ちゆ日記
◇平成13年3月◇
03月01日:『怪談 人間時計』を読みました 03月03日:ひな祭り 03月15日:風邪をひいてしまいました 03月22日:アクセス解析(?)してみました 03月28日:宗教の勧誘のおはなし 03月30日:「少女と恋愛する方法」購入記 |
■平成13年3月1日 | 『怪談 人間時計』を読みました |
早いもので、もう3月です。 ちゆのホームページも開設2週間で1000HITということで、かろうじてお兄ちゃんの宗教サイトよりはマシでした。皆さん、本当にありがとうございます。来てくれるの身内だけですけど。 1日平均アクセス数は初日からほとんど変わっていないのですが、1年たってもこのままなのでしょうか。三次元生活の片手間にネットアイドルをされている方ならそれはそれでいいのですが、ちゆは存在そのものがネットアイドルの二次元少女。生命に関わります。 そんな深刻な問題はさて置き、ちゆはブックオフまで徒歩一分のおうちに住んでいます。ブックオフは大きな古本屋のチェーン店で、けっこう夜遅くまでやっています。だから、夜の10時に突然「何だか知らないけど、むしょうに阿佐田哲也の麻雀小説が読みたいッ」という衝動にかられても、てこてこ出かけていって100円でゲットできます。ちゆのように勤勉な12歳にはとっても便利な環境です。 そのブックオフで、徳南晴一郎先生の『怪談 人間時計』を買いました。原本の初版は10万の値がつく希少本なのですが、購入したのは60年代・70年代のB級カルト漫画の復刻版シリーズ・QJマンガ選書のものです。ちなみにQJマンガ選書では、宇宙からの病原体によって全人類がキノコ人間になって滅亡し、主人公もキノコになってブランコをこぎながらむなしく月を見上げる場面が確実にトラウマになる異常作「侵略円盤キノコンガ」も復刻されていてオススメです。 人間時計といえば「ねじ式」の原型とさえ言われ、『消えたマンガ家』でも紹介されていたので興味はあったのですが、定価1400円は小学生には手が出ませんでした。それを今日は100円で入手。ありがとうブックオフ。 さて。普通でしたらここでストーリーの紹介といきたいところなのですが、……この漫画に限っては紹介しても無意味です。理不尽で断続的で、物語としては破綻しているからです(ただしそれは、漫画からの逸脱を意味しません)。 そして感想ですが、凄いです。ただもう凄い漫画体験をさせてもらったとしか言えません。野暮な説明を付け加えますと、この漫画の世界を語るにはこの漫画の世界の言語が必要であり、それはわたしたちの日常生活の言語とは明らかに異質なものですから、語る術がありません。 ただ、読む前にあまり期待し過ぎると単なるへたな漫画に見えるかも知れません。少なくとも、万人に推奨できるものではありません。あえてオススメするならば、精神を病んだ方は是非。 |
■平成13年3月3日 | ひな祭り |
ふと思ったのですが、このサイトはどこで宣伝すればいいのでしょうか。 先日、ネットアイドルのランキングに登録させて頂いたおかげでアクセス数はちょっぴり増えたのですが、リピーターになってくれる人はそこにはいない気がします。そこで萌えキャラサーチエンジン・もえもえさぁちなどに登録させて頂いたりもしたのですが、「ネットアイドル」で検索をかけてくれる人はそこにはいない気がします。 それはともかく、今日は「おひなさま」でした。 本来は人形に邪気をまとわりつかせて川に流してスッキリする日のはずなのですが、実際にひな段を川に流すところなんて、寺山修司の『田園に死す』の中でしか見たことがありません。そもそも、あのバカみたいに高価な人形を買って飾る人がいるだけで信じられません。 そういえば昔『週刊少年ジャンプ』で連載していて作者の腰痛が理由で休載になった『ボクはしたたか君』で言っていましたけれど、おひなさまって志村けんのバカ殿に似てますよね。 しかし何より、おひなさまといえば未成年が合法的に飲酒できる日です。もちろん、ちゆも飲んでます。ちゆはお酒に強いので酔ったりしませんけれど、なんだかフワっとして心地よいです。 あ、仮面ライダーアマゾンがちゆを呼んでいます。向こうでケンシロウが狂ったようにパラパラ踊ってます。本当はお茶目さんだったのですね、ケンシロウ。あ、ダメですよこんなところでアミバを殺したら。ああ、いま、全てが理解できました。この地上は楽園だったのですね。ちゆは絶対の幸福になりました。画太郎先生、ありがとう。地球は青くて回ってて、大きなゾウが支えているんです。中身はもちろん空洞です。太陽は熱くないし、金星人は美人です。荒木飛呂彦は蘇った弥勒菩薩で、宮下あきらは救世主エル・カンターレ様です。信じましょう、そう、信じましょう。ああ、夏休みの神よ!なぜ、暑いんザマス!! |
