ちゆ日記
平成13年07月03日:30年前のエロ本 平成13年11月12日:ディズニーランドにバス遠足 平成14年01月25日:リカちゃん人形の悪口 平成14年01月31日:ウイルスメールの集計 平成14年12月29日:神戸ルミナリエに行ってきました |
平成15年10月1日 | 30年前のエロ本 | ||||||||||||
うどんアタック!(仮称)のmicchyATSさんに、珍しいものを貸して頂きました。 「ポケットビジュアル誌・ヤングV」昭和47年1月号。 約30年前のエロ本です。 「ポケット」と名乗るだけあって、大きさはジャンプコミックスと同じくらい。手軽に携帯できて電車の移動時間や仕事の空き時間にも素早く取り出せます。 時刻表ならともかく、エロ本にとって携帯性がどれほど重要なのかはよく分かりませんけれど。 ちなみに、定価は350円。当時は大卒の初任給が5万円くらいでしたから、現在の物価で考えると1500円前後の値打ちだと思われます。 表紙で「PORNO」「ポルノ」「ぽるの」と、わざわざ英語・カタカナ・ひらがなを駆使して「我こそはポルノであるぞ」と自己主張しておられる理由はよく分かりません。 巻頭のグラビアは、「新年特別企画」。 …「なにかの参考にどうぞ」とか言われても、ちょっと困ってしまいます。 そして、さらに中を読み進めると、困惑を通り越して錯乱してしまいそうな記事が目白押しです。 「『オー、レックス!』 ひと声高いリンダの声とともに、リンダのプッシーからはレックスの白いミルクが黒い肌をつたい落ちてきた」。 …この文章では健康な成人男性はとてもヌけないと思いますが、それ以前に挿し絵が妖怪です。 これで興奮できるのは水木しげる先生くらいだと思いますが、そういえば今日(7月3日)はつのだじろう先生の誕生日でした。おめでとうございます。 さて。 この「ヤングV」最大の見どころは、「憧憬」と題された24ページの読み切り漫画です。 作者は林ひさお先生。小学館の学習雑誌で「帰ってきたウルトラマン」や「ウルトラマンA 」の漫画版を描いておられたこともある方です。 時代はまだ「ハレンチ学園」が連載していた頃。「まいっちんぐマチコ先生」が登場する10年前という、エロ漫画黎明期です。 絵柄は当時主流だった梶原一騎原作みたいな劇画調で、およそ色気というものが感じられません。 では、この漫画をストーリーの流れに沿ってご紹介していきたいと思います。 物語は、主人公が親友の木村くんの部屋を訪れるところから始まります。主人公が元気よく部屋に入ると、なぜか木村くんは下半身ハダカ。 「せんずりさ…」。目に陰までかけて、ダンディに決めているつもりなのでしょうか彼は。 どことなく伴宙太と星飛雄馬を連想させる外見の二人ですが、当時の劇画はみんなこんな感じなので、特に「巨人の星」のエロパロとかではありません。 ともあれ、ここで主人公がせんずりを知らないことが発覚。 主人公「それやるとどうなるんだ?」 木村くん「天国にいった気分になるのさ」 そして、「よぉし一発伝授するか」などと言い出す木村くん。性に関する情報を雑誌やビデオやインターネットで仕入れる現代とは違って、30年前は兄弟や友人からせんずりの手ほどきを受けるのが常識だったようです。 共同体の中で受け継がれていくせんずり文化。浪漫です。 そんなこんなで、木村くんの一発伝授が始まります。 シュッシュッポッポッ シュッシュッポッポッ 走っているのはD52ですね。 愛称はデゴニ。戦時中、輸送の増加に対処するために造られた超巨大貨物機関車で、昭和18年から昭和20年に製造されました。 出演している140号機は、昭和19年製。廃車になったのは昭和48年ですから、この漫画の執筆当時はまだ現役で活躍していました。 しかし、まさかそれが、よりにもよってせんずり描写に使われるとは。 おそらく、木村くんの素早く力強いピストンがD52のような重量級のパワーを連想させ、蒸気を噴き出すように激しくイってしまったということだと思います。 こうしてせんずりを伝授された主人公。 その魔力にすっかり魅せられ、毎日コイてコイてコキまくるシュッシュッポッポッ人生に突入してしまいました。 もう訳わかりません。シュッシュッポッポッ。 そして、やめるどころかさらに回数が増えていく主人公。