」と、串焼き屋のオヤジに怒られてしまいます。しかし、そこは元力士のガオブラック。 ブラック「あっ、いい炭使ってるわ。備長炭ですね?」 オヤジ「おっ。分かんのかい、兄ちゃん」 ブラック「やっぱ焼き物は炭じゃなくっちゃね!」 そうして、あっさり串焼き屋のオヤジと意気投合。 なお、紀州備長炭博物館によると、「備長炭」は料理に使うだけでなく、お風呂に入れれば体がよくあったまる上に、コンピュータから出る電磁波も防げて、消臭・除湿の効果もあり、肥料にもなれば不眠症も治せる素晴らしいアイテムだそうです。 オヤジ「一度のれんをくぐったからには、食べてもらわなくちゃな」 ブラック「でも自分たちは、カネが…」(※ガオレンジャーは年収400万) オヤジ「この文左衛門、味が分かる奴ならカネはいらねぇ!」 そして、「その暑苦しい服脱いでよぉ、そこに並びな」と言われ、「ハイ、脱ぎます」と全身タイツを脱いで着席するガオレンジャー5人。 炭火焼オルグのことは完璧に忘却して、串焼きを腹いっぱいゴチになります。 ちゃっかりお土産までもらって秘密基地に帰った後は、5人仲良く並んで食後のお昼寝タイム。まどろんでいたところに炭火焼オルグ出現の知らせを受けて、ようやく地球の平和を守る任務を思い出す百獣戦隊でした。 そして、再び炭火焼オルグを取り囲むガオレンジャーですが…。 炭火焼「お前たちに用はねぇ、そこをどけ!」 ブラック「そうはイカのゲソ焼きじゃい!」 炭火焼オルグは周囲に炭を撒き散らし、ガオレンジャーがひるんだスキに逃走。しかし、その落とした炭を見て、ブラックは炭火焼オルグの正体が串焼き屋のオヤジだったと気がつきます。 さっそく、串焼き屋のオヤジを問い詰めるガオブラック。 オヤジ「どうしてオイラだって分かったい?」 ブラック「こんな質のいい備長炭、近頃めったに見ないからな」 オヤジ「頭かくして炭かくさず、か」 そして、なぜ串焼き屋なんかに化けているのか、炭火焼オルグの告白が始まります。「あれもう50年ほど前になるかな…」。 〜回想シーン〜 昭和21年・秋。炭火焼オルグは、戦後のバラック街を焼いて焼いて焼きまくっていました。しかし、彼はそんな人生に悩みます。 「焼いても焼いても満足できねぇ! オイラが本当に焼きたいものは何なんだ!」。 そんなある日、彼が焼いた瓦礫の中で、偶然うまいことイモが焼けていました。その焼きイモを戦災孤児とおぼしき子供が拾って食べます。「うん、よく焼けてる」。 「…そいつら、『うまいうまい』と言いながら、オイラの焼いたものを食っていたんだ。そのとき、オイラの体に衝撃が走った」 それ以来、自分が焼いたものを人に食べさせることが生きがいになり、炭火焼オルグは人間の料理人のフリをして屋台をやっていました。 しかし、しょせんは怪人。自分の料理をバカにされたり残されたりすると、ついカーッとなって暴れてしまうのです。 〜回想・おわり〜 それを聞いて感動したガオブラック。「二度と人間を襲わない」と炭火焼オルグに誓わせ、トドメを刺さずに立ち去ります。 そうして屋台を続ける炭火焼オルグ。ハラペコの少年を見つけて、串焼きを振る舞います。 ところが、そこに女幹部・ツエツエ様が登場。炭火焼オルグを大幹部様の専属コックにスカウトします。 「俺はオルグから足を洗ったんだ」とツッパねるオヤジですが、ツエツエ様に串焼きの皿をひっくり返され、カーッとなります。 「あーはっはっは、燃えろ、燃えろーっ」と叫びながら、街を破壊し始めました。 そこにガオレンジャーが到着。串焼きをタダ食いした少年が、すばやくアドバイスします。「おっちゃんは、あのおばちゃんに操られている!」 ビシッと指をさされた女幹部・ツエツエ35歳。おばちゃんです。 ともあれ、「たどんミサイル」や「うなぎ炎上かば焼き攻撃」で攻めてくる炭火焼オルグを、ブラックが必死に説得。どうにか正気に戻しました。 「あれほどもう暴れねぇって誓ったのに、このザマだ。オイラ、ダメな奴だ…」。しょげる炭火焼オルグを、ブラックが慰めます。 速攻で立ち直る炭火焼オルグ。「いよぉし、頑張るぞ。へへへへ…」。