■平成13年3月15日 | 風邪をひいてしまいました |
このホームページも、昨日で開設1ヶ月を迎えました。1年で1周年なら、1ヶ月で1周月というのでしょうか。…そんなマイ日本語使っちゃダメですね。 それにしても、本当に一ヶ月も続くなんて驚きです。いちおうの目安だった月3000Hitも達成できました。一番うれしかったのは、以前からの知り合いでも宣伝でもない方に掲示板に書き込んで頂いたことです。皆さん、本当に応援ありがとうございます。 さて。そこで突然ですが、風邪をひいてしまいました。昨夜から妙にお鼻がズルズルすると思っていたら、今朝になると高い熱が出ていました。おかげで学校を休めてラッキーです。 そうしておうちで寝込んでいると、学校のお友だちがお見舞いに来てくれました。 真っ先に飛んできてくれたのは宗教やってる児玉くんです。病室に着くや否や、気合を入れて説法をはじめます。児玉くんの宗教の勧誘マニュアルにも、「なかなか勧誘に乗ってくれない人はとりあえず交友関係をキープしておいて、事故や病気や近親者の死で落ち込んでいるときに声をかけると効果的」とか書いてありますしね。 「ちゆちゃん。健康な時は、今の健康が永遠に続くかのように思ってるよね。でも本当は、そうじゃないんだ。健康も名誉も地位も財産も何もかも、長くは続かないものなんだ。そして、死ねば地獄行きなんだよ。今は病気で苦しいって思うかも知れないけど、地獄の苦しみはそんなものじゃないんだよ。でも大丈夫、ボクの先生の話を聞けば、必ず幸福に救いとられるから。今度のゴールデンウィークに新勧合宿があるんだけど、よかったらちゆちゃんも来ないかい。山奥の高原の静かな環境で、人生の目的を学ぶことができるんだよ」 次に、担任の金髪先生が来てくれました。先生はお見舞いにレモンをたくさん持ってきてくれました。ちゆは網目模様のメロンがよかったのですけど。 「いいですかァ、風邪にはビタミンCが一番でーす。先生が絞ってやるからなァ、全部飲んだら悪いバイ菌なんか飛んでいくぞォー」。そんなことを言いながら、レモンを次々にミキサーに放り込んでいきます。そして、それをビールジョッキになみなみと注ぎます。「さァ、ビタミンCを吸収するにはイッキ飲みが一番いいんだぞォ。グィッといけ、ググググィ〜〜ッと」 先生、それは新手のセクハラですか? そもそもビタミンは不足していれば問題ですが必要量以上に摂取しても無意味なものです。ビタミンCの場合は一日40mgで十分で、一年中月見そばしか食べない人でもない限り意識的に摂取しようとする必要はありません。それどころか過剰なビタミンCは体内で発ガン性のおそれがある過酸化水素に変化ますし、大量に摂取すると腎機能不全を引き起こしたり、腎臓結石の原因になったり、免疫系に支障を生じたりす……っん、ぐぐぐぐぐ。ごきゅごきゅ。ゲホッゲホッ。 最後に、仲良しのお友だちのひのまる子ちゃんが来てくれました。本名はももさくら子というのですが、日の丸をこよなく敬愛する愛国心の旺盛さで、みんなからはまるちゃんと親しまれています。おかっぱ頭に赤いスカートの典型的な日本の庶民スタイルが光っています。 「ちゆちゃん、風邪なんかひくのは心が弱いからだよ。真剣に国のことを考えるなら、今は風邪なんかひいている場合じゃないよ。病魔なんか愛国精神で消し飛ばさないと。さあ、タオル持って来たから、いっしょにかんぷまさつしよ!」(声優:TARAKOさん) そんなこんなで、夜には元気になっていました。かんぷまさつとレモンのおかげでしょうか。やっぱり、何事も理屈ばかりこねていてはいけませんね。 |