「自分のムスコを握っている時がいちばん心がやすまる」などと言い出すほどの重症です。 ついに、こんなにやつれてしまいました。 このままでは、コイツせんずりで死にます。 読者が真剣に心配になったところで、そんな彼に一大転機が訪れます。ちょっとしたきっかけで、以前から憧れていたお隣の奥さんとホテルでベッドインすることになるのです。 「わたしにまかせて…。さあ、あおむけになって」と、やさしく主人公をリードしてくれるお隣の奥さん。ただ者ではありません。 さあ、ようやくエロ漫画らしくなってきました。 せんずり馬鹿の主人公も、ついに童貞を捨てて男になる時です。 完。 お隣の奥さんが木村くんより下手で、D52級のダイナミックな愛撫ができなかったのが悪かったのでしょうか。 そういえば、明治11年の「通俗男女自衛論」には「手淫は乱状の中に就いても最も身体を傷い風俗を姦乱すもの」として、その「害毒」が詳しく述べられています。 「神経衰弱」「馬鹿」「近眼」「ニキビ」などの症状をせんずりが引き起こすという発想は、明治の文明開化でキリスト教文化圏から輸入され、大正・昭和と伝承されていきました。 もしかすると、タバコの箱に「健康のため吸い過ぎに注意しましょう」と書いてあるのと同じように、「健康のためコキ過ぎに注意しましょう」という警告として、「憧憬」が掲載されたのではないでしょうか。 それも興ざめな注意書きなどではなく、「せんずりにハマり過ぎると、こんな馬鹿になるのだぞ」という漫画の形態をとって。 常に読者のことを考えて健康に配慮しながら、かつ楽しませることも忘れなかった「ヤングV」。 まさにエロ本の鑑。 今から30年も昔、東映戦隊シリーズはまだ存在しておらず、仮面ライダー1号が現役で活躍していた時代。子どもたちが「帰ってきたウルトラマン」に夢中になっていたその時に、大人たちのヒーローは「ヤングV」だったのです。グレイト! その偉業は、21世紀に語り継がれなければならないでしょう。 |
■平成13年11月12日 | ディズニーランドにバス遠足 |
学校のバス遠足で、東京ディズニーランドに行ってきました。 スケジュールは、次のような感じです。 21時:新大阪集合 23時:車内で就寝 早朝:ディズニーランド到着、自由行動 22時:駐車場に集合 23時:車内で就寝 早朝:大阪着、解散 校長先生、遠足に夜行バスを使うのはやめてください。 確かに、関西からの交通費とパスポート代を合わせて13800円は魅力的ですけど…。なんだか新幹線でラクラク移動している方々に殺意を覚えてしまいます。 ともあれ、夜行バスで大事なのは隣の席です。 まず、デブは最悪。次いで、イビキ・歯ぎしり・寝言の盛んな方、寝ぞうの悪い方は要注意です。寝ている間に顔面にヒジをくらうこともあります。 なお、車内の温度は基本的に寒過ぎるか暑過ぎるかの両極端ですので、両方に対応できる準備をして行きましょう。 ともあれ、ディズニーランドに到着。担任の金髪先生のお話があります。 金髪先生は先日ちょっと生徒を殺しかけて塀の中にいたのですが、しばらくしたら何事もなかったかのように帰ってきました。世の中、コネと金があれば何でもできるみたいです。 「みなさーん。ここが毛唐の遊戯場でーす。いいですかーァ、楽しんではいけませェーん。楽しんだら祖国の敗北ですよーォ。せいぜい毛唐どもの文化的レベルの低さを嘲笑ってやりましょう。…あー、そうそう。ネズミは黒死病という危険な病気を媒介するからなァ、ミニー・マウスだかビリー・ミリガンだか知らんが、小汚らしいネズミの半径3メートル以内に侵入してはいけませェーん。死にますよー。はい、分かったなァー。よし、解散」 園内では自由行動ですが、前もって決めたグループ単位で行動しないといけません。くじ引きで決めた、ちゆの班のメンバーは…。 ●児玉くん:教祖様にマインド・コントロールされたご両親の愛を一身に受け、敬虔な信者に育った男の子。芸能界の知識はのりピー止まり。 ●ひのまる子ちゃん:日の丸をこよなく敬愛する愛国心の強さから、みんなにまるちゃんと親しまれている女の子。おかっぱ頭に赤いスカートの庶民的スタイルがチャームポイントです。 ●ハカセ:超小型スーパーコンピュータを携帯、どんな情報でも瞬時に調べてくれます。トレードマークは眼鏡と白衣。口癖は「〜でヤンス」。 