昔のちゆニュース
◇平成13年7月◇
07月01日:3人ライダー、ついに対決 07月02日:ガオブラック、花屋に再就職!? 07月03日:韓国漫画「熱血江湖」早くもピンチ? 07月04日:50代の57%はセックス現役 07月05日:あぃまぃみぃ! 07月06日:小泉総理にサイバーアクション 07月07日:ハッピーバースデー大川隆法 07月08日:ガオイエロー、若気の至り 07月09日:「ケンペーくん」復活! 07月10日:ウルトラマンコスモス登場 07月11日:「スサノオ」最終回 07月12日:ガンガン新連載、奇面組&岸本(弟) 07月13日:ぷららで「ikemen.jp」を取得しよう 07月14日:平成20年の五輪は北京開催 07月15日:ガオレンジャーVS人体標本 07月16日:宮村優子さん、NHK朝の連ドラに出演 07月17日:メガストア、100号達成 07月18日:パール・ハーバー 07月19日:ホットドッグ早食い、日本人が圧勝 07月20日:コンドームは性病を防がない? 07月21日:ガオゴッド、登場 07月22日:DTIでサクラ大戦がもらえる 07月23日:久保帯人先生、ジャンプに復活 07月24日:7月は記録的な猛暑に 07月25日:テレビアニメ版「X」はWOWOWで 07月26日:エロゲーいっぱい 07月27日:マクドナルド、上場する 07月28日:不誠実なサーバ管理者 07月29日:ガオレンジャー6人目の戦士 07月30日:「るろうに剣心」の和月先生、打ち切り |
平成13年7月1日 | 3人ライダー、ついに対決 |
北條「人間を善と見るか、悪と見るか。氷川さんはどっちだと思いますか?」 氷川「まだ判断しかねるというのが、正直なところです」 北條「私は、人間は善なる者だと信じています。理由は簡単です。この私がいい人間だからですよ」 こんな素敵トークが繰り広げられる、仮面ライダーシリーズ最新作「仮面ライダーAGITO」。 科学的に正しいライダーキックを放ってみたり、怪人そっちのけで人情路線刑事ドラマに突入してしまったり、子どもよりむしろ主婦層を狙っていると思われる特撮番組です。 登場人物が異様に多くて鬼のように伏線が絡み合うため、途中から見ると何が何だか分からないのが難点ですが、この番組にはライダーが3人も登場します。 変身前はジャニーズ顔の主人公、仮面ライダーアギト。 弱い、ダサい、頭悪いと3拍子そろった駄目戦士、仮面ライダーG3。 ひたすら悲惨な目に遭い続ける哀愁のライダー、仮面ライダーギルス。 今週、誤解と成り行きからこの3人が乱戦に突入、バトル・ロワイアル状態になりました。 …結果。 優勝、仮面ライダーギルス。悲劇に襲われ続けるハングリー戦士の怒りのパワーを見せつけてくれました。 次点、仮面ライダーアギト。戦闘中にスキをついてエスケープしたため、ギルスとの戦力差は分かりません。 そして、ひとり完全敗北を喫したのは仮面ライダーG3。 戦闘開始直後、ただ一人装備している飛び道具で不意打ちをかまして優位に立ったにも関わらず、すぐに反撃されてタコ殴り。あっという間にボコボコの再起不能にされてしまいました。 なお、G3は戦闘後、次のようなコメントを出してくれました。「彼らの戦いに、まったく太刀打ちできませんでした」。 弱い。あまりにも弱すぎます。 しかし、それでこそ仮面ライダーG3。 まもなくG3はG3−Xに進化するそうですが、どうかパワーアップしてもこのままの弱さを保ってほしいと思います。 ネットアイドルちゆは弱い仮面ライダーG3を応援しています。 |
平成13年7月2日 | ガオブラック、花屋に再就職!? |
数週間前に登場したガオレンジャーの強力なライバル・ロウキですが、今週はほとんど出番がありませんでした。 なんでも、満月の夜に蘇ったため新月の日は動けないとのこと。ロウキさんの動力はブルーツ波か何かなのでしょうか。 そんなわけで、昨日放送された「百獣戦隊ガオレンジャー」は第19話「猛牛、脱退!?」。 似たようなネタは第6話で使用済みの、ガオブラックの恋愛話でした。 物語は、二人きりで仲良く街を歩くガオブルー(男)とガオブラック(男)のデートシーンから始まります。 ブラックがブルーの身体にベタベタ触る微笑ましいラブラブっぷりですが、そこに異変が。 たまたま通りかかった車が急に停まって、降りてきた若い女性がブラックに「草太郎く〜ん」と声をかけてくるのです(注:ガオブラックの本名は牛込草太郎)。 彼女の名は、しーちゃん。 かつて、怪我で力士を廃業して生きる目的を失っていた草太郎くんは彼女に出会うことで救われ、花屋としての第二の人生を歩み出せたのです。 結局、数ヶ月前、彼女が他の男とイチャイチャしているのを見てしまった草太郎くんはガオレンジャーになることを決めたのですけど。 ともあれ、久しぶりに会えた嬉しさのあまり、ブルーの存在を完全に忘却してしまう草太郎くん。しーちゃんの車の助手席に乗り込み、そのままドライブに行ってしまいました。 デート中、いきなり別の女の車に乗って去っていく男。取り残されたブルーは大激怒です。 そんなブルーの気も知らず、しーちゃんとデートする草太郎くん。 しーちゃん「草太郎くん、私と、結婚して」 草太郎くん「ケツコン…!」 「ケッコン」ではなく「ケツコン」と発音するのが草太郎流。やはり彼としては、恋愛とケツは切り離せないということでしょうか。 なお、ブルーはこの様子をしっかりと植物の陰からのぞいていました。 ともあれ、突然プロポーズされた衝撃で脳が浮き上がったまま戻らなくなってしまった草太郎くん。 虚空を見つめながら今にもヨダレをたらさんばかりの呆けっぷりで、敵がすぐ目の前を逃げていくのにも全く気がつかない始末です。 ついに「お前なんかガオレンジャー失格だ」とブルーに言われてしまい、ガオレンジャーをやめて結婚して花屋になる決意を固めます。 しーちゃん「草太郎くん、本当にいいの?」 草太郎くん「自分、今の仕事、向いていないみたいだし」 やはりガオレンジャーは職業らしいです。給料いくら出ているのか気になります。 すると、そこに敵の女幹部・ツエツエが登場。しーちゃんを人質にとって、ガオの宝珠を渡せと脅してきます。ガオの宝珠は百獣戦隊にとって大事なアイテムですが、草太郎くんは要求をアッサリ呑みます。 ガオの宝珠をツエツエに渡して、しーちゃんを奪還。すばやく抱き寄せて、耳元にささやきます。 「しーちゃん、結婚しよう」。 ところが、しーちゃんの様子が変です。 実は、今週の怪人・メガネオルグは、他人を自由に操る能力の持ち主。しーちゃんのプロポーズは、メガネオルグに操られて言わされていたことだったのです。 「バッカじゃないザマスか。この女はお前のことなんか、これっぽっちも好きじゃないザマスよ」 そしてメガネオルグは、しーちゃんの身体を操り、他の4人を血祭りにあげないとしーちゃんを自殺させるぞと草太郎くんを脅してきます。 しかし、そこで突然自力でメガネオルグの呪縛を解いてしまうしーちゃん。ちゃっかりガオの宝珠まで奪い返して、草太郎くんに渡してくれます。 なお、しーちゃんは勢いあまって崖から落ちそうになりますが、そこは草太郎くんがリポビタンDのコマーシャルよろしく「ネバギバ!」と叫んで引っ張りあげました。 あとは戦闘モードに突入、あっさりメガネオルグを粉砕します。 戦いが終わって、しーちゃんに正式にフラれる草太郎くん。 「あのね、この前あたしが言わされたこと、あれぜ〜んぶウソ。草太郎くんもガオレンジャーがんばってね」 傷心の草太郎くんのところに、夕陽の中を駆けてくるブルーほか3名。 ガオの宝珠を速攻で敵に渡してしまった件を許してもらい、草太郎くんは再びガオレンジャーの仕事を続けていく決意を固めました。 最後にブルー(男)がブラック(男)に抱きついて、めでたしめでたし。 こうしてまた一歩、雨降って地固まったブルー(男)&ブラック(男)。ネットアイドルちゆは二人の恋を応援しています。 |
平成13年7月3日 | 韓国漫画「熱血江湖」早くもピンチ? | |||
米国の雑誌「ニューズウィーク」の特集で、圧政に苦しむ国・ワースト10が発表されたそうです。 10位イラク、9位ハイチ、8位アルバニア、7位コンゴ、6位タジキスタン、5位アンゴラ、4位スーダン、3位シエラレオネ、2位アフガニスタン…。 そして栄えある第1位は、もちろん北朝鮮でした。 曰く、「市民が自分たちをハエのように死なせている『偉大な指導者』を崇拝するよう強制されている巨大な収容所」。 そんな北朝鮮と20世紀半ばまで歴史を共にしながら、ほんの少しの緯度の違いでわれらが資本主義陣営の一員となった韓国。 日本同様オタク国家へと発展してきていますが、気色悪い生首と愛し合って地球を救うゲームだの、チョコボールでダイエットして新興宗教な漫画だの、いまだその道では後進国です。 そんな韓国で単行本累計250万部を記録して、超ベストセラーと呼ばれている漫画が「熱血江湖」。 ふたりエッチの単行本が累計1000万部近いことを考えるとそれほどでもなさそうですが、韓国の漫画界では史上最高部数記録を更新中の大ヒット作になります。 少年ジャンプの元編集長と元売れっ子漫画家が作った週刊誌「コミックバンチ」は、これに目をつけました。
こんな盛大なアオリ文句が「コミックバンチ」第4号の表紙を飾り、「熱血江湖」日本語版の連載が始まったのです。
朝日新聞の記事によると、「熱血江湖」の作者・梁先生はソウルに住む31歳。 17歳の頃、海賊版「シティーハンター」を読んで漫画の道に進んだというアレな方で、「作品が日本でどう評価されるか、どきどきしている」 とコメントしておられます。 さて。 ではその「熱血江湖」、日本でどのように評価されているのでしょうか。 てんてんdwpさんは、当サイトの掲示板で次のようにコメントしてくださいました。 「コピー本を作ってコミケにサークル参加応募するも二回に一回は落選するような北条司ファンが何をとち狂ったかサムライスピリッツの影響を受けてオリジナルと称する作品を書いて出版社に持ち込んだら一発で落選して、しょうがないのでオフセット本にしてインターネット上で販売してみました的作品」。 また、電脳御殿さん(70000アクセスおめでとうございます)は、6月5日の日記で「復刊したMSX系雑誌の読者ページに投稿されそうな古臭い絵」と仰られています。 その他、「読む気しません」「絵がヘボい」「内容如何よりも訳の不味さを見せつけられているようだ」などの評価を見かけました。 しかし、ストーリーに関しては、今はアレでも段々と盛り上がってくるのかも知れません。 第5話までを読んだ限りでは回を追うごとにつまらなくなっていく気もしますが、なにしろ少年ジャンプ黄金時代を築いた堀江さんが面白いと認めた作品。きっと、話が進めば凄くなっていくのでしょう。 しかし、ここで異変が起こりました。 連載当初は第1話と第2話を一挙に掲載するなど大々的にプッシュされてきた「熱血江湖」が、今週号から突然、2号に1度しか掲載されない隔週連載に格下げされてしまったのです。 ですが、先週号のどこを見てもそんなことは書いてありませんでした。「次号、伏魔花霊剣を狙う!『陣尚必との死闘!』の巻」などとアオっているだけです。 また、すでに韓国で何年も連載している作品ですので、翻訳さえ間に合えば原稿が落ちることはないはずです。 改めて「コミックバンチ」における「熱血江湖」の歩みを振り返ってみますと…。 第4号:連載開始、一挙2話掲載。カラー有り。 第5号:普通に掲載。 第6号:普通に掲載。 第7号:普通に掲載。予告の扱いが小さくなる。 第8号:唐突に隔週連載化。掲載されず。 いちおう「世に出る機会が少なかった名作をたくさん紹介するため」みたいな変な言い訳をしていますが、それでしたら7号で何の予告もせず8号で唐突に変化するのは妙です。 あまりの評判の悪さに戦慄して、あわててクサいものにフタをしたと考える方が自然なように思いますが、7号と8号の間でいったい編集部に何があったのか気になります。 それにしても、日韓漫画友好宣言とまで叫んだ立場がありません。 教科書問題で対日感情が悪化しているこの時期、韓国で大人気の漫画が日本で不遇な扱いを受けているとか言ってコミックバンチの修正要求でも出されたら思うと愉快すぎて夜も眠れません。 このまま月イチ連載・季刊連載とズルズルランクダウンしていって気がつけば打ち切られているのでしょうか、あるいはそれより早く「コミックバンチ」が休刊してしまうのでしょうか。 ネットアイドルちゆは、とりあえず「ワイルドリーガー」を応援しています。 ≪追記≫ 「熱血江湖」を25巻まで読破されたという知らなくてもいいPCゲームの世界のpusaiさんから、「これからどんどん面白くなってくんですよ!」という熱いメッセージを頂きました。 現在の隔週連載ペースが続くなら、3年ほど待てば面白くなるそうです。 その真偽をこの目で確かめることができるまで、どうか打ち切られませんように。 |
平成13年7月4日 | 50代の57%はセックス現役 | ||||||||||