■平成13年3月22日 | アクセス解析(?)してみました | |||||
このサイトに設置されている雀牌を模したアクセスカウンタですが、クリックするとアクセス数の推移を見ることができます。そこで、今月のアクセス数の推移を見てみると… 1日だけ、妙な具合に突出しているのがお分かりいただけるかと思います。 これは、超人気サイトの変人窟さんがこの日に「ちゆ12歳」のことを取り上げてくださったおかげです。ちなみに、その内容は…
テルミさん扱いです。ちょっぴりショック。でも、おかげさまでこの日を境に訪問してくださる方が倍ぐらいに増えました。ネットにおける変人窟さんの影響力(?)は本当に凄いです。これをきっかけに仲良くなれたら素敵とか企んでみたりもするのですが、メールをお出ししても「寄るな、テルミ菌が伝染する」とか言われてしまうのでしょうか。 何はともあれ、わざわざのご紹介、本当にありがとうございました(別にちゆのためにしてくださったのではないことは分かっておりますが、ずいぶん恩恵を受けましたので一方的に感謝させて頂いております)。 もう一つ嬉しかったことは、Yahoo! JAPANのパクリサイト・YaItoo! JAPANさんに登録して頂いたことです。誰か親切な方が推薦してくださったのか、向こう様が見つけてくださったのか分かりませんが、本家Yahoo!に登録されるより百倍嬉しいと喜んでいた矢先、他にもっと面白いサイトが登録されたらしく、あっさり脱落してしまいました。
ちゆは死んでしまいました。悲しいです。でも、いつかもっと面白いサイトに生まれ変わって再登録される日を目指してがんばりたいと思います。 YaItoo! JAPANさん、一瞬だけとは言え登録して頂き、ありがとうございました。 さて。ここで少し趣向を変えて、検索エンジンから「ちゆ12歳」に来てくださる方が、どのようなキーワードで検索してくださっているのか見てみたいと思います。 ●gooで「12歳」&「ネットアイドル」で検索 ●Yahoo!で「バーチャルネットアイドル」で検索 ●Yahoo!で「ロリコン」&「小学生」で検索 ●lycosで「ネットアイドル」で検索 ●lycosで「エッチなネットアイドル」で検索 ●lycosで「バーチャルアイドル」で検索 ●lycosで「エッチな写真」で検索 ●lycosで「12歳」&「女の子」で検索 ●lycosで「12歳のエッチ」で検索 ●lycosで「エッチ」&「アイドル」で検索 ●lycosで「ネットアイドル」&「エッチ」で検索 ●lycosで「エッチ占い」で検索 ●lycosで「バーチャルエッチ」で検索 ごめんなさい。ちゆが軽い気持ちで検索キーワードに「エッチ」という言葉を入れてしまったため、多くの方を騙してしまう結果になってしまったようです。「エッチ」という言葉に惹かれてここに来られた方、本当に申し訳ありませんでした。 それにしても、「エッチ占い」や「バーチャルエッチ」で検索された方が何を期待しておられたのか、かなり気になります。 他にも、いくつかの掲示板で「売り文句が最低」「吉外じみたページ」「日記も狂ってます」「ひょっとして有名サイトなのかしら?」などのありがたい評価を頂きました。皆さん、本当にありがとうございます。 その中でも特に、リューセイ・ドットコムさんのコメントは面白く拝見させて頂きました。
ちゆはロクでもなさそうなオッサンになってしまいました。 しかも鳥肌実さん…。それはそれでとても光栄なのですが、そんな風に見られているとはちょっと思いませんでした。インターネットは奥が深いです。 ≪3月23日(金)、追記≫ いきなりですけれど、Yahoo! JAPANのパクリサイト・YaItoo! JAPANさんに再登録して頂きました。これから頑張ろうと思っていたのですが、すでに面白いサイトに生まれ変われていたようです。万歳。
ちゆは「きりしたん」「ばてれん」の類は大嫌いなのですけれど、脱落以前よりもいい位置に移動させて頂いたようで、とても幸せな気分です。お暇のある方は是非、YaItoo! JAPANさんの何処から「ちゆ12歳」にリンクできるか探してみてください。 これに慢心することなく、さらに精進して、輪廻の輪から解脱して悟りの世界に赴くことを目標に頑張りたいと思います。 YaItoo! JAPANさん、本当にありがとうございました。 |