しかし、突然現れた大幹部に、背後から撃ち抜かれてしまいます。 「おめぇら、ありがとうよ。今度生まれてくるときは、人間の…料理人に…」。オヤジは死んでしまいました。 オヤジの死に落ち込むブラックを、仲間が励まします。 白「きっと天国でも、みんなにおいしい炭火焼をごちそうしてるわ」 赤「いや。ひょっとしたら、もう人間に生まれ変わって、どっかで屋台ひいてるかも」 黄「ああ。神様も特別サービスしてくれるさ…」 そんなガオレンジャーのすぐ近くに、何食わぬ顔でおでんの屋台をやっているオヤジがいました。 子ども「おっちゃん、大根ちょうだい」 オヤジ「おぅ、ちょっと待ってな。今日の大根は味がしみててうめェぞー」 おしまい。 |
平成13年10月15日 | ひーほー、一線を越える! |
現在、毎週日曜の朝8時から放送されている「仮面ライダーアギト」。その名の通り、「仮面ライダー」シリーズの最新作です。 常に怪人1匹を5〜6人でフクロにする戦隊ヒーローとは違い、歴代ライダーは少人数で怪人と戦ってきました。 仮面ライダー2号も最初から登場する予定だったのではなく、撮影中の怪我で1号が出演できなくなってしまったために慌てて用意されたピンチヒッターでした。 しかし、今作「仮面ライダーアギト」は数多くの個性的なライダーたちが活躍する物語です。以下、簡単にご紹介させて頂きますと…。 ●仮面ライダーアギト 記憶喪失の青年が変身。美少女に作ってもらった弁当でバーニングフォームに、光合成でシャイニングフォームにパワーアップする。 ●アナザーアギト 無免許の天才医師(黒衣&ツギハギ有り)が変身。人間を守るために戦うが、「アギトは俺一人でいい」と考え、他のライダーを皆殺しにしようと目論む。真仮面ライダー並みのグロい外見と正義マフラーがポイント。 ●仮面ライダーギルス 不幸な若者が変身。よく瀕死になる。恋人には化け物扱いされて捨てられ、心の支えにした女性は怪人に殺される。結局ギルス自身も死亡。ようやく安らかに眠れるかと思いきや超能力で強制的に復活させられる。 ●仮面ライダーG3(G3−X) 警視庁が開発した強化スーツ。ハシで豆腐をつかめないほど不器用な自分にコンプレックスを抱く青年・氷川刑事が装着する。圧倒的な弱さが魅力。肉弾戦が苦手なのに、好んで肉弾戦を挑む。そして負ける。たまに暴走する。 ●仮面ライダーG3マイルド G3スーツの量産型。名前がヘン。天才やエリートの上司にいびられているストレスを孤独なシャドーボクシングで解消する凡人がテスト装着員に。ただでさえ弱いG3を更に弱くしただけあり、怪人に一撃でのされて計画は中止された。 ●仮面ライダーG4 G3以上の性能を持つ。中身の装着員が死んでもスーツが戦い続ける。人間よりスーツが主役。バイクには乗らないけど仮面ライダー。 ●V1システム 警視庁がG3とは別のラインで開発した強化スーツ。番組中最も生え際が危険な男・北條刑事が装着。宇宙刑事を連想させるデザインが一部で人気を集めるが、暴走したG3に倒されてそれっきり。 この中で今日は、G3の氷川刑事とV1システムの北條刑事に注目したいと思います。 この2人の因縁は、G3誕生当時にさかのぼります。 「自分こそ正義のヒーローにふさわしい」と心の底から信じ切っている生粋のナルシスト・北條さんは、真っ先にG3の装着員に立候補しました。ところが、実際に選ばれたのはハシで豆腐もつかめない氷川くんでした。 そこで、北條さんは氷川くんにメラ嫉妬。「機密事項を公表するぞ」と警察の上層部を脅してG3の装着員になろうとするなど、あの手この手の粘着質な手段で氷川くんの邪魔をします。 しかし、いざ装着員になって怪人と戦えば、恐くなって戦闘中にスーツを脱いで半泣きで逃げ出してしまう北條さん。 ともあれ、そんな確執を経て、男同士の絆は深まっていきます。憎き氷川くんの存在は、北條さんの心の中で日増しに大きくなって行き、やがてドロドロした憎しみは愛情に形を変えて…。 一方の氷川くんも、ストーカーのようにつきまとわれ、電波を帯びたイヤミ発言の嵐を浴びせかけられ続けるうちに、段々と北條さんのことを意識していくようになり、やがて…。 