むかし、「クイズ100人に聞きました」というテレビ番組がありました。 優勝商品はハワイ旅行。海部元総理が出演したこともある由緒正しい番組です。 それとは何の関係もありませんが、朝日新聞が「夫婦の性1000人に聞きました」という調査結果を発表しました。 まずは「ふたりエッチ」で言うところのお隣の矢吹さん、話題のセックスレス夫婦に関するデータを見てみましょう。 日本性科学会の定義によると、「病気など特別な事情がないのに1ヶ月以上ハメてないカップル」がセックスレスだそうです。それに該当する夫婦の割合は、以下のようでした。
朝日新聞は「30代の26%がセックスレス」という点を見出しにして、強調しています。でも、ちゆはむしろ「50代の57%はセックスレスではない」という点に驚きました。 実は「40過ぎたらエッチなんてあまりしないかな」などといい加減なイメージを持っていたのですが、本当は、50代になっても半数以上が月に1度は入れたり出したりしているのですね。ハゲにも負けず。 さて。 統計データではありませんが、個別解答結果も面白かったです。たとえば「あなたにとって、夫(妻)とのエッチとは何ですか」に対する回答を見ると…。 ●家庭内売春(女性・30代・主婦) ●週に1度の義務(女性・20代・主婦) ●精神の安定(女性・50代・主婦) ●ご機嫌とり(男性・20代・会社員) ●ぼけの予防(男性・50代・自営業) 言う事が違います50代。 また、セックスレスな方々にその理由を聞くと…。 ●時代の流れだと思う(男性・20代・会社員) ●セックスレス15年。みんないずれはそうなる(男性・50代・会社経営) ●とっても自由で楽です(女性・40代・パート勤務) ●今は夫がボディーにそっと触れてくれたり、優しい心遣いをしてくれるだけで、大いに満足(女性・50代・主婦) 泣かせます50代。 やっぱり、伊達に長生きしておられるわけではないのですね。「年長者を敬いなさい」と孔子が説かれた理由がようやく分かったような気がします。 ネットアイドルちゆは50代を応援しています。 |
平成13年7月5日 | あぃまぃみぃ! | |
少年チャンピオンが送り出したメディアミックス作品「スクライド」。要するに地獄地震後の関東でスタンド使いがバトルする話のようですが、そのTVアニメ第1話が放送されました。 でも、漫画版で好評だった亀甲縛りが出てこないのですけど。 黒田先生、早くあのシェリスとかいう生意気な小娘を監禁して緊縛して強姦してやってください「リヴァイアス」の時みたいに。 さて。 デジタル化・衛星・ケーブルTVなどでチャンネルの数が無駄に増え、視聴者を奪われた地上波の地方局などはそのうち合併なり倒産なりすると予想されています。 それを回避する生き残り策の1つとして、地方局でも番組制作に力を入れる動きが起こっているようです。 そんな中でオタク層の懐柔を画策して作ったと思われる、地方局でしか見られないアニメの第一弾が「Legend of BASARA」でした。 しかし、少女漫画原作の人気はイマイチだったのか、第二弾以降は「同級生2」「下級生」「To Heart」「こみっくパーティー」とオタ媚びエロゲアニメ路線を展開。見事、「エロゲー原作アニメは地方局」という意味不明のイメージを確立させました。 同様に、初期の映画一辺倒から路線変更して大きなお友だち向けアニメに力を入れるWOWOWも「萌え系アニメ」が大好き。 頭に巨大ドリルを生やした美少女が「ドリルでルンルンクルルンルン」と戦う「D4プリンセス」などを輩出してきました。 その流れで、昨年の夏に放送されたアニメが「ハンドメイド・メイ」です。 まず、登場人物の名前が早乙女和也、谷かすみ、南原耕太郎、敷島氏などなど、「ゲッターロボ」の早乙女博士、「エイトマン」の谷博士、「コンバトラーV」の南原博士、「鉄人28号」の敷島博士といった懐かし博士の名前をパロって軽くジャブ。 物語は、「うる星やつら」「ああっ女神さまっ」「ちょびっツ」と伝承される女ドラえもんネタ。女性キャラはロリコン・シスコン・マザコンと取り揃えて各種お好みに対応可能です。 そして、アニオタ層に媚びて媚びて媚び過ぎて死にそうなほど徹底した乳揺れ&パンモロ(パンチラではない)。 そのあまりにもあまりなあざとさ&恥ずかしさ&ダメっぷりはいっそすがすがしいくらいで、ターゲットのオタク層をバッチリ撃ち落としました。 放送当時、ちゆのある友人は、こう言いました。 「ミニスカートで派手に動き回ってもパンツが見えないアニメは不自然だ。しかし、『メイ』はちゃんと見える。そのリアルさがいい」 パンツ見せまくりの女の子たちに囲まれてウハウハ生活のどの辺りにリアリティがあるのか皆目見当がつきませんが、もう理屈ではないのでしょう。 そうそう。有名な話ですが、「ハンドメイド・メイ」オフィシャルページが以前あったドメイン(http://www.hand-maid.net/)は、今では外人のエロサイトに使われています。 ともあれ、それから1年。 「ハンドメイド・メイ」のスタッフによる新作アニメが登場しました。それが「あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ」です。 こちらの新番組紹介では、次のようにアオられています。
これだけ読んでも何のことやらサッパリですが、物語は女装した体育教師が女子中学生とラブラブになる話。レズ・ロリ・女装萌えの方などに対応している模様です。 とりあえず第1話はパンモロ全開、縦線までクッキリでした。 それ以外に見どころはありませんが、そこは始まったばかりということでこれからに期待しましょう。 なお、主人公の体育教師の声をあてるのは「激走戦隊カーレンジャー」でレッドレーサーを演じた岸祐二さん。 舞台などで活躍されている方ですが、「ガオレンジャー」のカメラオルグや「ジョジョの奇妙な冒険」アーケード版のヴァニラ・アイスなど、声の仕事もしておられます。 激走戦隊…、何もかもが懐かしいです。 ネットアイドルちゆはレッドレーサーを応援していました。 |
平成13年7月6日 | 小泉総理にサイバーアクション |
最近、朝日新聞が頑張って小泉さんを叩いています。 「森さんの反動で人気あるのは分かるけど、みんなそろそろ理性を取り戻すときだぞ」と一面の特設スペースで熱く訴えかけてみたり(6月30日)。 ムード先行の小泉人気を明治新政府発足前夜の「ええじゃないか」にたとえてみたり(7月2日)。社説の題を「総理、憲法を読んで下さい」にしてみたり(7月5日)。 また、イギリスの新聞が、異様に高い支持率について「英国なら物笑いかあざけりの対象になるだけ」と書いたり、自民党本部の巨大な小泉ポスターについて「まるで独裁国家のような低俗な現象」と書いたりしたことも、朝日新聞を読めばバッチリ分かります。 まあ、どうせ景気は回復しないので、いずれ人気もガタ落ちになる可能性が高いと思いますけれど。 さて。 「地球温暖化を食い止めるために、世界中みんなで頑張ろう」と、どの国がどれだけ二酸化炭素を減らすかという目標を決めたのが京都議定書です。 日本と違って今までほとんど対策をしていなかったヨーロッパの国々は、わりと簡単に目標が達成できる見込み。ついでに日本やアメリカがさらに発展するのを防ぐ足かせにもなるので、大喜びです。 一方、本気で目標を目指せば発電もできないなどと言われる日本は、これに消極的。アメリカは早々にギブアップを宣言しました。 ヨーロッパやロシアの国々は「いいからアメリカ抜きでやろうぜ」と提案。日本がこれに従えば、来年から実際に京都議定書の目標を目指して、各国が頑張ることになります。 しかし、小泉さんは「アメリカの協力なしに前に進むつもりはない」と発言。議定書は絵に描いたモチで終わりそうな雰囲気です。 この件に関して、我らが環境保護団体・グリーンピースが立ち上がりました。さっそく、6月末にサイバーアクションを開始。 グリーンピースのプレスリリースによると、「今度ブッシュに会ったら、『お前の決断に関係なく、日本は京都議定書を支持するぜ』と宣言してやってください」という主旨のメールが、世界各地から5日間で13300通も小泉さんに送信されたそうです。 しかし実際の会談では、小泉さんは「日本とアメリカが気候変動に対して共通の行動をとるためにハイレベルな協議を始めよう」とか提案しただけでした。 そこで7月3日から、再び新しいサイバーアクションが開始されています。 「京都議定書が総理のおかげで息たえだえになってしまっているのです。アメリカなんかと関係なく、まず日本が京都議定書を認めてください」という主旨のメールを、グリーンピースのフォームから簡単に小泉さんに送信できます。 グリーンピースの主張に賛同された方、学研に洗脳されて地球温暖化問題を激しく心配しておられる方、とりあえず小泉さんに嫌がらせをしたい方、是非このサイバーアクションに参加されてみてはいかがでしょうか。 |
平成13年7月7日 | ハッピーバースデー大川隆法 | |||||||
今日は、7月7日。 偉大なるエル・カンターレ、大川隆法先生のお誕生日だそうです。 大川先生は、宗教法人「幸福の科学」の教祖さま。 エル・カンターレは「麗しき星地球」という意味で、地球霊団のトップの名前なのだそうです。 先生の出身は東大法学部。やはり「野望の王国」に書いてある通り、東大では人が人を支配する仕組みとか権力をつかむための方法とかを教えてくれるのでしょうか。 さて。 大川先生と言えば、4年間で150冊も本を書いた方。先日も新刊「奇跡の法」がミリオンセラーを記録しました。 今日は、そのご生誕の日ということで、先生が著された素晴らしい霊言集の数々をご紹介したいと思います。 霊言とは、現在は霊界で活躍しておられるという過去の偉人たちの霊を大川先生が呼び出して、自分の口を通して語らせるというもの。 キリスト・ソクラテス・天照大神・ナイチンゲール・ニュートン・内村鑑三・孔子・ピカソ・ヘレンケラーなどなど、とにかく豪華絢爛な高級霊の皆様が大川先生の脳内に降臨してくれます。 たとえば、坂本龍馬の霊言はこんな感じです(「悪霊撃退法」65ページ)。
また、卑弥呼の霊言によると、彼女の前世は「ムー国王の后であった」とのこと。 さらに紫式部の霊言では、彼女はいま霊界の文壇で雑誌に作品を発表したり、霊界テレビのドラマの脚本を書いたりしておられることが明らかにされました。 そして、圧巻はやはりノストラダムスの霊言。さすが大川先生、ちまちま電波文書みたいな自称・予言詩を解読するよりも、ご本人様に聞けば手っ取り早いというわけです。 さて。1988年に出版された「ノストラダムスの新予言」によると…
そんな感じで、肝心の1999年7月にはバンアレン帯が裂けて宇宙線や紫外線が地上に降り注ぎ、ついでに地軸もずれて天変地異が次々と起こるそうです。
それは大変ですね。 そして気になるソ連の運命ですが、2003年から第四次世界大戦が始まって、ソ連は徹底的な打撃を受けるそうです。
ともあれ、2020年には「幸福の科学」の教えが世界中に広まり、素晴らしい大調和の時代を迎えるそうです。めでたしめでたし。 そして、ちゆが個人的に大川先生の最高傑作だと信じているのが、1991年に出版された「ノストラダムス 戦慄の啓示」です。 その内容は、日本を海の怪物・リヴァイアサンにたとえて、それが世界征服するという予言です。
特に、 たとえば、中国に関する記述。
さらに、韓国と北朝鮮に関する記述は。
「新しい歴史教科書」など歯牙にもかけぬ、差別表現の嵐。 結局、「史実と異なることを話す霊言」と「まるで当たらない予言」のダブルパンチは後で激しく非難され、これらの霊言集は全部廃刊になります。 しかし、だからと言って大川先生が嘘つきなのではありません。 実は、一般の人が知らない間にも「幸福の科学」の会員さんたちの努力が続けられていたのです。その結果、天変地異を起こす「悪想念」が減らされて、予言された事態が回避されただけだったのです。 その時点で予言書は役割を終えたのですから、その後もあえて出版し続ける必要はないというわけです。ブラボー。 そうそう。大川先生の予言ですが、経済に関係するものに限ってはたまに当たるみたいです。さすが東大ですね。 そんなこんなで大川先生、お誕生日おめでとうございます。 |
平成13年7月8日 | ガオイエロー、若気の至り | ||||||||||||||