■平成13年3月28日 | 宗教の勧誘のおはなし |
もう3月も終わりです。進学・入学・新社会人のシーズンになってしまいました。 今日は特に、新しく大学に入学される方を対象にしたお話です。 実は、大学の合格発表・入学手続き・入学式には宗教の勧誘がウヨウヨしています。奴らは普通のサークル勧誘のフリをして新入生を餌食にしようと待ち構えているのです。もちろん彼らの認識の上では、「餌食にする」のではなく「迷える子羊に愛の手を」なのですけど。 そこで、宗教野郎の見分け方や宗教野郎の取り扱い方について考えたいと思います。 ところで、宗教の勧誘といえば○一教会が有名です。 統○教会関係では、元信者が起こした「青春を返せ訴訟」なるものがあります。いったい何をすれば「青春を返した」ことになるのか、さっぱり分かりませんが。 その昨年9月の広島高裁で、はじめて統一○会の勧誘方法の違法性が認められ、元信者の男性に172万5000円が支払われることになりました。 この男性の青春は172万5000円です。 高いのか安いのかよく分かりませんが、「もしも文○明さまのために働いていなかった場合、男性は172万5000円の価値がある青春を過ごせたか」と考えると(以下、あまりにも失礼なので省略させて頂きます)。 とにかく、正体を隠して行なう宗教勧誘に違法判決が出たわけです。では、この判決の後、統一教○は勧誘を控えるようになったでしょうか。 いいえ、奴らは平気でやります。 だって、判決の翌日に平気で勧誘してましたから。奴ら。 さて。そういった勧誘に、どういう人種が狙われやすいのでしょうか。 次に挙げる幾つかの点にあてはまる方は要注意です。「この人なら仲間になってくれそう」と勧誘員さんに思われてしまいます。 ●一人きりで寂しそう ●うつむき加減に猫背でトボトボ歩く ●用もなく掲示板を眺めたり、ベンチに腰かけて時間をつぶしている ●服装がダサい(トレーナーにGパン、adidasのリュックを背負えば完璧) ●ガリガリに痩せて眼鏡をかけている なお、一番のポイントは「一人きり」です。 宗教の勧誘は、二対一が原則です。複数に声をかけると「何、この変な人たち」であしらわれてしまうことを、奴らは心得ています。ですから、二人組(男女ペアが理想)で一人に声をかけ、まずは多数決で優位に立つわけです。 さて。それでは、逆に宗教勧誘野郎の見分け方もチェックしておきます。 ●服装が非常にダサい(おろそいの蛍光パーカーを装着している人たちも) ●ガリガリに痩せて眼鏡をかけている(ただし例外多数) ●そういうオーラを放っている 先に挙げた注意ポイントに当てはまる方でしたら、自分と似た人が怪しいということになります。 しかし、この判定方法では漫画研究会、RPG同好会、鉄道友の会などの素敵なお誘いも断ることになってしまいそうです。 でも大丈夫です。宗教の方たちが漫画・アニメ・鉄道・特撮のサークルを偽ることはありません。 宗教が偽るサークルは「人生の目的を考えるサークル」「ためになる文化サークル」「主旨を説明するのに一ヶ月かかるサークル」「みんなで勉強したり旅行に行ったり楽しいサークル」「古文や哲学を学ぶサークル」など、必ず具体性に欠けています。 ですから、「漫研どうですかにょ」とボソボソ声をかけてくる脂っこいデブには安心してついて行きましょう。 なお、怪しい奴に声をかけられた際の対処法はとにかく無視です。 議論してもいいですが、たとえ論破したとしても、奴らは完全に洗脳されているので自分が論破されたことにさえ気がつきません。 壊れたテープレコーダーのように同じことを繰り返すか、「そこまで考えておられるとは、あなたはご縁が深い人です。是非、私の先生の話を聞いてください。一生に一度のチャンスですよ」などと誘われるのがオチです。 そうそう。「大学公認サークル」は保証にはなりません。 某新興宗教の勧誘用ダミーサークルを、東大や阪大も「公認」していますから。 |
■平成13年3月30日 | 「少女と恋愛する方法」購入記 | ||