全国のアレなお姉さんの間では、そんな風に氷川×北條(通称「ひーほー」)のあんなことやこんなことを妄想するのが大流行。 同人誌の数などを見ても、その人気は「ガオレンジャー」のブラック×ブルー(通称「牛×鮫」)の比ではありません。 とは言え、それらはあくまでも視聴者の妄想の域を出ず、劇中での二人の仲はあまり進展していないように見えました。 ところが、先日の放送のことです。氷川くんが車で張り込みをしているところに北條さんが現れ、その車内にズカズカと乗り込みました。 そして、なんと彼らはそのまま車内で一夜を明かしたのです。 同じ車の中で! 愛し合う男と男が! ふたりっきりで! 一晩! そこでナニが起こったのか、さすがに劇中では描写されませんでしたが、これはもう愛の契りを交わしていたのに間違いありません。 なぜなら、その翌朝。氷川くんに出動命令が出た時、普段はイヤミか皮肉しか言わない北條さんが、さわやかな笑顔で「がんばってください!」と氷川くんを激励したのです。これはもう、一夜の興奮が醒めていないのだと解釈する他にありません。 この調子で、「アギト」の次は是非「仮面ライダー炎多留」を作って欲しいところです(参考:炎多留公式ホームページ)。 ネットアイドルちゆは、ひーほーを応援しています。 |
平成13年10月17日 | 二次元ドリームマガジン、創刊 | |||||||||||||
あなたのオカズは、何ですか? 「ふたりエッチ」第9巻には、次のアンケート結果が紹介されていました。
4人に1人は、何の補助もなく己の妄想ひとつで勝負しておられます。 下手なAV女優を見るよりも、クラスメートの襟からチラリとのぞけたブラを思い出す方がヌけるのでしょうか。それとも、単に落ち着いてシコシコできる場所がトイレかお風呂しかないのでしょうか。 また、韓国の小学生の7割がアダルトサイトを経験しているという昨今でも、インターネットが主食という方は少ない模様です。 そして、エロゲーは「その他」扱い。バケツ3杯分の精液をぶっかけられる童顔アンドロイドや犬の格好でスープを飲まされるメイドさんに欲情できる人種はまだまだ少数派のようで、ひと安心です。 ともあれ、ここで憂うべきはエロ小説の6%。 ビデオと写真を合わせて60%ですから、そのわずか10分の1。漫画雑誌で例えるならば、発行部数350万部の「週刊少年ジャンプ」に対する35万部の「みこすり半劇場」みたいなものです。 確かに、アダルトビデオは便利です。総天然色で痴態を演じる綺麗な女優さんに、クリアな音声で収録されたあえぎ声。 もまれる乳の柔肉のうごめきから、顔にかかった白い液体が地面に垂れ落ちるその一滴まで、鮮明に記録されています。 しかし、それは与えられたものを受容するだけの、受け身のオナニーに過ぎなくはないでしょうか。 もっと脳を使い、妄想をフル稼動させ、積極的に己の力で勝ち取ってこそ、真に未来につながるオナニーだと言えます。 ですが、いつも自分の妄想だけでヌいていると、今度は一人よがりのワガママ坊ちゃんに育ってしまう可能性もあります。 そこでオススメしたいのが、エロ小説なのです。適度な文章情報から、行間を脳内補完。これなら頭が良くなり、創造力も備わって、受験や就職にも有利。視力も良くなって、彼女もできます。 そんなわけで、二次元ドリームマガジンです。 いまどき、時代に逆行して創刊されたエロ小説雑誌。 しかも親父向けではなく、アニメやゲームが大好きな二次元オタク向けのエロ小説専門という、ただでさえ6%しかいない層の中で更にターゲットを絞り込んだ無謀企画です。 正直、ちゆも2号で休刊すると思います。 ともあれ、エロ小説ビギナーの方は、どんなエロ小説が自分の股間にベストフィットするのか分かられないと思います。 そんな時、一発勝負の単行本を買って「失敗したぁ!」と嘆くよりは、色々なエロ小説が収録された雑誌から入る方が無難です。ぜひ、これで自分のエロ小説性向を見定め、エロ小説読みへの第一歩を踏み出しましょう。 また、エロ小説以外にも、がっぷ獅子丸先生やJ-oさんによるオタク向けコラムも充実。