ちゆ日記
◇平成13年2月◇
02月01日:カルトな児玉くん 02月09日:素敵な先生♪ 02月14日:バレンタインの由来って? 02月22日:お兄ちゃんのメール |
■平成13年2月1日 | カルトな児玉くん |
21世紀になって、あっというまに1ヶ月たちました。恐怖の大王さんも降りてこないし、北朝鮮もなかなか崩壊しませんが、今日も今日とて学校です。 今日はお昼休みに、児玉くんに声をかけられました。 児玉くんは親が宗教をやっていて、よく分からないことを信じています。いわゆる「カルトの子」ですね。 「ちゆちゃんは、人生の目的ってなんだと思う? いくらお金を稼いでも名声を得ても、死ぬときには雑巾一枚持っていけないんだよ。だから人間はね、死が来ても壊れない幸福の身にならないといけないんだ。ちゆちゃんもこのままだと、死ねば無間地獄に堕ちるんだよ。だから、ぼくといっしょに、先生の講演会を聞きに行かないかい?」 やんわりとお断わりすると、児玉くんはこう言いました。 「マンモスかなぴーっ」 児玉くんは宗教ばかり一生懸命なので世間の流行についていけず、今さらノリピーファンなのです。合掌。 |
■平成13年2月9日 | 素敵な先生♪ |
ちゆは6年B組、金髪先生の担任のクラスです。金髪先生はとってもいい先生です。今朝もホームルームで、素敵なお話をしてくれました。 「いいですか、皆さーん。腐ったミカンが一つでも入っていると、箱の中のミカンはみんな腐ってしまいまぁーす。だから、腐ったミカンは排除しないといけませーん。いいですか、容赦してはいけませんよー。腐ったミカンに人権はありませーん。やらなければ、やられます。君はシベリア送りだろうー」。 でも、金髪先生はそのうち学校から居なくなってしまうような気がします。 |
■平成13年2月14日 | バレンタインの由来って? |
今日は、ちゆの12歳のお誕生日でした。ちなみに、去年の今日も12歳のお誕生日でしたし、来年の今日も12歳のお誕生日です。文句があるなら故・長谷川町子先生に言ってください。 今日はバレンタインデーでもあります。 ローマ皇帝クラウディウスが若者の結婚を禁止していた頃、こっそり若者を結婚させていたキリスト教の聖者バレンタインさんが処刑された日(2月14日)が古代ローマの春祭り(元は2月15日だった)と習合したものですが、どういうわけか日本では女性がチョコレートをエサに男を釣る日です。 日本人全員で鬼畜米英どもの神聖な日を汚しているわけですね。素晴らしいです。 ちゆも誰かにチョコレートをあげたいところなのですが、ちゆはアイドル。意中の男性など絶無です。 仕方がないので、お兄ちゃんに手作りチョコをあげることにしました。板チョコを買ってきて、いったん溶かして、型にはめて、また冷やして固めます。なんだか、とても非効率的です。 お兄ちゃんは誕生日プレゼントだと言って、お返しにひよこさんのぬいぐるみをくれました。ちょっぴり不細工な人形だったけど、嬉しかったです。ありがとう、お兄ちゃん☆ |
■平成13年2月22日 | お兄ちゃんのメール |
もろもろの事情で詳しくは書けませんが、お兄ちゃんは宗教関係のホームページを開いています。 その関係で、よく信者さんからメールが届くそうです。ちゆも信者さんの脳の構造にちょっぴり興味があったので、無理を言って少しだけ見せてもらいました。 本気でやばいものは紹介できませんけれど、比較的無難なものを二通ほど引用してみます。何かのご参考になれば幸いです。 誤字脱字は原文のままにしました。意味が分からない部分もあると思いますが、ご容赦ください(お兄ちゃんも「結局何を言いたいのか飲み込めない」と言ってました)。どちらも、知らない人からイキナリ届いたものだそうです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ××クン(注:お兄ちゃんのこと)こんばんは。 娑婆のニオイが忘れられない一不良信者、△△です。 ちなみに君自身の本名も素性も、所属大学も知ってますし、君自身は知らんかもしれんが私は君の顔を知ってます。 別に不良だからといって、活動していないわけではありません。ただ単に元暴走族な「ワル」という意味です。 ちなみに○○(注:某宗教団体名)に入る前は「横浜5番街のケンカの帝王」と呼ばれてましたし、顕正会会員と大法論の末殴り合いを演じたり、喧嘩した創価学会員に自宅のポストにハトの死骸を投げ込まれたりとロクでもない行いばかりして、波乱万丈です。別に危害は加えませんのでご安心を。(^o^) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 私のネットヮークから、あなたが誰だか解りました。なんだ・・・って感じですね 私は元信者です。 今はあのころを懐かしく思えるほど完全に社会復帰して、5000万ほどの年収と家族と共に平和に暮らしています。 私があなたの力を借りて多くに伝えたい事があります。わたしは10代後半から20代に死ぬほどの活動をしていました。それが○○(注:某宗教団体名)を辞めて仲間と分かれただ一人,社会の荒波に飛び込んで行った時、初めて教えの尊さを知りました。 そして信者であった時ただに一度も感じなかった□□の苦しみ(注:某宗教団体の専門用語)をしりました。あなたのような何でも,科学的に証明しようとする方には理解していただけないでしょうが、私はいま絶対の幸福の人生を歩ませて頂いております。 あなたは勇気のある人です。だからこそ私はあなたに幸福になってほしいと心から思うのです。宿善とはこういう縁にあって、マジ仏になろうと思い出すことなのですよ。 すてきなあなたの宿縁に幸あれ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ちなみに2通目は、原文では句読点が一つもなかったのですが、読みやすいように適当に修正しました。 とりあえずの感想ですが、宗教なメールの特徴として次のことが挙げられると思います。 1.お前のことは知ってるぞ 2.俺はこんなに偉いんだ(横浜5番街の帝王、年収5000万円) そうそう。 上の信者さん、同じクラスの児玉くんと同じ宗教みたいです(2月1日参照)。 |