「少女と恋愛する方法」という本をご存知でしょうか。 内容は題名そのまんまで、通信販売でのみ購入できる裏ベストセラーとして局地的に有名な逸品です。詳しくは、販売元の下板書房ホームページをご覧ください。 ちなみに同人誌ではなく、図書コード管理センターでISBNナンバーを取得した正規の書籍(?)です。 これについて、興味はあるけどなんだか怪しいとお思いの方も多いと思います。 そこで。 ためしに買ってみました。 今日は、申し込みから本が届くまで、そして本の中身について見ていきたいと思います。 なお、あくまでも純粋な好奇心からの購入です。ちゆはレズっ子ではありません。 ●申し込み編 まず、下板書房ホームページで申し込み方法を確認します。東京在住の方でしたら直営店で購入することもできますけれど、関西人のちゆが「少女と恋愛する方法」を買うために上京するわけにもいきません。 「500円分(送料120円込み)の切手(もしくは図書券)を封筒に入れて、小社までお送りください。その際に表に『少女と恋愛する方法 購入希望』と明記してください」。 現金書留や局留め代金引換でも購入可能ですが、ここでは最もスタンダードだと思われる切手を送る方法を試すことにします。 さっそく、送るものを準備します。 仮にも書店を名乗っておられる相手ですが、規模を考えると同人誌の通販を申し込むくらいの気持ちでいくべきかと思いました。 そこで、返信用宛名シールを用意します。同人誌の通販では、一人一人手書きで宛名を書く負担を減らすため、申し込み側が「貼るだけで届けられる」住所氏名を書いたシールを同封しておくのが普通です。企業相手の通販ではやりませんけど。 切手は500円切手を1枚用意しました。「100円切手5枚」などでも問題はないと思いますが、10円切手50枚はやめましょう(これを本当にやる人がいます)。 封筒は事務処理がしやすいように、普通の大きさ(長形4号)のものを使うといいいでしょう。裏面には、忘れずに自分の住所と名前を書いておきます。万が一、何の郵便トラブルが起こった場合、送り主が誰か分からないと郵便局の人が困ってしまうからです。リターンアドレスは常識です。 もちろん、封筒の表には『少女と恋愛する方法 購入希望』と明記します。 これで最低限の準備はOKですが、「欲しい本の題名と数量」を明記したメモ程度は入れておきましょう。簡単な手紙の形式にしておけば、なおさらグッドです。
手紙を書く際に大事なのは、形式通りであることではなく、心をこめて書くことです。なお、手紙に切れ込みを入れて、そこに切手をはさんでおけばいっそう親切です。 ●到着編 ちゆが以上の一式を投函したのは3月21日の午前7時。その20分後には郵便局のおじさんが回収していき、22〜23日には下板書房様に届いたはずです。 下板書房ホームページには「発送はご注文すぐにいたします!早いです!」と書いてありますが、実際に何日程度で届くのかは興味のあるところかと思います。 もちろん、住所や時期によって変化があるでしょうし一概には言えませんが、ちゆの場合は3月29日に届きました。決算期で忙しい3月でなければ、もっと早かったかも知れません。 とりあえずの目安としては、申し込み1週間〜10日程度と思っていればいいのではないかと思います。 ところで、はるか太古の昔にパソコンソフトの自動販売機「TAKERU」という物体が地球上に存在していました。ネットが普及しきった今となっては存在意義が見当たりませんが、当時としてはそれなりに便利で、ちゆも利用していました。そして、その会員には月に一度、会報が送られてきました。 ところがある日、恐ろしい事態が起こりました。会報は透明ビニールの封筒に入って送られてくるのですが、その封筒の外側からハッキリと透けて見える場所に、18禁エロゲーの画面写真が並んでいたのです。 全国のたくさんの青少年がこれを親に見られて、非常に気まずい思いをしたり、お説教をくらったりしました。ちゆもお母さんに見られてしまいました。 そういったダークな思い出をお持ちの方は、「少女と恋愛する方法」を購入したいのだけれど、一発でそれと分かる封筒で届いたり、透明の中身スケスケ封筒で届くのが心配だと思われるかも知れません。 