ちゆもコラムを書かせて頂きました。 隔月刊ということになっていますが、たぶん2号で潰れるので毎号買う必要もなくてリーズナブルです。 なお、各所での評判ですが、SHADOW Ver.3.02さんは「こんな馬鹿な雑誌が存在していいのか」と評価。 その他、MOON PHASEさんは「地元の本屋では、売ってる気配すらなかった」とコメント。Kawakawa-19 旬さんも「本屋いくつ巡っても見つかりません」と感想を述べておられます。 ネットアイドルちゆは、二次元ドリームマガジンを応援しています。 |
平成13年10月21日 | ガオレンジャーVS鍛冶屋 |
全身タイツの5人組、使い捨ての哀愁が漂う戦闘員、露出度の高い女幹部、顔は恐いが頭は悪い親玉…。 たまにまったく露出のない女幹部が出てきてひんしゅくを買ったりもしますが、これらの役どころは、多くの戦隊に共通して登場します。 そんな定番の1つに、戦隊のまわりをウロチョロする少年があります。 戦隊シリーズ最新作「百獣戦隊ガオレンジャー」にも、そんな少年が登場します。 その少年、先週は空腹状態でフラフラ歩いていたところを、親切なオヤジに串焼きをタダ食いさせてもらっていました。 今週も、少年は相変わらず空腹。今度は食べ物を盗んで逃げていました。もう立派な犯罪者です。 そうして食べ物屋のオヤジから逃走中の少年、たまたま近くを歩いていたレッドとホワイトにバッタリ出くわします。正義のヒーローとして、少年を叱るレッドですが…。 少年「ガオレッドだからって、偉そうに」 窃盗犯のくせに偉そうです。 しかし、そこは世渡りが上手い少年。すかさず …これにコロッとだまされて、無邪気に喜ぶガオホワイト。 「いちおう俺がリーダーなのに…」。不満そうなレッドに向かって、少年は「バンドでも、リーダーよりボーカルの方が格好いいんだよ!」と微妙に問題発言。 こうして、見事に話をそらし切った少年。盗みの件はウヤムヤになってしまいました。 そこに、妙に大きな乳をブルンブルン揺らしながら逃げ惑う一般市民が。今週の怪人・鍛冶屋オルグが暴れているのです。 「ホワイトなら、あんなの簡単にやっつけちゃうんだよね」などと少年に持ち上げられて、すっかりその気になるホワイト。「もちろんよ!」と1人で戦いを挑みます。 しかし、トンカチでドタマを三連打されてホワイトはダウンします。地面に転がったまま、電池の切れかかったフラワーロックのようにビクビク痙攣。そのスキに、持っていた剣を鍛冶屋オルグに奪い去られてしまいました。 …その一部始終を、ボーッと眺めていただけのガオレッド。さすが「いちおうリーダー」です。 ともあれ、みじめな敗北を喫したホワイトを慰めるでもなく、少年は「かっこわるいなぁ」と突き放します。 秘密基地に帰っても、ホワイトは仲間たちに失敗を笑われます。「まだまだ修行が足りないんじゃないですかァ?」「そんなことじゃ、白馬の王子様は一生迎えに来ないよ」。 さらに頭をベシベシ叩かれたり、ほっぺたを指でつつかれたりと、徹底的におちょくられます。 そして、ブルーのトドメの一言。「お嬢様は、おままごとしてていいでちゅよぉ〜」。 さすがに傷ついて、ジャイアンに泣かされたのび太くんのように全身をジタバタさせるホワイト。「くやしぃぃぃ〜〜〜! 何なのよソレ! なんでそこまで言われなきゃならないのよ、ガオレンジャーなんか、やめてやるぅ〜! やめるやめるやめるぅ〜!」。 すっかり駄々っ子と化したホワイトを、レッドがなだめることに。イチゴショートでご機嫌をとったり、「クマちゃんだぞ〜、ほ〜ら、かわいいだろ〜」とぬいぐるみであやしたり…。 最後はガラガラを取り出して、「ホワイトちゃ〜ん、コンニチワ〜♪」と赤ちゃん言葉でなだめます。 結局、ホワイトが根負け。「やりゃいいんでしょ! やりゃ!」と、投げやり気味にガオレンジャーを続けることになりました。 その頃、鍛冶屋オルグは、ホワイトから奪った剣を材料に食器を作ろうとしていました。しかし、まだ材料が足りないので、ホワイト以外の剣も奪うことに決。 