東映戦隊シリーズ最新作・「百獣戦隊ガオレンジャー」。 その中でガオイエローを演じておられる堀江慶さんのホームページ「CORNFLAKES」の掲示板に先日、次のような書き込みがありました。 「わたしは20歳の韓國人です。日本に興味があるので日本人の友達を探しています。わたしは super-sentai 百獸戰隊 Gaoranger 堀江 慶 氏の Fanです。ぜひ、わたしと友達になって下さい」 この韓国の方、ガオレンジャーのファンサイトまで運営しておられます。これを堀江さん自ら、掲示板で「いやあ、下の韓国の人のサイト、面白かった」と絶賛。 ガオレンジャーで日韓友好の輪が広がっております。 さて。 今日放送された「ガオレンジャー」は第20話「巫女囚わる!!」でした。 東映戦隊では普通、カラフル全身タイツ五人衆のほかに、長官や謎のテクノロジーを授けてくれた宇宙人といった参謀役が存在します。 多くの場合、この役回りはオッサンか着ぐるみか夏休みの工作みたいなガラクタロボットが担当します。 しかし百獣戦隊の参謀役はテトムさんという人で、見た目は若いねーちゃん。この点、他の戦隊と比べてかなり恵まれています。 ただし、外見は20代でも実年齢は1022歳。本当はちびうさ(900歳)より年上のババアなので油断は禁物です。 そんなテトムさんに、ガオイエローがこっそり耳打ちします。「明日、現地集合で午後3時。他の奴らに気づかれるなよ」。 これはもしかして、愛し合う男女が人目を忍んで会う逢い引きというヤツではありませんか。 この会話を盗み聞いていたガオレッド。さっそく他のメンバーにバラします。 紅一点のガオホワイトは大喜びです。「テトムとイエローが二人だけの秘密を持っていてもおかしくないわ。ガオレンジャーになって、半年ぐらいは二人っきりだったんだからっ」。 ご参考までに、「テレビマガジン」などの情報から百獣戦隊年表を作ってみました。
2人の年の差はさて置いて、確かにホワイトが言う通り、イエローが入隊してから半年はテトムとイエローのツーショット戦隊でした。 そして、当日の午後3時。現地で待ち合わせるイエローとテトムさん。それを尾行する赤・白・青・黒。 4人の隠れ方はバレバレなのですが、テトム&イエローは2人の世界に逝ってしまっているので全く気がつきません。 テトム「ねえイエロー、あれから1年経つのよ。いつまで秘密にしておくつもり?」 黄色「あんなこと、奴らにしゃべれるわけないだろ。…テトムすまん。あれは俺の若気の至りだった」 その会話を聞いて異様に興奮する尾行4人衆。 白「何なの、若気の至りって…。もしかして」 赤「1年前の七夕の日、天の川の下で…」 黒「彦星さま…」 青「織姫!」 そう言いながら、いきなり抱き合ってチュ―しようとするブラック(男)とブルー(男)。狂っています。 そうして4人がホモラブに夢中になっている頃、イエローとテトムさんは今週の怪人に襲われていました。 怪人「久しぶりだな、ガオイエロー」 黄色「まさか、原付オルグ!?」 怪人「フヘヘヘヘ、見違えたか。俺は昔の50ccの原付じゃねえ。大型二輪免許が必要な、750(ナナハン)オルグにパワーアップしたんだぜ!」 むかし、イエローが駆け出しの新米ガオレンジャーだった頃、はじめて戦った相手が原付オルグ(当時50cc)でした。 変身アイテムを手渡されて、「ここ開けて、ここ押して、ガオアクセスって言うのよ」と変身方法を伝授されるイエロー。 テトムさんは、片手を前に突き出して「ハッ!」と叫ぶポーズまで細かく指導してくれます。 しかし当時のイエローには、怪人を倒せる力はありませんでした。「だ、駄目だぁ〜」と音をあげて、すっかりへっぴり腰です。 そこで、テトムさんが「顔に貼るだけで敵を封じこめられる」というドラえもんの秘密道具なみに便利なおフダを用意。ペタリと貼りつけて原付オルグを封印しました。 その封印が解けて、原付オルグが蘇ったのです。 黄色「今度こそ、お前を倒す!」 怪人「50ccの俺を倒せなかったくせに…、750(ナナハン)にパワーアップした俺は倒せないぜ」 そして対決。「1年の時間は、俺を戦士に成長させてくれたぜ!」とか叫んで、あっさり勝利するイエロー。 結局、イエローの隠し事は敵を倒せなかったのが恥ずかしかったというだけでした。しょせん、自称「孤高の荒鷲」にテトムとヤっちゃうような甲斐性はなかったみたいです。 その秘密も、テトムさんが他のメンバーにバラしてしまいます。百獣戦隊にプライバシーはないのです。 テトム「実はね、イエローのパワーが弱くて、まだオルグを倒せなかったから封印してあったのよ」 ブルー「あははははははははははははは。イエローにもそんな時代があったのかよ」 そんな和やかムードに、「バイクオルグの復讐、引き受けた!」と格好よく叫んで、ガオレンジャー最強のライバル・ロウキが登場。 イエローがタイマン勝負を挑むものの、速攻で負けます。 「フン、腕を磨いておけ。1000年経っても勝ちは望めまいがな」などとバカにされて、「1年前の七夕の日から、俺はちっとも強くなってねぇ」とイエローくん泣き崩れてしまいます。 でも、「落ち込んでるヒマはないぞ、ガオイエロー。負けるな、ガオレンジャー」とナレーションが励ましてくれて、次回に続くのでした。 |
平成13年7月9日 | 「ケンペーくん」復活! |
5月17日のニュースで、「アイドル声優 僕の童貞喪失」というポルノ小説をご紹介させて頂きました。 体重90キロの無職童貞25歳で、理想の異性はアニメの中にしかいないという主人公。 そんな彼が、「人間の女の子でオナニーするなんて、いったい何年ぶりだろう」と一目惚れした14歳の美少女をストーキングしていた途中、ある事故がきっかけでモテモテに。 大好きな声優さんに、アニメキャラのコスプレ姿で自分の顔に放尿してもらいながら、「こんな体験のできる幸せ者は、この宇宙に僕一人だけなんだ……!」とご満悦になったりするハーレム入院生活を送るという物語でした。 この素敵ストーリーの作者は、睦月影郎先生。マドンナメイト文庫やグリーンドア文庫で100冊以上も書いておられる、人気官能小説家です。 そして、その睦月先生がならやたかし名義で執筆された伝説の過激軍国漫画が「ケンペーくん」。 毛唐、珍走団、サーファー、夜中に遊びまわる未成年、結婚前にセックスをする女学生、週に一冊も活字の本を読まないノータリンといった馬鹿どもを、現代に蘇った憲兵大尉であるケンペーくんが軍刀で斬り殺し、南部十四年式拳銃で撃ち殺し、戦車でひき殺すという作品です。 たとえば、車の外に漏れる大音量でロックを聴いている低脳四人組を発見したケンペーくん。「他人に迷惑をかけるバカは日本に要らぬ。一刻も早く役に立つ家畜に生まれ変われ」と言い放ちます。 そして、「お前の来世はブタだ!!」と、一人の頭部を軍刀で切断。続いて、「お前は馬だ!!」「お前は牛だ!!」と、一人を串刺しに、もう一人を打ち首にします。 恐れをなした最後の一人は「たすけてください。こころをいれかえます」と命乞いしますが、もちろんケンペーくんは許しません。 「お前はイカだ」と、ロードローラーでひき殺してめでたしめでたし。 当初はエロ漫画誌に連載。あまりのヤバさに出版社がみんなビビッたため、自費出版で単行本化されたのが平成3年。 その後、コミケや防衛大学の購買で2000部を完売。ジャパンミックス社から正式に出版されました。 そして、梶原一騎の漫画原作以外の著作や団鬼六のSM小説シリーズといった妙にマニアックなセレクトで知られる幻冬舎アウトロー文庫に収録。 唐沢俊一さんの布教活動の甲斐あって、入手しやすくなりました。 さて。 睦月先生のホームページに掲載されている日記に、こんな記述がありました。 「S社の新雑誌『天誅』の編集二人来訪。ケンペーくんの依頼。いよいよ9月よりケンペー復活!毎月7ページ」 なんと、ケンペーくんの新連載です。 この依頼があったのが、6月14日。すでに絵コンテなどの作業に取りかかっておられるそうで、「今世紀の初頭、成人式で騒いだ奴らからケンペーくんがブッ殺す!」とのこと。 さらに、担当さんからコマの削除や台詞の書き替えを指示されても、「毎回多くの指図をされての連載なら降りる」「ケンペーの内容だけは譲れぬのだ」との力強いお言葉を返されたそうです。 そして、「良い作品を書いて、多くの読者の支持を得ることで答を出したいと思う」という頼もしい宣言! 睦月先生、最高です。 また、読者プレゼントとしてケンペーTシャツも作られるとの情報。 茶髪にピアスのチャラチャラした毛唐ファッションなど歯牙にもかけぬ格好よさ。猛烈に欲しいですが、それを着るに値する人間が現代日本に何人いるかは疑問です。 そんなこんなで、ネットアイドルちゆは睦月先生を応援しています。 |
平成13年7月10日 | ウルトラマンコスモス登場 |
「新ゴーマニズム宣言」の最新刊、第10巻が発売されました。これで単行本累計200万部突破だそうですが、「新ゴー宣」も売れているようで発行部数は「ふたりエッチ」の5分の1なのですね。 すごいぞ、ふたりエッチ。 さて。 今日は、7月10日。初代「ウルトラマン」の放送が始まった日にちなんでウルトラマンの日だそうですので、ウルトラシリーズ最新作「ウルトラマンコスモス」の話題です。 昭和41年に初代が登場して以来、多くのウルトラマンが誕生しました。 ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)、ウルトラマンA(エース)、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオ、ウルトラマン80(エイティ)、ウルトラマングレート、ウルトラマンパワード、ウルトラマンネオス、ウルトラマンゼアス、ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイア…。 また、主役ではありませんが、ゾフィー、ウルトラの父、ウルトラの母、ウルトラマンキング、アストラ、ユリアン、ウルトラセブン21(ツーワン)、ウルトラマンアグルなどの親戚も登場しました。 その他、ザ★ウルトラマン、ウルトラマンU.S.Aといった珍種も存在します。 このウルトラの戦士たちが、八つざき光輪をはじめとする残虐技や破壊光線を駆使して怪獣どもをブチ殺す展開が、シリーズの基本フォーマット。 たまに、シーボーズのように怪獣を逃がすエピソードが挿入されることもありますが、元は人間のジャミラを水で責め殺すようなのが本流。 しかし最近はPTAがうるさく、「こんな暴力番組を見てたら乱暴な子に育っちゃう」と心配する奥さんまで存在します。 そこで、とりあえず若いにーちゃんを出演させて主婦層を懐柔したり(仮面ライダーアギト)、最初から開き直って「怪人は理屈抜きでブッ殺すしかないのだ」と言い切ったり(百獣戦隊ガオレンジャー)、といった対策がとられています。 そんな時代の流れをふまえて、平成ウルトラシリーズの三作目「ウルトラマンガイア」では、「動物を滅ぼす身勝手な人類を守ることは地球にとってマイナスだ」と主張する、もう一人のウルトラマンが登場。 4話に1度は怪獣を逃がしてやるエピソードになりました。 今回の「ウルトラマンコスモス」も、その路線を踏襲。テーマは「怪獣との共存」。怪獣を倒す話と逃がす話が半々くらいのペースになるようです。 では、その第1話が放送された際の2chの実況を交えながら、おおまかな物語をご紹介します。 まずオープニング。続いての導入部では、宇宙から来た邪悪なエネルギーにいきなり数十万人規模の人間が殺されます。 >ギャバンのパクリの主題歌? >マンネリ気味なOP…。 >無能そうな隊員たちだ……。 >特撮は結構気合入ってるな。 >演技下手くそ そして、音で誘導しながら怪獣と仲良く遊ぶ主人公が登場。時は18時07分、いっせいに同じツッコミが入ります。 >ナウシカ! >ナウシカ・・・・・ >虫笛だね・・・・・・・・ >ナウシカかよ…… >ナウシカの風笛・・・ >ナウシカかよ! 円谷のいる場所はすでに…宮崎駿が20年前に通過した場所のようです。 その後、まだ公開されていない劇場版を視聴者が見ていることを前提にしたような物語が展開。 >世界観が変過ぎてついていけねー。 >何かすんげー独り善がりな脚本…。 >視聴者完全放置。 >この男山田花子みたいなのがウルトラマンになるの? >この主役っぽいヤツ キショイ >ガオレッドですらマシに思えて来る電波っぷりだな…。 暴れる怪獣をなだめようとする主人公。ところが、あと少しで いよいよ、ウルトラマンの登場です。洗脳光線をシュビビビーと浴びせると、怪獣は改心してよい子ちゃんになりました。めでたしめでたし。 そういう光線も「愛天使伝説ウェディングピーチ」や「ナースエンジェルりりかSOS」といったセラムン系列・変身美少女アニメで見覚えがありますが、気にしないことにします。 ともあれ、「コスモス」に関してはどこも全く盛り上がっていないというか、放送が開始されたこと自体が認知されていないような気がして心配です。 でも、まだ第1話。このコンセプトで面白くなるかどうかは未知数です。 とりあえず、来週は虐殺モードに切り替わって怪獣をブチ殺してくれるようですので期待したいところです。 ネットアイドルちゆはウルトラマンを応援しています。 |
平成13年7月11日 | 「スサノオ」最終回 | ||