まず、「ホーンテッドマンション」というお化け屋敷に向かいました。 夏休み中の日曜日は1時間待ちでも早いと言われるディズニーランドですが、平日の開園直後なので、5分と待たずに入場。 さっそく、おどろおどろしげな部屋に通されます。肖像画の男性が、あっという間に年老いて白骨になってしまうのを見て…。 ハカセ「あれは普通のスクリーンに背面から映像を投影しただけでヤンスね」 児玉くん「ちゆちゃん、どんなに地位を得ても財を築いても、人はいつか年をとって死ぬ運命からは逃れられないんだよ。だから、一刻も早く、生きているうちに、人生の目的を達成しなければならないんだ」 …そんな感じで、いちいちトリックを解説してくれるハカセと、幽霊をダシにひたすら人生の無意味さを説いてくれる児玉くん。 …ちっとも楽しくありません。 でも、せっかくの遊園地です。 次は、ジェットコースターに乗ろうと思ったのですが…。 ハカセ「2年前、埼玉の東武動物公園で停止したコースターに後続が激突、7人の負傷者が出たでヤンス。米国では毎年7人が遊園地で命を落とすというデータもあるでヤンス。正確なデータはユダヤが隠蔽しているようでヤンスが、危険な乗り物には間違いないでヤンス。無駄に脳内麻薬を分泌させるために乗る必然性は皆無でヤンス」 児玉くん「僕の体は仏になるための大事な器だから、余計なストレスをかけたくないな。でもね、ちゆちゃん。人生もジェットコースターと同じで、一瞬で終わってしまうんだよ。年をとって地獄に堕ちる間際になってから、『あの時、児玉くんの言う通りに修行しておけばよかった』と思っても手遅れなんだよ」 ちなみに、こういう時、児玉くんに反論してはいけません。 児玉くんが一方的に喋って、ちゆが聞き流す形が、かろうじて均衡を保てるギリギリの妥協線。うかつに反応すると、たちまち目を輝かせた児玉くんが本気の説得モードに突入して手がつけられなくなります。 そんなこんなで歩いていると、ミッキーマウスに遭遇しました。いっしょに写真を撮りたいと思って、ちゆが駆け寄ろうとすると…。 「駄目だよ! ぺストが伝染る!」 まるちゃんが、大声で注意してくれました。 …そうです、この外国産の奇形ネズミ。死病を媒介したり、若者の脳を腐らせる電波を出したりする恐ろしい奴なのでした。 ここは滅殺あるのみ!です。 でも、敵は生意気にも2足歩行する巨大ネズミ。一筋縄ではいきません。どうやってジェノサイドするべきか…。 こういう時こそ、ハカセの超小型スーパーコンピュータの出番です。 「ネズミの弱点でヤンスね…。やややや、『ネズミ&弱点』で検索すると、ドラえもんの話題しかヒットしないでヤンス。ちょっと待つでヤンスよ…。や、や、や。出た、出たでヤンス。”2コンのマイク”でヤンス!」 そうです、その手がありました。ディスクシステムの「ゼルダの伝説」では、敵のネズミは聴覚が鋭いため、2コンのマイクに向かって何か叫ぶと全滅しました。だからミッキーマウスも、2コンのマイクに弱いに違いありません。 さっそく、リュックサックからファミコンを取り出すハカセですが…。 「しまった! ニューファミコンの2コンにはマイクがついてないでヤンス」 そう、最近お店で売っている廉価版ファミコンは、なぜか2コンのマイクがありません。これでは「たけしの挑戦状」もクリアできません。 でも、大丈夫。ひのまる子ちゃんが、レトロな四角ボタンのファミコンを持ち合わせていました。「あとは任せてくれ。僕が、あのネズミに真実を説いてやる」。マイクに向かって、児玉くんが力いっぱい叫びます。 「人はいつか死ぬ! お前も死ぬ! 僕も死ぬ! 今この場にいる人間で、200年後も生きている者は1人もいない! では、いつか死んでしまうのに、なぜ生きるのか! 老後のために年金は払っても、死後の準備をしている者はいない! 十悪五逆の大罪を作り通しでは、死ねば無間地獄に堕在するしかない! だから、生きている間に、いつ死んでも安心だという身にならねばならない! 修行するぞ! 修行するぞ! 修行するぞ!!」 やりました、ミッキーマウスが逃げ出していきます。4人の友情パワーで西洋妖怪を倒したのです。 結局…。 ちゆたちは児玉くんが叫び出した時点で距離を置いていたので、補導されたのは児玉くん1人だけでした。 めでたしめでたし。 |
■平成14年1月25日 | リカちゃん人形の悪口 | ||||