そこでとりあえず、街で暴れてガオレンジャーを呼び出します。 「おっ腰につけた獣皇剣♪ ひっとつ私にくださいな♪」。そう歌いながらビルを壊す鍛冶屋オルグに、まんまとおびき出された黄・青・黒。秘技・鮎の友釣りなる技で、3人仲良く剣を奪われてしまいました。 そうして奪われた4本の剣は、それぞれナイフやスプーンやフォークやバターナイフに改造されてしまいます。 ところで、ひとりだけ剣を奪われなかったレッドの武器はファルコンサモナー。銃に変形したり、弓に変形したり、玩具を売るためのギミック満載のアイテムです。 レッドはそのガンモードを使って、鍛冶屋オルグに遠距離攻撃を仕掛けます。 鍛冶屋「飛び道具とは、卑怯なり」 レッド「ならば、アローモードだ!」 鍛冶屋「…それも飛び道具だろう」 レッド「違う!」 そう言って、ファルコンサモナーで直接ブン殴るガオレッド。そんな紳士的な戦いで、見事に鍛冶屋オルグを撃破。食器にされた剣を取り返しました。 しかし、戦隊シリーズのお約束で鍛冶屋オルグは巨大化して復活。ガオレンジャーも巨大ロボを呼び出して対抗することにします。 ところで、ガオレンジャーの剣には小さな穴が開いています。その穴に「ガオの宝珠」をハメ込むことで、ロボを呼ぶ仕組みなのですが…。 青「…スプーンだよ」 黒「フォークだ、これ」 剣を食器に改造されたため、ロボを呼べません。やむなく、ひとりだけ巨大ロボを呼べるシルバーが戦いますが、大苦戦。 黒「このままじゃ、シルバーが危ない!」 黄「俺たちは、何もできずに見ているしかないのか」 その時、ふとレッドが手持ちのファルコンサモナーを見ると、都合よく穴が4つ開いているではありませんか。ここで新事実が判明。実はファルコンサモナーでもロボを呼べたのです。 そんなご都合主義の力を借りて鍛冶屋オルグを秒殺すると、食器も元の剣に戻りました。 黒「…けど、さっきのフォークでチャンコを腹いっぱい食ってみたかったなぁ」 黄「このォ、食いしん坊♪」 全員「アハハハハハ」 平和な笑い声がこだまして、次回に続くガオレンジャーでした。 |
平成13年10月23日 | 寝ているだけで時給11ドル |
世の中には、1ヶ月ひたすら寝ているだけで時給11ドル(食事付き)というアルバイトがあるそうです。 1ドル120円とすると、時給1320円。バキュームカーを洗って日給1万円とかホモビデオの主役になって1本30万円とかに比べたら、お得感があります。 バイト中は首を後ろに6度傾けた姿勢で、1カ月ベッドから離れるのを禁止。それが無重力状態で長期間生活するシミュレーションになり、筋肉や骨への影響を調べるそうです。 そんな被験者を募集するビラがその辺の電柱に貼ってあったら即警察に通報ですが、この仕事の依頼主はNASA(米航空宇宙局)。 その名前を聞いて安心できるか、ますます仮面ライダーに改造されそう(残された家族も黒服の男に消される)と感じるかは、微妙なところです。 ネットアイドルちゆは、交通量調査バイトが無難においしいと思います。 |
平成13年10月24日 | 天下るだけで時給43万円 |
国土交通省OBの天下り先・「土地鑑定委員会」の委員の年収は約2000万円。その会合は年13回×4時間なので、時給に直すと43万円になるそうです。 マクドナルド(時給720円〜)の約600倍、「GS美神」の横島くん(時給255円)の約1686倍ですね。 ちゆが43万円も稼ごうと思ったら、ちゆクッションを1433個買ってもらうか、15回ほど「ネットランナー」の表紙になるかしなければなりません。 23日の記者会見で、民主党の熊谷氏はこれを驚天動地の高額報酬と表現、見直しを求めています。…お給料をいちいち時給に直してみる辺り、そこらへんの貧乏男子大学生みたいですね。 ちなみに、総理大臣のお給料は1年365日×8時間労働として時給1万5000円。国会議員の年収は2500万円前後だそうです。 これに関して、「支出を減らすなら、まず国会議員の給料から減らすべき」と思われる方も多いでしょう。 しかし、ホモ漫画「最遊記」の作者・峰倉かずや先生は年収3億。巨人の桑田選手だって年棒2億です(借金10億円以上ありますが)。 その辺の子供がそうりだいじん(年収0.4億)よりつんく(年収4億)に憧れるのも納得できます。 正義感や使命感で学級委員に立候補するような純粋さんに、能力が伴っているとは限りません。 政治家に無償で国のために働く慈善精神を求めるよりは、給料を吊り上げまくって国会議員を憧れの職業に仕立て上げる方がいいのかも知れません。 …それだと金の亡者ばかり集まって、汚職しまくりの利権むさぼりまくりで結局今と変わらない気もしますけれど。 |