商業漫画は「打ち切り」と切っても切れない関係にあります。 「打ち切り」は漫画家の都合など全く関係なく唐突に訪れます。 ですから、あまりにも壮大な伏線を張ると、いざ打ち切られた時に収集がつかなくなって、漫画家の自我が崩壊したりします。 たとえば車田正美先生の「サイレントナイト翔」は、「聖闘士聖矢」クラスの長期連載を想定した巨大な伏線が張りめぐらされたにも関わらず、一切解決しないまま10週で打ち切られました。 逆に、荒木飛呂彦先生の「バオー来訪者」は、最初から短期集中連載の予定だったとしか思えないほど完成された打ち切り漫画です。 さて。 「月刊少年ガンガン」創刊号から連載していた漫画に、「ハーメルンのバイオリン弾き」と「輝竜戦鬼ナーガス」があります。「ハーメルン」には4人の魔界軍王、「ナーガス」には炎魔六将軍という伏線が張られました。 長期連載になった「ハーメル」では、初期の4人だけでは敵が足りなくなってしまい、後から強すぎて封印されていた奴などが登場しました。 一方、「ナーガス」は六将軍の1人目を倒した時点で打ち切りが決定。強引にラスボスを倒すところまで話を進めるために、残りの5人は雑魚扱いで瞬殺されていきました。 そんな「ナーガス」を描いておられた増田晴彦先生、次回作「風の騎士団」の連載途中で本誌「ガンガン」を追い出されて「Gファンタジー」に移籍。結局、大量の伏線を残したままで「第1部完」と打ち切られました。 その次の連載は増刊の「ガンガンWING」に左遷。これも速攻で打ち切られ、ジャンプ10週連載にありがちな「さあ行くぞ!」式で幕を降ろしました。 そんな増田先生が、久しぶりに「ガンガン」本誌に返り咲き。昨年の11月号から始めた新連載が「スサノオ」という漫画です。 ところで、増田先生は「寄生工房通信」というホームページをお持ちです。 作品一覧でむかし別ペンネームで描いていたエロ漫画をカミングアウトしてたりとなにげに素敵サイトですが、連載中の裏事情を色々と書いてくださるのも面白いです。 たとえば、掲示板に書き込まれた読者の意見。「主な読者層は同人オタク女性とか言われる現在のガンガンに、美形キャラも萌えキャラも登場せず、モンスターが延々とバトルを繰り広げる漫画は合わないのではないでしょうか」。 先生、答えて曰く。
てっきり増田先生がモンスターフェチな趣味全開で暴走したのかと思っていたのですが、むしろ編集部主導企画だったのですね。 さりげなく打ち切り寸前の不人気を愚痴ってるのも好感度アップです。 そんなわけで、第7話でテコ入れが入ります。異形の化け物しか出てこないバトル漫画という方針を曲げて、半裸で幼女なヒロイン・クシナダさんの登場です。 この際、増田先生はホームページでこう語ってくださいました。
すでに宣告が出ているようです。まさに打ち切り崖っぷち。単に雑誌を読んでいるだけでは分からないこの臨場感。打ち切られるのか、ギリギリで盛り返すのか、読者もハラハラドキドキです。 結局、1ヵ月後にはアンケート結果が出て10話打ち切りが決定。ついに今月号に最終回が掲載されました。 「世界最強神話昇天(ごあいどくありがとう)!!!」とか書いてあるのがヤケなのか気合いなのかよく分かりません。 最終回では、あらゆる未消化の伏線や倒していない敵の数々は完全無視。 これで終わりだということをまったく気にせず平常通りに展開して、最後のコマに「第1部完」と書いてあるのを除けば最終回らしさは微塵もありませんでした。ナイス開き直り。 なお、今月号には誤植があって、「P764とP770が入れ違いになっています。前後の展開を見るとおかしく感じられると思います」とのこと。 申し訳ありません、何の疑問も感じず読み切ってしまったちゆはダメでしょうか。 そんなこんなで色々書きましたが、ネットアイドルちゆは増田晴彦先生を応援しています! |
平成13年7月12日 | ガンガン新連載、奇面組&岸本(弟) |
9月12日発売の「少年ガンガン」10月号から、新沢基栄先生の「はいすくーる奇面組(仮)」の連載が始まります。 …と、実は昨日のニュースで書く予定だったのですが、「スサノオ」の話に気合いが入りすぎて忘れていました。 さて。 10年前、「ドラクエ4コマ」の売れ行きが好調で調子にのったエニックスが作った少年漫画誌が「少年ガンガン」です。 近年は同人くさい絵柄と同人くさい物語で同人ねーちゃんが喜びそうな漫画が増殖。萌えとかショタとかホモとかで、一部の大きなお友だちにオタク雑誌として人気を得ています。 その辺りは編集部が好きでやっているのかなと思ってたのですが、実際はそうでもないようです。 増田晴彦先生情報によると、編集部でも今のガンガンに問題を感じており、近ごろ新連載と最終回が多いのはその表れとのこと。 といいますのも、今の「ガンガン」読者層は限定的で高年齢化が進み、少年誌のくせに正統派の少年漫画がウケなくなっています。 だから、「このままでは近い将来ガンガンは少年誌として立ちいかなくなる」「少年誌であるガンガンは少年漫画を読みたい読者が大勢いてくれないと体裁的にも営業的にも困る」というのが、編集部の見解だそうです。 その問題を解決する策の一つが激濃ゆ巨大モンスター迫力バトル漫画「スサノオ」の新連載だったわけですが、あえなく打ち切り。 そこで次に登場したのが、「奇面組」だというわけです。 ですから、今回の新沢先生起用は「コミックバンチ」や「伝説マガジン」のようなアダルト向け懐古主義ではなく、むしろ正統派少年向けギャグ漫画で子どもたちの人気を得たいという意向だと思われます。 …そこで「奇面組」という発想がアレですけど。 ちなみに、これから「奇面組」を含めて4号で7本の大量新連載が始まるそうです。ただでさえ殴れば人が殺せるほど分厚い雑誌ですのに、まだ厚くするのでしょうか。 「奇面組」より一足早く、来月号から始まる新連載をご紹介しますと…。 1.「幻想水滸伝」とか「ハリーポッター」とか大好きなショタ属性の同人作家・高坂りと先生が描く魔女っ子もの萌え萌え漫画。 2.現在「少年ジャンプ」連載中でやおい姉ちゃんに大人気の「NARUTO」を描く岸本斉史先生の実弟、岸本聖史先生の漫画(双子らしいです)。 岸本先生(弟)は、増刊号に読み切りが掲載された際、わざわざ「某誌活躍中の兄貴を超えろ!!」とアオリ文句を書かれ、ほかの新人は「○○先生」と言ってもらってるのに一人だけ「岸本君」呼ばわりされたほどの編集部期待の人材。 作風(特に絵柄)は兄貴に激似です。 そんなこんなで、ネットアイドルちゆは少年ガンガンを応援しています。 |
平成13年7月13日 | ぷららで「ikemen.jp」を取得しよう |
まず、お知らせですが、「ちゆ12歳」はhttp://tiyu.to/に移転いたしました。日付は13日の金曜日と、なかなかの好日です。 とりあえず以前のアドレス(http://tiyu.tripod.co.jp/)からでもアクセスできますが、1週間くらいで完全に移行しようかと思っています。 そんなわけで、独自ドメインになりました。いったい何のメリットがあるのか自分でも分かりませんが、要するに自己満足だと思います。 そういえば、「tiyu.to」か「chiyu.to」か無駄に悩んだりもしました。 その際、なぜ「ち」のつづり方が2通りあるのか知らないことに気がついたので、少し調べてみました。 ローマ字のつづり方には、ヘボン式・日本式・訓令式の3種類があります。 ヘボン式は、亜米利加人のヘボンさんが作ったものです。これこそ標準式だと言い張る人たちによって広められ、パスポートの名前もヘボン式で書かなければいけません。 しかし、よりにもよって亜米利加人が作っただけに、そのつづりと発音の関係は英米語に偏重しています。 そこでヘボン式を批判し、対抗して作られたのが日本式です。こちらは音韻論を駆使して考えられた、日本語固有の音韻構造に基づいたつづり方なのだそうです。 その後、両者の折衷案として文部省が定めたのが訓令式ですが、実際には日本式の発展進化形のようになっています。 以上の経緯を考えると、愛国心旺盛なネイティブ・ジャパニーズのちゆとしては、やはり訓令式(日本式)を選択するべきでしょう。 そんなわけで、ヘボン式の「chiyu.to」ではなく「tiyu.to」を選びました。 本当は、単に短いのが良かっただけですけど。 さて。 ドメイン名を何にするかは、上記のようにしょうもないことを調べて考えこんでしまうくらい、選ぶ本人にとっては重要なことです。 それでなくても、たとえばメールアドレス選びで悩んだ経験をお持ちの方は多いと思います。 そこで、プロバイダのぷららさんが7月2日に始めた、会員向け新サービスの話題です。 ぷららの会員さんは1人1つずつメールアドレスをお持ちですが、このサービスを利用すれば、さらに5つのアドレスが月々200円で貰えるそうです。 たとえば、好きな名前@plala.toや好きな名前@myboom.jpなどが選択できますが、その「plala.to」「myboom.jp」の部分も、ぷららが用意してくれた18種類から好きなものを選べます。 注目すべきは、その18種の中に妙に弾けたのが混じっている点です。 shonangal.com(湘南ギャル.com) shonanboys.com(湘南ボーイズ.com) oreryu.com(俺流.com) niceshot.jp(ナイスショット.jp) ikemen.jp(イケメン.jp) このサービスを利用すれば、たとえばtaro@ikemen.jp(太郎@イケメン.ニッポン)のようなメールアドレスが取得できます。 出会い系サイトで使えば、「こんなメールアドレスを持ってるなんて、きっとすごいイケメンに違いないわ」と妄想されること間違いなしです。 また、white-spur(白い軌跡.jp)というのもありましたが、シュガー佐藤選手専用ドメインだったりするのでしょうか。 他は、wa-o.net(わーお.net)、e-kanji.jp(イー感じ.jp)などなど。そういうのがお好きな方は、プロバイダ選びの参考にされてみてはいかがでしょうか。 そんなこんなで、移転によるブックマークの変更など、お手数をかけましたら大変申し訳ありませんでした。 どうか、これからもよろしくお付き合い頂けますと嬉しいです。 |
平成13年7月14日 | 平成20年の五輪は北京開催 |
今、パリでエロ広告ブームです。 2年ほど前から、洋服や化粧品の宣伝で「おしゃれなポルノ」と呼ばれるセクシー広告が流行。朝日新聞によると、「全裸写真は当たり前。SMまがいや性器を連想させるものまで」とのこと。 近ごろ話題になったのは、裸の女性が四つんばいで羊と向きあって「セーターがほしい」とつぶやく広告だそうです。 さて。 そんなパリも立候補していた平成20年のオリンピックの開催地が、北京に決定しました。 対抗馬だったトロントは、市長が「アフリカなんか行きたくない。踊る原住民の輪の中で、釜ゆでにされる私の姿が見える」と失言したのが響いて敗北。 正直者が馬鹿を見た感じです。 また、「巌流島に向かう宮本武蔵の心境だ」と、市長さんみずから妄想幻魔大戦なコメントを残して出陣したのは、我らが大阪市です。 見事に102票中の6票を獲得して、森前総理なみの低支持率を見せつけてくれました。 この結果を受けて、市の助役さんは「驚いた。こちらに過大評価があった」とコメントしてくださいましたが、何を今さらという気がしないでもありません。 なお、この無駄な招致に費やした金額は166億円。「ふたりエッチ」が3000万冊ほど買えます。 そうそう。市民団体「大阪オリンピックいらない連」は、これから市長さんの辞任を求めていく方針だそうです。 では、ここで各マスコミの報道を見てみましょう。 まずは右代表、産経新聞。 わざわざ社説で大阪の敗因を分析。「熱意が足りなかった」という精神的な問題を重視しました。 一方の左代表、朝日新聞。 こちらは、社会面で敗因を分析。亜米利加の中国市場への期待や台湾問題など、北京決定は外交上の帰結なのだそうです。 なお、五輪に関する社説には「大阪」という言葉は1文字も出てこず、ひたすら中国共産党を心配していました。 このように、同じ事件を取り扱っても、精神が大事か近隣外交が大事か、各紙の個性が出て面白いところです。 そんなこんなで、大阪市はまた平成60年くらいの五輪を目指して頑張ってください。 |
平成13年7月15日 | ガオレンジャーVS人体標本 |