今週の「少年チャンピオン」で、「キャプテン翼」の高橋陽一先生の新連載が始まりました。その中で、天才サッカー選手の兄にコンプレックスを持つ主人公が、やり場のない想いを歌にぶつける場面があります。 オレの心は ハングリーハート♪ ジャン ジャン ジャン 餓えた心さ ハングリーハート♪ ウォウ オゥ ウォゥ …さすが陽一先生。 この歌を聞いた一般人が、翼くんのスーパープレイを見せ付けられた観客のような表情で「す…すごい」とか言っていますが、確かにすごいとしか言いようがない歌詞です。 「陽一先生、やっぱり『オレの心は ハングリーハート』は前衛的過ぎませんか?」とかツッコミを入れる編集やアシスタントの方はおられなかったのでしょうか。 それとも、周囲の人間も「『餓えた心さ ハングリーハート』! やっぱり陽一先生は天才だ、作詞家としても十分に食べていける!」とか思っておられるのでしょうか。 ところで、ちゆも幾つかの雑誌にコラムや漫画を書かせて頂いているのですが、なかなか陽一先生のように無茶を押し通すことはできません。 先日も、「ネットランナー」3月号(2月8日発売)に載る予定の文章を書いたのですが、編集の方から色々と修正を頂きました。 内容はHELLO KITTY リカちゃんなどのリカちゃん人形に関するものだったのですが、「リカちゃんそのもののイメージを損ねる表現」が多かったらしく、「タカラからのクレームを意識しての修正」をする必要があったそうです。 せっかくですので、ご参考までに具体的な「修正のされ方」をご紹介したいと思います。
…リカちゃんについて、肉体関係とかその辺を前面に押し出してはいけなかったみたいです。
…リカちゃんは純粋無垢な愛らしい少女として描かねばならないみたいです。
…リカちゃんのことをジェイソンみたいに書いてはいけなかったみたいです。
…ちゆも「毛唐」は良くなかったと思います。ごめんなさい。 そんなこんなで、「リカちゃんは殺して皮を剥いだりしません」などとクレームがくる可能性があるため、紙媒体ではリカちゃんに対する誹謗中傷は厳禁らしいです。 結局、「ネットランナー」的には、個人のホームページの画像を無断で掲載したり、建前だけ「悪用厳禁」と言っておきながら違法行為を促すような記事を書いたりはOK。でも、リカちゃんの悪口はNG。 道義的なコトはさて置いて、文句を言ってくる相手がいるかどうかが問題みたいです。 これが大人の世界なのでしょうか。 ネットアイドルちゆは「いつまでも子供のままでいたいな」と思いました。 |
■平成14年1月31日 | ウイルスメールの集計 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
たまに、こんな話を聞くことがあります。 「届いたメールに変な添付ファイルが付いてて、なんとなく実行しちゃったんだけど、ちょっと心配。別に何も起きなかったから大丈夫だと思うんだけど」。 …それは、けっこうな確率でコンピュータ・ウイルスに感染していると思います。 そして、ウイルスは「感染したパソコンの中に保存されているメールアドレス」を見つけては手当たり次第に自分のコピーを送りつけます。 つまり、読んだホームページの管理人やメール友達のところに、自分のパソコンからウイルスメールが送り込まれている可能性があるわけです。被害を受けるのは自分ではなく他人なので、早めに対処しましょう。 なお、何の対策もせずに「アウトルック」「アウトルックエクスプレス」を使っていると、別に怪しい添付ファイルを実行しなくても、メールを読むだけで感染します。 IE5.01を使っておられる方は、こちらのサービスパックをインストールしてください。 そういえば、その対策をしていなかった島さとし衆議院議員が、“読むだけウイルス”にあっさりと感染。事務所のパソコンからウイルスメールをバラまいたことがありました。 島先生は、これを「悪意を持った何者かがウイルスを送り込んできたサイバーテロ」と判断。「サイバーテロ根絶のために断固戦うぞ」と決意を表明しておられました。 もちろん、そんなの全然サイバーテロではなく、島先生のようなド素人ユーザーさんを中心に、人から人へ広まっているだけ。無知もいいところです。 そんな島先生、“政界一のIT通”、“インターネット通”を自称しておられますが、せめてウロンちゃんの12月24日の意味が理解できるようになってから名乗って欲しいと思います。 さて。 「W32/BADTRANS−B」というウイルスがあります。 「感染に使われるメールは件名が「Re:」だけ」という分かりやすい特徴を持ち、万が一感染してもこちらの修復ツールで対処できるものです。 これが昨年11月の終わりごろに大流行。せっかくなので、12月から1月にかけて、ちゆのアドレスに届いた「Re:」メールの数を集計してみました。