平成13年10月26日 | 季刊「仏教」が休刊 | ||
世の中には、存在自体が冗談みたいな雑誌が存在します。 たとえば「月刊下水道」。名前だけ聞くとアレですが、下水道に関して真剣に取り組む真面目な雑誌です。 ホームページに掲げられた編集方針から一部を抜粋させて頂きますと…。 ●下水道普及を真剣に見つめ、その意義をわかりやすく一般に認識づける ●下水道普及のための最も大切な情報を網羅 ●下水道の現実と未来を追求 ●下水道普及に情熱を傾ける現場サイドの“声"を 他にも、「月刊廃棄物」・「月刊食堂」・「月刊食品工場長」・「月刊眼鏡」(表紙)などなど…。 「月刊薔薇族」のような有名どころも含めて、一度は読んでみたいけど定期購読したくない雑誌を挙げるとキリがありません。 さて。 そんな雑誌の1つだった「季刊仏教」が、休刊になりました。 朝日新聞によると、最盛期は発行部数1万5000部まで達したものの、オウム真理教のテロで宗教のイメージが悪化。6000部以下に低迷し、今回の休刊につながったそうです。 ちゆも「季刊仏教」は3冊しか買ったことがありませんが、毎号楽しみに立ち読みしていた記事もありました。 それは、「グレーテルの記憶」。読者層の中心は60歳過ぎの僧侶だという「季刊仏教」に連載していた、超異色の漫画です。 作者は、白倉由美先生。今は小説・脚本の世界に移られてしまいましたが、「セーラー服で一晩中」など、なぜか「少年チャンピオン」で少女漫画を連載していたことでも知られる漫画家です。 「卒業、最後のセーラー服」を描かれた際は、甘いハッピーエンドに先生自身が納得できず、敵役の視点から大幅に描き直した作品「懐かしい年への手紙」を執筆。衝撃のラストを見せてくれました。 そんな先生ですが、「季刊仏教」巻末の「執筆者紹介」では、次のように紹介されていました。
…幻の漫画家。しかもかっこ付きです。 ともあれ、「グレーテルの記憶」は、季刊16ページで5年以上も連載。60歳の僧侶が対象なだけに、凡人には理解しがたい複雑・難解な漫画でした。 元々の主人公は、缶入りのクッキーなど「綺麗な食べもの」しか食べられない少女・みさ子さん。誰かが触ったり調理したものを食べると吐いてしまいます。 彼女の親友は、学校に避妊具を持ち込む女子小学生。他にも、霊能力者や放火魔と噂される少女、死体を捜しに行こうと森に誘ってくれる工藤くんなど、金八先生も真っ青の子供たちが続々と登場します。 しかし、そこで物語は奇妙な展開を見せます。少し説明しづらいのですが、総集編では次のように解説されていました。
いきなり主役が赤ん坊になったかと思ったら、「天使」という名前の少年を新しい主役に抜擢。さすが偉い坊様の読む漫画は違います。 その後の登場人物たちも、信者に”生命の水”を売る新興宗教の教祖様だったり、犬に去勢されて不能者になって以来、犬を殺してはロッカーにコレクションしている人だったり…。 そうして、薬だの陵辱だの兄にキスする妹だの脱構築の永久運動だの、延々と歪んだ世界が続いていきます。 そんなこんなで、とても60歳の僧侶向けだとは思えない”そっち系の少女漫画”だった「グレーテルの記憶」ですが、ある号から何の説明もなくプッツリと掲載されなくなり、それっきりになってしまいました。 ともあれ、ホームページによると、「季刊仏教」の休刊は第一部完に過ぎないとのこと。来年から装いも新たに第二部が始まるそうで、今から楽しみです。 ネットアイドルちゆは「季刊仏教」を応援しています。 |