毎週日曜恒例、「百獣戦隊ガオレンジャー」の話題です。今日は第21話「狼鬼、惑う」が放送されました。 ここのところ、新登場した強力な敵・ロウキに百獣戦隊は負けっぱなしです。 先週もガオイエローが完敗。イエローくんは動揺してしまって、意味不明なことを叫んで壁を殴ったりと重症です。それを、「元気出してよ」と励ます紅一点のガオホワイト。 1ヶ月ほど前にミニスカからスパッツに転向して男性視聴者を悲しませたホワイトですが、今度は髪型を変えてイメチェンしています。 イエローのことを本気で心配しているとは思えない呑気さです。 ともあれ、その励ましで元気が出たらしい単純馬鹿のイエロー。 「かむばっくっ、ふぁいてぃんぐ・すぴりっと! おっけい?」などと珍妙な発音のジャパニーズイングリッシュで叫び出して、復活したのか完全に壊れたのかよく分かりません。 一方、ロウキの登場で立場が危なくなっているのは、悪の女幹部・ツエツエさん。いつもガオレンジャーを追いつめるのはロウキで、ツエツエさんは何も結果を出していません。 すでに単なるギャグキャラに成り下がってしまい、悪のボスの信頼は失われています。 夜の公園で、ブランコをキコキコ漕ぎながら思い悩むツエツエさん。 「リストラだけは、何としても避けねば」。そうつぶやいて取り出したのは一冊の書籍、「上司に好かれる百ヶ条」でした。 場面は変わって、夜の小学校。 理科室に忘れ物を取りに来た少年の目の前で、人体標本がひとりでにカタカタと揺れ出します…。しかし、少年は「おどかすんじゃねーよ!」と人体標本にケリを入れて去って行きました。 やり切れないのは、取り残された人体標本です。実は、彼が今週の怪人・人体標本オルグなのでした。 「あいたたたたた、最近のガキは生意気で困る。昔はもっとオイラを恐がってくれてたのになぁ。あ〜あ、やってられね〜ぜ」。 このへぽい怪人を使ってガオレンジャーを倒せるのか、ツエツエさんも悩みます。 でも、上司に好かれる百ヶ条・その42は「経費削減の昨今です。新規投資を期待せず、現状にあるモノをうまく利用して行動しましょう」。とりあえず、コイツで我慢することに決めます。 さらに、その58は「待つだけの姿勢はダメ。積極さこそ大切です」。これに従って、ツエツエさんはニセお化け屋敷を作ります。 お化け屋敷で恐がらせたところで、お化けのフリをした人体標本オルグがガオレンジャーをボコるという作戦です。 さっそく、BBクイーンズもどきのコスプレで、「カッモォォ〜ン♪」と客引きしてガオレンジャーを誘い込もうとするツエツエさん。 しかし、あっさり見破られて結局いつも通りの戦闘に突入します。 その戦闘にロウキが乱入。ツエツエさんは「手柄が奪われる」とアセります。 でも、上司に好かれる百ヶ条・その19は「有能なる他の部署の人間をうまく利用するのも、上司に好かれるコツの1つです」。やっぱり協力して戦うことにします。 ところが戦闘中、なぜかロウキの後をついて来ていた小犬が負傷。ロウキは犬をかばって逃走します。 逃げ切ってから、「俺のそばにいると、今度は怪我だけではすまんぞ」と、子犬を説得するロウキ。「行くがよい、行かぬと殺す!生き抜いてくれ、たった一人で。それが狼の宿命」。 狼は群れを作る動物ですけど。 一方、その子犬に見覚えがあったガオレッド。 新月の晩に、深夜に全裸で水浴びしている変態男が子犬といっしょにいたのを思い出しました(次回の伏線)。 それはともかく、ロウキが逃げ出した後、形勢不利と見たツエツエさん&人体標本オルグも逃走していました。 ツエツエさん、弱くて役に立たない人体標本オルグをクビにしようかと思います。でも、上司に好かれる百ヶ条・その93は「1回や2回の仲間や部下の失敗は許してあげましょう」。もう一度だけチャンスを与えることにします。 そこで、再びガオレンジャーに挑む人体標本オルグですが、番組史上最短時間で瞬殺。 「理科室のガスバーナーでお湯を沸かして食べたカップラーメンって、なんであんなにおいしかったんどわ!」と叫んで爆死してしまいました。 ヒステリー気味に叫ぶツエツエさん。 「上司に好かれる百ヶ条・その94『ダメな部下を使うときは、必ず失敗するものとして善後策を考えておきましょう』。こうなることはすでに予測済みなの…よッ!」 ツエツエさんの魔力で人体標本オルグを巨大化・復活させますが、それもまた秒殺。 「上司に好かれる百ヶ条」を投げ捨てて、ツエツエさんはつぶやきます。「はあ…ビジネス本に頼っているようじゃダメね」 それが今週のテーマでしたか。 最後に読書は純文学に限るという結論が添えられ、子どもたちにくだらない本を選別することの大切さを教えて次回に続くのでした。 |
平成13年7月16日 | 宮村優子さん、NHK朝の連ドラに出演 |
むかし、「愛天使伝説ウェディングピーチ」というテレビアニメが放送されていました。 時は、すでに「美少女戦士セーラームーン」がシリーズ4年目「SuperS」に突入していた頃。 女子中学生がウェディングドレス姿に変身して戦うという設定は、まさに2匹目のドジョウを狙った低品質パクリ作品の代名詞にふさわしいものでした。 しかし、「ウェディングピーチ」の原作者は富田祐弘先生。印税収入こそ武内直子先生に根こそぎ持っていかれたものの、「セーラームーン」の産みの親の1人です。 一方の「セーラームーン」は、初期の路線に飽きた幾原邦彦監督によって俺様テイスト全開で作られていました。 ですから、むしろ「ウェディングピーチ」の方が初期セラムンの正当な後継作だと捉えることも不可能ではありません。 なお、余談ですが、富田先生は小説や脚本で固有名詞だけ変えて同じ場面をそっくり使いまわしという必殺技を持っておられます。 たとえば、「マクロスII」小説版と「電影少女」小説版の、主人公がお風呂上りのヒロインに欲情するシーンは人名以外まったく同じ文章でした。 さて。 そんな「愛天使伝説ウェディングピーチ」のウリは、愉快な必殺技のネーミングです。 剣で斬りつける技ならば「情熱のケーキカット」。敵の攻撃を弾き返す反射攻撃ならば「ウェディング結納がえし」。 その他、「乙女の恥じらいベ〜ル」「愛のメモリアルキャンドル」などなど。 たとえ、いきなり発光して敵の目をくらませたスキに逃げるだけの卑怯技でも、「いけないウェディング!恋の逃避行」と叫びながら放ちます。 また、ネーミングに関しては、メインキャラの「スカーレット小原」や「谷間ゆり」といった人名も注目されます。 特に「谷間ゆり」。スズランの英語名からとったのでしょうが、そんな名前の美少女からはパイズリしか連想できません。 そういえば、「ウェディングピーチ」は声優に関して、「主役は新人・悪役はベテラン」という妙なこだわりを持っていました。 そこで抜擢された4人の愛天使の声優は、氷上恭子、宮村優子、野上ゆかな、今井由香でした。 今でこそ低予算の全てを声優に注ぎ込んでオタクに媚びた出来の悪いOVAを思わせる声優陣ですが、いずれも当時は知名度など無いに等しいド新人。 そんなわけで、この「ウェディングピーチ」の話で何が言いたかったかと申しますと、「ちゆが宮村優子さんを最初に知ったのはウェディングピーチだったなぁ」という思い出話でした。 それから、宮村優子さんは「新世紀エヴァンゲリオン」にアスカ役で出演。 ファーストアルバム「ケンカ番長」も一部で大ブレイク、みやむーのニックネームが定着します。 そうして順調な声優ライフをエンジョイしていたところ、「FRIDAY」で「宮村優子は元AV嬢」疑惑が浮上。 宮村優子さんと思われる人物が出演しているハメ撮りビデオの存在が広く知られ、ショックのあまり自殺したファンが出たと噂される騒ぎになりました。 そして、それが宮村優子さん本人か否かで、一部で巻き起こった世にも恐ろしい大論争。 結局、首筋のほくろや唇の下の傷の一致、「バカ、バカ、バカぁ」の声が「エヴァンゲリオン」のアスカそのまんまなど、非常に信憑性が高いと言われています。 ただ、外見や声が一卵性双生児のように似ているAV女優さんが凄い偶然で存在していた可能性も否定はできません。 そういえば、耳の形が違うから別人、実は元彼がフラれた腹いせに流出させたプライベートビデオだ、などの怪しいフォローもありました。 その後の宮村優子さんは、エロ漫画家と結婚して一瞬で離婚、ビクターに見捨てられる、念願の「救急戦隊ゴーゴーファイブ」に準レギュラーとして出演、映画「バトルロワイアル」に出てデスゲームのルールをファンキーに解説などなど、波乱万丈なアーティスト人生を送っておられます。 さて、ようやく前置きが終わって本題です。 その宮村優子さんが、本日から今週末まで、NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」にゲスト出演されています。 ネットアイドルちゆは宮村優子さんを応援しています。 |
平成13年7月17日 | メガストア、100号達成 | |
「螺旋回廊2」が発売されるそうです。 前作「螺旋回廊」はサイコ系エロゲー。ブタを丸焼きにするように両手足を縛って天井から吊るした女の子に、尻から口にホースをつないだ状態で浣腸して排泄物を食べさせようとしたりする壊れたゲームでした。 また、痴漢ゲーム「悪戯」、万引き犯を捕まえて脅してレイプするゲーム「警備員」など、ナイスシチュエーションで鬼畜度の高いエロゲーを量産するゲーム会社インターハートの新作は「おいらは番台(仮)」。 風呂屋の番台の主人公が女性客の恥ずかしい写真を撮って脅してレイプするゲームだそうです。 そんな感じで、洪水のように溢れかえっているエロゲーの情報。それを、ビシッとまとめて私たちに伝えてくれるのがエロゲー専門誌です。 エロゲー雑誌の先駆けは、紹介ソフト数が群を抜く「パソコンパラダイス」と、攻略記事が充実した「PC ANGEL」。 そして、投稿写真雑誌「ニャン2倶楽部」の増刊号としてスタートした「メガストア」です。 汁たらしています調教されています強姦されていますという感じで、いつ編集者がパクられてもおかしくない表紙イラスト。エロゲー「あゆみちゃん物語」をムリヤリ実写化する企画。 そういった濃い内容で人気を獲得してきた「メガストア」が、ついに通巻100号を迎えました。 その記念として、今月号にはいたる描き下ろしマウスパッドが付属。 ちゆにはマウスパッドと言うより単なる厚紙に見えますが、「これ1ヶ月も使ったらボロボロになりませんか?」などと聞いてはいけないのでしょう。 ところで、「エロゲーの情報なんて全部ネットで手に入るから、エロゲー雑誌なんて買う意味がない」と思われる方があるかも知れません。 しかし、たとえば、エルフの新作のキャラクターデザインが七瀬葵(ながせまゆ)だという情報は、エルフの公式サイトに出る何ヶ月も前に、「メガストア」にすでに七瀬葵のイラストが掲載されていました。 そして、「メガストア」に掲載されるのはエロゲー情報だけではありません。 たとえば、エロ漫画紹介コーナー。このおかげで、「レイプ中はケータイを切ること」「輪姦の時はゲストが上座」などのマナーを守りながら日々レイプ研究に励む素敵エロ漫画「レ研」の存在を、ちゆは知ることができました。 なお、今後の「メガストア」ですが、「すごいものが来月号で発表できるかも」とのことです。曰く、
なんかさっぱりわかりません。 ともあれ、ネットアイドルちゆはメガストアを応援しています。 |
平成13年7月18日 | パール・ハーバー |
バカ映画の星、「アルマゲドン」。 たとえ真空中でも、景気よく大爆発&大爆音。体力バカの石油採掘工たちが、宇宙に行って穴掘って友情して家族愛して世界を救ってアメリカ最高。 「バロン・コング・バトル」の田口雅之先生が「全身これ勃起したペニス」と評するブルース・ウィルスさんも大活躍。脳をカラッポにして見れば感動できます。 そんな「アルマゲドン」の製作&監督コンビが再び手を組んで作った超大作映画が「パールハーバー」。 要するに、いつもの隕石とか侵略宇宙人とか災害が日本軍にすりかわっただけのアメリカン映画です。 クライマックスは真珠湾の報復に行なう日本への空襲。「やられたらやり返せ」と、2400人殺されたら数十万人殺し返すとは、さすが鬼畜米兵。 日本軍の戦闘機が救急車を機銃掃射する描写があるのに、「アメリカ軍は軍需工場しか爆撃しなかった」など、ちょっとした見解の相違もあるようです。 しかし、「史実を忠実に再現」と自称する歴史映画だけあって、日本の描写は素晴らしいです。 帝国海軍が、すぐそばで子供が凧あげして遊んでいる屋外で青空会議したり、会議中なぜか裸にフンドシ姿だったり。 その他、東京大空襲の時に明らかに違う時代のフャッションの女性がいましたが、日本上映バージョンでは削除されたそうです。 そんな感じで、日本公開版では「ありがたい配慮」がされています。 米国少佐の「もしも、私の飛行機が日本上空で飛行不能になって、墜落しなければならなくなったら、日本の一般市民を殺すように落ちてやる」という発言はカット。 東京攻撃の直前の台詞、「Kill those bastards as many as possible(あの馬鹿野郎どもを一人でも多く殺して来い)」は、「いちばんおいしそうな目標に体当たりで突っ込め」という妙な訳に。 戦時中に相手国を罵るのは当然ですから、そんな修正は不要だと思いますけれど。 ともあれ、ハリウッド史上最高の制作費を注ぎ込んだ「パール・ハーバ」は、マスコミ・口コミでヘボ映画クソ映画と酷評されまくって興行収入は絶不調。 ついに、映画製作の責任を持つディズニースタジオのトップ、ピーターさんが解任されてしまいました。 本来は味方のハズの朝日新聞にまで、「戦闘機の爆撃シーンが売り物の『パール・ハーバー』だが、その爆撃弾は制作責任者に命中してしまったようだ」などと皮肉られる始末。 朝日がそんな風に書くのは、読売が「パール・ハーバー」を大プッシュしていたのと関係があるのかも気になります。 それでは、欧米での「パール・ハーバー」の評価を、具体的に見ていきましょう。 たとえば、CNNの映画評論家は次のように評価しました。 ●ラブストーリーは「タイタニック」の二番煎じで、しかも見せ方は「タイタニック」以下。脚本は不自然で新鮮味に欠け、演出はまるで安っぽい絵葉書。さらに大アクションシーンを組み合わせることで全く感動が沸かず、見ている方は感情移入できない。 ●ストーリー展開は強引で滑稽で説明不足。男同士の友情物語が突然ラブストーリーに変わり、突如アクション映画へ変ぼうする。ラブストーリーとアクションを入れ替わり何度も見せるだけで、それぞれの展開へ移る説明は何もない。 ●上映時間、長すぎ。 また、ワシントン・ポスト紙は、「トラ!トラ!トラ!」にかけて「ボア、ボア、ボア(退屈!退屈!退屈ゥ!)」と読者に警告。 ニューヨーク・タイムズ紙は、「日本との悲惨な戦争の意味や学ぶべき数々の教訓がぼやけてしまった」「国のために死ぬことを英雄視した第二次大戦中の日本の信仰を想起させる」と評価。 その他、各メディアで「一度見れば済む豪華ショー」「恥知らずにも、細工したアメリカ寄りの歴史しか求めていない」などと酷評の嵐。 さらに、イギリスでも「実際に起こったことをあからさまに滑稽に作り変えている」「どうしようもないバカバカしさのかたまり」との評価。 ラブストーリーに関しても「軽蔑的で平坦な上にしつこい」とメタクソです。 ところが、各国に遅れて上映が始まった日本公開では、初日2日間で50万人という好調な滑り出し。 ZAKZAKの記事では、「ラブストーリーに、壮大なアクションと大河ロマンが加わり会場は感動の嵐に。観客からは『泣きっぱなしでした』『戦争のむごさや愛する人への思いを考えさせられた』などと幅広い支持の声が上がった」とのこと。 さらに、Yahoo!ニュースでも、「戦争という理不尽な歴史の流れの中でも、愛と友情を守ろうとする姿に感動した」「戦争がいかにむなしいものかというメッセージが明確」など、まるで中学生の社会科見学の感想文のような評価が山盛りです。 「パール・ハーバー」の日本での興行収入は、当初は125億円と見込まれていたものの、欧米での大失態で「せめて70億円は回収したい」という認識になっていました。 ところが、この初日2日間を受けて「100億円は確実」などと言われ、目標は135億円に上方修正されました。 反日映画を作る自由はありますし、上映する自由もあります(もちろん抗議する自由もありますが)。観に行くのも、一人一人の自由です。 妙な映画に煽られて反日感情が高まった時は反論して静めなければなりませんが、今回は毛唐さえ酷評。喜んでいるのは韓国だけという結果ですから、その必要もありません。 しかし、「ラブストーリーの皮をかぶった反日映画に見せかけた単なる駄作」が日本国内でバカ売れしたりすれば、毛唐になめられます。 「日本では最悪の客入り、早々に興行打ち切り」が理想の展開。 「反日映画の失敗作が欧米でコケたのに日本で売れて採算が取れた」という結果を残すのは最悪でしょう。 これは我が国の誇りの問題です。 ネットアイドルちゆは、この夏の映画として東映まんが祭り(東映アニメフェア)を応援しています。 |
平成13年7月19日 | ホットドッグ早食い、日本人が圧勝 |
米国の独立記念日には、毎年ニューヨークで「ホットドッグ大食いコンテスト」が開かれます。 事の起こりは85年前。4人の移民が愛国心について議論して、「ホットドッグをより多く食べられる者こそ、アメリカへの愛国心が強い」と決めたことから始まったそうです。 亜米利加の伝統の象徴、ホットドッグ。 亜米利加人にとって何より特別な日、独立記念日。 その神聖な場に腐れジャップなイエローモンキーが乱入。あっさり優勝をかっさらって来るという爽快企画を、毎年「TVチャンピオン」が行なってくれています。 昨年は、12分で25本のホットドッグを食べた新井さんが優勝。2位・3位もブン取って、日本人だけで表彰台独占という素敵な偉業を成し遂げてくれました。 小錦クラスのデブばかりの亜米利加人選手の中で、モヤシのように細い日本人選手が勝利を収める光景は、まさに柔よく剛を制すという感じです。 さて。 本日の「TVチャンピオン」で、その今年の大会の模様が放送されました。すでにZAKZAKなどで取り上げられていましたが、今回も日本人のワン・ツー・フィニッシュです。 しかも、初出場・初優勝を達成した小林さん(通称・プリンス)は、12分間で50個のホットドッグを平らげるという新記録を樹立。 昨年までの最高記録は25個。ドラゴンボールに例えると、天下一武道会でジャッキー・チュンと戦っていたところにいきなりサイヤ人が襲来したようなものです。 余談ですが、昨年2位だった藤田さんは日本国内の予選で敗退。こちらは、引退して10年ですっかり筋肉が脂肪に変化してしまった元プロレスラーが一念発起して新興宗教の教祖様になってヒゲなんか生やしてみました、という感じのルックスの方です。 先ほどのドラゴンボールの例えで言いいますと、バクテリアンといったところでしょうか(顔が)。 それにしても、恐るべきは50個を完食したプリンスさん。最高記録を25個から50個に塗りかえたサイヤパワーの秘密は何なのでしょうか。 従来、ものを食べる動作は、「ものをクチに入れて、よくかんで粉々にしてから飲み込む」というプロセスをとります。 ところが、プリンスさんの場合は、「ものを手で潰して流動体にして、それをクチに入れて飲み下す」です。 つまり、クチで噛む代わりに手を使ってグチャグチャにするというわけです。 本来の動作では「噛むこと」と「飲み込むこと」は同時にできませんが、プリンス流ならば、1つのホットドッグを飲み込んでいる間に、次のホットドッグを潰せます。 これは、何かに似ています。 そう、1人が火縄銃を撃っている間に、別の人間が弾を込めることで、常に銃を撃ち続けられる…。 まさに、織田信長が行なったと伝えられる戦法。 毛唐の祭典を颯爽と荒らしてきたプリンスという名の若者は、戦国武将の志を受け継ぐ漢(おとこ)だったのです。 ネットアイドルちゆは、プリンスさんを応援しています。 |
平成13年7月20日 | コンドームは性病を防がない? | |||
コンドーム。 妊娠を阻止して、エイズも妨げる。コンビニや自販機で入手も簡単。 お耽美な世界でアバンチュールに浸るためには欠かせない、ある意味で人類にとってタケコプターよりも重要な道具です。 ところがCNNの記事によると、そのコンドームが性病の感染を防止する効果は科学的に確証されていないという研究が発表されたそうです。 コンドームさえ付ければ性器にウミが湧いている人とハメても安心、とは必ずしも言い切れないようです。 そんなわけで、セックスの相手は慎重に選んで、間違っても東南アジアで幼女を買ったりしないでくださいね。 ところで、こういった医学関係のニュースは、白乱のニュース惑星さんが詳しく取り扱っておられます。 「子どもの発熱は何もしないのが一番?」「歯周病に朗報、歯茎の骨を注射で再生」などなど、紹介される興味深い医学ニュースの数々は、意味も分からず毎日ビタミン剤を飲んでいる現代人にオススメです。 しかし、白乱さんのサイトには、そうした医学情報に混じって、なぜか森首相の失言一覧、宗左近曲一覧というコンテンツがあります。 森首相はまだかろうじて記憶に残っていますが、ちゆは宗左近さんについては知りませんでした。 読むと、どうやら作詞家の方だそうです。さっそく、宗先生が作られたという福島県立清陵情報高等学校の「校歌」を見てみます。 まず、導入部はこんな感じです。
意味もなく壮大な風景描写から始まる、ごく普通の校歌です。ところが…。
唐突に謎のワード「ゆんゆん」が登場したかと思うと、話題は哲学に飛躍。曲は盛り上がり、クライマックスへと畳み掛けます。
はい、完全にぶっ壊れました。 歌詞の意味は全く理解できませんが、かろうじて宇宙人に電波を送っているものだと推測できます。 ゆんゆんと発信した激しい愛が宇宙人さんに届くのかは分かりませんが、宗先生が何かを受信しておられるのは間違いないと思います。 続く2番では、「ここ、そよ風の生まれでる丘、清陵」というオーソドックスな序盤で少しは病状が回復したかと見せかけますが、すぐさま「若い竜巻、よんよん」と謎の電波が混入。 「ああ、何のために世界はあるのか」と哲学した後は、「受信しよう、熱い祈りを」「受信 よんよん 受信 よんよん 受信 よんよん」とロケットでつきぬけてしまいます。 そして、この1曲に限らず、歌わされる学生に同情したくなる校歌を、宗先生は数多く作詞しておられます。 たとえば、習志野台第二小学校の校歌は、「まぶしいロケット噴射だよ、発進地、ここは習志野台、タンタン、第二小学校」という感じ。 最後は「用意!用意!シュウシュウシュウシュウシュウシュウシュウシュウシュウ」と、ついにあふれる情念を日本語では表現できなくなった模様です。 さらに、東京電機大学中学高等学校校歌も、「電子の愛は踊るのだ」「陽子の祈りは歌うのだ」などと宗ワールドを展開。 最後は「いつまでも、百歳までも、タントンタターンタントンタン、ルンランルラーンルンランルン、ルンラン、ルンラーン」と締められて、まさに向こう岸まで逝ってしまった感があります。 そして、校歌に限らず、先生は「次の世紀へ歌いつがれる市川市民の歌」として作られた市川賛歌までも作詞。その中では少女の乳首への異常な執着を見せつけてくれました。 そんな宗先生は、1919年福岡生まれ。東大哲学科を卒業。詩人にして評論家にして仏文学者という多才な方です。 さらに「宗左近」というペンネームは、戦争中に死線をさまよった際に、「そうさ、こん畜生」という捨てぜりふから思いついたとのこと。 シビれます。 ネットアイドルちゆは、宗左近先生を応援しています。 |
平成13年7月21日 | ガオゴッド、登場 | ||||||||||
毎週日曜日に好評放送中の「百獣戦隊ガオレンジャー」。それに登場するのは、5人の正義の戦士たちです。
そして、ブルー(男)とブラック(男)の愛の軌跡を描きつつ、この5人が悪い怪人を理屈抜きで爆殺して歩く物語が展開されます。 ところが、ガオレンジャーには強力なライバルが存在します。 名はロウキ(狼鬼)。 その戦闘能力は、百獣戦隊を圧倒的に上回ります。ガオレンジャーが森喜朗ならば、ロウキは小泉純一郎だと言えるでしょう。 さらに、ガオレンジャーと同じように、ロウキも巨大ロボットを所有。巨大ロボの戦闘能力もまた、ロウキの方が上です。 ところが、先週放送された第21話のクライマックス、その巨大ロボ同士の戦闘中のことです。 突然、死ぬ間際におじいちゃんの顔が見えるように、空中にトゲトゲ頭のロボットの姿が浮かび上がりました。 ガオゴッドと名乗るソイツは、ロウキに「思い出せ…思い出すのだ…」と呼びかけてきます。 「何を思い出せというのだ?」。ロウキが困惑したそのスキに、すかさず必殺技を叩き込むガオレンジャー。ダメージを負ったロウキは逃げ出してしまいました。 そのエピソードを受けて、今週は第22話「巨牛、壊れる!!」が放送されました。 ガオレンジャーは、いつものように秘密基地でくつろいでいます。 張り手の練習をするブラック。お祭りで売ってるピーヒョロ笛で遊ぶホワイト。知恵の輪が解けなくてイライラしているイエロー。 そこで、ガオゴッドの話になります。深夜に全裸で水浴びしていた変態男などの手がかりから、「ロウキの正体はガオの戦士の仲間なのだ」と強引な論理で決めつけるガオレンジャー。 場面は変わって、とあるグラウンド。今週の怪人・芝刈機オルグが、芝を刈っています。 そこに、我らがガオレンジャーが駆けつけます。 赤色「何やってんだ、オルグ!」 怪人「え〜っ、芝刈ってるに決まってんだろ」 黄色「フザけた野郎だ」 赤色「行くぞ!」 ただ芝を刈っていただけの怪人に、問答無用で襲いかかるガオレンジャー。 ところで、動物をモチーフにする百獣戦隊は四つん這いで走ります。しかし、そんな走り方をグラウンドですると、芝がメチャクチャになってしまいます。 芝刈機オルグ「やめろー、芝掘るなぁー!」 ガオブラック「あっ、ごめんなさい」 あわてて掘った穴を元通りに埋め直す、律儀なブラック。 ともあれ、善戦むなしく敗北した芝刈機オルグ。戦隊シリーズ25年の伝統に従って、巨大化します。ガオレンジャーも巨大ロボを持ち出して、巨大化戦闘に突入します。 しかし、芝を刈るための装備は充実している芝刈機オルグ。芝刈り用カッターで巨大ロボの足を破壊して、立てなくしてしまいます。 でも、足がダメなら手があります。 巨大ロボ、逆立ち。 そして、逆立ちしたまま必殺技を発射。めでたく芝刈機オルグを爆死させました。 そこに、今度はロウキが登場。 「お前は戦士の仲間だったんだ!」と説得しようとするガオレンジャーですが、ロウキは悪の幹部に洗脳されているので聞く耳を持ちません。 そこに、再び登場するトゲトゲ頭ことガオゴッド。「ロウキ、思い出せ。思い出さんのか!?」と、偉そうに説教します。 でも、ロウキの強固な洗脳は解けません。 トゲトゲ頭はスゴスゴと退場。ロウキも去っていってしまいました。 そんなこんなで、次回第23話「狼鬼、死す!?」に続きます。 |
平成13年7月22日 | DTIでサクラ大戦がもらえる | |||