そんなわけで、2ヶ月で1502通ほど「Re:」メールを頂きました。 折れ線グラフにすると、こんな感じです。 勢いがあったのはウイルス発生から1週間程度で、すぐに落ち着きました。以降は、少しずつ減少しながら、それなりに安定したウイルス供給が続いています。 ついでに曜日別の傾向を見出せないかと思ったのが、次のグラフです。 見た感じ月曜日に多くて金曜日に少ない気がしますが、サンプル数も少なく、有意差があるかどうかは確かめていません。 そんなこんなで、せっかく2ヶ月ほどコツコツ数えていたのを自分だけで楽しむのも寂しく、どうにかネタにできないかと思ったのですが、あまり面白いデータではありませんでした。ごめんなさい。 何かのご参考になりましたら幸いです。 |
■平成14年12月29日 | 神戸ルミナリエに行ってきました | ||
25日の夜、お兄ちゃんに頼んで神戸ルミナリエに連れて行ってもらいました。 神戸ルミナリエは、パチンコ屋さんのネオンを超豪華にして宗教風の味付けを加えた感じの巨大な電飾がクリスマス前だけ飾られ、その周囲にカップルと夜店が群がってくるイベントです。 電飾には毎年、「夢と光」「光りの星空」といったテーマがありますが、「光の永遠」と「光の願い」と「光のぬくもり」で何がどう違ったのか、ちゆにはよく分かりません。 「阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し」て始まりましたが、「私たちの愛を祝福してくれるステキな光」的な脳内設定でたわむれるカップルも増えたようで、いいことです。 来場者の大半は、アベックか親子連れ。女友達どうしのグループも見かけますが、男6人とかで来てる人たちは気持ち悪いから帰ってください。 あと、携帯電話で写メールする若者に混じって、一眼レフを構えるオヤジはカップルの盗撮に来たように思えてなりません。 さて、ルミナリエは、市や県よりも、地元の商店街・デパート・企業などが中心になって進めているイベント。しかし、そごうのアレとかで、資金的に継続が苦しくなっています。 そこで、ルミナリエ募金として、お賽銭箱のように巨大な募金箱でお金を集めています。形もお賽銭箱に似ていて、お金を入れた後、思わず手を合わせそうになります。 また、ルミナリエ宝くじも人気みたいです。……そんな胴元ボロ儲けのギャンブル、ちゆはご免ですけど。 年に一度のイベントに便乗しようと、近所のローソンやカメラ屋さんでも、サンタのコスプレ姿の女性店員が客引きしています(化粧濃いけど)。 商品は、ルミナリエせんべいやルミナリエやわらか焼。郵便局ではルミナリエ切手だって売っています。周辺の食べ物屋さんでも、ルミナリエ御膳やルミナリエ定食など、とにかくルミナリエだらけです。
さて、会場に戻って「イベントステージ」に行くと、姉弟のツインヴォーカルが歌っていました。 ユニット名は「ST28」で、由来は「SAYU、TAKE、2人は、無限大(∞)」とのこと。一所懸命考えたのはよく分かるけどちょっぴり痛い響きです。でも、歌は上手でした(フォロー)。 寒い屋外のステージのため、無限大な姉弟を見る人もまばら。 ……と思っていたら、次に「U.S.Oもー娘」なるサンタのコスプレをした少女たちがモーニング娘。の曲に合わせてたどたどしく踊り出すと、大勢の人がステージ周りに集まってきました。 人気を得るのに実力が必要とは限らないんだなぁ、と思いました。 そんなこんなで、神戸ルミナリエのお話でした。 関東にも類似イベント・東京ミレナリオがありますが、「ミレニアム」も死語になった今では名前からしてアレですし、これに限っては関西の勝ちでしょう。 あとは、和歌山県橋本市のパチモン・橋本イルミナリエが色々な意味で素敵だと思います。 |