しかし、ご安心ください。 「少女と恋愛する方法」は、何の変哲もない普通の茶色の袋に入って送られてきます。 しかも、よく見ると封筒ではなく本屋さんで買い物をしたときに本を入れてくれる袋にそのまま切手を貼りつけて投函したものです。それでいて不自然さは微塵もなく、厳重な二重包装で中身は絶対に透けません。 これなら親御さんも、まさか「少女と恋愛する方法」だとは夢にも思わないでしょう。 なお、丁寧に領収書まで入っていました。 500円の切手を送ったはずなのに領収額が540円なのはよく分かりませんが、きっとちゆが知らない何かの規則があるのでしょう。 ●堪能編 色々と不安が多い通信販売ですが、以上のように何事もなくスムーズに完了しました。下板書店様、ありがとうございます。 そこで、いよいよ読むことにします。 通販専門の本の内容をうかつに引用したりすると営業妨害になりかねませんので、ちょっとビクつきながら紹介させて頂きます。 まずは裏表紙を確認。この本の目的が熱く語られています。 「本書を<児童ポルノ法案>施行後、肩身の狭い思いを強いられつづける、すべての少女愛好者たちに贈る!」 「本書は、曖昧にされてきた性犯罪者と少女愛好者の境界に明確な一線を引き、学術的論法で説く画期的な研究作品であり、成人男性が少女と恋愛するのは不可能であるという通念を覆した社会的問題提起作だと自負している」 「本書は、少女愛好者を差別してきた自称良識人のあなた、あなたにこそぜひ読んでいただきたい」 つまり、少女愛好も「デブ専・熟女好き・メガネフェチなどと同じく単なる愛好の一種」でしかなく、普通の恋愛と同じように成就できるので、「もう、カメラや児童ポルノ写真集、地下ビデオを捨てて、本気で死ぬほど少女と恋愛してみようではないか」とこの本は提唱しているわけです。素晴らしい。 なお、この本では少女を「小学校3〜5年」と定義して、中学生・高校生は含まないそうですので、そっち系の趣味の方は間違われないようご注意ください。 そして本を開きます。第1頁の最初の文章からして、大変な名文です。
ところでこの本の構成は、大きく「少女と知り合う方法」と「少女に告白する方法」という二つのパートに分かれます。 以下、見出しだけを拾っていきますと… 少女と知り合う方法 (1)少女との話題について (2)少女への声のかけ方 (3)友達として少女と会話しよう (4)次の約束をしよう (5)少女たちの中に見えてくるものがある (6)貴方に少女を愛する資格があるか問われる (7)これは「恋だ!」と確信したら (8)実話が示す少女愛の虚像 (9)少女と肉体関係をもってはならない 少女に告白する方法 (1)少女に告白する前に (2)少女と2人きりになるには (3)おにいさまになるには (4)おにいさまになったら (5)少女の親と仲良くなろう (6)少女を自宅に呼んじゃおう! (7)少女に告白するとき そしてこの本の特徴は、非常に論理的な文章で語られていることです。考察の一つ一つが前提と結論で筋道立てて述べられ、とても説得力があります。 また、「話しかけ方は、フジテレビ早朝の『めざましテレビ』に出てくる大塚アナのノリが一番いい」などの妙に具体的なアドバイスもイカしています。 ただし、少しだけ厳しいことを言わせて頂きますと、実例がほとんど無いという点が気になります。この方法で成功した人がいるのか、著者は実際に試したのかといったことが読者には分かりません。社会的な問題で書けなかっただけなのかも知れませんが、頭の中で組み立てただけの論理だという印象は否めません。 その点、奇抜なマニュアルの日本代表、「完全自殺マニュアル」は豊富な実践例・ケーススタディを取り上げていました。 とは言え、この試みがなされたこと、このような本が出版されたこと自体に、非常に大きな意味があります。 そうです、愛があれば年の差なんて関係ありません。 この本を参考に多くの少女愛好者たちが少女を彼女にして、青年と少女のカップルが当たり前の形として認められる世の中になったらいいなと思います。 ネットアイドルちゆは、少女愛好者の皆さんを応援しています。 |