プロバイダを選ぶとき、何を重視されるでしょうか。 料金、回線の品質、好みのメールアドレス、ブランドイメージ…。人によって、ポイントは色々だと思います。 そんな中、「オタクな特典がもらえること」を重視する方にオススメのプロバイダがDTIです。 DTIは、数年前に「新しく入会したら綾波マウスパッドをプレゼント」というキャンペーンを実施。 「使徒、接続」「トクテンって、何?」といった例の明朝体が踊る広告がアニメ雑誌に掲載され、数多くのオタクさんがDTIに入会しました。
ちなみに「www.○○○.dti.ne.jp」が、DTIでもらえるホームページのURL。入会時期によって○○○に入る単語が違います。 幸運な方は「www.mars.dti.ne.jp」や「www.venus.dti.ne.jp」に振り分けられて、セーラーマーズやセーラーヴィーナスに思いを馳せることができます。 逆に、「www.terra.dti.ne.jp」が当たってしまうと、「地球ってことは…タキシード仮面なの?」と嘆くことになります。 「www.ceres.dti.ne.jp」が当たって「セレセレ萌え〜」と喜べる方はかなりの猛者でしょう
そして、「www.pluto.dti.ne.jp」あたりに振り分けられているのが、綾波マウスパッドの時期に入会された方だそうです。 もしもホームページやメールのアドレスでpluto.dtiを見かけたら、「綾波、好きなんですね」と声をかけてみると仲良くなれるかも知れません。 さて。 そんなDTIが再び、新たなオタク向けキャンペーンを発動しました。 シスプリ、花右京、おジャ魔女といった現在の流行の中から、今回DTIが選んだのは「サクラ大戦」です。
DTIのキャンペーン詳細を見ると、新規入会した人にサクラ大戦コースターがプレゼントされるそうです。 ただし、全8種類(うち2種類はプレミアバージョン)の中からランダムに1種だけもらえるという厳しい仕様。 もしも自力でコンプリートしようと思ったら、最低でも1人で8回は入会しなければなりません。 プレミアバージョンの封入率によっては、通常のコースターは100枚持ってるけどプレミアバージョンは1枚もないという悲惨な事態も考えられます。 しかし、案ずる事はありません。 自分が入会した後で、お友だちをDTIに入会させればまたコースターが1枚もらえるのです。5人紹介すれば5枚、10人紹介すれば10枚になります。 おまけに、友だちを3人入会させればサクラ大戦マウスパッドがもらえます。 さらに、5人入会させた人には抽選でDVDプレイヤーが、10人入会させた人には抽選でサクラ大戦アートクロックがプレゼントされます。 つまり、友だちを10人ほどDTIに入会させれば、コースター10枚&マウスパッドが貰えて、運が良ければDVDプレイヤーまで当たるわけです。 ところで、以上の話と特に関係はありませんが、世の中にはマルチ商法というものがあります。 簡単に言いますと、「最初に自分が商品を購入して、次にその商品を買う人を紹介すれば、報酬が手に入る」という仕組みになっている商法のことです。 ともあれ、ネットアイドルちゆはDTIを応援しています。 |
平成13年7月23日 | 久保帯人先生、ジャンプに復活 | |||||
以前、少年ジャンプに「ゾンビパウダー」という漫画が連載していました。 ちょっぴりトライガンを連想させる設定で、和月先生&そのアシスタント出身者(通称・和月組)が作った現在のジャンプ王道路線を踏襲。 巨乳で眉毛が太い男顔のヒロインが一部でマニア受けしたものの、27週で打ち切られました。 その連載終了後、久保先生の公式ホームページが誕生。 管理人は先生の古くからの友人。先生ご自身の日記、イラストギャラリーなどのコンテンツがありました。
日記は上記のようなもので、ファッションや恋人の話題を中心とした若者の不満という感じ。 ところが昨年の夏、ちょっとした事件が起こりました。当時はフラットクラックスさんやJ-oの日記さんでも取り上げられた、そこそこ有名な出来事です。 問題になったのは、このサイトに置いてある画像をダウンロードして保存したり、プリントアウトする行為が禁止されていたことでした。
なんでも、ギャラリーに飾ってある画像には、家族や友人に贈った絵をファンのため特別に公開しているものがあるため、見るだけは良くても保存は駄目なのだそうです。
ここに、噂を聞きつけた2ちゃんねるの方々が参入。そのローカルルールの正当性をめぐる議論に「普段の日記に見られる暴言も気に食わない」という指摘が加わって、掲示板が荒れます。 ついには、管理人さんのこんな発言も飛び出しました。
結局、1ヶ月ほどでサイトは閉鎖。その後しばらくは先生の謝罪文が掲載されていましたが、それも今では消滅。 なお、謝罪文では次のように述べられていました。
この種の問題はケースバイケースで一概には言えませんが、サイト管理人が訪問者にそうした「お願い」をするのは、別に構わないと思います。 ただ、法律的な後ろ盾があるわけではありませんし、あくまで「お願い」であって「命令」はできません。 パスワードなどを付けずに一般に公開する以上は、「お願い」を聞いてくれない人は必ず出てくると覚悟しなければならないでしょう。 さて。 そこで今日のニュースですが、「少年ジャンプ」再来週号から、その久保先生の新連載が始まります。 「ゾンビパウダー」の続編「ゾンビパウダー・マキシマム」の噂も流れていましたが、実際は、少し前に増刊号に載った読み切りの連載化のようです。 とりあえず、期待して見守りたいと思います。 |
平成13年7月24日 | 7月は記録的な猛暑に |
暑いです。 朝日新聞の報道によると、静岡で40度、東京都心で38度。その他、各地の最高気温は、京都で37度、岡山で36度、高松で37度、などなど。 …ちゆの地元・大阪に関する記述がありませんが、オリンピックで国際的に恥をかいたから村八分にでもされているのでしょうか。 そういえば、その朝日新聞の記事をCNNもそのまま引用。 黄金のうんことか、犬が食べちゃったお札をうんこから回収とかうんこ関連の話題ばかり集めていないで、大阪のニュースも載せて欲しいです。CNN的には、うんこの方が大阪よりも大事なのでしょうか。 ところで、日本だけの問題かと思ったらロシアでも猛暑。涼みに川で泳いでいた酔っ払いがおぼれる事件が多発して、すでに200人以上の酔っ払いが溺死されたそうです。 これがMMRならば、キバヤシが「猛暑で人類は全員おぼれ死んで滅亡する!!」と断言して、みんなが「〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」と驚愕するところでしょう。 ともあれ、こんなに暑いと水不足が心配です。このまま雨が降らないと、首都圏では8月6日ごろから取水制限が始まるという話です。 かと思ったらパキスタンでは集中豪雨で170人が亡くなったそうで、何事もほどほどが一番ですね。 それにしても、みんながウンザリしている中でアイスやジュースが売れてコンビニは大もうけ。セブンイレブンは冷やしめんだけで10種類以上も売り出して、荒稼ぎしておられます。 …ここまで書いてオチが浮かばなくて困っているのですが、とりあえずネットアイドルちゆは大阪を応援しています。 |
平成13年7月25日 | テレビアニメ版「X」はWOWOWで |
「カードキャプターさくら」「魔法騎士レイアース」「聖伝」…。 そういった数々の人気作を生み出して、お子さま・やおいねーちゃん・ロリコンおたくから幅広く支持されている漫画家グループがCLAMP(クランプ)です。 元々は7人で始めた同人サークルですが、七穂せい・秋山たまよ・聖りいざが抜けて、現在は大川七瀬(シナリオ)・もこなあぱぱ(メイン作画)・猫井みっく(サブ作画)・五十嵐さつき(パシリ)の4人。 ちなみに、キャラを殺したり精神崩壊させたりは主に大川の仕業です。 最近では「ヤングマガジン」で青年誌にデビュー。 ゴミ捨て場から拾ってきた美少女型パソコンの女ドラえもんとイチャイチャする漫画「ちょびっツ」で人気を博しています。 そんなCLAMPのヒット作の1つが「X」です。「月刊ASUKA」で9年前から連載が続いている長編で、他の作品ともリンクしてCLAMPホモ系漫画の集大成と言われています。 やたら連載が長い点も含めて永井豪で言うところの「バイオレンスジャック」みたいですが、むしろ内容的には「デビルマン」です。 さて。 その「X」がテレビアニメ化されるという話は数年前から出たり消えたりでしたが、最近ようやく詳細が発表されました。時期は今年の秋で、放送局はWOWOWだそうです。 1999年が舞台の話が今ごろアニメ化されるのも何ですけれど。 ところで「X」は、5年前の夏に劇場版が上映されています。 監督が「銀河鉄道999」や「幻魔大戦」のりんたろう、主題歌がX-JAPANということで話題を呼びました。 作画のクオリティは高く、今でもセル画は1枚5万円くらいの値がつきます(最近は相場が少し下がったそうですけれど)。 また、原作が完結していないのでストーリーは劇場版完全オリジナル。 基本路線は主人公が親友とヒロインを守るために戦う物語ですが、ヒロインは途中であっさり死亡。 CLAMP入魂の人気キャラクターたちも5分に1人のペースで惜しげもなくバタバタと死んでいきます。 そして、主人公と親友は東京タワーで殺し合い。 親友の首を斬り飛ばした主人公がその生首を抱きかかえて「何でこんなことになったんだ」と泣き叫んだところでジ・エンド。 結局、登場人物は主人公以外全員死亡。ついでに東京は廃墟になりました。 同時上映が「スレイヤーズ」だったこともあって、あちこちの劇場で泣き出した子供を館外に連れ出す親御さんが続出。 一方で、首が飛んだ瞬間に子供が「首チョンパ!」と叫んで場内が笑いに包まれた映画館もあったそうですけれど。 ともあれ、そんな「X」のテレビシリーズ。 どんなトラウマアニメに仕上がるのか、そして譲刃ちゃんのパンチラはあるのか、今から楽しみです。 |
平成13年7月26日 | エロゲーいっぱい |
エロゲーオタク研究さんによると、明日(7月27日)は20本近いエロゲーが発売されるそうです。 目玉は、何と言っても「Theガッツ3」。 泣きゲーが蔓延する昨今のエロゲー界に、「萌えよりも筋肉、癒しよりも肉体労働」という無謀なコンセプトで殴り込み。そのマッスルな男気でファンを獲得して、堂々のシリーズ第3弾です。 その他、「育乳種」や「悶絶美少女昇天日記」といった言葉の意味はよく分かりませんが言いたいことは理解できなくもないタイトルが並びます。 ちゆとしては、ゲームジャンルが崩壊系調教シミュレーションだという「MIND CRUSH」が気になるところです。地雷くさいですけど。 さて。注目は、寺の息子が幽霊と恋愛するというチャネリングアドベンチャーゲーム「愛しの言霊」です。 最初は単なるヒトダマにしか見えない幽霊が、仲良くなると人間形態に。そして、その体の透け具合で親密度が分かるという斬新なシステム(自称)です。 登場する美少女は、40年前に海で溺死した少女や高速を運転中に事故って他界した少女など。 彼女たちに挿れたり出したり舐めさせたりして心残りを晴らし、無事に成仏させてあげればメデタシメデタシです。 そして、最後にご紹介しますのは「CONCERTO.」。 「叔父の屋敷の薔薇が敷き詰められた小部屋にあった棺の中に封印されていた女の子」をアイドルオーディションに合格させることが目的のゲームです。 その最大の特徴は「唄いながらえっち」。 女の子を唄いながら喘がせるというシチュエーションですが、その曲目に「鉄神闘機アイアンバトライガー」とか「声切戦隊ヴォイスカッティンガー」が入っているのはどうかと思います。 なお、ホームページには、その喘ぎ声を演じる声優さん全員の顔写真とプロフィールが晒されています。 すでに日本一の汚れ声優の地位を確立した長崎みなみさんなどエロボイス界の重鎮たちはともかく、初仕事の方がいきなり顔出しでカミングアウトされているのはナイス度胸です。 ともあれ、7月27日最大の目玉だった「君が望む永遠」の発売は8月3日に延期。 「俺の茜が、俺の茜が待ちきれないッ!気が狂いそうだッ!」というような方は、ひとまず「ガッツ3」でもプレイして心を静められてはいかがでしょうか。 |
平成13年7月27日 | マクドナルド、上場する | ||
日本マクドナルドの社長は、藤田田(デンと発音してください)です。 大正15年生まれ。母親に「いいクリスチャンになりますように」と願われて、藤田の「口」に「十」字架を入れて「田(デン)」と名付けられました。 東大法学部で「人が人を支配する仕組み」「権力をつかむための方法」を学んで、在学中に藤田商店を設立。 そして、昭和46年に日本マクドナルドを作り、10年後には外食産業界のトップ企業に成長させていました。 「頭の悪い奴は損をする」「ユダヤ流金持ちラッパの吹き方」など、著書も多数。特に、昭和40年代にベストセラーとなった「ユダヤの商法」は注目です。 「ユダヤの商法」は、デン社長の世の中ゼニな価値観が炸裂しつつ、「私はこうして金を儲けた」「アメリカ万歳」「大宇宙の法則は78対22」といった内容が説得力あふれる筆致で表現された名著。 「私は、ハンバーガーで日本人を金髪に改造するのだ」と高らかに謳いあげ、1冊読み終えてもどの辺がユダヤなのかサッパリ分かりません。 その影響力は絶大で、たかのビューティクリニック社長・たかの友梨さんも、この本に書かれていた「商売をするなら女か口を狙え!」を信じて成功したそうです。 さらに、ソフトバンク社長・孫正義さんも17歳の時に「ユダヤの商法」を読み、わざわざデン社長に会いに行ったほどの愛読者。 その際、デン社長が「私があなたの年だったらコンピューターをやる」と話さなければ、今日のソフトバンクは存在しなかったかも知れません。 藤田田(デンと発音してください)、恐るべし。 なお、マクドナルド公式サイトにある藤田田の部屋を見れば、そんなデン社長の数々の名言を読むことができます。
さて。 会社を運営するには、たくさんのお金がかかります。そこで、銀行から借りたりしても足りない分は、誰かに株券を買ってもらって、「利益が出たらその分だけ配当をお渡ししますよ」という仕組みにします。 さらに「一般の人たちが証券取引所で自由に株券を売り買いできるようにすること」を上場(じょうじょう)と言います。上場すれば多くの資金を調達できますし、社会的な信用も高まるというわけです。 そこで先日、日本マクドナルドがジャスダックに上場しました。 マクドナルドほどの大手企業が審査が厳しくステータスが高い「東証1部」に行かずに、新興企業向けの「ジャスダック」に上場するのは少し不思議です。 しかし、売り上げの1%ほどを藤田商店に「経営指導料」として上納したり、食材の調達にファミリー企業を優先したりと、経営が不透明だから無理なのだそうです。 ともあれ、ハッピーセットのおもちゃが全部もらえるなどの豪華特典もあって、新登場のマクドナルド株は個人投資家に人気。 これを機に株を始める一般人も続出して、低迷する株式業界にお金が入ってくると喜ばれています。 ですが、昨年の秋に鳴り物入りで登場しながらすぐに3分の1まで下落したスカイパーフェクト・コミュニケーションズ株の例もあります。 マクドナルド株が暴落すれば、ただでさえ寒い株式相場がますます冷え込む結果になるでしょう。 しかしデン社長は、今回の会見の席でも「うちのハンバーガーをマズいと言うのはゴリラかチンパンジーです」と自信満々。 そう。色々言われながらも30年間結果を出し続けてきた男です。 彼なら大丈夫! 今すぐ全財産をはたいてマクドナルド株を買いましょう。きっと、デンが何倍にもしてくれます。 ネットアイドルちゆは、藤田田(デンと発音してください)を応援しています。 |
平成13年7月28日 | 不誠実なサーバ管理者 | |||
最近、NANZO.NETのサーバ管理者さんが自分で自分の信用を落としておられるそうです。 く〜はくさん、変人窟さん、kawakawa-19 旬さんなどが詳しく取り上げておられますが、ちゆが認識するところでは、コトの経緯は次のような感じです。 NANZO.NETは、ホームページを置くスペースを貸してくれるサービスを行なっておられました。 ところが、1人の会員さんがサービスに関する不満を自分のホームページで愚痴ったことから、小競り合いになります。色々あって、怒った管理者さんはその会員さんのホームページを予告もせずに突然削除してしまいました。 ある日、自分のホームページにアクセスしようとしたら「ファイルが見つかりません」と言われてビックリ、という状態です。 「なぜ勝手に削除したのか」と会員さんが抗議すると、管理者さんはこんな風に答えました。
「規約第1条を守っていないホームページだからサービスを利用する権利を失った」ということのようです。ちなみに、問題の規約は以下のもの。
なお、削除されたホームページには掲示板も設置されており、ある程度の個人間コミュニケーションは成されていたそうです。それでは不十分だったのかどうかまで、規約の文面からは読み取れませんが。 管理者さんはまた、7月11日の定例報告で「匿名のメールでアンケートを行なって、その回答がなかったからホームページを削除した」とも補足。 ハタから見ると非常に苦しい言い訳ですが、この理屈を強引に押し通す覚悟を決められた模様です。 7月14日には「必ずお答え致しますので、質問・意見等ある方はこちらに書き込みを」というNANZO.NET特設掲示板が設置され、議論が始まりました。
まず、削除されたサイトで個人間コミュニケーションが行なわれていた事実を、管理者さん自ら認めております。 それならば規約第1条に違反していなかったハズですが、上記の管理者さんの主張によると、「WEBスペースのTOPページより関与していない」場合は、個人間コミュニケーションが行なわれていても、個人間コミュニケーションが行なわれているとは認められないらしいです。 完全無欠に意味不明ですが、とにかく「認められないのです」と力強く断言する姿勢が素敵です。 その後のやりとりを読むと、どうやら「WEBスペースのTOPページより関与していない」という管理者さんオリジナル言語を日本語に翻訳すると、「ホームページを更新する意志がない」という意味になるようです(理屈不明)。 つまり、「ホームページを更新していないから、個人間コミュニケーションを行なっていたのは分かっているが、個人間コミュニケーションを行なっていたとは認められない」という主張のようです。 どう好意的に解釈しても、理由と結論が全くつながりません。 さっそく、「もっと納得がいく説明をしてください」と追求が入りますが、管理者さんは「すでに回答した通りです」の一点張り。 日本語能力が欠落していて自分自身の論理に脈絡がないことに気がつけないのでなければ、トンチンカンな回答で強引に誤魔化そうとしているとしか思えません。 また、仮に100歩ゆずってその珍妙な理屈が成り立つとしても、そもそも「削除されたホームページは1〜2日に1度のペースで更新していた」そうですから、今回の削除の理由にはならないようです。 他の質問に対する回答もこんな感じで、せっかくの掲示板は会話の成立さえおぼつきません。 結局、「この掲示板は7月いっぱいで終了させていただいきます」(原文ママ)という突然の告知が出てしまい、「必ずお答え致します」の公約は守られそうにありません。 さらに7月28日の定例報告では、「来月1日よりトップページを一時休止いたします」と宣言。 収集がつかなくて逃げの体制に入っておられるようですが、仮にも「会社として動いている」と自称する方の行動としてはいささか良識に欠けるような気がします。 ともあれ、ネットアイドルちゆはNANZO.NETの会員さんたちを応援しています。 |
平成13年7月29日 | ガオレンジャー6人目の戦士 | ||||||||||
戦隊ヒーローは基本的に、カラフルな全身タイツの5人組です。 ところが、平成4年の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」では、初めて6人目の戦士が登場しました。 その名は、ドラゴンレンジャー・ブライ。 最初は敵として登場、設定はレッドの兄、演じるのは「電撃戦隊チェンジマン」でブルー役だった和泉史郎さんと、ファンの心をくすぐるキャラクターでした。 味方になったブライはあと30時間の命だと宣告されて、時の停止した部屋で過ごすことになります。ところが、他の仲間が危機になるたびに、彼は命を削って助けに駆けつけるのです。 結局、命を使い切ったブライはレッドに想いを託して絶命。その様子は、第40話「ブライ死の出発」、第41話「燃えよブライ!」、第42話「ブライ死す…」のブライ3部作でじっくりと描かれました。 その後の戦隊シリーズでも、しばしば6人目の戦士が中盤から登場。似たり寄ったりの仲良し5人組とは一味違ったスタンスの戦士として、番組を盛り上げてくれました。 たとえば、「未来戦隊タイムレンジャー」のメンバーは次の5人です。
基本的な物語は、上の不幸な4人がワガママ坊ちゃんのレッドに感化されていくというもの。 ただ、妙に未来がない奴ばかり集まった未来戦隊の設定はあまりにも暗すぎて、子供向け番組では生かし切れていませんでした。 そこに登場したのは、6人目の戦士・タイムファイヤー。 貧乏な出身から来るハングリー精神の持ち主で、実力で出世街道を駆け上って行く野心家。迷わないクールな性格は、どこかイジけた主役5人組よりも遥かに爽快でした。 この6人目の戦士はいい意味で物語のスパイスとなり、彼が登場する前と後では違う番組に思えるほどのテコ入れに成功しました(やや誇張)。 ついでに彼が操る巨大ロボットは子どもに人気が出やすい恐竜型だったため、バンダイも潤いました。 ともあれ、タイムファイヤーは最終回の直前、子どもをかばって重症を負ったところをザコ戦闘員に狙撃されて死亡。 「6人目の命は軽い」という俗説の信憑性を高めてくれました。 そんなこんなで、今週放送された「百獣戦隊ガオレンジャー」は第23話「狼鬼、死す!?」。 最初は敵として登場するタイプの6人目の戦士・ロウキが、仲間になる話でした。 ロウキの正体は、ガオレンジャーの仲間。 強力な怪人を倒すために自ら邪気を取り込んでパワーアップしたものの、その呪いで自分が怪人になってしまったのでした。 そして、呪いを解くにはロウキを倒せばいいというお約束の展開です。奇跡のパワーで月食を起こすガオゴッドの助けも借りて、ついにロウキに勝つガオレンジャー。 見事に呪いは解けて、ロウキは人間に戻りました。 …そんなわけで、今週はシリアスな展開ばかりで書くことがありませんでしたが、来週からはロウキがガオシルバーに変身して大活躍する模様です。 ネットアイドルちゆは、いずれロウキが見事な死に様を見せてくれることを期待しています。 |
平成13年7月30日 | 「るろうに剣心」の和月先生、打ち切り | ||
「少年ジャンプ」に連載されていた漫画「GUN BLAZE WEST」が打ち切られました。享年28週。 …この話題に関しましては、すでにFrom dusk till dawnさんが面白ツッコミを入れまくっておられます。ネタがかぶってしまい、申し訳ありません。 さて。 結果だけを見ると「GUN BLAZE WEST」はどこにでもある平凡な打ち切り漫画ですが、連載当初の編集部と読者の期待は凄かったです。 といいますのも、これが「るろうに剣心」で大ヒットを飛ばした和月伸宏先生の新連載だったからです。 「るろうに剣心」も連載開始当初は人気が出ずに打ち切り寸前まで追い込まれましたが、少年ジャンプらしい天才美形剣士のバトル漫画として蘇生。 アニメやゲームになって、男同士で絡み絡まれのお耽美妄想が大好きなお姉さんにも大人気。一時は剣心や左之助のあられもない半裸でコミケ会場が埋めつくされたほどでした。 ところで、漫画家さんのアシスタントに対する接し方にも色々あります。 完全にバイトの手伝いと割り切っておられる方、教祖と信者の関係を築いてしまわれる方(少女漫画家にありがち)、デビューまでの指導を懇切丁寧に行って新人賞応募用のストーリーまで作ってあげる方、などなど。 和月先生は、アシスタントさんの育成に熱心なタイプのようです。 先生の元アシスタントで「少年ジャンプ」連載経験者を並べただけで、次のようなメンツになります。 ●「ワンピース」の尾田栄一郎先生 ●「シャーマンキング」「仏ゾーン」の武井宏之先生 ●「Mr.FULLSWING」の鈴木信也先生 ●「ノルマンディーひみつ倶楽部」のいとうみきお先生 ●「鬼が来たりて」「少年探偵Q」のしんがきん先生 もう少し頑張れば、「週刊少年ワツキ」が創刊できそうです。 ご自身でヒット作を生み出し、さらに若手の育成もしておられるのですから、和月先生は漫画業界そのものに大きく貢献しておられると言えます。 しかし、その大先生の新作「GUN BLAZE WEST」は惨敗。 ジャンプで人気があるバトル漫画の多くは、はじめから天才で無敵超人の主人公が強力なライバルたちと超人バトルを繰り広げる物語か、最初は弱い主人公が実は天才で特訓して無敵超人になって強力なライバルたちと超人バトルを繰り広げる物語です。 特に、主人公やライバルの超人ぶりを見せるには、スタンド能力を身に付けさせることが有効な手段のようです。 その点、「GUN BLAZE WEST」に人気が出なかった最大の原因は主人公の天才性のアピールが弱かったことかなと、勝手に思っています。 あと、基本プロットが「ワンピース」とそっくりなことも、チビッコにひかれる要因だったかも知れません。 しかし、巻末に掲載された作者コメントは謙虚です。
ちゆも数多くの打ち切り巻末コメントを見てきましたが、一度はヒットを飛ばした大物の先生がここまで言われるのは珍しいと思います。素直に感動しました。 同じように、前作「聖闘士聖矢」が大ヒットしながら次回作「サイレントナイト翔」がわずか13週で打ち切られた車田正美先生は、
とだけ巻末コメントに書き残して、二度と「週刊少年ジャンプ」に戻ってくることはありませんでした。 和月先生がこの二の舞になられないか、非常に心配です。 ネットアイドルちゆは和月先生を応援しています。 |